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Yamareco

記録ID: 5824253
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

「ラストフロンティア」伊藤新道から鷲羽岳

2023年08月11日(金) 〜 2023年08月13日(日)
情報量の目安: S
都道府県 富山県 長野県 岐阜県
 - 拍手
体力度
9
2〜3泊以上が適当
GPS
21:00
距離
45.6km
登り
2,901m
下り
3,092m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
2:29
休憩
0:03
合計
2:32
距離 10.5km 登り 441m 下り 297m
13:03
13:04
24
13:28
13:30
51
14:21
23
2日目
山行
8:51
休憩
3:23
合計
12:14
距離 15.4km 登り 1,888m 下り 764m
5:03
26
5:29
5:31
22
5:53
5:55
35
6:30
6:33
38
7:11
7:20
36
7:56
110
9:46
136
12:02
14:18
68
15:26
15:46
42
16:28
16:59
1
17:00
宿泊地
3日目
山行
5:26
休憩
0:41
合計
6:07
距離 19.7km 登り 590m 下り 2,055m
3:28
33
宿泊地
4:01
64
5:05
5:06
3
5:09
5:12
7
5:19
5:26
3
5:29
27
6:06
8
6:14
6:16
22
6:38
6:49
1
6:50
6:51
22
7:13
13
7:26
11
7:37
9
7:46
7:55
21
8:16
8:17
24
8:41
8:44
10
8:54
9
9:03
11
9:14
13
9:35
0
9:35
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2023年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
信濃大町→高瀬ダム タクシー
コース状況/
危険箇所等
伊藤新道
湯俣〜赤沢 吊り橋は3つあるが基本的には適当に徒渉していくこととなる。靴をぬらさずに行くのは至難の業。沢靴を持ってきてザバザバするのがいいだろう。フェルトで特段困ったところはなかった。

赤沢より上はしっかり刈り払いされていて、普通の登山道といっても差し支えない。それでも刈り払いがなければ藪漕ぎは必至。三俣山荘の方々ありがとうございます。
電車を乗り継ぎ信濃大町駅へ
特急しなのの自由席は爆混みだった。
2023年08月11日 11:11撮影 by  802SO, Sony
8/11 11:11
電車を乗り継ぎ信濃大町駅へ
特急しなのの自由席は爆混みだった。
タクシーで高瀬ダムへ。七倉へのバス、正午くらいにあったらいいのに
2023年08月11日 12:04撮影 by  802SO, Sony
8/11 12:04
タクシーで高瀬ダムへ。七倉へのバス、正午くらいにあったらいいのに
まずはトンネル歩きから。
2023年08月11日 12:15撮影 by  802SO, Sony
8/11 12:15
まずはトンネル歩きから。
ひさびさの北アルプスに心も弾む。
2023年08月11日 12:29撮影 by  802SO, Sony
8/11 12:29
ひさびさの北アルプスに心も弾む。
ずいぶんダムの水量少ないんですねえ
2023年08月11日 12:55撮影 by  802SO, Sony
8/11 12:55
ずいぶんダムの水量少ないんですねえ
ここから登山道スタート
2023年08月11日 13:03撮影 by  802SO, Sony
8/11 13:03
ここから登山道スタート
といっても普通の道
2023年08月11日 13:25撮影 by  802SO, Sony
8/11 13:25
といっても普通の道
振り返ると雄大な河原
2023年08月11日 13:50撮影 by  802SO, Sony
8/11 13:50
振り返ると雄大な河原
湯俣山荘が見えてきたね……
2023年08月11日 14:19撮影 by  802SO, Sony
8/11 14:19
湯俣山荘が見えてきたね……
手前側が崖になっているので橋の塔が建築できなかったのか?野猿みたいなのを使って対岸(小屋側)へ渡るらしい。
2023年08月11日 14:22撮影 by  802SO, Sony
8/11 14:22
手前側が崖になっているので橋の塔が建築できなかったのか?野猿みたいなのを使って対岸(小屋側)へ渡るらしい。
ザックを背負ったまま乗れないのがいまいち(下流側が荷物用)
2023年08月11日 14:32撮影 by  802SO, Sony
2
8/11 14:32
ザックを背負ったまま乗れないのがいまいち(下流側が荷物用)
とりあえず家を建てる
2023年08月11日 15:11撮影 by  802SO, Sony
8/11 15:11
とりあえず家を建てる
上流視察に行くか。
2023年08月11日 15:15撮影 by  802SO, Sony
8/11 15:15
上流視察に行くか。
2023年08月11日 15:29撮影 by  802SO, Sony
8/11 15:29
これが山の神?
2023年08月11日 15:30撮影 by  802SO, Sony
8/11 15:30
これが山の神?
明日はこの河原を奥に進んでいくわけか
2023年08月11日 15:32撮影 by  802SO, Sony
8/11 15:32
明日はこの河原を奥に進んでいくわけか
河原の一角でボコボコ湯が沸いているがかなり熱い
2023年08月11日 15:34撮影 by  802SO, Sony
8/11 15:34
河原の一角でボコボコ湯が沸いているがかなり熱い
硫黄合成細菌とか緑色硫黄細菌とかがいるんだろうか
2023年08月11日 15:36撮影 by  802SO, Sony
8/11 15:36
硫黄合成細菌とか緑色硫黄細菌とかがいるんだろうか
夜明け前に湯俣を出発
いよいよ伊藤新道へ足を踏み入れる
2016年01月15日 06:04撮影 by  HERO7 Black, GoPro
1/15 6:04
夜明け前に湯俣を出発
いよいよ伊藤新道へ足を踏み入れる
まずは目覚ましに徒渉
2023年08月12日 04:51撮影 by  802SO, Sony
8/12 4:51
まずは目覚ましに徒渉
昨日は本流の徒渉はしていないので見に行っていなかった噴湯丘を見に行く。身長より高い
2023年08月12日 05:07撮影 by  802SO, Sony
1
8/12 5:07
昨日は本流の徒渉はしていないので見に行っていなかった噴湯丘を見に行く。身長より高い
その先の河原も湯が沸いているところはあったが、これが最後だった
2016年01月15日 06:35撮影 by  HERO7 Black, GoPro
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その先の河原も湯が沸いているところはあったが、これが最後だった
適当にじゃばじゃばしながら遡上していく
2016年01月15日 06:44撮影 by  HERO7 Black, GoPro
1/15 6:44
適当にじゃばじゃばしながら遡上していく
って、この区間には樹林帯の道があったらしい……
上陸
2016年01月15日 06:53撮影 by  HERO7 Black, GoPro
1/15 6:53
って、この区間には樹林帯の道があったらしい……
上陸
川がぐぐっと曲がる箇所に第一吊り橋を確認
予想外なことに先行する3人PTも確認
2016年01月15日 06:56撮影 by  HERO7 Black, GoPro
1/15 6:56
川がぐぐっと曲がる箇所に第一吊り橋を確認
予想外なことに先行する3人PTも確認
第一吊り橋
「今日の水量なら」、この吊り橋を使わずとも普通に徒渉できそうではあった
2016年01月15日 07:00撮影 by  HERO7 Black, GoPro
1/15 7:00
第一吊り橋
「今日の水量なら」、この吊り橋を使わずとも普通に徒渉できそうではあった
この後の吊り橋も全部そうだったが、作りはしっかりしているものの結構揺れた
2016年01月15日 07:01撮影 by  HERO7 Black, GoPro
1/15 7:01
この後の吊り橋も全部そうだったが、作りはしっかりしているものの結構揺れた
少し荒れた感じのところのアレがガンダム岩だな。
2016年01月15日 07:05撮影 by  HERO7 Black, GoPro
1
1/15 7:05
少し荒れた感じのところのアレがガンダム岩だな。
「今日の水量なら」タラップを使わずとも腰まで浸かったが下側を越せた
2016年01月15日 07:05撮影 by  HERO7 Black, GoPro
1
1/15 7:05
「今日の水量なら」タラップを使わずとも腰まで浸かったが下側を越せた
タラップを通ってくる3人PT
2016年01月15日 07:09撮影 by  HERO7 Black, GoPro
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タラップを通ってくる3人PT
うーんいかにも本流って感じだ
2016年01月15日 07:07撮影 by  HERO7 Black, GoPro
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うーんいかにも本流って感じだ
ホチキスステップ、
2016年01月15日 07:16撮影 by  HERO7 Black, GoPro
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ホチキスステップ、
桟橋とも水流の中を進めた
2016年01月15日 07:20撮影 by  HERO7 Black, GoPro
1/15 7:20
桟橋とも水流の中を進めた
ところどころこうして整備されているが
2016年01月15日 07:31撮影 by  HERO7 Black, GoPro
1
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ところどころこうして整備されているが
水中ジャバジャバのほうが楽しい
2016年01月15日 07:32撮影 by  HERO7 Black, GoPro
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水中ジャバジャバのほうが楽しい
両岸の荒々しい岩壁にも陽が射す
2016年01月15日 07:34撮影 by  HERO7 Black, GoPro
1/15 7:34
両岸の荒々しい岩壁にも陽が射す
ここをへつった。
容易。
2016年01月15日 07:45撮影 by  HERO7 Black, GoPro
1/15 7:45
ここをへつった。
容易。
そうこうしている間に第2吊り橋。
2016年01月15日 07:59撮影 by  HERO7 Black, GoPro
1/15 7:59
そうこうしている間に第2吊り橋。
わたる
2016年01月15日 08:03撮影 by  HERO7 Black, GoPro
1/15 8:03
わたる
その先、湯俣川の開けた河原と一面の青空が広がる!
2016年01月15日 08:08撮影 by  HERO7 Black, GoPro
1
1/15 8:08
その先、湯俣川の開けた河原と一面の青空が広がる!
奥の方(三俣〜双六間の稜線?)も見えてきた
素晴らしい天気
2016年01月15日 08:16撮影 by  HERO7 Black, GoPro
1/15 8:16
奥の方(三俣〜双六間の稜線?)も見えてきた
素晴らしい天気
第4吊り橋のワイヤーが残っている
2016年01月15日 08:32撮影 by  HERO7 Black, GoPro
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第4吊り橋のワイヤーが残っている
ワリモ沢出合
ここで幕営している人たちがいた
2016年01月15日 08:34撮影 by  HERO7 Black, GoPro
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ワリモ沢出合
ここで幕営している人たちがいた
両岸の荒々しさが増してきた気がする。
2016年01月15日 08:51撮影 by  HERO7 Black, GoPro
1
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両岸の荒々しさが増してきた気がする。
何が出るのか非常にわくわくするルートだ
2016年01月15日 08:56撮影 by  HERO7 Black, GoPro
1/15 8:56
何が出るのか非常にわくわくするルートだ
振り返ってみたりする
2016年01月15日 09:07撮影 by  HERO7 Black, GoPro
1/15 9:07
振り返ってみたりする
第3吊り橋
半分しか鉄板が渡されていなかった
2016年01月15日 09:12撮影 by  HERO7 Black, GoPro
1/15 9:12
第3吊り橋
半分しか鉄板が渡されていなかった
本当はここから湯俣川を離れるらしいが名残惜しいので赤沢出合まで進む
2016年01月15日 09:17撮影 by  HERO7 Black, GoPro
1/15 9:17
本当はここから湯俣川を離れるらしいが名残惜しいので赤沢出合まで進む
いかつい!!
2016年01月15日 09:20撮影 by  HERO7 Black, GoPro
1/15 9:20
いかつい!!
2023年08月12日 08:02撮影 by  802SO, Sony
8/12 8:02
水量が多かったらこことかは進みづらそうだ
2016年01月15日 09:37撮影 by  HERO7 Black, GoPro
1/15 9:37
水量が多かったらこことかは進みづらそうだ
着いてしまった赤沢出合
湯俣川にサヨナラバイバイ
2016年01月15日 09:41撮影 by  HERO7 Black, GoPro
1/15 9:41
着いてしまった赤沢出合
湯俣川にサヨナラバイバイ
赤沢は文字通り赤い
2016年01月15日 09:50撮影 by  HERO7 Black, GoPro
1/15 9:50
赤沢は文字通り赤い
ここで沢からもサヨナラバイバイ
2016年01月15日 09:59撮影 by  HERO7 Black, GoPro
1/15 9:59
ここで沢からもサヨナラバイバイ
灼熱の登りとなる
刈り払いはしっかりされているので道は明瞭。普通の登山道レベルである。
2016年01月15日 10:07撮影 by  HERO7 Black, GoPro
1/15 10:07
灼熱の登りとなる
刈り払いはしっかりされているので道は明瞭。普通の登山道レベルである。
ガレ場を横断したりもするがちゃんとテープ
藪愛好家ではないので藪こぎをしなくていいのは大変助かる。
2023年08月12日 09:08撮影 by  802SO, Sony
8/12 9:08
ガレ場を横断したりもするがちゃんとテープ
藪愛好家ではないので藪こぎをしなくていいのは大変助かる。
ギザギザの硫黄尾根とますます荒々しさを増しているように見える湯俣川(じつは硫黄尾根のギザギザの中に槍ヶ岳が隠れている)
2016年01月15日 10:25撮影 by  HERO7 Black, GoPro
1
1/15 10:25
ギザギザの硫黄尾根とますます荒々しさを増しているように見える湯俣川(じつは硫黄尾根のギザギザの中に槍ヶ岳が隠れている)
赤沢出合から400mほどの急登を終え展望台へ
このへんで下ってくる1人、ワリモ沢に幕営していた3人PTと出会う
2016年01月15日 11:10撮影 by  HERO7 Black, GoPro
1/15 11:10
赤沢出合から400mほどの急登を終え展望台へ
このへんで下ってくる1人、ワリモ沢に幕営していた3人PTと出会う
鷲羽岳方面
2023年08月12日 10:36撮影 by  802SO, Sony
1
8/12 10:36
鷲羽岳方面
灼熱の庭園であった
2023年08月12日 10:49撮影 by  802SO, Sony
8/12 10:49
灼熱の庭園であった
食べたらおいしいのかしら
2023年08月12日 10:55撮影 by  802SO, Sony
8/12 10:55
食べたらおいしいのかしら
うーんかっこいいですねえ
2023年08月12日 10:58撮影 by  802SO, Sony
8/12 10:58
うーんかっこいいですねえ
ズーム
2023年08月12日 10:59撮影 by  802SO, Sony
1
8/12 10:59
ズーム
ちょっと雲が出てきたがそれでも絶景だ
2023年08月12日 10:59撮影 by  802SO, Sony
2
8/12 10:59
ちょっと雲が出てきたがそれでも絶景だ
緩やかに登るトラバース道へ
2023年08月12日 11:01撮影 by  802SO, Sony
8/12 11:01
緩やかに登るトラバース道へ
かぶり岩
2023年08月12日 11:12撮影 by  802SO, Sony
8/12 11:12
かぶり岩
さあ三俣までラストスパート
2023年08月12日 11:38撮影 by  802SO, Sony
8/12 11:38
さあ三俣までラストスパート
着いた!!湯俣から7時間であった。
2023年08月12日 11:52撮影 by  802SO, Sony
3
8/12 11:52
着いた!!湯俣から7時間であった。
元気なら鷲羽岳往復して双六まで行くかと思っていたが、沢装備を早く解除したいので三俣でテント泊とした
2023年08月12日 12:01撮影 by  802SO, Sony
8/12 12:01
元気なら鷲羽岳往復して双六まで行くかと思っていたが、沢装備を早く解除したいので三俣でテント泊とした
テント張ったら行くからな。
2023年08月12日 12:15撮影 by  802SO, Sony
8/12 12:15
テント張ったら行くからな。
テンバはかなりの混雑であり平坦な場所を見つけるだけでも一苦労だった
2023年08月12日 13:36撮影 by  802SO, Sony
1
8/12 13:36
テンバはかなりの混雑であり平坦な場所を見つけるだけでも一苦労だった
まあ小屋があることだしこれくらいの贅沢は許されるでしょう。
2023年08月12日 13:43撮影 by  802SO, Sony
8/12 13:43
まあ小屋があることだしこれくらいの贅沢は許されるでしょう。
ちょっと贅沢すぎたかもしらん。
2023年08月12日 13:51撮影 by  802SO, Sony
8/12 13:51
ちょっと贅沢すぎたかもしらん。
テントを張り終えたころからガスが出てきていたが、ビールとカレーを摂取している間に鷲羽山頂はガスがとれてきていたので向かう
2023年08月12日 14:32撮影 by  802SO, Sony
8/12 14:32
テントを張り終えたころからガスが出てきていたが、ビールとカレーを摂取している間に鷲羽山頂はガスがとれてきていたので向かう
黒部源流
赤木沢、もしかして薬師沢小屋側からのみでなく上流側からもアプローチできるのかな
2023年08月12日 14:53撮影 by  802SO, Sony
1
8/12 14:53
黒部源流
赤木沢、もしかして薬師沢小屋側からのみでなく上流側からもアプローチできるのかな
15年ぶりの鷲羽岳山頂。
当時中2だった身に3泊4日のテン泊縦走というのはかなり過酷な体験であり、性癖を大いに歪めた気がする。
2023年08月12日 15:25撮影 by  802SO, Sony
2
8/12 15:25
15年ぶりの鷲羽岳山頂。
当時中2だった身に3泊4日のテン泊縦走というのはかなり過酷な体験であり、性癖を大いに歪めた気がする。
水晶岳はついに姿を現してくれなかった
2023年08月12日 15:39撮影 by  802SO, Sony
8/12 15:39
水晶岳はついに姿を現してくれなかった
いかにもな氷河地形の鷲羽池の水、飲めるのだろうか
多分煮沸すればいけるんだろうが
2023年08月12日 15:47撮影 by  802SO, Sony
8/12 15:47
いかにもな氷河地形の鷲羽池の水、飲めるのだろうか
多分煮沸すればいけるんだろうが
降りてきて振り返る伊藤新道のトレース
2023年08月12日 16:25撮影 by  802SO, Sony
3
8/12 16:25
降りてきて振り返る伊藤新道のトレース
3日目、テント村は早くから目覚めていた
2023年08月13日 03:29撮影 by  802SO, Sony
8/13 3:29
3日目、テント村は早くから目覚めていた
水を吸ったテントや沢装備で重くなったザックが堪える。分岐点まで粛々と登る。皆意外と三俣蓮華岳に行くのね……
15年前はここで力尽きて20分ほど路傍に座り込んで仮眠していた記憶。
2023年08月13日 04:02撮影 by  802SO, Sony
1
8/13 4:02
水を吸ったテントや沢装備で重くなったザックが堪える。分岐点まで粛々と登る。皆意外と三俣蓮華岳に行くのね……
15年前はここで力尽きて20分ほど路傍に座り込んで仮眠していた記憶。
夜明けはまだだが、これくらいの頃合いの空が一番好きかもしれん。
2023年08月13日 04:22撮影 by  802SO, Sony
2
8/13 4:22
夜明けはまだだが、これくらいの頃合いの空が一番好きかもしれん。
巻道ルートも微妙にアップダウンがあるんだよな。まあ、稜線よりはマシだが。
2023年08月13日 04:52撮影 by  802SO, Sony
8/13 4:52
巻道ルートも微妙にアップダウンがあるんだよな。まあ、稜線よりはマシだが。
ほぼ双六側の分岐地点で周りの人が皆カメラを向けているので何かと思えばご来光
2023年08月13日 05:06撮影 by  802SO, Sony
8/13 5:06
ほぼ双六側の分岐地点で周りの人が皆カメラを向けているので何かと思えばご来光
今日はあまり寒くないからありがたみはそこそこ程度
(15年前、夜明け前の祖父岳で凍える中ようやくという感じで出てきた太陽は誇張抜きで神の恵みに思えた)
2023年08月13日 05:06撮影 by  802SO, Sony
3
8/13 5:06
今日はあまり寒くないからありがたみはそこそこ程度
(15年前、夜明け前の祖父岳で凍える中ようやくという感じで出てきた太陽は誇張抜きで神の恵みに思えた)
眼下に双六
結構こっちも賑わってんねえ
2023年08月13日 05:12撮影 by  802SO, Sony
8/13 5:12
眼下に双六
結構こっちも賑わってんねえ
15年前、ここでテントを張ったはずだがどのへんに張ったかとかはまるで思い出せない。
2023年08月13日 05:27撮影 by  802SO, Sony
1
8/13 5:27
15年前、ここでテントを張ったはずだがどのへんに張ったかとかはまるで思い出せない。
眩しいでやんす
2023年08月13日 06:06撮影 by  802SO, Sony
1
8/13 6:06
眩しいでやんす
今度は眼下に鏡平
すぐそこに見えたので休憩なしで降りることにした
2023年08月13日 06:08撮影 by  802SO, Sony
8/13 6:08
今度は眼下に鏡平
すぐそこに見えたので休憩なしで降りることにした
前方には笠
2023年08月13日 06:08撮影 by  802SO, Sony
1
8/13 6:08
前方には笠
い、意外と遠かったな。鏡平で休憩。
2023年08月13日 06:37撮影 by  802SO, Sony
8/13 6:37
い、意外と遠かったな。鏡平で休憩。
さあ行こうか
2023年08月13日 06:50撮影 by  802SO, Sony
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8/13 6:50
さあ行こうか
今日もいい天気
2023年08月13日 07:08撮影 by  802SO, Sony
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今日もいい天気
降りるぞ。
2023年08月13日 07:22撮影 by  802SO, Sony
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降りるぞ。
秩父沢
2023年08月13日 07:46撮影 by  802SO, Sony
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秩父沢
登山道脱出!
2023年08月13日 08:17撮影 by  802SO, Sony
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登山道脱出!
わさび平小屋に来たらキュウリを食べるよな
2023年08月13日 08:37撮影 by  802SO, Sony
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わさび平小屋に来たらキュウリを食べるよな
左俣林道を下るの、あまりにだるいので勝手に北アルプス三大酷道に認定している
2023年08月13日 09:34撮影 by  802SO, Sony
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左俣林道を下るの、あまりにだるいので勝手に北アルプス三大酷道に認定している
撮影機器:

感想

10年以上前のヤマケイ登山地図には廃道としてかろうじて記載されていた伊藤新道、上流に硫黄尾根を有しそこから流れ出る硫黄分で魚も住まず、吊り橋も硫黄分にやられ朽ちていくという湯俣川を遡行するというそのロケーションに当時中学生だったころからかなり魅力を感じていたが、まあ北アルプスで廃道ってことは自分には無理だろうなぁということでいったんは忘れていた。
ところがどうやら最近は三俣山荘が自ら「北アルプスのラストフロンティア」と称してこのコースの復興を試みていたらしく、湯俣川以外の区間はほぼ道が復活し湯俣川にも何個か橋が架かったりしているらしい。さらには来年には避難小屋も建てられるときて、これなら沢登りの経験を多少積んだ今ならイケるのでは……?と思い、10年越しの悲願を達成しに行った。

快晴の下高瀬ダムに降り立ち初日は湯俣まで。高瀬ダムの水量は大分少ないみたいだが、湯俣に近づくとさすがに本流という感じでそれなりに流れていた。初日は手前の河原でお湯を触って熱っ!となったりするくらいにとどめておく。
2日目、いよいよ伊藤新道に突入。徒渉は腰くらいまでで済む程度の水量だったがさすがに本流だけあって水勢はそれなり。噴湯丘を拝んだ後本流をジャバジャバ適当に行ったり来たりしながら進む。今回の水量では通過困難なところはなかったし、吊り橋も使わなくても徒渉できる感じだったが、もうちょっと水量が多いと徒渉も考えてやらないといけないのだろう。しかし北アルプスで本流遡行をしているというだけで最高にわくわくするロケーションである。
湯俣からしばらくは両岸切り立った圏谷だが、第2吊り橋の先で一気に開けた河原となり快晴の青空が一気に広がる。もう最高。ワリモ沢出合で幕営しているテントを見かけたりしながら進む。ワリモ沢を越えたあたりからまた両岸切り立ってくる。次に少し広がったところに第3吊り橋があり、正規の伊藤新道はそこから尾根に出るらしいがせっかくなので赤沢まで湯俣川を追うことにした。赤沢手前で右岸に細い滝を架けながら岩盤が屹立する非常に格好いい光景を拝めた。
赤沢から尾根に上がるポイントはマーキングがしっかりされており見落とさない。そこから先は道も明瞭についており、普通の登山道という感じだった。少し登ったところから見下ろす湯俣川本流と硫黄尾根、その後ろに隠れる槍ヶ岳の光景は展望台と銘打って宣伝するだけの価値はあるなという感じだった。
沢登erあるあるの沢を出た後のバテバテ化現象に見舞われつつも、左手に広がる北アルプス最高の眺めに励まされつつトラバース道を通って三俣山草に正午頃に到着。伊藤新道およそ7時間の旅路、最高に楽しいバリエーションルートだった。
三俣のテント場は爆混みであり平らな場所を探すのも一苦労だったがなんとか確保。小屋でちょっとゆっくりしたあと鷲羽の山頂だけ踏むことにする。ここから先は15年程前、当時中2だったころに折立→新穂高の3泊4日テント縦走でたどったルートの後半である。この縦走は中2の北アルプス経験としては言うまでもなくかなり過酷なものであり、三俣峠でへたり込んでしまい路傍で寝落ちしたり、水晶岳で落石を蹴落としそうになったりとかなりしんどかったのだが、その分多感な中2の性癖を大きく歪めたことは間違いないものだった。そんな当時の思い出に浸る余裕があったかどうかは微妙なところだが、15年ぶりに踏んだ鷲羽岳はギリギリガスをかぶらずにいてくれた。
3日目、この日は新穂高温泉への下山。濡れたテン泊・沢登り装備がずっしり肩に食い込む。巻き道ルートを進む(三俣蓮華・双六の山頂を踏む日はあるのだろうか……?)と双六小屋手前で日の出を迎えた。15年前はガタガタ震えつつ日の出を待ちわびていたのだが今回はさほど寒くなかったのは気候のおかげか、時期の違いか、はたまた15年間で身についたミートテックのせいか?w
ここから先は進みつつあっなんかこの光景見たことある、みたいなノスタルジーに随所で浸っていた。ただそれより肩に食い込む重荷から早く解放されたいという一心で小池新道をシャカシャカと下り、新穂高温泉の中に吸い込まれていったのだった。

☆伊藤新道、沢靴+濡れる準備くらいは必要だが非常に楽しいバリルートだった。三俣山荘の皆さん整備ありがとうございます。人間にも思いのほかたくさん遭遇したし、通行者も結構多いらしい。ただ、湯俣川区間に関してはこれ以上整備しないでおいたほうが楽しいルートになるんじゃないかという気がしなくもありません。

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