西鎌尾根(槍ヶ岳)

- GPS
- 56:00
- 距離
- 38.2km
- 登り
- 2,922m
- 下り
- 2,912m
コースタイム
5:15新穂高鍋平駐車場
5:55新穂高分岐
7:11わさび平小屋
9:38シシウドガ原
10:38鏡平小屋
12:09弓折乗越
14:24双六小屋
9月16日
4:25双六小屋
4:56樅沢岳展望台
7:47千丈乗越
9:10槍の肩-テント設営
11:00再出発
12:02中岳
12:37大喰岳
13:09槍ヶ岳テン場
17:09再出発
17:45槍ヶ岳山頂
18:15テン場
9月17日
5:42出発
7:30槍平小屋
9:19白出沢出合
10:37新穂高温泉
11:09鍋平駐車場
| 天候 | 15日 午前快晴 午後少雨 夜雨 夜中星空 16日 ほぼ晴れ、夕方ガス 17日 朝ガス 午後晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
特に危ないところはなかったと思います。 |
| 予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
9月の3連休に、槍ヶ岳に行ってきました。
計画では、新穂高温泉を出発して、双六小屋(双六岳)−西鎌尾根をとおって、
槍ヶ岳-大喰岳-中岳-南岳-槍平小屋-新穂高温泉の周回コース。
テントを背負って縦走する計画です!
9月15日
14日の金曜日の夜22:30に千葉の家をでて、新穂高に着いたのは、朝4時頃。
深山荘の無料駐車場に向かうけど、案の定いっぱいでした。夜の12時には
いっぱいになってたみたい(みんな早いですね〜)
しょうがないので、少し離れた鍋平駐車場に!
30分ほど仮眠をとって、5時過ぎに出発しました。
星がキレイだったな〜
鍋平から新穂高温泉のとこまでショートカットする道はあるらしいけど、
わかりにくいとのことで、車道をぐるっと歩いて、40分くらいかかりました。
このロスは痛かったです。
新穂高のターミナルについた時には、トイレ前にたくさんのひとが!
今日は混みそうだ・・・
今回の計画では、双六小屋周りで行くので、まずは左俣の方に進みます。
ここからは、一時間以上の林道歩き!
舗装してあったり、砂利道のままだったりいろいろあったけど、
ここでしっかりウォーミングアップですね。
わさび平小屋でひと休憩して、しばらくいくとようやく山道らしくなります。
この時点でかなり暑く、ひたいからは玉のような汗が吹き出してました。
水は十分持ってたし、塩飴やポカリもそれなりに持ってました。
なので、こまめに給水しつつ、アメを舐めて、注意してたんですけどね〜
シシウドガ原でようやく2000mを超えて、しばらく歩いていたところで、
大きな段差を超えようとして、右足を出して左足で踏ん張ったら、
左足のふくらはぎが、パキーンと攣ってしまいました。
これは痛かった〜、すぐには足を設置できなくて、近くに立っていた
木に寄りかかりながら、そぉっと足を下ろすんだけど、その内に右足の
すね側も攣ってきて、お〜、両足だ〜って焦りました。
すね側の方は、じわじわ攣ってくる感じだったので、我慢することにして
とにかくふくらはぎを何とかしないとと思って、そおっとのばしてのばして
なんとか両足で立つことができました。
さて、ここからどうすべきか!降りるべきか、進むべきか!
足がつったのは、脱水症状の一つで塩分不足とかが原因だろうと思いました。
それと今日のルートは、危ない箇所はほぼないはず。
今日のテン場にたどり着いて、しっかり給水してミネラルとって寝れば
明日はなんとかなるはず!と思って、歩き出しました。
しかしながら、またパキーンと攣ると嫌なので、そぉっと歩きます。
あ、給水なんですが、水はほんとこまめに飲んでました。
飲むと汗をかく→水分とミネラル分が失われる→水を飲むと汗をかく
→また水分とミネラルが失われる→・・・
というサイクルでどんどん、ミネラル分が失われた結果、こうなったんじゃないか
と思っています。
途中からポカリもこまめに飲むようにしたら、足の痙攣は収まる方向に
なりました。でも、忘れて水ばかり飲んでるとまた攣ったりして、
ホント栄養補給の大切さを感じましたね。
あと、塩入りの飴も食べてたんですけど、ちょっと追いつかないみたいでした。
(飽きるしね・・・)
ということで、鏡平に到着です。
ここには池があって、そこに槍穂高がうつりこんできれいなんですね〜
って、行って初めて知りました。
たしかにきれいでした。(池面はちょっとさざなみだってたけどね)
ここからの上りは体力的にきつかった。
足はつるし、息は苦しいし、でも景色は最高!気持ちよかったなあ。
双六小屋のテン場には、14時半ぐらいについたかな。
受付をして広々としてテン場で自由に場所を選んで、テント設営!
最初の予定では、設営後双六岳をピストンしてこようかと思っていましたが、
それは撤回しました。体休めなきゃというのもあるし、しばらくすると
雨が降ってきたので、あきらめもついてゴロゴロしてました〜
結構、このテントでゴロゴロ好きなんですよね〜
カップラーメンなどで食事を取り、大好物の紅茶オレにも塩を少し入れたりして
飲んで、最後はウイスキーを飲んで寝ました。
9月16日
雨は夜中には止んで、3時に起きた時には、もう満点の星空!
天の川久しぶりに見たぞ〜
星が多すぎて星座がわかりませんでした・・・
この日は、今回のメインである西鎌尾根の上りです。
涼しい時に行動したいし天気もいいし、どうせならピークで朝日を
見たいと思い、真っ暗な中を出発です。
樅沢岳へののぼりは真っ暗な中でもとてもわかりやすくて助かりました。
ただ、前にも後ろにも誰も居ないのは不安でしたけど。
山頂直前の展望台でようやく人に会いました。
ここからの景色は素晴らしかったですね〜
朝日の上る前の黒から青にそしてオレンジになっていく感じとか
影絵のような槍のシルエットとか、きれいやった〜
山の朝、最高!
結局、樅沢岳の山頂で朝日を見て、元気100%で進みます。
だんだん、槍が近づいてくる感じはいいですね〜
西鎌尾根の急峻な感じもかっこいいし!
この日天気よくてよかった〜
ところが、ヒイヒイ言いながら槍の肩にたどり着いてみたら、
穂先への登山道は大渋滞!
計画では、チャチャッと往復して、南岳にいこうと思っていまして、
ザックをおろして並んでみたんだけど、降りてくるひとによると
往復3時間かかるらしい・・・・・・
3時間これをならぶのはアホらしいと考え直し、急遽予定変更!
槍ヶ岳山荘のテン場にテントを張って、様子をみて空いたら穂先に登るかなあ
ということにしました。
9時半に受付をしたら、案内されたところは、「C区画」
ここが、最高のロケーションで、小屋も近いし、なにより目の前が
槍の穂先なのだ〜
早くつくといい場所に案内されるよとは聞いてたけどほんとなんですね〜
かなりうれしかったです。
テント設営して、露岩でボケボケしてても一向に渋滞の列は収まりません
なんだか、この日は朝の4時半から大渋滞で、4時半に登りはじめたひとも
降りてきたら7時半だったとのことで、ちょっと異常ですよね。
この日の最高は4時間以上かかったみたいです。
俺は、そんなにならぶ気はおきなかったので、行く予定だった大喰岳に
行ってました。荷物が軽くなったので余裕です。
下ってのぼったら大喰岳に着いちゃったので、その先の中岳にも
行く事に。中岳は、良い感じの山でしたね〜、お気に入りです。
山頂でのんびりし、またトコトコと歩いてテン場に戻ります。
でも、まだ大渋滞!
昼寝して、夕食作って、もう夕方やなあ、明日の早朝に登るかなあと思い
はじめた頃にようやく列が少なくなりました。
ヘッドランプ持参で勇んで登って来ました。
渋滞はそこそこあったけど、ひどくはなく、ガスも上がってきてたけど、
時々下も見えたりして、のぼってよかったです。
去年は、ひどいガスと風で楽しむ余裕がなかったからね。
槍ヶ岳の夜は、かなりの強風でした。
バタバタとうるさくて何回も起きて、12時くらいにぱっきり起きちゃって
頭がどんより痛くて、息苦しい感じで、なかなか寝られません。
深呼吸して、もう寝なくてもいいか!と思ってあたりでようやく眠りにつけて
起きたら、4時半でした。
ありゃ〜寝坊した・・・(目標は3時半でした)
ささっと朝ごはん作って、片付けて、テント撤収して5時40分頃に出発です。
9月17日
最終日のこの日は、天気が午後から崩れるとのことだったので、
急ぎ目に降りました。
降りるのはあっという間なんですよね〜
登るのはきついのにな〜
予定以上にサクサク歩けて、白出沢からの林道は長かったけど、
雨には合わずに(っていうか、午後も快晴でした)
無事帰り着くことができました。
帰りは、新穂高から、一区間ロープウェイにのって、そこから鍋平の駐車場に
戻りました。
駐車場では朝露に濡れたテントなどを乾かし、平湯で温泉に入って、
帰路につきました。
平湯を12時半頃に出て、いつものように大渋滞にはまって、
千葉に着いたのは、21時半頃でした。
この3連休は、天候に恵まれてほんとにきもちのいい山行きができました。
初めてのヤマレコへのレポで、長文になってしまいました。
すみません。最後まで読んでいただいた皆さんありがとうございます。




















はじめまして!
実際は、はじめましてではないですがw
うちらのレコに書き込みあったので、おじゃまさせてもらいましたー
大喰岳行ったんですね!うらやましい!
お一人で登るコト多いのでしょうか?ステキです。
私は全くの初心者
いつか、私もひとりでテン泊できたらいーなーw
お久しぶりです?(^^)
コメントありがとうございます。
heshizouは、隣のテントの最初に着かれた方?
あとに着かれた方?
女子がお二人いましたよね。
テント張ったら、ささっと槍先に向かわれたので、悩んでいた俺はちょっと動揺してました。
ま、大喰岳も中岳も行ったことなかったので、行けてよかったんですけど。
あ、1人で登ることの方が多いかもです。
去年、大分から千葉に久しぶりに戻ってきたので、こちらに山友が少なくて、一緒に行って頂ける方がイないからってのもありますけどね。
1人だと、なにもかも自由なので、それはそれでいいんですけど
アルプスのテン場だと、たいてい人が大勢いるので、できると思いますよ〜、女子1人でテン泊している人もいましたしね
りゅうさん、こんばんは。
今回はヤマレコなんですね。
これ一つで計画書も出せるし地形図もプリントできるしすごく便利ですよね。
地図にチマチマ線引くのも楽しいし。
問題は九州にあんまりユーザーがいないことです。
槍ヶ岳って3時間以上も並ぶんですか。。
山はどこでも最高!とはいえ槍は特別なんですね。
りゅうさんの写真は相変わらず空が綺麗ですね。
先の2人はベテランなんで、私はのんびりとw
あの時間で穂先の列に並んだんで、ヘリを間近で見れましたよ♪
私もヤマ友少なめなんで、機会があればご一緒にお願いします〜
あ、ヘタレなんでご迷惑がかかること必至(汗)
今回は、ヤマレコにしてみました。
こっちのほうが、記録としてはいい感じで残るよね。
地図にルート引くと高低差が出るのがたのしいし。
この日の槍は、すごい状態でしたね〜
俺もびっくりでした。
天気がよかったからね
それに、槍は意外と登ってこれやすいので、人気があるんでしょうね〜
heshizouさん、おはよう
俺はヘリは、大喰岳を下ったあたりで見たので、間近ではなかったんですよね〜
heshizouさんたちのレポ見るとすごい迫力ですよね。
こちらこそ、よろしくおねがいします。
北アはちょっと遠いので、しょっちゅうはいけないけど、
八ヶ岳とかには、よく出没したいと思いま〜す。
山の朝はいつみても気持ち良さそうですね〜
槍ヶ岳は正直、真っ白かったことしか印象にありません
なのでこの1年はどこに行っててもガスが出て来たら槍ヶ岳気分
楽しいと言えば楽しいですが・・・
槍ヶ岳プレートを持って記念撮影してみたいです
幻の頂上記念写真をいつか現実のものに
来年は9月の連休に、行きましょう
晴れの確率高し
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