記録ID: 45941
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無雪期ピークハント／縦走
槍・穂高・乗鞍
前穂高・奥穂高・涸沢岳:上高地発(日帰り)
2009年09月11日(金) [日帰り]
長野県
岐阜県
ainu
- GPS
- 10:59
- 距離
- 22.5km
- 登り
- 2,292m
- 下り
- 2,288m
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登山時間:11時間(のんびり休憩含む)
5:40 沢渡大橋始発バス → 6:15 上高地バスタ-ミナル → 6:30 岳沢登山口
→ 7:33 岳沢ヒュッテ跡 → 8:52 紀美子平 → 9:17 前穂高岳(ピストン) → 9:36 紀美子平
→ 10:35 奥穂高岳 → 11:15 穂高岳山荘 → 11:51 涸沢岳(ピストン)→ 12:15 穂高岳山荘
→ 12:56 涸沢小屋 → 13:15 涸沢ヒュッテ(休憩) → 14:13 屏風のコル(賽の河原までピストン)
→ 14:35 屏風のコル → 15:24 奥又出合 → 15:50 新村橋 → 16:00 徳沢 → 16:33 明神
→ 17:14 上高地バスターミナル → 17:20 上高地発(沢渡行最終バス) → 17:45 沢渡大橋(駐車場)帰着
休憩:紀美子平、奥穂高岳、穂高岳山荘、涸沢岳、涸沢小屋、涸沢ヒュッテ
装備:レインウェア/ツェルト/シェラフカバー/グラウンドマット/ダウンベスト/ダウンパンツ/ザックカバー 程度
食料:コンビニおにぎり3個/あられせんべい/キャラメル/アミノバイタル5個/水500ml
総重量10kg弱
5:40 沢渡大橋始発バス → 6:15 上高地バスタ-ミナル → 6:30 岳沢登山口
→ 7:33 岳沢ヒュッテ跡 → 8:52 紀美子平 → 9:17 前穂高岳(ピストン) → 9:36 紀美子平
→ 10:35 奥穂高岳 → 11:15 穂高岳山荘 → 11:51 涸沢岳(ピストン)→ 12:15 穂高岳山荘
→ 12:56 涸沢小屋 → 13:15 涸沢ヒュッテ(休憩) → 14:13 屏風のコル(賽の河原までピストン)
→ 14:35 屏風のコル → 15:24 奥又出合 → 15:50 新村橋 → 16:00 徳沢 → 16:33 明神
→ 17:14 上高地バスターミナル → 17:20 上高地発(沢渡行最終バス) → 17:45 沢渡大橋(駐車場)帰着
休憩:紀美子平、奥穂高岳、穂高岳山荘、涸沢岳、涸沢小屋、涸沢ヒュッテ
装備:レインウェア/ツェルト/シェラフカバー/グラウンドマット/ダウンベスト/ダウンパンツ/ザックカバー 程度
食料:コンビニおにぎり3個/あられせんべい/キャラメル/アミノバイタル5個/水500ml
総重量10kg弱
| 天候 | 朝9時まで快晴、以降高雲発生(雨はなし) |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2009年09月の天気図 |
| アクセス | |
| コース状況／ 危険箇所等 |
景色はまだこれからですが、気温は初秋の様相です。上高地でも朝は14-15度程度。 稜線上では快晴でも朝10度を切ってきます。連泊なら、セーター程度はあっても損なし。 前穂高から穂高岳山荘間で雨風とガスに巻き込まれ場合、危険だと思います。 (追記:9/14付ニュースでは、新たに吊尾根で2名が遭難、死亡したとの事です) 上高地発のバスについては、夕方で終了しますので、今回の様に最終便をベースに 行動計画するとバスに乗り遅れる可能性があります。遅くとも16:00 ターミナル帰着 くらいで立案すべきかもしれません。 穂高の岩稜帯は十分ペイントマークがありますが、それでも踏み跡の無い急勾配箇所 ではふとした事で道を外すことがあります。 また、涸沢ヒュッテから屏風のコルを経由するパノラマコースもなかなか骨が折れます。 このルートは通常登山者には涸沢からの下山路として使われますが、登りとして利用して いる中高年もいました。あえて挑戦したいという場合は別にし、基本は遠回りに 見えても横尾経由が無難です。 (そういえば、奥又白登山入口には「ナイロンザイル事件」のケルン(慰霊碑)がありました) 個人的には、一番の危険箇所は帰り高速道路。出発前の睡眠不足と過密な運動で 途中何度か居眠りしそうになりました。 (あまりにまぶたが落ちてくるので八ヶ岳パーキングエリアでダウン、その後も距離と時間の勝負でした) 追記:同日ジャンダルム付近で午後救助ヘリが墜落しました。確かに午後5時頃 あたりには梓川付近でもヘリの飛び交う音が絶え間なくしてました。一機だけ ではありませんでした。その時は、また遭難があったのかな程度にしか 気にも留めませんでした。あの時、河童橋前の店2階から店員2人がベランダから 何か心配そうに奥穂方面を眺めていたのが印象的に残ってます。 |
写真
朝いちのバスで上高地入場。人もほとんどない。天気予報では快晴だったが、なんとなく薄暗い。
岳沢ﾋｭｯﾃ跡到着。平成18年の雪崩れ崩壊以降復旧されていない。水をゲットできるかと期待していたが。。。下調べが甘かった。
岳沢ﾋｭｯﾃから上は除々に岩がむき出しになり傾斜もでてくる。ハシゴやクサリが出てくる。息が切れる。
紀美子平到着。登りは日陰だった為、ようやく日差しの恩恵を受けられる。温かい。気温は秋並。右の茶色がかった山が焼岳。左奥は乗鞍か。
9/11 8:57
紀美子平到着。登りは日陰だった為、ようやく日差しの恩恵を受けられる。温かい。気温は秋並。右の茶色がかった山が焼岳。左奥は乗鞍か。
最初の頂上、前穂高岳（3,090m）到着。岳沢ﾙｰﾄは下山に利用されるらしく、多くの登山者はこれで最後の頂上となり上高地へ下りて行った。この辺から早速雲が出始める。
9/11 9:20
最初の頂上、前穂高岳（3,090m）到着。岳沢ﾙｰﾄは下山に利用されるらしく、多くの登山者はこれで最後の頂上となり上高地へ下りて行った。この辺から早速雲が出始める。
紀美子平に戻り次なる奥穂高岳をめざす。かすか?にとぎれて見えるﾄﾗﾊﾞｰｽ線が登山道。なかなかｽﾋﾟｰﾄﾞが出ないのはｱｯﾌﾟﾀﾞｳﾝのせい？右下に登山者が見えるが、人間は本当にちっぽけな存在。
1
9/11 9:45
紀美子平に戻り次なる奥穂高岳をめざす。かすか?にとぎれて見えるﾄﾗﾊﾞｰｽ線が登山道。なかなかｽﾋﾟｰﾄﾞが出ないのはｱｯﾌﾟﾀﾞｳﾝのせい？右下に登山者が見えるが、人間は本当にちっぽけな存在。
先ほど登った前穂高岳を振り返る。何の不安もなかったが、登山道もこうして遠くからみるときわどい。さすが吊尾根。何となくﾍﾟｰｽのあがらない3,000m稜線歩き。
9/11 10:14
先ほど登った前穂高岳を振り返る。何の不安もなかったが、登山道もこうして遠くからみるときわどい。さすが吊尾根。何となくﾍﾟｰｽのあがらない3,000m稜線歩き。
時々、吊尾根北側を覗くと涸沢側の山小屋が遥か下に見える。後ろには常念岳も。
奥穂高岳到着。太陽のおかげでぽっかぽか。遥か遠くに富士山・北岳が見えた。一日中ここで読書でもしていたい。
奥にそびえるのはジャンダルム。この付近で数時間後にヘリ墜落事故が発生するとはつい想像もしなかった。
穂高岳山荘到着。美しい石畳が目にまぶしい。ここからは涸沢を見下ろし常念も見渡せる。休憩しおにぎりを食べる。
一旦は、北穂高岳を目指すも、日帰り、バスの時刻表の兼ね合いもあり、涸沢岳をﾋﾟｽﾄﾝするまでにとどめる。涸沢岳の標高は3,110m。
9/11 11:51
一旦は、北穂高岳を目指すも、日帰り、バスの時刻表の兼ね合いもあり、涸沢岳をﾋﾟｽﾄﾝするまでにとどめる。涸沢岳の標高は3,110m。
北穂高岳は、あいにくガスが。。。それにしても荒々しい山様だ。ルートはどこ？次の課題に持ち越し（涸沢岳頂上にて）。
涸沢カールの下山時のﾄﾗﾊﾞｰｽ。ゴツゴツした岩が多く一部歩きにくいところアリ。
涸沢小屋到着。カールは逆光でくすんで見える。一番美しく見えるのは朝いちだろう。ところで、ここではまだ雪が残っている。冷夏の影響か。
9/11 13:00
涸沢小屋到着。カールは逆光でくすんで見える。一番美しく見えるのは朝いちだろう。ところで、ここではまだ雪が残っている。冷夏の影響か。
涸沢小・涸沢ﾋｭｯﾃで随分のんびりしてしまった。この辺から時間が限られている事に気付き始め少しずつ焦りが出てくる。
涸沢ﾋｭｯﾃから屏風方面に向かう。これが、なかなか気を遣うｺｰｽでこの辺から肉体的・精神的に疲れが見え始める。
屏風のｺﾙ手前では槍先端がひょっこり顔を出してくれた。手前は横尾谷。
屏風のｺﾙ・賽ﾉ河原から見た涸沢ｶｰﾙ全容。ﾚｰｻﾞｰ光線の様な射光が暗部に一線投じている。引き続き雲が多い。常念/蝶等の表銀座上空ではまったくの快晴。
1
9/11 14:25
屏風のｺﾙ・賽ﾉ河原から見た涸沢ｶｰﾙ全容。ﾚｰｻﾞｰ光線の様な射光が暗部に一線投じている。引き続き雲が多い。常念/蝶等の表銀座上空ではまったくの快晴。
屏風のｺﾙ標識。既に午後2:30を過ぎており必死。脚が疲れてきているがｽﾋﾟｰﾄﾞをmaxにし、新村橋まで何も考えず急ぐ。新村橋まで1時間20分で下り切る。
9/11 14:13
屏風のｺﾙ標識。既に午後2:30を過ぎており必死。脚が疲れてきているがｽﾋﾟｰﾄﾞをmaxにし、新村橋まで何も考えず急ぐ。新村橋まで1時間20分で下り切る。
新村橋。やっと周りも明るくなる。このﾍﾟｰｽならﾊﾞｽは何とか間に合いそうだ。これ以降、徳沢-明神-ﾊﾞｽﾀｰﾐﾅﾙまで疲れて痛い脚を押して早歩きする。
9/11 15:50
新村橋。やっと周りも明るくなる。このﾍﾟｰｽならﾊﾞｽは何とか間に合いそうだ。これ以降、徳沢-明神-ﾊﾞｽﾀｰﾐﾅﾙまで疲れて痛い脚を押して早歩きする。
17:14ﾊﾞｽﾀｰﾐﾅﾙ到着。人はわずか。17:20発の最終便に辛くも間に合った。これで、今日中に家に帰れる。ﾊﾞｯｸは焼岳。帰りの運転はホント キツかったぁ〜。
9/11 17:14
17:14ﾊﾞｽﾀｰﾐﾅﾙ到着。人はわずか。17:20発の最終便に辛くも間に合った。これで、今日中に家に帰れる。ﾊﾞｯｸは焼岳。帰りの運転はホント キツかったぁ〜。
撮影機器：
感想
遠方な為、北アの日帰りは厳しい。上高地を経由するとバスの足かせがあり尚きつい。
今回の計画は、当初は北穂高岳まで視野に入れていた。
しかし、時間的に無理と判断し断念。その後の上高地への戻りも決して短い道のりではなかった。
計画立案時にきちんとｺｰｽﾀｲﾑを頭に叩き込んでいなかった為、この様な読み違いにつながった。
（言い訳としては、初めてのﾙｰﾄだったというのもあるのだが）
後でバス時刻表を確認したところ9/11上高地-沢渡 最終便は17時。
最終便に乗れただけでも良しとしなければならない。
今回、穂高は初めてだったが、前穂・奥穂・北穂の山容は思ったよりコンパクト
にまとまっていると感じた。この日、登山客は少なめだった。
頂上でのんびりしたい方は、奥穂高岳と涸沢岳お奨めします。
（贅沢なｺﾒﾝﾄになりますが）水については、穂高よりも槍沢水源の先にそびえる槍ヶ岳の
ほうが全体的においしく、また安定して確保できると感じた。
塩キャラメル。以前、へたりに効果的という話で勧められたが、これが
なかなかいい。特に歩き始めから急登が盛り込まれている場合は、適当に
前もって口に放り込んでおけば、「力抜け（ｼｬﾘﾊﾞﾃ）」しにくい。ガツガツ急登中に
こんな甘いものを口に入れるのも抵抗ありますが「力抜け（ｼｬﾘﾊﾞﾃ）」するよりはマシかな。
また、穂高に行く事があれば、今度は穂高の稜線上でのコースタイムを自分なり
に見極めて見たいと思う。
その後、穂高稜線上（特に西穂-奥穂間）での遭難事故の多さを知り、改めて
この山の険しさを意識しました。
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