白馬岳+八方池

- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,918m
- 下り
- 1,284m
コースタイム
6:30猿倉 - 7:30白馬尻7:54 - 8:07大雪渓ケルン(雪渓取付き)8:31 - 10:00大雪渓終了 - 11:10昼休憩11:40 - 11:47葱平 - 12:24小雪渓 - 12:34避難小屋 - 14:15頂上宿舎14:25 - 14:55白馬山荘
2日目
6:42白馬山荘 - 7:02白馬岳7:20 - 8:08三国境 - 9:00小蓮華山9:26 - 11:24白馬大池12:04 - 12:43乗鞍岳 - 14:07天狗原 - 15:23栂池自然園
3日目
10:55?八方池山荘 - 11:33息ケルン - 11:40八方ケルン - 12:00八方池12:18 - 12:25第三ケルン - 13:15八方池山荘
| 天候 | 晴、曇 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
バス時刻表 http://www.alpico.co.jp/access/hakuba/sarukura/ 八方第5駐車場(八方インフォメーションセンター近く)より猿倉までタクシーで3000円。 タクシーの運転手が相乗りを勧め適当に人集めをしてくれた。 ここからのバスが1人900円するので、4人集まればバスより安い。 栂池から白馬駅方面 バスかタクシー バス時刻表 http://www.alpico.co.jp/access/hakuba/tsugaike/ 八方インフォメーションセンターまで500円 タクシーは相乗りしてもバスより高いので、あまり利用者はいない様子だった |
| コース状況/ 危険箇所等 |
登山届は猿倉で提出 軽アイゼンは猿倉と白馬尻で1000円で販売 猿倉は白い布テープ、白馬尻は黄色のPPテープ 登山用品店で販売されている4本爪の軽アイゼンよりがっしりしている感じ 雪渓上は落石に注意 その場にある石はすべて落石 大雪渓終了後の道では石がごろごろ転がっているので、落石を起こさぬよう注意が必要 小雪渓のトラバースは不安ならアイゼンを付けた方が無難 白馬大池から栂池まではほとんどが岩場で歩きづらく、どこを歩けばよいのかわからないような場所も多いので注意 途中、雪渓あり |
写真
感想
1日目
前日会社を早退し、長野県内で車中泊。
早朝、薄暗いうちに起床、身支度を整え、白馬へ向かう。
途中で食料を調達したりしていたら、思ったよりも遅くなってしまい、アイゼンを駅前で借りる予定にしていたのをやめ、八方第5駐車場へ。
天気が良く、山がきれいに見えている。
駐車場には既にたくさんの車がとまっていて、みな靴を履きかえたり、登山の準備中。
タクシーが数台止まっていて、運転手が相乗りを勧め、適当に人集めをしていたので、あっという間に定員の5人集まりすぐに出発できた。
おかげでバスに乗るよりも安くついたうえ、猿倉への到着が早くなって助かった。
自分のペースが遅いことをよくわかっているので、早ければ早いほど助かる。
猿倉荘で登山届を提出、雪渓では落石に気を付けるよう、休憩も上を向いて立ったままでと注意を受ける。
朝食をとって、6:30頃に出発。
猿倉から雪渓取付きまでは前にも歩いたことのあるハイキングコース。
暑くて汗だく。
白馬尻小屋に着くと、人だらけ。
まずはアイゼンを購入。
黄色いPPテープで締めるようになっていて、布のテープよりは丈夫そうな感じ。
つけ方を教えてもらい、雪渓取付きへと出発。
取付きは座り込んでアイゼンを装着する人でいっぱい。
空いた場所でアイゼンを装着し、いよいよ雪渓へ。
割としっかり雪に食い込む感じでズルズル滑ってしまうことはなく、何より涼しいので思ったよりはきつくない。
休憩を含めて約1時間半ほど登ると雪渓は終了。
もう少し早い時期だと、雪渓歩きがまだ続くようだが、秋道に変わっていて雪渓歩きは少し短くなっていたようだ。
監視の人がいて、アイゼンを外したら休憩等せず、速やかに登るようにと指導していた。
落石も多く、最も危険な場所だそう。
動く石だらけで狭い道が続くため、石を踏んで落としてしまわないよう注意しながら歩く。
雪解け水なのか、沢なのか、ところどころ水しぶきのかかるような場所を通りながらしばらく歩いていると花が目立ち始める。
ジグザグに登って行き、途中でお昼休憩。
山で食べる野菜スティックの美味しいこと!
再び歩き出すとすぐに手書きで葱平と書かれた看板があり、そこから30分ほど登ると小雪渓。
ステップが切ってあって、アイゼンなしで進む。
滑ることもなく無事通過、ちょっと登ると小さな避難小屋、
更に登ると水場があり、水がとても冷たくて気持ちがいい。
あと2口3口ほど残っていたペットボトルの水を飲んでしまい、冷たい水をもらっていく。
水場付近からは遠くに頂上宿舎が見え、ゴールが近づいてきたという気分になったが、
お花畑はその名の通りお花畑で、遠くの斜面が白っぽかったり黄色っぽかったりするのもぜーんぶ花。
体は疲れているけど、テンションは上がる。
頂上宿舎がかなり近づいてきたあたりでは硫黄岳では見ることができなかったウルップ草も発見!
まだ咲いててくれて良かった〜!
見えていながらなかなか到着しなかった頂上宿舎に到着し、休憩。
今日のゴールである白馬山荘がよく見える。
白馬山荘はすぐ近くという感じだけど、疲れているので足がなかなか前に進まず、景色や花にも気を取られるので更に歩みは遅くなる。
頂上宿舎から白馬山荘までを30分ほどかけて登りゴール!
受付を済ませ、部屋に荷物を置いて、スカイプラザへ。
窓からは絶景が広がる。
ここで夕食とりたかったな〜
山荘の中をうろうろしていると、山荘の歴史のプチ資料館?兼売店があって、外で立ち止まっていたら中からおじさんが出てきて、話しかけてきた。
山荘の裏によくライチョウが出てくるとのことで、
「まだ元気そうだし、夕食までもう少しあるからちょうどいい、行っておいで!」
と。
その言葉に乗せられるように歩きに出る。
ぶらぶらと歩いていると、何か動物が横切った。
でも、早くて写真は撮れず、何かもよくわからず…
山荘への下りの道を歩いていると人がひとりいて、
「今、そこにライチョウがいますよ!」
と教えてくれた。
ロープのすぐそばに親と思われるライチョウ。
そして少し奥に子供が数羽。
人がいても特に気にしている様子はない。
ライチョウも見ることができて大満足で山荘に戻り、夕食。
廊下まで列ができていたけど、流れ作業な感じで、苦痛になるほどの待ち時間はなかった。
夕食後は部屋に戻り、しばらく隣のご夫婦と話をしながら過ごした。
かなり頻繁にあちこち行かれていて、ピッケル持って冬山にも入るそうで驚くばかり。
先週は日帰り登山だったという話をすると、せっかく登ったのに下りてしまうなんてもったいない!と言っていた。
軟弱登山なもので…
それから、夕日を見に外へ。
ダウンを着ていても寒いくらい。
夕方から真っ白になったりしていたけど、その時間は雲は多いものの夕日を見ることはできた。
部屋に戻り、寝る準備して横になると、すぐにウトウト…
かろうじて消灯された記憶はあるけど、たぶん20:30くらいには寝てたんだろうな…
普段ならそんな時間仕事してるか帰る途中だし…
2日目
周りがごそごそしだすので、3時過ぎに目が開いた。
横になったまま目を閉じていたけど、4時ごろ突然電気がついた。
これはちょっと驚いた。
まあ、でも山の朝は早い。
どうせほとんどの人がそれくらいには起きるからいいのかな。
とりあえず身支度を整えて、山荘の裏へご来光を見に出ていく。
まだ体が完全に目覚めてない状態での登りは少しでも疲れる。
山頂に向かう人もたくさんいたけど、今日のコースに山頂が通り道としてあるので、とっておく。
空の色がだんだん変わってきて、明るくなるも、下のほうに雲が多いので、なかなか太陽が顔を見せず、戻りかけたころに顔を出した。
山荘へ戻り、朝食。
朝食はスカイプラザで。
窓側の席が用意されていて、景色を眺めながらちょっと贅沢な時間を過ごす。
荷揚げのヘリが飛んでくるところも見えた。
そして準備をし、6:40頃に出発。
ちょっと出遅れたか…
昨日に引き続き、天気は良く、遠くに富士山も見えている。
山頂からの景色も360度絶景が広がっていて、つい時間をとってしまう。
山頂から先も稜線歩きで景色が良いので気持ちがいい。
三国境を過ぎたところで富山県側からヘリが飛んでくるのが見えた。
荷揚げのものではないようだ。
どうやら救助のようで、三国境にいた捻挫した人ではないか?と。
気を付けないとね…
そして、9時ごろに小蓮華山に到着。
白馬大池がきれいに見える。
大池を眺めながら休憩し、再び歩き出す。
しばらく歩くと、ハクサンイチゲのお花畑が!
そこで写真を撮っていた若い女の子数人が突然、その花畑の中に入った。
さすがに仲間の男の子にそれはダメだろ、と注意されてすぐに戻っては来たけど…
そういうことする人がいるから花が減っていってしまう。
多少なりとも自然を破壊して、その中を歩かせてもらってるんだから、最低限のことは守りましょうよ…
花に景色に楽しい稜線歩きも、だんだん足に疲れが出てきて、船越ノ頭で小休止してから、大池へ。
大池の周りではまだハクサンコザクラぽつぽつとが咲いている。
チングルマもまだフレッシュな状態で、時間があれば小屋に向かって左側に伸びる道にも入って行きたかったけど、帰りのバスの時間もあるので、自分のペースを考えるとあまりゆっくりはしていられない。
昼食をとってちょっと休憩し、出発。
山荘からの道のりは岩だらけで、疲れた体にこたえる。
特に天狗原までが道なき道を行く…というところあり、雪渓ありでヨレヨレに…
突然、木道が現れたので、自然園の木道かと思いきや、自然園まで70分の案内。
そうだ…天狗原だ…
少しの間は木道歩きで楽だったけど、すぐにまた岩だらけの道になる。
途中、子供たちの集団に追いつき、ゆるゆるペースの私ですら譲ってもらって先に進む。
さすがに子供のペースよりは早いか(笑)
そして、あと少しのところで歩きにくい階段が続き、最後は少し登りで到着!
疲れた〜!
あまりゆっくりしている時間はないので、とりあえずロープウェイに向かう。
その舗装道がこたえる…
ロープウェイ、ゴンドラと乗継ぎ、ゴンドラ乗り場近くの足湯でちょっとさっぱり。
最終のバスで八方インフォメーションセンターへ行き、駐車場へ。
靴を履きかえ、荷物を片付けてとりあえず今日の宿へと向かった。










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