ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 29506
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
朝日・出羽三山

朝日連峰縦走(祝瓶山 大朝日岳 以東岳)青二才編

1999年08月15日(日) 〜 1999年08月20日(金)
 - 拍手
okawari その他7人
GPS
104:00
距離
36.4km
登り
3,273m
下り
3,279m

コースタイム

日程及び行程は間違っている可能性があります
1日目 小国駅?−大石橋付近で幕営
2日目 −祝瓶山−大玉山−平岩山付近
3日目 −大朝日岳−竜門山−竜門小屋
4日目 −寒江山−狐穴小屋
5日目 −以東岳−大鳥小屋
6日目 −泡滝ダム(バス)
天候 おおむね晴れ 大朝日のみ小雨
アクセス
コース状況/
危険箇所等
所属していたサークルの合宿山行でした。
小国駅までは青春18切符。大石橋まではタクシー?
メインの大朝日岳のみガスのため展望がなく、少し残念でした。
初日二日目はきつく感じましたが、そのあとは好展望のゆるやかな
稜線をメンバー達とゆっくり楽しみながら歩きました。
下山口からバスに乗りました。


奥が祝瓶山だと思う。
2008年12月12日 16:45撮影 by  Canon PowerShot A470, Canon
12/12 16:45
奥が祝瓶山だと思う。
どこかの水場。
2008年12月11日 17:18撮影 by  Canon PowerShot A470, Canon
12/11 17:18
どこかの水場。
奥が大朝日岳
雲海
2008年12月12日 16:45撮影 by  Canon PowerShot A470, Canon
12/12 16:45
雲海
縦走路にて。
撮影機器:

感想

所属していたサークルの合宿山行でした。
最初の数日こそきつかったものの、あとは行程時間もゆっくりとって
あかとんぼの群れと遊んだり昼寝したりで本当に「楽しい」山行でした。
         
            以下あやふやな記憶文
青春18切符を使って移動する。途中黒磯あたりから電車が混み出し、
大きなザックを持っている我々は当然座ることなどできなかった。
電車のドアから見えるのは夏の薄い青空と緑色の稲穂。
なんとなく東北に来たという感じがした。

多分小国駅からタクシーを使い大石橋まで移動した。
ついたときはおそらく午後3時頃で、登山口付近の森の中でテントを
張った。自然が豊かでかつて見たこともないような大きさのナメクジが
いた(山ナメクジ?)
たしか登山口付近からは祝瓶山が威圧的な面構えでそそり立っていた。

翌朝は祝瓶山の急斜面を登った。これはかなりの急登だったと思う。
山頂からあまり景色を見た記憶がない。天気が下り坂だったのだろうか。
地形図を見ると祝瓶山から400Mほど大きく下り、また大玉山に400M
登り返している。
あまりこの間の記憶がないのだが、「東北合宿は楽」という青二才ゆえの
甘い考えは見事粉砕された。
この日大朝日岳までいったとするとテント泊としてはかなりの強行軍で
おそらく平岩岳付近で泊まったと思う。
水などどうしたかほとんど記憶がない。かなり疲れた記憶がある。

翌朝天気がよくはなく、大朝日岳山頂はガスだった。
その後は好展望が続いたことも手伝い、この山の印象はどうしても印象は薄い。
ただ、山頂を下り西朝日岳にむかう稜線からガスがはれ、後ろを振り返ると
まるでピラミッドのように荘厳で神秘的な雰囲気をもつ大朝日岳の姿があった。
日が照りだすにつれ、赤とんぼの群れが稜線の上を飛び交っていた。
西朝日、竜門岳と多少のアップダウンはあるが飛びぬけた個性をもつ
ピークはなかった記憶があり、それが逆にこの朝日連峰の牧歌的でたおやかな
表情をつくりだすことに貢献していると思った。
青二才ながら、東北の山はいいなと思った。
その後の行程はきつかった記憶がほとんどない。
たしかこの日は竜門小屋に泊まったと思う。
その翌日はたしか狐穴小屋にとまったはずだ。
昼寝をしたり、ときには走ってみたり、トンボを追っかけたりしながら歩いた。
通常の人であればこの両行程を一日で歩いてしまうと思う。
でも、このゆったりとした行程は本当によかった。
これはリーダーの好判断であるとともに、学生の特権だと思う。
父との山行(特に遠出した場合)は悪く言ってしまうと、決まった時間
に必ず下山して帰らなければならない、
一つ電車に乗れないと計画のすべてが狂う(青春18切符等フル活用)
というもので、なにかセカセカした感じがぬぐえなかった。

狐穴小屋というなにかロマンティックな名前の小屋をでて好天の中を以東岳
まで歩く。以東岳へはかなりの登りだったと思う。
山頂に上ると眼下には大鳥池があり、同時にこのたおやかな稜線歩きとも
お別れだということも意味していた。
大鳥池までの下りはかなり急だった記憶がある。
山行の記念に大鳥小屋で「タキタロウ」の手ぬぐいを買ったのだが、
こともあろうに翌年の雲取石尾根(多分七つ石山頂)に置き忘れてきた。
リーダーは釣り好きで、釣り竿をもって釣りに出かけた。
何匹かアタリがあったようで、メンバーに魚料理を振舞ってくれた。

翌朝、バス停まで下るだけだが急でそれなりにきつかった。
林道に下りたときふと私の腕時計を見ると、針が止まっていた。
時間をみて、つい今さっき止まったと知った。
山行の終了と同時に止まったのは、なにかの偶然だろうか。
それとも、タキタロウのたたりか?
青二才ながら、なにか運命的なものを感じた。

私にとって、朝日連峰はまた是非とも再訪したい山になった。
すばらしい山行を計画された先輩方、大いに山行の雰囲気を盛り上げて
くれた同期、一人ながら一緒に来てくれた後輩には本当に感謝しています。
ありがとうございました。















お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:3023人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら