前回の世附方面のトレッキングから1週間、また西丹沢の未踏ルートを歩くべく、今回は去年の4月に登って以来の菰釣山ですが、以前とは異なってピークハントよりも世附の林道チェックも兼ねるので、甲相国境尾根から南に下ってまた戻る周回ルートを組み立てました。朝5時半に家を出て、宮ヶ瀬経由で道志みちに入りますが、途中で大山を確認すると雲一つない快晴。菰釣山からの富士山の姿が楽しみです。
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前回の世附方面のトレッキングから1週間、また西丹沢の未踏ルートを歩くべく、今回は去年の4月に登って以来の菰釣山ですが、以前とは異なってピークハントよりも世附の林道チェックも兼ねるので、甲相国境尾根から南に下ってまた戻る周回ルートを組み立てました。朝5時半に家を出て、宮ヶ瀬経由で道志みちに入りますが、途中で大山を確認すると雲一つない快晴。菰釣山からの富士山の姿が楽しみです。
道の駅道志から左に折れて西沢林道に入り、途中道志の森キャンプ場の先で3人組の熟練ハイカーさんを荷台に載せて、チェーンゲートのある終点に到着したのが7時40分頃。それから支度をしてから歩き出したのは7時51分になります。
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道の駅道志から左に折れて西沢林道に入り、途中道志の森キャンプ場の先で3人組の熟練ハイカーさんを荷台に載せて、チェーンゲートのある終点に到着したのが7時40分頃。それから支度をしてから歩き出したのは7時51分になります。
今回からミドルカットのシューズはキャラバンC1-02Sを新調しましたが、それまで使っていたコロンビアのシューズが0.5cm大きいものだったのに対し、1cm大きいものにしました。その点も含めて、履き心地はどんなものか確かめる目的もあります。
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今回からミドルカットのシューズはキャラバンC1-02Sを新調しましたが、それまで使っていたコロンビアのシューズが0.5cm大きいものだったのに対し、1cm大きいものにしました。その点も含めて、履き心地はどんなものか確かめる目的もあります。
西沢林道のチェーンゲートは沢を横切って左に折れるところにあります。ここから次の沢を横切るところまで林道を進みます。車を止めた側のチェーンゲートは京急所有の森の中への道のようで、登山道ではありません。
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西沢林道のチェーンゲートは沢を横切って左に折れるところにあります。ここから次の沢を横切るところまで林道を進みます。車を止めた側のチェーンゲートは京急所有の森の中への道のようで、登山道ではありません。
これが菰釣山への登山道入口。道標が右側の木の下に立っています。ここからしばらく沢沿いに登っていきます。
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これが菰釣山への登山道入口。道標が右側の木の下に立っています。ここからしばらく沢沿いに登っていきます。
登山道に入ってすぐに木橋を渡って右岸を進みますが、ここの沢は水量がちょぼちょぼなので、橋がなくても渡渉は簡単です。
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登山道に入ってすぐに木橋を渡って右岸を進みますが、ここの沢は水量がちょぼちょぼなので、橋がなくても渡渉は簡単です。
途中別の丸木橋があって、この橋が最後のやつになりますが、去年は一枚板が欠けていたのがちゃんと修復されていました。
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途中別の丸木橋があって、この橋が最後のやつになりますが、去年は一枚板が欠けていたのがちゃんと修復されていました。
そして沢から離れていよいよ尾根への急な登りかと思いますが、一時的に沢を巻いただけで、少し先で再び沢の中の道になります。
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そして沢から離れていよいよ尾根への急な登りかと思いますが、一時的に沢を巻いただけで、少し先で再び沢の中の道になります。
こんな感じで谷間の枯れ沢を右に行ったり左に行ったりしながら登って行きます。
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こんな感じで谷間の枯れ沢を右に行ったり左に行ったりしながら登って行きます。
かなり進んだところで谷間が曖昧になってS字に登る区間を過ぎると、斜面を左側にトラバースする区間になります。もう甲相国境尾根は目と鼻の先です。
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かなり進んだところで谷間が曖昧になってS字に登る区間を過ぎると、斜面を左側にトラバースする区間になります。もう甲相国境尾根は目と鼻の先です。
ここが国境尾根の分岐で、ブナ沢乗越と言う鞍部です。ここを右折して菰釣山に向かいます。
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ここが国境尾根の分岐で、ブナ沢乗越と言う鞍部です。ここを右折して菰釣山に向かいます。
ブナ沢乗越から300m地点に菰釣山避難小屋が現われます。きれいな山小屋ですが、土曜日には結構なハイカーが利用するとか。平日に1人静かに使ってみたいですね。ベンチがあるので、ここで荷物を降ろし、給水がてら塩熱サプリも補給しておきました。
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ブナ沢乗越から300m地点に菰釣山避難小屋が現われます。きれいな山小屋ですが、土曜日には結構なハイカーが利用するとか。平日に1人静かに使ってみたいですね。ベンチがあるので、ここで荷物を降ろし、給水がてら塩熱サプリも補給しておきました。
黙々と坂を登って行くと、小ピーク的なところに出ました。そこには左手にピンクリボンが結ばれたところがあり、これが「シキリ尾根」入口になるのでしょう。もう山頂は目前です。
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黙々と坂を登って行くと、小ピーク的なところに出ました。そこには左手にピンクリボンが結ばれたところがあり、これが「シキリ尾根」入口になるのでしょう。もう山頂は目前です。
菰釣山山頂には9時2分に到着。登って行く途中、先に進んでいた3人組熟練者さん達が下ってきて、「素晴らしい眺めだったよ」とおっしゃっていましたが、正にその通りでした。
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菰釣山山頂には9時2分に到着。登って行く途中、先に進んでいた3人組熟練者さん達が下ってきて、「素晴らしい眺めだったよ」とおっしゃっていましたが、正にその通りでした。
とりあえず山頂の道標で記念写真を撮ってから、フィルムカメラも含めてたくさんの写真をここで撮りました。
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とりあえず山頂の道標で記念写真を撮ってから、フィルムカメラも含めてたくさんの写真をここで撮りました。
今回持って行ったフィルムカメラはマミヤ・セコール1000DTLで、1967年製のTTL絞込み測光式一眼レフです。M42・Pマウントを採用しているので、開放測光は無理でしたが、スポット測光と平均測光を可能にしたデュアル測光が売りのカメラでした。交換レンズは28mmと135mmのオート・セコールを持って行きました。
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今回持って行ったフィルムカメラはマミヤ・セコール1000DTLで、1967年製のTTL絞込み測光式一眼レフです。M42・Pマウントを採用しているので、開放測光は無理でしたが、スポット測光と平均測光を可能にしたデュアル測光が売りのカメラでした。交換レンズは28mmと135mmのオート・セコールを持って行きました。
頭に雪を残した今の時期の富士山が一番きれいに思いますが、問題はもう夏なのですぐに霞んでぼんやりしてしまうこと。しかし、西丹沢からは晴れていればきちんとその姿が映し出されるので、富士山のビューポイントしてはかなり条件の良いところでしょうね。
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頭に雪を残した今の時期の富士山が一番きれいに思いますが、問題はもう夏なのですぐに霞んでぼんやりしてしまうこと。しかし、西丹沢からは晴れていればきちんとその姿が映し出されるので、富士山のビューポイントしてはかなり条件の良いところでしょうね。
南アルプス方面もしっかり見えました。今の時期にこうして見られるのは珍しいですが、やはりまだ3000m級の山は雪がたっぷり残ってるんですね。
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南アルプス方面もしっかり見えました。今の時期にこうして見られるのは珍しいですが、やはりまだ3000m級の山は雪がたっぷり残ってるんですね。
山頂に来る途中、早速おニューの靴の洗礼を浴びて、右かかとがひりひり痛んできました。靴下は2枚重ねなのに、踵の部分の作りが固く、登りで足が後ろに下がり気味になっての靴擦れです。山頂のベンチでバンドエイドを3枚貼り付けて、それ以上悪化しないようにしておきました。その後、少し戻ってマーキングのところからシキリ尾根を下ります。
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山頂に来る途中、早速おニューの靴の洗礼を浴びて、右かかとがひりひり痛んできました。靴下は2枚重ねなのに、踵の部分の作りが固く、登りで足が後ろに下がり気味になっての靴擦れです。山頂のベンチでバンドエイドを3枚貼り付けて、それ以上悪化しないようにしておきました。その後、少し戻ってマーキングのところからシキリ尾根を下ります。
シキリ尾根は『西丹沢登山詳細図』によると難度がC級+となった破線バリルートで、どんなに困難なのかなとちょっと心配な面もありました。地図のコピーは詳細図だけでなくヤマレコのみんなの足跡も用意しておきましたが、ヤマレコMAPの地図にはこの軌跡が入っておらず、地図をしっかり確認しないといけません。
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シキリ尾根は『西丹沢登山詳細図』によると難度がC級+となった破線バリルートで、どんなに困難なのかなとちょっと心配な面もありました。地図のコピーは詳細図だけでなくヤマレコのみんなの足跡も用意しておきましたが、ヤマレコMAPの地図にはこの軌跡が入っておらず、地図をしっかり確認しないといけません。
しかし、心配していたルートも、歩いてみるときちんとマーキングされていて、踏み跡もそこそこはっきりしたところが多くて、今のところ全く問題なさそうでした。
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しかし、心配していたルートも、歩いてみるときちんとマーキングされていて、踏み跡もそこそこはっきりしたところが多くて、今のところ全く問題なさそうでした。
途中見かけたツツジ。この辺りでは今が満開なんですね。
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途中見かけたツツジ。この辺りでは今が満開なんですね。
笹薮区間があるとのことでしたが、あまり距離は長くなくて、あっさり終了しました。この笹薮にダニがいて厄介なのだそうで、出発前にズボンの膝下と靴、上着のシャツと帽子に防虫スプレーを吹き付けておきましたが、その甲斐あってかどうか、ダニとは遭遇しませんでした。
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笹薮区間があるとのことでしたが、あまり距離は長くなくて、あっさり終了しました。この笹薮にダニがいて厄介なのだそうで、出発前にズボンの膝下と靴、上着のシャツと帽子に防虫スプレーを吹き付けておきましたが、その甲斐あってかどうか、ダニとは遭遇しませんでした。
シキリ尾根は勾配もそうキツくない区間が多いです。画像の通り尾根が細まることもあり、逆に幅広くなるところもありますが、基本は真っ直ぐ進むことを心掛ければ問題ないでしょう。
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シキリ尾根は勾配もそうキツくない区間が多いです。画像の通り尾根が細まることもあり、逆に幅広くなるところもありますが、基本は真っ直ぐ進むことを心掛ければ問題ないでしょう。
この段差は尾根が分かれるのかと思いきや、右の低いところは少し右側を巻いているだけで、すぐに尾根上の線と合流します。もちろん尾根線を外さずに進んでも良いでしょう。
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この段差は尾根が分かれるのかと思いきや、右の低いところは少し右側を巻いているだけで、すぐに尾根上の線と合流します。もちろん尾根線を外さずに進んでも良いでしょう。
こんな感じで狭い尾根の上を真っ直ぐ倒れて塞いだ大きな倒木がありますが、ここは右側をそのまま進みます。
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こんな感じで狭い尾根の上を真っ直ぐ倒れて塞いだ大きな倒木がありますが、ここは右側をそのまま進みます。
先に大きなコブがあるところでは、左側の下にトラバースする踏み跡ができていて、これを使ってそのまま真ん中にちらりと見える白くなった尾根道に下ります。
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先に大きなコブがあるところでは、左側の下にトラバースする踏み跡ができていて、これを使ってそのまま真ん中にちらりと見える白くなった尾根道に下ります。
ここのコブも左から抜けられるようになっているように、踏み跡は基本的にはっきりしたところが多いです。
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ここのコブも左から抜けられるようになっているように、踏み跡は基本的にはっきりしたところが多いです。
この道唯一の危険箇所。崩落が進んだナイフリッジ区間ですが、ここは右側も崖の斜面ですから、上を慎重に渡るしかありません。
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この道唯一の危険箇所。崩落が進んだナイフリッジ区間ですが、ここは右側も崖の斜面ですから、上を慎重に渡るしかありません。
渡りながらパチリ。終点のところに木が立っているのが邪魔ですが、他の小さい木の枝がロープ代わりになるので助かります。
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渡りながらパチリ。終点のところに木が立っているのが邪魔ですが、他の小さい木の枝がロープ代わりになるので助かります。
そしてすぐにわずかに登りになったコブに出ます。こうしたところは得てして尾根が曖昧になったり、分岐ができていたりするので要注意ですが良く見ると直進方向に赤いリボンが見えますね。
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そしてすぐにわずかに登りになったコブに出ます。こうしたところは得てして尾根が曖昧になったり、分岐ができていたりするので要注意ですが良く見ると直進方向に赤いリボンが見えますね。
次の支尾根が見えるところは左側に折れます。ここも道迷いしやすいところでしょう。右にいかにも直進するような尾根が見えますが、その前を大きな木や小さい木が通せんぼしているように見えますね。
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次の支尾根が見えるところは左側に折れます。ここも道迷いしやすいところでしょう。右にいかにも直進するような尾根が見えますが、その前を大きな木や小さい木が通せんぼしているように見えますね。
ここの支尾根も左側を進みます。二本の大きな木の同じ高さのところが白くなっていますが、その間の細い木にマーキングがあります。
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ここの支尾根も左側を進みます。二本の大きな木の同じ高さのところが白くなっていますが、その間の細い木にマーキングがあります。
ここは左に尾根らしきものが見えますが、直進と言うか斜め右に進む側にリボンが見えますね。
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ここは左に尾根らしきものが見えますが、直進と言うか斜め右に進む側にリボンが見えますね。
すると歩きやすい一本尾根になりますが、落ち葉が多くてこの辺りの踏み跡ははっきりしないです。
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すると歩きやすい一本尾根になりますが、落ち葉が多くてこの辺りの踏み跡ははっきりしないです。
支尾根で一番注意しないといけないのはここですね。左右同じような角度で同じような勾配の尾根になっていますが、マーキングが見えず、読図が必要になります。
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支尾根で一番注意しないといけないのはここですね。左右同じような角度で同じような勾配の尾根になっていますが、マーキングが見えず、読図が必要になります。
その位置はここですが(左から右に進んでいます)、国土地理院の地図ではまだ尾根は別れるのは少し先になるものの、しっかり先で二又に別れています。林道側には直進に近いような形ですが、左前の尾根を下って行きますから、ここは左側に進みます。
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その位置はここですが(左から右に進んでいます)、国土地理院の地図ではまだ尾根は別れるのは少し先になるものの、しっかり先で二又に別れています。林道側には直進に近いような形ですが、左前の尾根を下って行きますから、ここは左側に進みます。
尾根を下って行くと、この界隈の木々は多くが画像のように皮が剥かれていました。鹿ならその皮を食べてしまうのでしょうが、これはただ剥いただけ。しかも色がまだ生々しいですから、冬場の鹿がやったものではないでしょう。爪跡がありましたから、熊の仕業かも知れませんね。
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尾根を下って行くと、この界隈の木々は多くが画像のように皮が剥かれていました。鹿ならその皮を食べてしまうのでしょうが、これはただ剥いただけ。しかも色がまだ生々しいですから、冬場の鹿がやったものではないでしょう。爪跡がありましたから、熊の仕業かも知れませんね。
そんな中を下って行くと、いよいよ林道が見えてきました。勾配もそんなにキツくなくて歩きやすい道でしたが、マーキングがないと確かに面倒な支尾根が多く出てきますね。ただし、登りではそう間違えることはないように思います。
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そんな中を下って行くと、いよいよ林道が見えてきました。勾配もそんなにキツくなくて歩きやすい道でしたが、マーキングがないと確かに面倒な支尾根が多く出てきますね。ただし、登りではそう間違えることはないように思います。
林道に抜けて出口を振り返って撮っています。こうして見ると尾根の取り付きも穏やかな方で、登りで使っても勾配は特に急でもなく、歩きやすい道だと感じました。唯一崩壊地点だけ注意して過ぎれば、今はマーキングも豊富なので、そう難しい道ではないんじゃないでしょうか。
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林道に抜けて出口を振り返って撮っています。こうして見ると尾根の取り付きも穏やかな方で、登りで使っても勾配は特に急でもなく、歩きやすい道だと感じました。唯一崩壊地点だけ注意して過ぎれば、今はマーキングも豊富なので、そう難しい道ではないんじゃないでしょうか。
林道に出てからもしばらく下りますが、この林道も最早廃道になって久しいようですね。先週歩いたバラシマ林道のような崩壊っぷりではないものの、倒木や落石が多くて車は100%通行できません。ここも左右から土砂が流れてV字谷状態になっています。
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林道に出てからもしばらく下りますが、この林道も最早廃道になって久しいようですね。先週歩いたバラシマ林道のような崩壊っぷりではないものの、倒木や落石が多くて車は100%通行できません。ここも左右から土砂が流れてV字谷状態になっています。
そのうち、路面が草で覆われたところに出ました。日当たりの良いところだけこうなっています。そこからは甲相国境尾根の山々が見える方向なんですが、正面の山はその手前の大栂かと思われます。
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そのうち、路面が草で覆われたところに出ました。日当たりの良いところだけこうなっています。そこからは甲相国境尾根の山々が見える方向なんですが、正面の山はその手前の大栂かと思われます。
そして、この広場のようなところにはこの林道の名を刻んだ標柱が立っていました。それによると「忍橋林道」と言うそうですが、大又沢林道から富士見峠方面に延びる林道の支線になります。こうした末端の支線は真っ先に廃道化されたんでしょうね。
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そして、この広場のようなところにはこの林道の名を刻んだ標柱が立っていました。それによると「忍橋林道」と言うそうですが、大又沢林道から富士見峠方面に延びる林道の支線になります。こうした末端の支線は真っ先に廃道化されたんでしょうね。
こんな崩落部分もありますが、もう完全に放置されているのが良く分かります。
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こんな崩落部分もありますが、もう完全に放置されているのが良く分かります。
地蔵平-富士見峠への林道との合流地点には柵が置かれていますが、最早ここに道があるとは思わないでしょうね。鉄塔か何かでもあれば作業径路として使われてもおかしくないですが、そうしたものもありません。
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地蔵平-富士見峠への林道との合流地点には柵が置かれていますが、最早ここに道があるとは思わないでしょうね。鉄塔か何かでもあれば作業径路として使われてもおかしくないですが、そうしたものもありません。
出てきて富士見峠側に少し進んでから分岐を撮ったもの。左側から出てきて、コンクリートのところを左折して画面正面奥の林の中に入って行けば地蔵平方面です。
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出てきて富士見峠側に少し進んでから分岐を撮ったもの。左側から出てきて、コンクリートのところを左折して画面正面奥の林の中に入って行けば地蔵平方面です。
この道も、整備されているのかと思ったらこんな具合で荒れていました。やはりもうハイカー以外には使われていない道なのでしょう。ハイカーでも世附から地蔵平を経てここを抜け、富士見峠から大栂や椿丸方面に進む人も極わずかでしょうね。
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この道も、整備されているのかと思ったらこんな具合で荒れていました。やはりもうハイカー以外には使われていない道なのでしょう。ハイカーでも世附から地蔵平を経てここを抜け、富士見峠から大栂や椿丸方面に進む人も極わずかでしょうね。
途中細いながらもしっかりした滝が流れ落ちていましたが、滝上には丁度ヒューム管があって、その周りをコンクリで固めた橋になっていました。そんな人工物がなくても元々滝だったのに、そのヒューム管を見ただけでナンだかガッカリしちゃいますね。
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途中細いながらもしっかりした滝が流れ落ちていましたが、滝上には丁度ヒューム管があって、その周りをコンクリで固めた橋になっていました。そんな人工物がなくても元々滝だったのに、そのヒューム管を見ただけでナンだかガッカリしちゃいますね。
こんな道がえぐれたところもありますが、側溝の中に詰まった土から草が生えて育つのだから、逞しいものですね。
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こんな道がえぐれたところもありますが、側溝の中に詰まった土から草が生えて育つのだから、逞しいものですね。
ようやく沢を渡すしっかりした橋が現われました。ここを渡って右に南下するのが本線で、左に北上する支線もありますが、すぐに行き止まりになります。
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ようやく沢を渡すしっかりした橋が現われました。ここを渡って右に南下するのが本線で、左に北上する支線もありますが、すぐに行き止まりになります。
この橋の名は白水沢橋で、その名の通り、下を流れるのは白水沢と言います。ちなみに、先ほどの忍橋林道の脇に流れていたのが「シキリ沢」です。
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この橋の名は白水沢橋で、その名の通り、下を流れるのは白水沢と言います。ちなみに、先ほどの忍橋林道の脇に流れていたのが「シキリ沢」です。
白水沢橋からの道は整備されていて、トラックの轍もありました。橋のところにあった広場までが現在も生きている道になります。
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白水沢橋からの道は整備されていて、トラックの轍もありました。橋のところにあった広場までが現在も生きている道になります。
少し先にはこんなコンクリ舗装区間が長く続いていて、それまでの道が放置状態だったのと真逆で不思議な感じです。
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少し先にはこんなコンクリ舗装区間が長く続いていて、それまでの道が放置状態だったのと真逆で不思議な感じです。
沢はこの辺りで複数のものが合流しています。これが以前大水害で滅茶苦茶になったところなのでしょう。世附の浅瀬に近いところもずっと復旧作業をしていましたが、どこまで進んだのか、水曜日に確かめてくる予定です。
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沢はこの辺りで複数のものが合流しています。これが以前大水害で滅茶苦茶になったところなのでしょう。世附の浅瀬に近いところもずっと復旧作業をしていましたが、どこまで進んだのか、水曜日に確かめてくる予定です。
そして次の富士見橋に至ります。別段ここから富士は見えませんが、おそらく富士見峠への林道の名から取った名なのでしょう。この先が地蔵平です。
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そして次の富士見橋に至ります。別段ここから富士は見えませんが、おそらく富士見峠への林道の名から取った名なのでしょう。この先が地蔵平です。
地蔵平からは左に北上しますが、まずは右に道なりに進んで、名前の由来になったお地蔵さんを見に行きます。
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地蔵平からは左に北上しますが、まずは右に道なりに進んで、名前の由来になったお地蔵さんを見に行きます。
チェーンゲート跡の近くに小さな社が建っていてその中にお地蔵さんは祀られていました。「祈安全登山」と書かれた鉄板が外に転がっていたので、ちゃんと立てかけてから手を合わせました。
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チェーンゲート跡の近くに小さな社が建っていてその中にお地蔵さんは祀られていました。「祈安全登山」と書かれた鉄板が外に転がっていたので、ちゃんと立てかけてから手を合わせました。
地蔵詣でを済ませてからいよいよ地蔵尾根に進みます。道は二本並行していて、左はすぐに川原に出て終わるのに対し、右はしばらく続くようです。国土地理院の地図では、少しの間林道沿いに歩いてから左に渡渉して登山道が始まるようで、とりあえず右の道を進みます。
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地蔵詣でを済ませてからいよいよ地蔵尾根に進みます。道は二本並行していて、左はすぐに川原に出て終わるのに対し、右はしばらく続くようです。国土地理院の地図では、少しの間林道沿いに歩いてから左に渡渉して登山道が始まるようで、とりあえず右の道を進みます。
しばらく林道を進みますが、ほどなく道が崩れた区間になり、まるで枯れ沢になったようなところを横切ります。
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しばらく林道を進みますが、ほどなく道が崩れた区間になり、まるで枯れ沢になったようなところを横切ります。
するとまた道らしきところになりますが、登山口らしきものは見当たりません。
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するとまた道らしきところになりますが、登山口らしきものは見当たりません。
そのまま道を進んだものの、どうも取り付き地点ははっきりせずに、GPSで現在地を確認すると、登山道から大分右に逸れて進んでいました。詳細図を見て確認すると、富士見橋を渡ってすぐに渡渉して尾根の脇に取り付く感じで書かれていたので、一旦適当に戻りますと、沢が二つあって、間に挟まれたところを戻ったために、薮の中で時間を費やしてしまいました。
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そのまま道を進んだものの、どうも取り付き地点ははっきりせずに、GPSで現在地を確認すると、登山道から大分右に逸れて進んでいました。詳細図を見て確認すると、富士見橋を渡ってすぐに渡渉して尾根の脇に取り付く感じで書かれていたので、一旦適当に戻りますと、沢が二つあって、間に挟まれたところを戻ったために、薮の中で時間を費やしてしまいました。
富士見橋に戻り、改めて橋を渡って左側の道を最後まで進み、そこで渡渉するのが現在の正しいルートです。水量は大したことがないので、濡れることはありません。
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富士見橋に戻り、改めて橋を渡って左側の道を最後まで進み、そこで渡渉するのが現在の正しいルートです。水量は大したことがないので、濡れることはありません。
これが渡渉地点。岩の上を跨いで進めば問題ないですが、もちろん雨の後等ではその限りではないです。ちなみに、向こう岸の土手の先にも細いながら沢が流れていて、それも渡渉します。
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これが渡渉地点。岩の上を跨いで進めば問題ないですが、もちろん雨の後等ではその限りではないです。ちなみに、向こう岸の土手の先にも細いながら沢が流れていて、それも渡渉します。
すると山の側面に取り付く入口があり、そこにはしっかりマーキングがありましたので、これで間違いなさそうです。
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すると山の側面に取り付く入口があり、そこにはしっかりマーキングがありましたので、これで間違いなさそうです。
この道は尾根の方に直登するのではなく、しばらくトラバースしながら沢の上を進んで高度を徐々に上げていきます。道はご覧のように狭くて荒れた区間がありますが、全体としてはそう厳しくないでしょう。
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この道は尾根の方に直登するのではなく、しばらくトラバースしながら沢の上を進んで高度を徐々に上げていきます。道はご覧のように狭くて荒れた区間がありますが、全体としてはそう厳しくないでしょう。
とは言え、もう整備されていないのか、こんな丸木橋が崩れたところもありました。狭くなった壁側のところを抜ければ問題はありません。
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とは言え、もう整備されていないのか、こんな丸木橋が崩れたところもありました。狭くなった壁側のところを抜ければ問題はありません。
しばらくすると、小さな赤いマーキングのところで道が折り返してつづら折れになってきました。左下のところから進んで、木を跨いで直進する道に立って撮っていますが、この直進する道は下って行ってしまいますので、ひょっとするとミスコースした林道の側のどこかからか登ってくるとここに出られるのかも知れません。
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しばらくすると、小さな赤いマーキングのところで道が折り返してつづら折れになってきました。左下のところから進んで、木を跨いで直進する道に立って撮っていますが、この直進する道は下って行ってしまいますので、ひょっとするとミスコースした林道の側のどこかからか登ってくるとここに出られるのかも知れません。
つづら折れと言っても、一区間が長く、ほんの数回折れただけで尾根の上に出ました。画像は上から振り返って出たところを指していますが、下りでこの道を使ったらここで直進しないように気を付けないといけません。マーキングはありませんが、踏み跡っぽくなっていますね。
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つづら折れと言っても、一区間が長く、ほんの数回折れただけで尾根の上に出ました。画像は上から振り返って出たところを指していますが、下りでこの道を使ったらここで直進しないように気を付けないといけません。マーキングはありませんが、踏み跡っぽくなっていますね。
いよいよ尾根の上の道を真っ直ぐ登りますが、勾配は一般登山道並で厳しくありません。しかし、バンドエイドを貼った右足のかかとはまだ痛みが残っていますし、今度は左足のかかとも痛みが表れました。この日唯一の鹿柵がありましたが、右に菰釣山が見えますね。
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いよいよ尾根の上の道を真っ直ぐ登りますが、勾配は一般登山道並で厳しくありません。しかし、バンドエイドを貼った右足のかかとはまだ痛みが残っていますし、今度は左足のかかとも痛みが表れました。この日唯一の鹿柵がありましたが、右に菰釣山が見えますね。
地蔵平ではまだ12時前だったので、昼食は信玄平で取ろうと思っていましたが、あまり腹は減りませんでした。黙々と杉の植林地帯を登ります。
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地蔵平ではまだ12時前だったので、昼食は信玄平で取ろうと思っていましたが、あまり腹は減りませんでした。黙々と杉の植林地帯を登ります。
こんな大倒木が道を塞いでいるところもありましたが、この道は入口さえ間違えなければ、全体的にミスコースすることもなく踏み跡もしっかりした歩きやすい道ですね(今のところ)。
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こんな大倒木が道を塞いでいるところもありましたが、この道は入口さえ間違えなければ、全体的にミスコースすることもなく踏み跡もしっかりした歩きやすい道ですね(今のところ)。
そしてやっと信玄平に到着。昼食にしようと思いましたが、意外と「平」でもなくて腰掛けるものもテーブル代わりにするものもないので、食事は城ヶ尾峠のベンチで取ることにしました。
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そしてやっと信玄平に到着。昼食にしようと思いましたが、意外と「平」でもなくて腰掛けるものもテーブル代わりにするものもないので、食事は城ヶ尾峠のベンチで取ることにしました。
ここには左右に分岐があって、右は画像の通り大滝沢に抜ける旧東海自然歩道でしたが、度重なる水害で04年に城ヶ尾峠までの区間ともども廃止され、その後荒れるままになっているようです。ただ、わずかにレポートを見かけるので、まだ何とか通れるようですから、今のうちに歩いておきたいルートですね。
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ここには左右に分岐があって、右は画像の通り大滝沢に抜ける旧東海自然歩道でしたが、度重なる水害で04年に城ヶ尾峠までの区間ともども廃止され、その後荒れるままになっているようです。ただ、わずかにレポートを見かけるので、まだ何とか通れるようですから、今のうちに歩いておきたいルートですね。
城ヶ尾峠への道は直進する尾根道を登ります。少し進んで、ふと左に分岐する道のことを考えて、地図を開くと、詳細図にも国土地理院の方にも線は入っておらず、気になって少し進んでみることにしました。
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城ヶ尾峠への道は直進する尾根道を登ります。少し進んで、ふと左に分岐する道のことを考えて、地図を開くと、詳細図にも国土地理院の方にも線は入っておらず、気になって少し進んでみることにしました。
道は下の方でもあったようなトラバース区間で、一部面倒なところもありましたが、普通に道になっていました。ザレが多目なのがちょっと危険ですね。
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道は下の方でもあったようなトラバース区間で、一部面倒なところもありましたが、普通に道になっていました。ザレが多目なのがちょっと危険ですね。
すると100mも進んだでしょうか。こんな具合に地滑り地点に出て終了でした。向こう側を確認してもこれと言って道らしきものは見られず、ここでUターン。以前はもっと向こうに進めたのかも知れませんね。
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すると100mも進んだでしょうか。こんな具合に地滑り地点に出て終了でした。向こう側を確認してもこれと言って道らしきものは見られず、ここでUターン。以前はもっと向こうに進めたのかも知れませんね。
本線はキツい勾配の尾根の上をずっと進むのかと思ったら、ちょっと先で1084mピークを避けるように左側へトラバースする巻き道になりました。ただ、画像の通り、足の置き場が狭く斜めになっていて、落ち葉が被さっているのでゆっくり歩かないと危険です。
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本線はキツい勾配の尾根の上をずっと進むのかと思ったら、ちょっと先で1084mピークを避けるように左側へトラバースする巻き道になりました。ただ、画像の通り、足の置き場が狭く斜めになっていて、落ち葉が被さっているのでゆっくり歩かないと危険です。
そのうち道は幅もしっかりしてきましたが、まだ尾根の上には出ません。
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そのうち道は幅もしっかりしてきましたが、まだ尾根の上には出ません。
すると、以前東海自然歩道だった頃の道標がまだかろうじて立っていました。柱はともかく、板は穴の部分が広がっていて、落ちるのは時間の問題みたいです。
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すると、以前東海自然歩道だった頃の道標がまだかろうじて立っていました。柱はともかく、板は穴の部分が広がっていて、落ちるのは時間の問題みたいです。
その先にはこんな丸木橋が架かったところもありました。かつてはしっかり手入れされていた道なのは、上下にある土止めの木の柵でも良く分かります。
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その先にはこんな丸木橋が架かったところもありました。かつてはしっかり手入れされていた道なのは、上下にある土止めの木の柵でも良く分かります。
倒木が道を塞ぐこともあります。枝の合間から這うようにして抜けますが、リュックが引っ掛かって面倒でした。
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倒木が道を塞ぐこともあります。枝の合間から這うようにして抜けますが、リュックが引っ掛かって面倒でした。
そしてやっと尾根上の線と合流します。ただ、地図ではそれも一時的で、またトラバース区間になるようです。
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そしてやっと尾根上の線と合流します。ただ、地図ではそれも一時的で、またトラバース区間になるようです。
尾根の上に咲いていたツツジ。まだ開き切っていないけれど、つぼみの状態でも何か可愛らしいものがありますね。
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尾根の上に咲いていたツツジ。まだ開き切っていないけれど、つぼみの状態でも何か可愛らしいものがありますね。
そして「詳細図」で記された「古道標」が現れます。ここで左に進む道もあるようですが、×マークが付いているのでそちらには入りませんでした。
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そして「詳細図」で記された「古道標」が現れます。ここで左に進む道もあるようですが、×マークが付いているのでそちらには入りませんでした。
道は右側に逸れてトラバース区間になりますが、ここからはちょっと危険なところが続出します。このように道がかなり削られてしまって、落ち葉で覆われているためになおさら角が斜めになっていて気が抜けません。
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道は右側に逸れてトラバース区間になりますが、ここからはちょっと危険なところが続出します。このように道がかなり削られてしまって、落ち葉で覆われているためになおさら角が斜めになっていて気が抜けません。
先に進むとこんな地滑りポイントが道を寸断しています。このまま向こうには進めませんので、当然上の方からこれを回避するところを探します。
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先に進むとこんな地滑りポイントが道を寸断しています。このまま向こうには進めませんので、当然上の方からこれを回避するところを探します。
上に登ると地滑りの始まるところの上部になんとなく踏み跡が見えましたので、それを通って抜けますが、ここもザレていて壁側には掴むべき木の枝や根が皆無で、砂を掴んで靴の角を斜面に食い込ませるようにして何とか渡り切りました。
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上に登ると地滑りの始まるところの上部になんとなく踏み跡が見えましたので、それを通って抜けますが、ここもザレていて壁側には掴むべき木の枝や根が皆無で、砂を掴んで靴の角を斜面に食い込ませるようにして何とか渡り切りました。
するとこんな崩壊したところに出ますが、わずかにロープが見られますね。ただ、このロープ、4mm径くらいの細いやつで、しかも岩のところでは削れて細くなっていて、身を任せるには危険過ぎます。あくまで根っこの代わりくらいに思っていた方が良いでしょう。
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するとこんな崩壊したところに出ますが、わずかにロープが見られますね。ただ、このロープ、4mm径くらいの細いやつで、しかも岩のところでは削れて細くなっていて、身を任せるには危険過ぎます。あくまで根っこの代わりくらいに思っていた方が良いでしょう。
まだまだ地滑り現場は出てきます。上から崩れているんですが、白いザレた砂の上に細い枯れ枝が横たわっていますね。その辺りの落ち葉のところを渡りますが、何しろザレ場ですから簡単に滑ります。ギリギリですね。
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まだまだ地滑り現場は出てきます。上から崩れているんですが、白いザレた砂の上に細い枯れ枝が横たわっていますね。その辺りの落ち葉のところを渡りますが、何しろザレ場ですから簡単に滑ります。ギリギリですね。
先には丸木橋が崩れかかったところが見えました。あれを渡るのは無理ですが、そもそも下に下れません。
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先には丸木橋が崩れかかったところが見えました。あれを渡るのは無理ですが、そもそも下に下れません。
そのまま上の方にある踏み跡をたどって谷のくぼみ側をトラバースするしかなさそうです。
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そのまま上の方にある踏み跡をたどって谷のくぼみ側をトラバースするしかなさそうです。
狭い足場に立って上から覗き込んでいますが、ヤバいレベルの崖です。左の岩を巻くように橋の先の方に踏み跡がありますが、上からそこに下るのもまた大変危険です。何しろ地滑り現場ですからね。
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狭い足場に立って上から覗き込んでいますが、ヤバいレベルの崖です。左の岩を巻くように橋の先の方に踏み跡がありますが、上からそこに下るのもまた大変危険です。何しろ地滑り現場ですからね。
そして最後の難関になります。道は1m程落ちていて、左は大岩で上から巻いて進めず、ここを跨がないと向こうに抜けられませんが、足を踏み外したら前の画像の通り谷間に転がり落ちるのは必定。ストックを一番長く伸ばし、対岸の角に当てて支え、左足を岩の向こうに見える崩れ初めの土の段差に下ろし(そこ以外は足が届かず、傾斜も強いので無理)、左手で草や茎を掴んで乗り越えましたが、かなり危険でした。
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そして最後の難関になります。道は1m程落ちていて、左は大岩で上から巻いて進めず、ここを跨がないと向こうに抜けられませんが、足を踏み外したら前の画像の通り谷間に転がり落ちるのは必定。ストックを一番長く伸ばし、対岸の角に当てて支え、左足を岩の向こうに見える崩れ初めの土の段差に下ろし(そこ以外は足が届かず、傾斜も強いので無理)、左手で草や茎を掴んで乗り越えましたが、かなり危険でした。
最難関区間を越えたら、ほどなく城ヶ尾峠に出ました。いやぁ、この旧東海自然歩道・地蔵尾根の最終区間は、多くの皆さんが用いる『山と高原地図』には記載してはいけない道になっていましたね。大山三峰の境界尾根が今まででは一番危険だと思いましたが、あちらはヤセ尾根のナイフリッジ急登なのに対し、こちらはザレ場の地滑り現場のトラバースが多く、掴むものもないので別のタイプの難路でした。
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最難関区間を越えたら、ほどなく城ヶ尾峠に出ました。いやぁ、この旧東海自然歩道・地蔵尾根の最終区間は、多くの皆さんが用いる『山と高原地図』には記載してはいけない道になっていましたね。大山三峰の境界尾根が今まででは一番危険だと思いましたが、あちらはヤセ尾根のナイフリッジ急登なのに対し、こちらはザレ場の地滑り現場のトラバースが多く、掴むものもないので別のタイプの難路でした。
とりあえずほっとしてここのベンチでゆっくり休むことにしました。靴擦れはひどくなってきましたが、これまでの緊張区間でそっちに意識が向きませんでした。
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とりあえずほっとしてここのベンチでゆっくり休むことにしました。靴擦れはひどくなってきましたが、これまでの緊張区間でそっちに意識が向きませんでした。
あんな道ですから、ここに到着したのは午後2時50分頃になってしまいました。遅い昼食を取りますが、時間はたっぷりあるので、ゆっくり休みつつ音楽を鳴らしっぱなしにしていてバッテリーの容量が40%以下に下がっていたiPhoneとGPSロガーを充電しておきました。
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あんな道ですから、ここに到着したのは午後2時50分頃になってしまいました。遅い昼食を取りますが、時間はたっぷりあるので、ゆっくり休みつつ音楽を鳴らしっぱなしにしていてバッテリーの容量が40%以下に下がっていたiPhoneとGPSロガーを充電しておきました。
信玄平にもありましたが、旧東海自然歩道の注意書きと新しく指定された国境尾根側のルートが表示されていました。昼食中にカップルのハイカーさんらがいらしてちょっと話をして別れましたが、この日は朝林道ゲートまで送っていった3人組、菰釣山山頂で出会った男性1人と、ここで出会ったカップルの計6人で、当然のことながら国境尾根以外では誰とも出会いませんでした。
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信玄平にもありましたが、旧東海自然歩道の注意書きと新しく指定された国境尾根側のルートが表示されていました。昼食中にカップルのハイカーさんらがいらしてちょっと話をして別れましたが、この日は朝林道ゲートまで送っていった3人組、菰釣山山頂で出会った男性1人と、ここで出会ったカップルの計6人で、当然のことながら国境尾根以外では誰とも出会いませんでした。
昼食を済ませて城ヶ尾山まで短い登りを歩くと、左足のかかとが一歩進む毎にビキッと痛みが走るようになっていました。しかし、ブナ沢乗越までは何とか耐えれば、後は下りなのでかかとは痛まないので、我慢することにしました。
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昼食を済ませて城ヶ尾山まで短い登りを歩くと、左足のかかとが一歩進む毎にビキッと痛みが走るようになっていました。しかし、ブナ沢乗越までは何とか耐えれば、後は下りなのでかかとは痛まないので、我慢することにしました。
甲相国境尾根は木々に覆われて展望は利きませんが、一部東側の山々が木の合間から見えました。方向的に見て、屏風岩山や権現山方面でしょうか。それとも国境尾根の大界木山と畦ヶ丸でしょうか。
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甲相国境尾根は木々に覆われて展望は利きませんが、一部東側の山々が木の合間から見えました。方向的に見て、屏風岩山や権現山方面でしょうか。それとも国境尾根の大界木山と畦ヶ丸でしょうか。
中ノ丸に進むまで二箇所の名無しピークがあります。そのたびにかかとが悲鳴を上げますが、それと同時に下りで体重を掛けると右足の関節が痛くなってきました。距離はまだ14kmほどですからこんなになるのは意外ですが、早歩きしない限り問題なさそうです。
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中ノ丸に進むまで二箇所の名無しピークがあります。そのたびにかかとが悲鳴を上げますが、それと同時に下りで体重を掛けると右足の関節が痛くなってきました。距離はまだ14kmほどですからこんなになるのは意外ですが、早歩きしない限り問題なさそうです。
中ノ丸に到着したのは午後4時13分。はっきり言って木々に覆われて何か楽しむようなピークではありませんので、さっさと先に向かいます。
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中ノ丸に到着したのは午後4時13分。はっきり言って木々に覆われて何か楽しむようなピークではありませんので、さっさと先に向かいます。
ただ、ここからは長い階段の下りがあり、下った分だけまた登りになるので、そう考えると溜息が出ますね。
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ただ、ここからは長い階段の下りがあり、下った分だけまた登りになるので、そう考えると溜息が出ますね。
疲れていると言うよりも、かかとの痛みで早く歩けないので、ゆっくり一歩一歩進んでいたせいか、思ったより楽にブナ沢ノ頭に至りました。ただ、ここから下り一辺倒と言う訳ではないです。
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疲れていると言うよりも、かかとの痛みで早く歩けないので、ゆっくり一歩一歩進んでいたせいか、思ったより楽にブナ沢ノ頭に至りました。ただ、ここから下り一辺倒と言う訳ではないです。
もちろんピークからは一旦しっかりと下ってしまいますので、同じような高低差分とまではいきませんが、多少また登りになります。
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もちろんピークからは一旦しっかりと下ってしまいますので、同じような高低差分とまではいきませんが、多少また登りになります。
これが最後の小ピーク。ここさえ越えれば後は下りだけになります。それにしても、この国境尾根は名無しピークや偽ピークが多いですね。
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これが最後の小ピーク。ここさえ越えれば後は下りだけになります。それにしても、この国境尾根は名無しピークや偽ピークが多いですね。
やっとブナ沢乗越に到着。もう午後4時49分です。ここでも休むことなく下って行きます。
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やっとブナ沢乗越に到着。もう午後4時49分です。ここでも休むことなく下って行きます。
しばらく急な下りになりまして、火山灰質の土は結構流れやすく、膝関節も痛いので、ペースは全く上がりません。下りだけにかかとは靴の後ろに当たらず、痛みはしばしなくなりました。
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しばらく急な下りになりまして、火山灰質の土は結構流れやすく、膝関節も痛いので、ペースは全く上がりません。下りだけにかかとは靴の後ろに当たらず、痛みはしばしなくなりました。
沢に水が流れ始めて少しすると3箇所の橋を渡って下り切り、登山道は終了します。
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沢に水が流れ始めて少しすると3箇所の橋を渡って下り切り、登山道は終了します。
林道が見えてきました。もうゴールは間近です。
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林道が見えてきました。もうゴールは間近です。
林道をしばらく歩いてチェーンゲートのところに戻ったのは午後5時22分。なんだかんだ言って9時間半もの行程になりましたが、危険区間がなければもちろんもっと早く戻れたでしょう。いや、靴擦れで痛みに苦しんで、やっぱりゆっくりしか歩けなかったかな(^∇^)b
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林道をしばらく歩いてチェーンゲートのところに戻ったのは午後5時22分。なんだかんだ言って9時間半もの行程になりましたが、危険区間がなければもちろんもっと早く戻れたでしょう。いや、靴擦れで痛みに苦しんで、やっぱりゆっくりしか歩けなかったかな(^∇^)b
帰宅後左足のかかとを確認すると、既に皮が剥けてしまったところが幅1cm程度で、めくれてはいないものの、皮膚から皮が浮いてしまったのを含めると幅3cm縦2cmほどになります。上の横側もも腫れていますね。このままではおニューのシューズはとても使えませんから、かかとバッドを付けてみることにします。それでもダメなら、足の形と靴の形が合っていないことになりますから、別の靴も考えないといけませんね。
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帰宅後左足のかかとを確認すると、既に皮が剥けてしまったところが幅1cm程度で、めくれてはいないものの、皮膚から皮が浮いてしまったのを含めると幅3cm縦2cmほどになります。上の横側もも腫れていますね。このままではおニューのシューズはとても使えませんから、かかとバッドを付けてみることにします。それでもダメなら、足の形と靴の形が合っていないことになりますから、別の靴も考えないといけませんね。
初めまして。自分もかかとの靴づれに悩まされています。シューズはモンベルのワオナなんですが仲間がキャラバンのC1-02を使っています。それを少し借りたのですがキャラバンは3Eとワイズが幅広に出来ているので靴の中で足が動いてしまう様な感じになりました。自分の足は左足より右足のほうが少し小さくTopgabachoさんみたく酷くないですが靴づれを起こします。対処法は痛くなるところにソルボクッション(キズパワーパッドみたいなの)を貼るのと靴下も厚手のもので対応しています。靴は馴染む事はないかなと思います。アキレス腱を伸ばす形をとっていただき伸ばした側の足を地面に付けたまま前後に動かした時にかかとが動いているかと思います。靴紐をしっかり絞めても動く様なら確実に靴のサイズが大きすぎますね><かかとにクッション入れて改善できるとイイですね。
suppermonburanさん、初めまして&コメ有り難うございます!
これまで足のサイズより0.5cmオーバーのものを買っていましたが(まだ2足です)、靴下を2枚重ねしていると結構ぴったりで、そのために下りで爪先が前に当たって爪の下が内出血することがありました。
で、つま先パッドを追加してはめると、ちょっとキツくなる上に、急な下りが長く続くと、それでも内出血することがありまして、今回は1cmオーバーの靴にしました。
そのため、つま先は下りでも前に当たることはなかったものの、踵の側の作りが固く、靴下2枚重ねでも対処できずにズリ剥けてしまいました。
これまで使っていたコロンビアのマドルガピークと比べると、踵と足首の位置が異なり、コロンビアはそこそこ前の方に足首の位置が来るのに、キャラバンは踵とほぼ一直線に足首の位置が立っています。
もう少し踵が後ろに膨らんでいて、クッション性のあるもので内張りされていたらこんなことにはならなかったんでしょうね。
自分も足は身長に対して大きくなくて幅もそう広くないので、2Eで充分なのですが、クッション性のない靴はやはりハードに歩く訳ですから、足に負担が掛かるのも当然で、自分なりに工夫して足に馴染ませる必要がありますね。
貼り付けるタイプのかかとパッドを付けてみましたが、これでどうなるか気になりますね。
Topgabachoさん、こんばんは。
地蔵平から尾根に上がる「小さな赤いマーキングのところ」のマーキングは
私が1時間20分前に立てたものです。私が通過したときは何のマーキングもなくて
直進してしまいました。戻って地面に落ちていた赤テープなどを3つほど見やすい場所に立てました。早速お役に立てて嬉しいです。なお、直進しても地形図の径路はなく、ずっとトラバースする径路でした。
地蔵尾根の城ヶ尾峠手前は、トラバースの最初のザレ場の先で上に登る古い階段を見つけて上がったので偶然、危険なトラバース区間はパスできましたが、上がっても踏み跡は薄かったです。私には初めての山域でしたが、おもしろそうな径路や尾根がいっぱいありそうですね。
ZUPPYさん、初めまして&コメ有り難うございます!
あれれ、まさかあそこを同日に歩かれた方がいらしたとは、意外でした(^∇^)v
しかも、あのうっかりすると直進してしまうトラバース路の折り返しポイントにマーキングをなさって下さったとは、これまたビックリ!
あそこ、何も考えずに10mほど進み、先が緩く下りに転じているのを見て、ついさっき通過したところにあった小さなマーキングを思い出し、「ひょっとしてあれは何かの目印なのか」と思ってUターンして振り向くと、上に進む道が折れていたのに気付き、「あ、こっちが正しいんだな」と思って登りました。
あそこ、立派に真っ直ぐの道が続いている上、それまで一度も折り返して登っていなかったので間違えますよね。
一応、直進方向の分岐には手首くらいの枝が横たえてあり、それも本道ではないことを示す目印だったみたいですが、おかげさまで無駄に歩くことにならずに済んで、助かりました。
ところで、ザレ場の先に階段がありましたか。
詳細図では古道標のところに分岐があるように記されていましたが、どちらにせよ本道を抜けることしか頭になかったので、前しか見ていませんでした。
まさかあそこまで道がダメになっているとは思いもよりませんでしたが、それでも書策新道のようにロープがあればまだまだ利用できる道なのにもったいないなと、つくづく思いました。
まだまだ世附周辺は面白い道が潜んでそうですね!
トプさん、お疲れ様です。
靴擦れ痛そうですね(>_<)
基本的に登山靴は硬く作られているので、
靴擦れには自分も悩まされています^^;
参考になるか分かりませんが自分の場合は以下のことを気を付けています。
1.靴下を厚めにする
2.歩き方を変える(基本的に足首を曲げないで、がに股で歩く)
3.上りと下りで靴ひもを結びなおす
自分の場合、硬い登山靴を履くときには歩き方を特に気をつけます。
普通の靴やトレランシューズのように歩くとすぐにズルむけになってしまいます。
踵から地面につけ、つま先で蹴り上げる歩き方をすると柔らかい靴なら平気ですが硬い靴だと直ぐに靴擦れします。
足の裏全体で着地し、そのまま上げるガニ股歩きが良いと思います。
あと登山靴のヒモですが、しっかり結ぶのは基本ですが上りの場合、気持ち緩く結び、下りの場合は上りより硬く結びます。
あくまで個人的な見解なので色々試しながら歩くといいと思います。
なかなか、いいアドバイスができなくてスイマセンm(__)m
早く足に馴染むといいですね(^.^)
youさん、こんにちは!
いやぁ、靴擦れは厳しいですね。
バンドエイドを貼った右足はその後ちょっとヒリッとするかなと言う程度で済みましたが、後から痛んだ左足は城ヶ尾峠で横着してそのまま歩いた結果、悲惨な状態になってしまいました。
水曜は両足のかかとにバンドエイド&テーピングで補強して、靴にもかかとに貼り付けるクッションを貼っておいたので、問題なく歩けるでしょう。
ただ、これまで使ってきたコロンビアの靴の形と今回のキャラバンの形が結構異なり、靴の中でかかとの下側の部分のふくらみが少なく、足首後ろから真っ直ぐな形に近いため、足首をきっちり固定するとかかとが壁にたえず強めに当たっている感じです。
コロンビアとアゾロの靴は、どちらもかかとの下側は余裕があって、その少し上で軟らかいクッションになるものが厚く縫い込まれていて、それが上まであって足首を押さえています。
自分の足の形がこの辺でキャラバンの形に合わないのだとしたら、ちょっと問題有りですね。
しかし、家の中で履いた感じが良好でも、山で長距離歩くと全く感触は変わるもんですね。
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