記録ID: 1571190
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
白峰三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳縦走 強風で計画変更 農鳥で逢えましたあの人と雷鳥に!!)
2018年08月26日(日) 〜
2018年08月28日(火)


体力度
8
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 50:39
- 距離
- 25.3km
- 登り
- 3,262m
- 下り
- 3,255m
コースタイム
1日目
- 山行
- 7:34
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 7:55
距離 6.6km
登り 1,695m
下り 317m
14:17
2日目
- 山行
- 8:47
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 9:58
距離 14.0km
登り 1,559m
下り 1,426m
天候 | 8/26 晴れ 8/27 晴れのち一時雨 8/28曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
8/26 乗合タクシー(¥1,200)で広河原へ 8/28 乗合タクシー(¥1,200)で芦安へ戻る |
コース状況/ 危険箇所等 |
・広河原インフォメーションセンター にて提出 ・今週も仕事終わりに現地へ向かう、当初は穂高縦走予定だったが台風の影響で 北アルプスの天気が悪いので、急遽毎年計画倒れになっている 南アルプス白峰三山縦走に変更した。 初めての芦安と広河原へと向かう、芦安駐車場は第一駐車場〜第三駐車場まで ほぼ満車だったが、軽自動車の利点で車が駐車場内を移動可能な枠外の隙間に 駐車し就寝した。 ・翌朝、始発バスの5:15に合わせて起床しバス停へ向かうと誰も並んで無く、 反対側の乗合タクシー乗り場に人が大勢いた 呼び込みのおじさんが広河原までバスより\100高い\1,200だという事で前払いで 払い5:00すぎに乗合タクシー始発最終便に乗り込む、途中夜叉神峠ゲートで待ち 6:00すぎに広河原に到着。 ロッカーや更衣室まである広河原インフォメーションセンターにて計画書を提出し のんびり準備していると始発バスが到着してきた、朝の北沢峠方面への乗り換えや ガイドツアーで賑やかな広河原インフォメーションセンターからそうそうに 離れて山行開始。 ・北沢峠方面ゲートを抜け吊り橋を渡って、「広河原山荘」の前が登山口に なっていた。 ・今日は、北岳に登って「北岳山荘」に泊まる予定だったので大勢の進む方向へ 重い荷物を背負いゆっくり着いていった。 登山道は、前日までの台風の影響か?登山道が川になっている箇所が目立つ樹林帯を 進み、皆が「大樺沢ルート」の最短で「北岳山荘」へ向かうようなので、 涼しい沢沿いの方が暑さ対策にいいと思い当初の予定を変更し更に着いて行く。 ・大樺沢二俣辺りで、日差しが強く暑くなってきたが標高が上がり更に雪渓の残る 沢沿いだったのでなんとかバテずに登れた。皆が休憩している雪渓が無くなる急な 登り口からハシゴを何本も登り「八本歯のコル」へ向かう。 ・「八本歯のコル」からは風が強くなる中岩稜帯を進み「吊尾根・北岳山荘 トラバース道分岐」へここで強風と寒さでザックをデポいて一枚上着を着て 「北岳」山頂を目指す。 初めての「北岳(3,192m)」山頂は風が強くて寒かったが360°見晴最高だった (富士山・鳳凰三山・八ヶ岳・甲斐駒・鋸岳・仙丈ヶ岳・中央アルプスと 雲一つ無い景色だった) その後も強風とデポしたザックの重さで体をぶらしながら「北岳山荘」まで降った。 「北岳山荘」の特徴は、テント場の前がバイオトイレでテント場が強風 (実際テントがひっくりかえっているのを目撃) 夜中も密集しているテント場でテントが吹き飛ばされないか心配だった、 水が無料で飲料可能と温かいお湯とお茶もペットボトルへ入れ放題だった (受付の隣で湯呑で飲むくらいしかできなかったが無料だった) 翌日、「北岳肩ノ小屋」でテント泊したがこちらの方が風が吹く抜ける感じで またトイレも近く、この日の天気が良かったせいかこちらの方が良い印象だった、 実際に白峰三山縦走するのにも「北岳山荘」の方が計画しやすかった。 ・翌朝、天気は良好しかし風は強いやはり重い荷物は負担になるし、 奈良田まで降りると明日は平日でバス2本なので「広河原」へ直接下山する計画へ 変更。 サブザックによる「農鳥岳」までのピストンで白峰三山制覇を目指す、 風が強く寒いので上着を着てスタート!! ・「北岳山荘」からすぐの「中白根山」へ登りそのままの勢いで 「間ノ岳(3,189m)」へ。 ここで小休止し、それ以降へ進む人が居ない中どれが「農鳥岳」なのか わからない状態で先へ進む。 一つ尾根を越えると「農鳥小屋」が見えてきたがここからが長く感じた。 ・「農鳥小屋」に着くと双眼鏡で「間ノ岳」方面を観察している人が、 もしかしてこの人が「農鳥の親父さん」かと思ったら「山荘からピストンかい?」 と声を掛けられた、怒られるのかな〜と思いながら緊張して「そうです」と回答。 「そりゃ〜あの装備じゃ〜ピストンだろう」と言われた、「また戻ってきます」と 応えてそうそうに「西農鳥岳」へ向かった。 ・「西農鳥岳」は、「農鳥小屋」からすぐの頂きを登って標識の有る稜線が そこだったがその後の「農鳥岳」がどこに在るのかがわかりずらかった。 ・「農鳥岳」は更に稜線を進んだ先に数本の標識が目印となった広い尾根だった。 「農鳥岳」の先はしばらくすると切れ込んだ下りの尾根になっていた 「大門沢」へのルートだと思われる。 ここで大休止していると他の人が登ってきて行き先を聞くと今日中に「奈良田」へ 降りるそうだ。 さらに話すと今週の山行予定は「穂高岳」だったそうで、北アルプスが天気悪いので急遽南アルプスへ変更したそうで全く同じ山行先変更だったのに驚いた!! ・お互い先を急ぐので、無事を祈って再スタートここからビックリしたのが 行きでは気づかなかったが「間ノ岳」までの登山道に「⇒(赤と黄)」が 多数有りルートもとても歩きやすかった事だった。 快調に「西農鳥岳」を越え「農鳥小屋」へ着いて、山バッチを購入し、 農鳥の親父さんに「気を付けて戻りなよ」声を掛けられた 「はい、がんばって戻ります」と応えて先を急いだ。 「農鳥小屋」と「間ノ岳」の間も⇒がしっかり見えるので迷うことが無く、 登山道は「ハイマツ帯」で「雷鳥」が居そうな場所なんだがな〜 でももう昼近いし暑いしと思っていたら「目の前に雌の雷鳥が…クッククと いつものがなり声で無い鳴き声を発しながら佇んでいた!?」 この後、ほぼお互い動かず5分程観察していた。 「今日は、なんていい日なんだと感動した!!」 ・「間ノ岳」へ戻ると朝の喧騒とは違い人の移動がまばらな山頂だった、 その後、だいぶ疲れた状態で「北岳山荘」が見えたころ荷物を搬送するヘリコプターを見た更にもう1回ヘリが荷物を搬送した後に、「北岳山荘」に着いた。 「北岳山荘」に戻ると玄関前に人だかりとまたヘリの音が今度は、山荘の関係者が ヘリで下山する場面に遭遇した。「なんて日だ!!」 この後、まだ昼になったころだったので明日の下山を楽にする為、 暑い日差しの中テント撤収、重い荷物で「北岳」越えで「北岳肩ノ小屋」へ 向かった。 ・重い荷物での「北岳」越えは、風は昨日よりも穏やかだったが空身のさっきまでの山行と違い足は遅いは荷物は重いはで仕舞に後ろから来た「指導員の腕章」を 付けた方に、「重い荷物での縦走に慣れていないね、荷物をもっと軽くしないと」 と指摘を受けてしまった…おっしゃる通り「最新の道具で荷物は軽くしているが、パッキング下手と水と無駄な荷物がまだまだ多いのを見抜かれてしまった… トホホ…」 ・「北岳」でもう見納めと360°の景色を堪能し後は、少し降るのみと 「北岳肩ノ小屋」へ。 思ったよりも早く小屋に着いたがここで愕然となる事実が… 「北岳肩ノ小屋」は雲が流れる稜線上に立っているようでガスで覆われて しまっていた、雷鳥を見たせいか?天気が降り気味だったのか? この日は一瞬夕立が降ってしまった。 「北岳肩ノ小屋」あまり条件が良く無い印象が残った。 「北岳肩ノ小屋」は、風はそんなに吹かなかった、トイレは洋式だが稜線まで 登らないといけない、うれしかったのはノンアルコールビールが\500だった事 くらいか… ・翌朝、予定通り早く広河原へ下山する為、5:30過ぎにテント撤収し 「白根御池ルート」で下山へ。 天候のあまり良く無い中、少しガレた「小太郎尾根分岐」を越え「草すべり」で 急降下、「甲斐駒」も「富士山」も雲に隠れる中もう「鳳凰三山」と「大樺沢」 方面がちらちら見える登山道を進むと「御池」が見えてきた。 「御池」が見えたので休憩せずにそのまま「白根御池小屋」まで進んだが、 暑さも重なって少しバテ気味になった途中で休憩すれば良かったと後悔 (途中で野イチゴにありついたのが幸いだった)し、「白根御池小屋」で大休止。 ・「白根御池小屋」で感じたのが、一気に「北岳山荘」まで行き「白峰三山」を 目指す山行と「白根御池小屋〜北岳肩ノ小屋」と日々小屋を変えて「北岳」を 目指す山行と自分の体力や小屋を楽しむ事ができるいい山域だな〜と思った。 ・「白根御池小屋」からは後は降りだけだと思ったら何故か前半は登りが多い 上下移動、樹林帯に入り急な降りになり木の根や滑りやすい階段等に注意しながら 今度は「白根御池分岐」少し手前で小休止し、「広河原」には予定よりも早い 9:00ごろに着いた。 「広河原」で始発バスの10:00まで何しようかと思っていると乗合タクシーの 呼び込みのおじさんが後一人乗れるよと誘ってきたので、そのまま行きと 同じ料金の\1,200前払いで汗も引かない状態で乗り込んだ。 乗合タクシーが何故か「北沢峠ゲート」へ進んだので思わず 「このタクシーどこへ行くんですか?」と叫びゲート前を曲がって「芦安」へ 進むので乗合タクシー内に笑いの種を巻いてしまった… 途中「夜叉神峠」で降りる人がいた、以前登った「夜叉神の鳳凰三山登山口」の前 を懐かしく通りすぎた。 「芦安」に着いて、「南アルプス温泉ロッジ」で温泉に浸かってのんびりと 家路に着いた。 |
その他周辺情報 | ・南アルプス温泉ロッジ \700 |
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