雲ノ平〜祖父岳(折立からピストン)

yoisa
その他1人 - GPS
- 19:32
- 距離
- 33.6km
- 登り
- 2,513m
- 下り
- 2,514m
コースタイム
- 山行
- 8:07
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 9:02
- 山行
- 9:36
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 10:27
| 天候 | 【1日目】晴れときどき曇り 【2日目】晴れのち曇り |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
100台/無料/トイレあり 4日朝到着時にギリギリ空きスペースに停められましたが、多くの車は臨時駐車場に回っていました。 ■有峰林道 2,000円(復路分を含む) ゲート式で通行時間が「6:00〜20:00」と制限されています。折立から早出をするなら前日(20:00まで)に入って車中泊、当日ならば最速で7:00前のスタートになります。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
コースは全般に明瞭です。 ■要注意箇所 <薬師沢小屋 ↔ アラスカ庭園間の急登> 高度400mを一気に上げる急登です。日の当たらない林の中で岩が湿っており、滑りやすいです。上りはもちろん、下りでは特にスリップ注意です。 この区間は上り・下りとも非常に時間がかかります。余裕を持った計画を立てられることをおすすめします。 |
| その他周辺情報 | ■下山後温泉 ひらゆの森 https://www.hirayunomori.co.jp/ 入浴 700円(大人) 折立から2時間ほど走りますが中部縦貫自動車道(安房トンネル)へ乗る前に寄りました。 |
写真
感想
「今年は雲ノ平に行きたい!」年明けに奥さんが言った。
「〇〇岳に登りたい」ではないその台詞を意外に感じつつ、しかし「へー、いいセンスしてんじゃん」と、ちょっと嬉しくなったのを覚えている。
私は2度目の、奥さんは初めての雲ノ平。「百高山2巡目」に合わせて、祖父岳まで足を延ばしてみる。
【回想】
2021年9月に折立から周回。初日は雲ノ平を経て祖父岳〜鷲羽岳〜三俣蓮華岳と歩き黒部五郎小舎泊、翌日に黒部五郎岳〜北ノ俣岳をつないで太郎平から折立へ降りた。
鷲羽、三俣蓮華を前に祖父岳は急ぎ足で登ってしまった印象。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3540093.html
7時スタート、ほぼ予定どおりに10時半に太郎平小屋に到着。ネット情報で「10時から」と読んでいた太郎ラーメンを頼もうとすると、何と食堂メニューは11時からとのこと。行程を優先して先へ進むことにします。
薬師沢小屋の吊橋を渡ると、アラスカ庭園に向かって一気に標高を上げていきます。風が通らない林の中、湿った岩をひたすら登っていきます。何度も休みながら息を整える奥さん。薬師沢小屋の休憩でお話させていただいた3人組パーティさん(やはり雲ノ平山荘泊とのこと)が颯爽と抜いていかれたので、「16時を過ぎてしまうかもしれません」と小屋への伝言をお願いしました。
奥さん曰く「永遠に続くんじゃないかと思った」登りも2時間ほど続ければ平らに、ハイマツを潜って抜けた先がアラスカ庭園です。空は高曇りといった様子で、意外に周囲の山々(黒部五郎、三俣蓮華、赤牛、水晶など)は見えていましたが、「絶景」というには少々・・・明朝に期待することにします。
山荘の天窓から覗いた2日目の朝は薄く漂うガスの向こう、東の空が少しずつ明るくなって、もう期待感しかありません。水晶岳の双耳峰の間から登る朝陽に向かって歩き出します。昨日は目立たなかったチングルマの花穂が朝露に濡れ、朝陽を受けて一面に輝いています。木道を進んでいくと近付く水晶の山容、その脇に続く赤牛の稜線、振り返ると絵画のような雲ノ平の景色がそこにありました。
色とりどりの花々を眺めながら祖父岳へ。山頂に近付くとガスがかかってきて、いかにもライチョウが出てきそうな雰囲気。すると目のいい奥さんが、逆光(シルエット)のライチョウを見つけ、その後は何羽にも会うことができました。
祖父岳に登頂するとそのままピストンで復路へ。雲ノ平まで来ながら水晶にも鷲羽にも登らないという、これもまた贅沢と、のんびり広い大地を歩いていきます。前日必死で登った薬師沢までの急登を今日は慎重に降り、太郎平まではがんばって登り返し、そして折立まで下りました。
余裕のある計画だったつもりが、結果的には1日目、2日目ともいっぱいいっぱいになってしまい、もっと余裕を持たせなくてはならなかったと反省。しかし天候に恵まれ、何より無事に行ってこられてよかったと思っています。
奥さん、よくがんばった。
コメント
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奥さんとの雲の平〜祖父岳、お疲れさまでした。
薬師沢からの岩と苔の急登、あれはツラいですね。奥さん健脚で素晴らしい!
雲ノ平まで来ながら水晶にも鷲羽にも登らないというのは、ほんと贅沢な楽しみ方ですね。
私も前日に足早に過ぎてしまいましたが、本来は数日かけてじっくり楽しむべき奥深いエリアですね。
まさか前日に同じところを歩かれていたとは(信じられない1DAY周回!!)。過去にも(阿弥陀あたり多し)何度もニアミスしていますが、今回もビックリ!です
奥さんは決して健脚ではなく、何度も足が攣ったり休んだりしながら、それでも辿り着くことができました。昨日帰宅後にしみじみ「行かれてよかった」という彼女に「また機会があったら行く?」と聞くと、「薬師沢からの登りがなければ」との答えでした(笑)。
薬師沢小屋からの登りはいつまで続くのぉ〜😂と思いましたし、太郎小屋までも意外と長いし、心折れるポイントなんですよね〜😅
でも雲の平はまた行きたいなと思う場所なので、yoisaさんの写真で楽しませていただきました!しかも雷鳥まで✨いるんですね〜。私は久しく雷鳥見れてないので羨ましいです☺️
お疲れさまでした〜
標高グラフのいびつな形がこのコース(太郎平からの下げ&薬師沢からアラスカ庭園までの急登)を示していますね。山荘で行き会った方々は「新穂高から入って双六で1泊してきた」方や「折立から入って太郎平で1泊してきた」方。七倉から入っても裏銀座経由ですし、さすが「最後の秘境」はどこからアプローチしても遠いと再認識。でも苦労しても足を運ぶ価値のある、素晴しい時間と空間でした
祖父岳に登っている途中でガスがかかってきたので「ライチョウが出てきそう」とは思ったのですが、雲ノ平に降りてからの木道はビックリでした。今年産まれたヒナに会えると嬉しいですね(^^)
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