ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 4758699
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

【秋の北アルプス】表銀座2泊3日テント泊ソロ縦走

2022年10月02日(日) 〜 2022年10月04日(火)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
体力度
9
2〜3泊以上が適当
GPS
57:23
距離
44.3km
登り
3,279m
下り
3,228m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:59
休憩
7:03
合計
13:02
距離 13.9km 登り 2,025m 下り 603m
5:15
5:21
17
5:38
5:47
22
6:09
6:21
17
6:38
6:53
19
7:12
7:26
11
7:37
7:45
24
8:09
8:13
7
8:20
8:49
5
8:54
8:55
13
9:08
9:10
1
9:11
9:24
3
9:27
8
9:35
9:36
4
9:40
9:53
32
10:25
10:32
13
10:45
10:48
86
12:14
12:19
14
12:53
14:09
8
14:17
14:39
5
14:44
17:15
7
17:22
17:39
5
17:44
2日目
山行
6:44
休憩
1:38
合計
8:22
距離 9.2km 登り 1,019m 下り 863m
4:57
34
5:31
5:42
26
6:08
6:09
71
7:20
7:24
42
8:06
8:18
12
8:30
8:45
2
8:47
8:49
59
9:48
10:12
100
11:52
12:21
58
3日目
山行
5:46
休憩
1:08
合計
6:54
距離 20.8km 登り 215m 下り 1,711m
7:10
41
7:51
7:52
5
7:57
7:59
42
8:41
8:51
28
9:19
9:27
23
9:50
23
10:13
10:46
23
11:09
11:10
7
11:17
11:18
8
11:26
11:27
31
11:58
12:08
32
12:40
10
12:50
4
12:54
31
13:25
4
13:29
28
13:57
13:58
6
14:04
0
14:04
ゴール地点
天候 1日目:快晴 2日目:晴れのちくもり
3日目:雨(0-1mm程)のち曇り
過去天気図(気象庁) 2022年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
○行き(名古屋→中房温泉)
・名鉄バス:名古屋→松本
・JR:松本→穂高
・路線バス:穂高→中房温泉(テント場にて前泊)

○帰り(上高地→名古屋)
・濃飛バス:上高地→平湯温泉→高山BT
・名鉄バス:高山→名古屋
コース状況/
危険箇所等
・台風による通行止めなどは特になし
・ヒュッテ西岳以降の槍ヶ岳山荘へと続く道が危険箇所が多い。特に今回のようなテント泊装備でザック重量が重いとバランスを崩しやすくなおのこと危険
その他周辺情報 【】
予約できる山小屋
中房温泉登山口
横尾山荘
燕岳へと続く道を燕山荘から
2022年10月02日 08:45撮影 by  X-T4, FUJIFILM
10/2 8:45
燕岳へと続く道を燕山荘から
大天荘へと続く最高の稜線を行く、向こうみ見える槍が徐々に大きくなっていく
2022年10月02日 10:01撮影 by  X-T4, FUJIFILM
10/2 10:01
大天荘へと続く最高の稜線を行く、向こうみ見える槍が徐々に大きくなっていく
道中で雷鳥に遭遇。はじめて見た、雷鳥ってほんとうにいるんだ…
2022年10月02日 10:07撮影 by  X-T4, FUJIFILM
4
10/2 10:07
道中で雷鳥に遭遇。はじめて見た、雷鳥ってほんとうにいるんだ…
1日目宿泊地の大天荘が見えてきます
2022年10月02日 11:32撮影 by  X-T4, FUJIFILM
10/2 11:32
1日目宿泊地の大天荘が見えてきます
大天荘に到着、テントを立てた後に10分ほど歩いて大天井岳山頂へ。これまでの道のり、これからの道のりが一望できる(PLフィルターの設定ミスで左上に変なムラが、これも味わい?
2022年10月02日 14:20撮影 by  X-T4, FUJIFILM
1
10/2 14:20
大天荘に到着、テントを立てた後に10分ほど歩いて大天井岳山頂へ。これまでの道のり、これからの道のりが一望できる(PLフィルターの設定ミスで左上に変なムラが、これも味わい?
日没あたりで再び大天井岳山頂へ、しかし曇りがちで夕日は見えず。でもコレはコレでキレイ
2022年10月02日 17:19撮影 by  X-T4, FUJIFILM
1
10/2 17:19
日没あたりで再び大天井岳山頂へ、しかし曇りがちで夕日は見えず。でもコレはコレでキレイ
2日目、日の出前にヘッドライトをつけて行動開始
2022年10月03日 04:48撮影 by  X-T4, FUJIFILM
10/3 4:48
2日目、日の出前にヘッドライトをつけて行動開始
日が昇りはじめ、槍が輝き出す。この時点では槍付近も晴れている
2022年10月03日 06:04撮影 by  X-T4, FUJIFILM
1
10/3 6:04
日が昇りはじめ、槍が輝き出す。この時点では槍付近も晴れている
しばらくすると槍付近に怪しげな雲の塊が
2022年10月03日 06:23撮影 by  X-T4, FUJIFILM
10/3 6:23
しばらくすると槍付近に怪しげな雲の塊が
ヒュッテ西岳へと向かう道、多少のアップダウンや岩登りの場面はあるがそこまでハードではない
2022年10月03日 06:25撮影 by  X-T4, FUJIFILM
1
10/3 6:25
ヒュッテ西岳へと向かう道、多少のアップダウンや岩登りの場面はあるがそこまでハードではない
このあと挑む東鎌尾根の筋がはっきりとわかってくる
2022年10月03日 06:38撮影 by  X-T4, FUJIFILM
1
10/3 6:38
このあと挑む東鎌尾根の筋がはっきりとわかってくる
ヒュッテ西岳が見えてくる
2022年10月03日 07:59撮影 by  X-T4, FUJIFILM
1
10/3 7:59
ヒュッテ西岳が見えてくる
ヒュッテ西岳から往復15分という西岳山頂。往復15分…と言う割に結構ハードだった、片道15分の間違いでは…???
2022年10月03日 08:39撮影 by  X-T4, FUJIFILM
1
10/3 8:39
ヒュッテ西岳から往復15分という西岳山頂。往復15分…と言う割に結構ハードだった、片道15分の間違いでは…???
ヒュッテ西岳から水俣乗越へと向かう道(画像右下)。足幅が狭く鎖が設置してある。槍とそこへ続く東鎌尾根がいよいよ近くなる
2022年10月03日 09:02撮影 by  X-T4, FUJIFILM
10/3 9:02
ヒュッテ西岳から水俣乗越へと向かう道(画像右下)。足幅が狭く鎖が設置してある。槍とそこへ続く東鎌尾根がいよいよ近くなる
水俣乗越を超えいよいよ東鎌尾根へ。ここから難易度が上がり、鎖場やはしご、両側が切れていて転んだらお陀仏となる道が続く。
2022年10月03日 10:18撮影 by  X-T4, FUJIFILM
1
10/3 10:18
水俣乗越を超えいよいよ東鎌尾根へ。ここから難易度が上がり、鎖場やはしご、両側が切れていて転んだらお陀仏となる道が続く。
東鎌尾根序盤に出てくる噂の三段はしご。しかし思っていた以上に勾配があり(垂直ではない)、しっかりと体重を預けることができて特に問題はなかった。急な階段を体の向きを逆にして下っている…といった感じか。
むしろ階段を降りてホッとしていると、そこは橋の上で両サイドがキレッキレになっているのでそっちのほうが怖い気もする。下り終わった後も気が抜けないので注意。
2022年10月03日 10:43撮影 by  X-T4, FUJIFILM
2
10/3 10:43
東鎌尾根序盤に出てくる噂の三段はしご。しかし思っていた以上に勾配があり(垂直ではない)、しっかりと体重を預けることができて特に問題はなかった。急な階段を体の向きを逆にして下っている…といった感じか。
むしろ階段を降りてホッとしていると、そこは橋の上で両サイドがキレッキレになっているのでそっちのほうが怖い気もする。下り終わった後も気が抜けないので注意。
岩・鎖・ハシゴ・階段が続く
2022年10月03日 10:49撮影 by  X-T4, FUJIFILM
10/3 10:49
岩・鎖・ハシゴ・階段が続く
ヒュッテ大槍から槍ヶ岳山荘への1時間弱の道。
個人的にはコチラのほうが道がキレていて東鎌尾根よりも怖かった。東鎌尾根を踏破したからといって油断してはいけない。
2022年10月03日 12:29撮影 by  X-T4, FUJIFILM
10/3 12:29
ヒュッテ大槍から槍ヶ岳山荘への1時間弱の道。
個人的にはコチラのほうが道がキレていて東鎌尾根よりも怖かった。東鎌尾根を踏破したからといって油断してはいけない。
無事槍ヶ岳山荘へ着くもガスっていて眺望が期待できないため登らず。
結局このあと天候は回復せず、むしろ悪化して翌朝も雨だったため槍の穂先へ立つのは断念。来年の裏銀座でリベンジを誓う。
2022年10月03日 17:02撮影 by  X-T4, FUJIFILM
2
10/3 17:02
無事槍ヶ岳山荘へ着くもガスっていて眺望が期待できないため登らず。
結局このあと天候は回復せず、むしろ悪化して翌朝も雨だったため槍の穂先へ立つのは断念。来年の裏銀座でリベンジを誓う。
夕方頃、あたり一面に立ち込めていたガスが一瞬晴れて周囲の稜線が姿を表す。穂先に立てなかった自分へのせめてもの慰めとして見せてくれた景色か…
2022年10月03日 17:06撮影 by  X-T4, FUJIFILM
1
10/3 17:06
夕方頃、あたり一面に立ち込めていたガスが一瞬晴れて周囲の稜線が姿を表す。穂先に立てなかった自分へのせめてもの慰めとして見せてくれた景色か…
撮影機器:

装備

MYアイテム
michiaki_kondo
重量:-kg
個人装備
長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも サンダル ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ ポール テント テントマット シェラフ ヘルメット
備考 【登山者データ】
・年齢:28才
・性別:男性
・身長:167cm
・体重:56kg
・登山歴:2年目
・山行回数:7回目、テント泊3回目
・体力:10kmを50分程で走り切ることができる、GarminのデータでVo2Maxは56

【服装】
行動中:Tシャツ短パン、稜線上ではアームカバーと膝下タイツも着用
休憩時、テント場:ジャケットやダウン、風防としてレインウェアを着用

【装備重量】
17-8Kg

感想




【皆さんへの共有事項】
・冬山前ラストチャンスの秋の北アルプス、メチャクチャ寒いとの噂で、夏用装備に追加でフリースやダウンパンツ、テントシューズ(象足)、シュラフカバーなども持っていったが、そこまで寒くなかった。自分が暑がりというのもあるが、結果として過剰装備となった。せいぜい上下ダウンぐらいで十分(とはいっても、当然年によって気候は違うのであくまでも参考に)。
・ヒュッテ西岳以降の槍ヶ岳山荘へ向かう道(ヒュッテ西岳〜水俣乗越〜(東鎌尾根)〜ヒュッテ大槍〜槍ヶ岳山荘)が想像以上に険しかった。ジャンダルムのような道…とまでは言わないが、転んだら普通に死ぬであろうスポットは多数存在する。噂には聞いていたし事前にYouTube等で予習はしていたが、実際に体験してみてその難しさがわかった。行くにしても、今回のようなテント泊+撮影機材の重装備で行くことはおすすめしない。軽量小型なザックで行動できる小屋泊か、UL装備で計画を立てるべきかと。
・槍ヶ岳山荘へ滞在する時間帯は晴れor曇りの予報だったが、着いた時点でかなりのガス、翌朝はまさかの雨で結局槍の穂先には立てず。しかし下山してみるとそこには青空が。この気象条件の読みづらさが3000メートル級の難しさなのか…
・前泊含めテン場に3泊しましたが、それぞれの混雑度合いは
 ・中房温泉:10-20%
 ・大天荘:20%
 ・槍ヶ岳山荘:20-30%
といった具合でした。秋山終盤シーズンなのと、平日がメインだったためかなり空いていたのかと思います。テン場が埋まる心配をする必要は全くありませんでした。

【感想】
・3泊4日で組まれることも多いこのルートを2泊3日で、しかもテント泊装備&撮影機材でヘビー級となったザックをかついでほぼコースタイム通りに踏破できたのでかなり自信がついた。来年は裏銀座に挑戦、そして今回立てなかった槍の穂先からの景色をカメラに収めたい。
・東鎌尾根のような危険な道は体力以上に精神的に負担が大きかった。個人的にはこのような危険な道を行くことにロマンは感じられなかった。それよりもテント泊で縦走していくこと自体に喜びを感じるので、これからはこのような危険な道は避けたい。
・燕岳から大天井、そして槍へと向かう縦走路からの景色はこの上なく美しいものでした。槍の上に立てなかったのは残念ですが、それまでの道のりが最高でしたので個人的には満足です。ぜひみなさんにもこのルートから見える稜線の素晴らしさを味わっていただきたい。



☆みなさんの参考となるデータを積極的に共有したいと思っています、この山行記録以外にも気になる点が(使用機材、道の詳細等)ございましたらコメントください、できる限りお答えさせていただきます!

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1171人

コメント

水俣乗越からヒュッテ大槍まで同時間帯の、
全身ノースフェイス(青サングラス)の者です。覚えてますか?
テン泊重装備のなか表銀座縦走、大変お疲れ様でした!
来年の裏銀座からの槍の穂、ぜひ頑張ってください。
2022/10/5 18:10
isao509さん
覚えてます覚えてます!
水俣乗越までの道のりがしんど過ぎて呆然としてるとこで少しですがお話できてホッとしてました笑

ありがとうございます、
来年こそはリベンジします…!
2022/10/5 19:17
michiaki_kondoさん
こちらこそありがとうございます!
私も晴天時の槍にもう一度立ちたい、と思っています。次はいつになるかわかりませんが笑
2022/10/6 14:31
isao509さん
お互い来年リベンジしましょう笑
2022/10/6 14:34
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
槍ヶ岳北鎌尾根/上高地・水俣乗越ルート
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [4日]
燕岳から蝶ケ岳
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [5日]
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら