記録ID: 8846018
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
百高山7座縦走(常念岳,横通岳,東大天井岳,大天井岳,赤岩岳,西岳,赤沢山)
2025年10月20日(月) 〜
2025年10月22日(水)

体力度
9
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 26:42
- 距離
- 40.5km
- 登り
- 2,997m
- 下り
- 2,711m
コースタイム
1日目
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 2:30
- 合計
- 8:50
距離 9.2km
登り 1,667m
下り 420m
2日目
- 山行
- 12:29
- 休憩
- 2:29
- 合計
- 14:58
距離 15.3km
登り 1,301m
下り 1,761m
19:19
| 天候 | 1日目:霧雨→少し晴れ→ガス→少し夕焼け→小雨 2日目:曇り&少し朝焼け→曇り 3日目:曇り |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
電車:松本→穂高 タクシー: 穂高→一ノ沢登山口 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
【一ノ沢登山口】 手前が土砂崩れで一部通行止めになっていて、その区間は歩行者しか通れなくなっていました。なのでタクシーは登山口よりも手前で降りました。駐車場も使えなくなっていたようです。タクシーを降りたところに仮説トイレ2つがあり、それ以降使えるトイレはありませんでした。登山口のトイレは使用不可になっていました。 【赤岩岳・難路】 縦走路から外れて山頂に登るルートは、短いですが難路です。足場はザレていて滑りやすく、ハイマツ等を手で掴んでよじ登っていく感じです。降りる方が大変そう。途中ですれ違った方に赤岩岳の山頂はザックを置いてピストンした方が良いか、山頂からそのまま西岳方面に降りられるかを尋ねたら、後者だと言われたのでザックを背負ったまま登り、その反対方向へ降りました。しかしこれが地獄の始まりでした。降りる方は滑りやすいザレザレの岩場の崖で注意深くゆっくり岩をHoldしながら何とか降りましたが、普通は絶対行かないルート?だったと思います。完全に上り返せない崖を降りていく感じでした。それでも左の大岩を巻いたらルートがあると思って(見えませんでしたが)ジリジリ進みました。後戻りもできずに絶体絶命のような状況でしたが、諦めずに落ち着いて少しずつ左に巻くように岩を登りました。そして1時間以上かけてようやくルートに復帰することができました。足場はザレザレでHoldする岩も脆くて壊れやすい、恐らくこの状況で多くの人は進む事も戻る事もできなくなる気がします。絶対に私と同じ軌跡は踏まないで下さい。訊いた方が勧めたルートが別にあったのかは分かりませんが、今思うと最良の選択は荷物を置いてピストンだったと思います(20-30分あれば往復できたと思います)。危険を犯して反省していますが貴重な学びになりました。続く方の参考になれば幸いです。 【赤沢山・難路】 バリエーションルートです。西岳のテント場の先まで進むとハイマツに覆われた急な下りが始まります。ピンクテープが付けてあるので迷うことは余り無さそうですが、ハイマツの藪漕ぎで体力を削がれます。ルート全体のうちの70-80%は膝から胸位までの高さのハイマツで、整備された登山道の有り難さが身に染みました。ハイマツでパンツが破れました涙。しかしピンクテープの目印とトラロープのお陰で、体力とやる気さえあれば問題なく行けると思います。 過去のログでルート間違いを起こしやすいポイントの注意喚起をされている方がいましたが、そのポイントは間違わないように整備されている感じでした。 以下引用: 「一本目のトラロープが終わったあとに。左側へのけっこう明瞭な踏み跡があり、そちら側に下りると間違い。間違いルートにも関わらずその後トラロープなどが設置されており更に混乱させることになる。つまり前述の一本目のトラロープが終わったあとは右側が正解。。。右側は大きな岩とそれに被さる木々の枝がありそこをくぐって抜ける。。。」 との事でしたが、左のトラロープは撤去されていたようで見当たりませんでした。また、右側の大きな岩をくぐる所にも、右に行くようにピンクテープで3-4箇所印が付いていたので、ほぼ確実に右に行けると思います。 私は先の赤岩岳で体力をかなり消耗していたので藪漕ぎがとてもきつかったんですが、普通に行けば難易度の高い事はないと思います。百高山チャレンジされている方はぜひ参考にして下さい。 【今回登った百高山】 1. 常念岳/45番目 2857m 2. 横通岳/72番目 2767m 3. 東天井岳/58番目 2814m 4. 大天井岳/30番目 2922m 5. 赤岩岳/71番目 2769m 6. 西岳/78番目 2758m 7. 赤沢山/98番目 2670m |
| その他周辺情報 | 登山後の温泉:上高地温泉ホテル http://www.kamikouchi-onsen-spa.com/spa/higaeri.html |
| 予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
撮影機器:
装備
| 個人装備 |
トレッキングポール
テント一式
寝具一式
防寒着
レインウェアと傘
料理道具一式と食材
水
照明
救急セット
スマホとバッテリー
貴重品
熊鈴とスプレー
|
|---|
感想
膝の不調と悪天候でしばらく登山を見送っていましたが、年内にあと一回縦走で百高山を進めたいと思い、厳しいルートですがチャレンジしました。限られた時間と環境での山行だったので無理のあるスケジュールだったと思います。できれば西岳のヒュッテに一泊するのがお勧めです。今回は西岳ヒュッテが既に営業終了だったのと、3日目の朝のうちに上高地を出発しなければならなかったので、2日目の行動時間が長くなってしまいました。
常念小屋のテン場は台湾人、ババ平は西洋人が泊まっておられ、どこに行っても外国の方が増えたなという印象です。縦走路のテン場では、多くの日本人は7時位には夕食が終わって就寝の準備をしている感じですが、外国の方は8時位から夕食や宴を始める人も居るので、ちょっと日本人と時間の使い方が違うのかなと思いました。今後問題が起こらずに上手く共存できることを祈りたいです。
今年の夏に百高山を意識してカウントを始めて現在57座、来年また先に進めたいです。車が無く土日が仕事なので南アルプスが難しいんですが涙。タクシーとか山の交通費はバカになりませんよね~。
【追記】写真は動画をキャプチャしたものが含まれています。それらの時間はキャプチャした時間で実際に写真を撮った時間ではありません🙏
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