白峰三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)広河原in奈良田outテント泊
- GPS
- 18:50
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 2,379m
- 下り
- 3,042m
コースタイム
21:30新宿西口集合 22:00新宿発
7月16日(土)
06:50広河原07:40---09:46二股10:05---12:05八本歯のコル12:20---13:15吊尾根分岐---13:30北岳13:40---14:10吊尾根分岐---15:00北岳山荘<テント泊>
7月17日(日)
北岳山荘4:30---05:10中白根岳---06:10間ノ岳06:20---07:25農鳥小屋07:42---08:30西農鳥岳---09:10農鳥岳09:25---10:13大門沢下降点---13:00大門沢小屋<テント泊>
7月18日(月)
大門沢小屋05:00---07:00林道に出る---07:30奈良田第一発電所---08:00奈良田の里温泉(入浴)---09:00奈良田温泉(路線バス)身延(身延線)富士(東海道線)熱海(東海道線)東京
天候 | 7月16日:晴れ 7月17日:快晴 7月18日:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
山交トラベルサービス http://yamanashikotsu.co.jp/hirogawara/index.htm 奈良田〜身延駅 山梨交通 http://yamanashikotsu.co.jp/index.html 身延〜富士〜熱海〜東京 JR |
コース状況/ 危険箇所等 |
二股から吊尾根分岐までの登りはきつい。特に八本歯のコル前後で連発する長い木のハシゴはうんざりさせられる。 長い急登、薄い空気、寝不足で休憩というより道端で寝てる人多数あり。 大樺沢に雪渓はあるが、雪上歩行は5mのみでアイゼンは不要。 ただし雪渓は落石に注意。 稜線で三点支持使う場面はわずか、高度感も少ない。 大門沢下降点から林道にでるまではかなり長く標高差もある急下り。 疲労から注意力の低下に注意。 |
写真
感想
7月15日(金)
21:30新宿西口スバルビル前集合22:00出発の山梨交通の夜行登山バスに乗る。片道6600円。トイレなしの普通の大型バスでシートピッチは狭い。25:00くらいに天笑閣なる温泉施設に着き仮眠が取れる。温泉には入れない。大広間に座布団五枚と毛布があり勝手に寝てよい。トイレはあるが自販機などの売店なし。
7月16日(土)
04:50集合し05:10発の広河原行きマイクロバスに乗る。バスの数が多く渋滞したので、広河原06:50着。インフォメーションセンターでトイレ(一階トイレットペーパーは別ゴミ箱で水洗)と朝食と登山届け出して(二階)出発。吊橋を渡り、広河原山荘を通過して樹林帯を通り二股に到着。
ここから左股と右股に分かれるが左股を選択、八本歯のコルへ向かう。
二股から八本歯のコルの間は急登。コルの手前から山頂の分岐まで長い木のハシゴが連発し、ここでばてる人多し。
八本歯のコルに来てやっと、これから行く間ノ岳、農鳥岳が見える。まだまだはるか先だ。
吊尾根分岐にザックをデポし北岳山頂をピストン。この間東側の斜面の花畑が、キタダケソウ、ハクサンイチゲを中心に大変美しい。
北岳山頂からは仙丈ヶ岳がきれい。甲斐駒ヶ岳はガスで見えず。
北岳山荘はテントがいっぱい。ようやく平な場所を見つけレトルトのタイカレー食べて日没前に寝る。
<北岳山荘>
テント1000円。受付がすごい行列。この日は小屋泊まりの人は布団ひとつで二人利用だそうだ。
テントも山荘の前後左右どこでもあり状態だった。
ビールは生ビール900円の他、受付前の冷蔵庫に350ミリリットル缶ビール500円。なんと缶ビール自販機もあり値段同じ。
トイレ棟がありバイオチップ式。入ると自動で電気が点き、終わるとバイオチップがぐるぐるかき回される。トイレットペーパーは別のゴミ箱へ。一回当たり500円の経費がかかると貼り紙あり。チップ箱に500円入れた。
水は受付の隣の蛇口から1リットル100円、セルフサービス。
なかなかの設備に驚いた。稜線だが風弱く寒くない。シュラフは掛け布団状態で寝る。
7月17日(日)
03:00起床、フルーツグラノーラの朝食を食べて、04:30出発。
起きたら東側に日の出と富士山。昨日は東側がガスで富士山が見えなかったのだ。
日本第二位の北岳から見る日本第一位の富士山。標高の高さとは関係なく、両山の存在感の大きさに感動した。
去年ジャンダルムの帰りに横尾でお会いしたヨッシー夫妻に再会し間ノ岳までご一緒に歩く。
北岳山荘に宿泊し間ノ岳ピストンの人は多く、ここから先人数はぐっと減る。
農鳥小屋のあるコルまでかなり下る。南アからのメッセージは「登りたいならまず下れ」ということだろう。
農鳥小屋で休憩中、干している毛布に足をかけていた青年が怒られていた。おおっとこの人が有名なおやじだ。言い方はきついが言ってる内容はまともであった。
西農鳥岳まできつい登り。山名表示は見当たらなかった。農鳥岳より標高高いのに百名山でも200名山でもない。なぜかぞんざいな扱いだ。こういう山は、ぱたぱた名山に任命させていただきます。
アップダウンを繰り返し農鳥岳に到着。富士山、鳳凰三山、北岳、間ノ岳、塩見岳、荒川三山、北ア・・・すごい大展望だ。
大門沢下降点までの稜線はなだらかで気持ちがいい。
ここから大門沢小屋まではひたすら下る。すぐに森林限界以下になるが、道はかまわずどんどん下に続く。
まだかよと思ったころ、急に赤い屋根が見え大門沢小屋に13:00到着。
早めの到着だがテン場が狭いため隣とぎりぎりに詰めてテント設営。結局その周辺にテントを張った人たちとオーストラリア人Dチームと八人ほどで大宴会。皆さん個性的で楽しい仲間で日没まで大笑いしてしまいました。
<大門沢小屋>
テント1000円。北岳山荘のような近代的設備はないが水は豊富(当然無料)テン場も広くないので隙間なくびっちりテントを張る。
小屋宿泊の方は布団1枚に2人だったそうだ。
缶ビール350ミリリットル500円(流水で冷やしてある)
トイレは昭和42年と書いてあった超旧式。汲み取り式でトイレットペーパーも一緒式だった。
7月18日(月)
04:00起床、昨日飲み過ぎのため朝食は棒バーム半分のみで、05:00出発。
この下り、沢を渡る時など橋やハシゴが何度か出現するが半分は壊れている。
徒渉できない沢にかかる橋はさすがに壊れてはいないが、滑りそうな丸太で出来ていたりしてかなり怖い。危険箇所と言っていい気がする。
この後急下りを二回ほど、小さな尾根を越えまた急下り二回ほどで発電所取水口の吊橋が出てくる。
今度はかなり立派で安心して渡れる。
あと二回吊橋を渡るとすぐ休憩小屋があり林道に出る。
30分で奈良田第一発電所があり一般道にでる。
右折し30分ほど進むと、奈良田の里温泉の看板があり左の坂を登る。
早すぎてだめかと思ったが本来08:30開店のところ08:00に開けてもらえた。入浴料金500円。座敷はあるが別途休憩料金が必要。
ザックは外に並べる。風呂は広くはないが新しくきれい。無色透明のでぬるぬるするお湯だ。露天風呂はない。
食堂はあるが自販機で缶ビール350ミリリットル350円をぐっと飲み、奈良田のバス停へ。
路線バスで身延駅へ行き(約一時間半、1750円)
身延から新宿行き夕方の高速バス予約していたが早い時間に変更出来なかったので、JR身延線で富士経由、東海道線で帰る。
途中昼食食べに熱海で下車。海鮮丼食べる。この店のテレビでなでしこジャパン、ワールド杯優勝のニュースを見る。
天気も良く気持ちのいい山旅でした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する