雲ノ平、水晶岳、鷲羽岳 テント泊夏合宿


- GPS
- 47:22
- 距離
- 59.9km
- 登り
- 3,957m
- 下り
- 3,946m
コースタイム
27日 5:00双六池キャンプ場−稜線ルート−双六岳−三俣蓮華岳−三俣山荘−黒部源流標−日本庭園−13:20雲ノ平キャンプ場(テント設営後祖母岳へ)
28日 5:00雲ノ平キャンプ場−祖父岳−岩苔乗越−ワリモ北分岐−水晶小屋−水晶岳−水晶小屋−ワリモ北分岐−ワリモ岳−鷲羽岳−三俣山荘−巻道ルート−15:35双六池キャンプ場
29日 5:40双六池キャンプ場−弓折乗越−鏡平山荘−小池新道−左俣林道−ワサビ平小屋−12:20新穂高温泉
天候 | 26日 晴れのち曇り(夜半に雨) 27日 曇りのち晴れ(夜半に雨) 28日 曇りのち晴れ 29日 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
よく整備されて歩き易い登山道です。 ところどころ梯子、ロープ等が設置されていますが特に危険を感じることはありませんでした。 深山荘の駐車場は2〜300台駐車出来ますが、到着時(月曜日の5時半頃)にはほぼ満車状態でした。帰ってきた時(木曜日のお昼)は6〜7割くらいの駐車です。 下山後は温泉多数、選び放題です。 |
写真
感想
夏合宿に行ってきました。
今年も北アルプスです。
去年のメンバー+大学でワンゲル部だった新人を加えた4人です。
日が変わる頃に出発し交代で車を運転して新穂高温泉に到着、深山荘の駐車場は既に満車状態です。
なんとかスペースをみつけて無事駐車し準備を終えたらいざスタート!
しばらくは舗装路を歩き、砂利道に変わったりしましたがそのままワサビ平小屋で一休みです。
ここから先登山道に入り登りが始まります。
急か?と云われればそれ程ではないんですが、ザックが重くのしかかり徐々に足にきます。
まあ当然汗だくになって鏡平小屋まで登りコーラを飲みリフレッシュ!
再び弓折峠まで登ったあと今日の目的地、双六池キャンプ場まで無事に下り一安心です。
早々に夕ご飯を食べ、明日に備えて日のあるうちにテントに潜り込み瞬殺で寝てしまいました。
夜半にテントを叩く雨音で目が覚めましたがそのまま動けず、その後ウトウトしながら朝を迎えました。
体の痛みに耐えてなんとかテントから這い出し、雨は止んでいたものの寒いなか撤収して二日目が始まります。
予定では鷲羽岳、水晶岳と登り雲ノ平へと向かう予定でしたがちょっとハードかな、と考え直接雲ノ平へ向かうことにしました。
三俣蓮華岳から山荘へと下り、更に黒部川源流まで下ったあと今度はこれでもか、との登りが続きます。
標高2500メートル近いとは思われないような広々とした風景が広がりだすと、登山道には木道が敷かれています。
この木道を辿って雲ノ平キャンプ場に到着し、早速テントを立てて濡れものを干して乾かせました。
時間があるので雲ノ平小屋から祖母岳へと歩きましたが、徐々に雲行きが怪しくなってきたので急いで戻り、今日も早めの晩ごはんに突入!
またまた日のあるうちにテントに入って撃沈しました。
この日もテントを雨が叩きましたが朝には止んでいました。
前日に行けなかったコースを回るため3時半に起床し5時に出発します。
今日も寒い!
雨は降っていないものの曇っており、周囲はガスが掛かっています。
祖父岳の山頂は真っ白な中にケルンが多数見られますが視界は効かず、せっかく登ってきたのにそのまま岩苔乗越へと下りました。
ワリモ岳への分岐でザックを下ろしサブザックで水晶岳へアタックします。
うーん、空身は楽ちん!
身が軽ければ心も軽く、水晶小屋を超えて山頂に到着。
百名山32座目を制覇です。
でも辺りは白い世界が広がっているだけで殆ど見渡せません。
少し粘っていましたが先の行程が長いためザックまで戻りました。
再び重たいのを思い出しながら今度は鷲羽への登りをじわじわと高度を上げて行き、続いて33座目も制覇しました。
この頃にはガスが晴れ、雲は上空に残っているものの周囲が見渡せるようになりました。
槍、穂高方面は雲が残っていたため隠れていましたが気持ちのいい山頂でした。
さてここから見える三俣山荘は遥か下・・・。
脂汗を流しながらひたすらの下りです。
生まれたてのバンビの足になってようやく山荘でホッと一息つきました。
明日のことを考えるとここで泊まるより双六まで戻った方が楽やろぉ〜、と巻道ルートを通って双六池キャンプ場を目指します。
双六岳の巻道やからまあ楽ちんやろ、となめていました。
これが思いの外アップダウンが有り、バンビの足に更にダメージが重なります。
もう嫌やぁ〜〜〜と大きく登った所でやっと双六小屋が下界に見えました。
と云うことは足をカクカクいわせながら下りやっとのことで到着、しばらく小屋前のベンチでへたり込みました。
そのしばらくの間にI氏とワンゲルが戻ってきません。
体が冷えてきたので先にテントを設営し着替えていたらワンゲル君が到着し、「Iさんがへばって動けずに小屋のベンチで寝てます」とのことです。
若者二人にI氏の荷物を取りに行かせ、テントを立てて呼びに行くと小屋の中で虚ろな顔で座っています。
しんどさがMAXなようでテントに潜り込むと夕食も摂らずに寝てしまいました。
シェフが居ないので他三人は質素な夕食を済ませ早々と解散。
私は残った焼酎をお湯割りにしてチビチビと飲んでいましたが、急激に眠気が襲ってきて、そのまま眠りにつきました。
朝を迎えましたがI氏の体調は思わしくなく、3人でI氏の荷物を分担し下山することになりました。
先に出発したI氏ですが直ぐに追いつき、少し進んでは立ち止まりまた少しを繰り返します。
なんとか弓折乗越に着いた時には出発から2時間が経過していました。
本人に、あまりしんどいようやと鏡平でもう一泊した方がええんちゃうか?と勧めましたが頑張って歩く、と言うのでもうちょっと様子を見ることにしました。
しかしここからビックリするくらいの回復を見せ、こちらが煽られるくらいに下りだしました。
鏡平まで30分弱で下り、なんとか行けそうや、と本人が言うのでそのまま一緒に下ることになりました。
行きで嫌ほど上った、と云うことは帰りは嫌ほど下らなあかん、ということで今日もバンビがカクカクとした足取りで歩きます。
途中多めの休憩を入れ、小池新道の登山口からワサビ平を経て新穂高温泉への長い林道を歩き切り、なんとか無事に駐車場に到着!
そのまま温泉に直行して4日間の汗を流し、テント泊夏合宿を終えました。
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