雲ノ平を目指したが・・・

- GPS
- 56:00
- 距離
- 36.7km
- 登り
- 2,711m
- 下り
- 2,699m
コースタイム
- 山行
- 7:51
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 8:41
- 山行
- 6:34
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 7:44
| 天候 | 7日・・・午前:霧雨 午後:雨 8日・・・午前:霧雨 午後:霧雨・風あり 9日・・・午前:強雨・風強い 午後:晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
強風時の稜線上が危険 |
写真
感想
今年の目標として雲ノ平を目指すことを1月に決め、徐々に準備を進めてきました。
ルートは新穂高から雲ノ平・高天原温泉を目指す5日間の旅として、日程は9月の2週目なら自分の大体の予定も終わり、登山者も減り、気温も少し下がって最高の計画だ!!となるはずでしたが。。。
9月6日
8月の常念・蝶ヶ岳山行のときに寝不足のためかバテバテになったため、前日に新穂高入りし、温泉に入り翌日からの登山に備えました。
しかし相変わらず雨は降ったり止んだりを繰り返しています。。。天気予報も安定せず、どうなることやら〜
9月7日
4時に起床し準備します。霧雨が降っているため雨具を着て薄暗い中、5時に登山指導センターを出発しました。要所にて休憩を挟みながら進んでいきますが、天気は相変わらず。。。ガスに覆われて周りの山も見えません。登山者も少ないです。
重い荷物でしたが、ほぼコースタイムどおりで鏡平山荘に到着!早めのお昼でカレーを食べました。その時に自分と同じように雲ノ平を目指していた3人組のパーティからこの天候で三俣山荘までで諦めたという話を聞きました。「確かにこの天候でソロで経験値も低い自分が無理してもなぁ〜」と思いはじめました。とりあえず双六小屋まで行ってその後を判断することにして鏡平山荘を出発!
弓折乗越を越えると雨が強くなってきました。この時点でテント泊をする元気がなくなりました。。。それでも淡々と歩くと双六小屋が見えてきました!コースタイムより若干短縮できました。
昼寝をして夕飯を準備して自炊室にて同じ部屋の人と今後の予定について話をしました。その方も同じように雲ノ平と高天原温泉を目指していたそうですが、悩み中とのこと。今週いっぱいは好転する予報もないし、突如発生した台風18号もあるので無理しないほうがいいとの結論になりました。残念。。。。
とりあえず、翌日は鷲羽岳までピストンし再び双六小屋に厄介になることにしました。
9月8日
夜明け前は少し遠くまで見えてましたが雲は多く、好天は期待できません。案の定出発する頃にはガスってしまいました。双六岳には登らず巻道を行きます。昨夜の方は野口五郎小屋まで行き、高瀬ダムに降りることにしたそうです。自分はクルマのため新穂高に帰らなければなりません。
眺望のない中、鷲羽岳に到着!雨と風が強くなり早々に下山し、三俣山荘の喫茶室でコーヒー・ケーキセットをいただきました。こんな山奥でのサイフォンコーヒーは贅沢ですね〜
帰りは三俣蓮華岳を経由し双六岳山頂を通ろうと思いましたが、風が強いので中道を。巻道との分岐で携帯の電波が入り、翌日下山することを家族に連絡し双六小屋に戻りました。
小屋に戻ると団体さんがおり、賑やかです。皆さん翌日の台風を気にしていました。予報を見ると朝よりスピードが速まり昼ごろ通過する予報に変わっていました。どうしよう。。。。
9月9日
4時前に目が覚めると風雨の音が強くします。早めに出発しようかと思ってましたが、悩みます。5時を過ぎテレビが見れるようになると、他の方も集まってきます。予報では雨は9時ごろが強いですが、風は12時ごろから強くなる見込み。「ゆっくりしてるとここでもう一泊か?」と思ったので6時過ぎに下山開始。「雨は強いが何とかなりそう」と思って稜線上に出たらすさまじい風!!斜面を駆け上がってくる風に押し倒されそうになりました。幸運にも倒されそうになるのが山側なのでまだ安心です。谷川に吹いていたら戻ったほうが懸命でしたね。団体さんもロープでお互いを結びながら何とか降りてました。
乗越を越えて鏡平山荘まで無事に到着。ここで山荘の方から「この下の登山道の状況がこの雨で分からないので確認が取れるまで待機してほしい」と言われました。登りでは気付きませんでしたが、沢を渡る所が流されたためロープで迂回してあったがそこがまた流されたかもしれないとの事。がけ崩れに巻き込まれたくないので素直に従います。
食堂を開放していただき、2時間ほど「岳」や「双六岳の写真集」を読んでいました。「ここで泊まりか?」と思いましたが、団体さんが様子を見がてら出発するとの事。ちょうど上がってきた方もいるそうで特段異常なく通れそうなので出発することにしました。
ちょうど同じく出発する方がいたのでご一緒することにしました。雨はまだ強いですが風は樹林帯に入っているので問題なし。危険箇所も言っていた通り大丈夫でした!
途中から雨も止み、青空が見えてきました。ちょっと残念な気持ちはしますが、雲の流れは速くまだまだ稜線上は危険でしょうし、昼から雲ノ平には向かえません。翌日も微妙な天気なのでテント泊も楽しくなさそうなので、撤退したことを後悔はしていません。
計画は練りこみましたが、天気はコントロールできません。今回は運がなかったと思ってまた次の機会に最高の雲ノ平をとっておきたいと思います!何より無事に帰ってきたことに感謝します!!
JGS
















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