記録ID: 6439115
全員に公開
積雪期ピークハント／縦走
八ヶ岳・蓼科
カモシカに出会えた厳冬期赤岳（阿弥陀岳〜硫黄岳）
2024年02月08日(木) 〜
2024年02月09日(金)
山梨県
長野県
ksm2301
体力度
6
1〜2泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 15:30
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 2,335m
- 下り
- 2,339m
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標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 10:36
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 12:01
距離 14.2km
登り 2,147m
下り 915m
17:02
| 天候 | 8日 快晴 9日 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2024年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
近くの八ヶ岳山荘は24時間使用できるフリースペースとトイレがあるので、色々準備には最適です。 https://mt-yatsugatake.jp/yamagoya/yamagoya-1949/ |
| コース状況／ 危険箇所等 |
2024.02.08時点での状況 全体的に硬い雪の上にふわふわの乾雪が積もった状態。 ダブルストック、ピッケル、チェーンスパイク、12本爪アイゼン、ワカンすべて活用しました。 ●八ヶ岳山荘〜御小屋山〜不動清水 別荘地までは除雪されているが、その先は薄いトレース跡があるのみ。 ひたすらラッセルし、ダブルストックと12本爪アイゼン装備、ひざ上まで沈む場所はワカン使用。 ただ、急登はワカンだと逆に滑るので外した方がいいです。 ●不動清水〜阿弥陀岳〜文三郎尾根分岐 相変わらずトレースはないが、稜線に出ると雪は固くなり、歩きやすくなります。 基本ダブルストックと12本爪アイゼン装備ですが、阿弥陀岳から先は急な下りになるのでピッケルに装備変更し、後ろ向きで降りました。 途中の中岳にてカモシカと遭遇しました。 ●文三郎尾根分岐〜赤岳〜硫黄岳〜赤岳展望荘 ここから先はしっかりとしたトレースありとても歩きやすいです。 ピッケルと12本爪アイゼン装備で踏破しましたが、滑落するような個所（横岳周辺）以外はダブルストックの方が楽かなと思いました。 ちなみにこのトレースは自衛隊の方たちが午前中に訓練で入ってできたものだと他の登山者の方に聞きました。なければ硫黄岳まで行けなかった、助かりました。 ●赤岳展望荘〜赤岳〜文三郎尾根分岐〜行者小屋 稜線は強風でトレースは消失。ピッケルと12本爪アイゼン装備し、ラッセルしながら赤岳を目指します。文三郎尾根はトレース残っていて歩きやすいですが、急登なのでアイゼンの刃利かせて気を付けて降りました。 ●行者小屋〜八ヶ岳山荘 行者小屋から先はガチガチのトレース跡あるので、チェーンスパイクとダブルストックに換装し、一気に下りました。 |
| その他周辺情報 | 八ヶ岳山荘にて日帰り入浴あり 入りたかったですが、14：00から仕事なのでそのままどこにも寄らず帰りました。 |
写真
八ヶ岳山荘
ここで装備を整えます。
4時に来ましたが、すでに20名近くの方がいて賑わっていて驚き。
ここで装備を整えます。
4時に来ましたが、すでに20名近くの方がいて賑わっていて驚き。
J＆N
クリスマスは終わりましたが、イルミネーションはきれいです。
クリスマスは終わりましたが、イルミネーションはきれいです。
駐車場より満天の星空
新月間近なので、この写真以上に星たくさん見えました。
新月間近なので、この写真以上に星たくさん見えました。
御小屋尾根へ向かうルート
別荘地までは除雪されてて歩きやすいです。
別荘地までは除雪されてて歩きやすいです。
除雪の終端
ここから先は薄いトレース跡なのでワカン、12本爪アイゼンに換装します。
ここから先は薄いトレース跡なのでワカン、12本爪アイゼンに換装します。
御小屋山
正直体力的な意味ではここまでのルートが一番きつかったです。
ひたすらラッセルでした。
正直体力的な意味ではここまでのルートが一番きつかったです。
ひたすらラッセルでした。
カモシカ��
近づいても全く逃げない。
これだけでも赤岳来た甲斐ありました。
近づいても全く逃げない。
これだけでも赤岳来た甲斐ありました。
文三郎尾根分岐
ここから先は明瞭なトレース合って非常に歩きやすいです。
ただ急登で滑落箇所もあるので注意。
ここから先は明瞭なトレース合って非常に歩きやすいです。
ただ急登で滑落箇所もあるので注意。
赤岳展望荘��今日はお世話になります。
中はこたつやストーブあって、厳冬期の稜線とは思えないような温かさでした。ありがたい。ただ21時以降は電気落ちるので、防寒対策はしっかりしないと寒いです。
受付してから硫黄岳まで向かいます。
3
2/8 12:20
赤岳展望荘��
今日はお世話になります。
中はこたつやストーブあって、厳冬期の稜線とは思えないような温かさでした。ありがたい。ただ21時以降は電気落ちるので、防寒対策はしっかりしないと寒いです。
受付してから硫黄岳まで向かいます。
今日はお世話になります。
中はこたつやストーブあって、厳冬期の稜線とは思えないような温かさでした。ありがたい。ただ21時以降は電気落ちるので、防寒対策はしっかりしないと寒いです。
受付してから硫黄岳まで向かいます。
横岳へのルート
滑落する危険性あるので、ピッケルアイゼン利かせて踏破。
滑落する危険性あるので、ピッケルアイゼン利かせて踏破。
夕焼けと阿弥陀岳
この後は太陽雲に沈んで、早めの日の入りになりました。
この後は太陽雲に沈んで、早めの日の入りになりました。
星空の阿弥陀岳と茅野市
茅野市に薄い雲かかっていて、肉眼で見るともっときれいでした。
茅野市に薄い雲かかっていて、肉眼で見るともっときれいでした。
雪煙
昨日と打って変わって強風。
ゴーグルとバラクラバないときつい。
昨日と打って変わって強風。
ゴーグルとバラクラバないときつい。
モルゲン西穂高岳・ジャンダルム・穂高岳・北穂高岳・大キレット・南岳・中岳・大喰岳・槍ヶ岳今あそこにいる人たちが少しうらやましいです。
4
2/9 7:09
モルゲン西穂高岳・ジャンダルム・穂高岳・北穂高岳・大キレット・南岳・中岳・大喰岳・槍ヶ岳
今あそこにいる人たちが少しうらやましいです。
今あそこにいる人たちが少しうらやましいです。
一気に八ヶ岳山荘
14時から仕事なので急いで駐車料金払って帰ります。
14時から仕事なので急いで駐車料金払って帰ります。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
チェーンスパイク
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒（保温性）
地図（地形図）
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
ワカン
スノーゴーグル
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ピッケル
カメラ
|
|---|
感想
赤岳にまとまった雪が降ったので、厳冬期赤岳チャレンジしてみました。ルートは行ったことのない御小屋尾根からの阿弥陀岳〜硫黄岳までのピストン。
5時に八ヶ岳山荘出発。
阿弥陀岳まではうっすらとしたトレースしか残っておらず、ひたすらラッセル。きつかったが頑張ったおかげで、初めてカモシカと出会えました！近づいても全然逃げないことにも驚きましたが、厳冬期の稜線会えたことにも驚き。
あとは予定通り硫黄岳まで行ってピストンし、途中の赤岳展望荘に宿泊。星空も満喫し、翌日は文三郎尾根で下山しました。
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利用交通機関：
車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
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カモシカちゃんの写真、素晴らしいですね。
どのくらい近づけたのでしょうか？
山で出会える動物で私はカモシカが一番好きで、
何時かそっと撫でられたらなんて考えながら
運命の出会いを期待して山に行っています。
他の記録も見ましたが、写真が素晴らしいですね。
これからもお気を付けて頑張って下さい。
2メートルぐらいまで近づくことが出来ました。
ただ、やはり野生動物なので、直接触れるのはなかなか厳しいと思います。
これからも気をつけて登ります。
ありがとうございました。
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