記録ID: 8099227
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
屋久島
宮之浦岳
2025年04月29日(火) 〜
2025年05月01日(木)
鹿児島県
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体力度
8
2〜3泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 18:14
- 距離
- 38.7km
- 登り
- 2,974m
- 下り
- 3,591m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 3:10
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 3:42
距離 8.5km
登り 718m
下り 373m
2日目
- 山行
- 7:07
- 休憩
- 1:48
- 合計
- 8:55
距離 16.7km
登り 1,189m
下り 1,474m
3日目
- 山行
- 4:24
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 5:25
距離 13.5km
登り 1,067m
下り 1,743m
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス
飛行機
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
高盤岳への道は荒れている。 |
写真
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紀元杉バス停に到着。標高1240m。
バスは次々と人が乗ってきて、真ん中の席も使うほどの満車状態だった。
バスは次々と人が乗ってきて、真ん中の席も使うほどの満車状態だった。
木道が整備されていて、ぐるっと一周できるようになっている。
巨大な紀元杉。初めて見る屋久杉だ。
巨大な紀元杉。初めて見る屋久杉だ。
中の様子。当初はここに宿泊する予定だったが、明日以降晴れない可能性があり、本日中に1つはピークに登って展望を楽しみたいため、ちょっと無理をして先に進むことにする。
中の様子。当初はここに宿泊する予定だったが、明日以降晴れない可能性があり、
本日中に1つはピークに登って展望を楽しみたいため、ちょっと無理をして先に進むことにする。
本日中に1つはピークに登って展望を楽しみたいため、ちょっと無理をして先に進むことにする。
屋久島は日の入りが遅いとはいえ、小屋到着は遅くなりそうなので少しペースを上げる。
高盤岳展望台。逆光で山頂の豆腐岩が良く見えない。
今からあの山に登る予定だ。
今からあの山に登る予定だ。
展望台に到着。屋久島中心部の山々が見渡せる。真ん中左のピークは黒味岳だろうか。
森の中に巨石が点在する不思議な景観だ。
屋久島中心部の見たかった景色が見られて満足だ。
屋久島中心部の見たかった景色が見られて満足だ。
ここから高盤岳を往復する。ザックはここにデポする。
ロープが張られているが、未整備のため初心者が入らないようにするためのようだ。
ロープが張られているが、未整備のため初心者が入らないようにするためのようだ。
と思ったら、道はどんどん悪くなっていく。細かったり水没していたり。
登山道ではあるが、確かに近年整備はされていないようだ。
登山道ではあるが、確かに近年整備はされていないようだ。
高盤岳山頂に到着。標高1711m。
山頂の豆腐岩は大きすぎて写真に入りきらない。
山頂の豆腐岩は大きすぎて写真に入りきらない。
この岩には登ることができず、岩以外の部分は結構狭いので
あまり爽快感はない山頂だ。山頂標識も見当たらない。
あまり爽快感はない山頂だ。山頂標識も見当たらない。
遠くの尖がった山は七五岳だろう。
晴れの屋久島の山々の展望を満喫することができた。
これで明日雲にまかれても後悔はない。もちろん晴れても後悔はない。
晴れの屋久島の山々の展望を満喫することができた。
これで明日雲にまかれても後悔はない。もちろん晴れても後悔はない。
花之江河に戻ってくる。ここから石塚小屋まで移動。
メインルートから少し外れたところにあるので、ちょっと不便な小屋だ。
メインルートから少し外れたところにあるので、ちょっと不便な小屋だ。
こちらの道も少し険しい。高盤岳への道ほどではないが、
メインルートではないため道のレベルは少し異なる。
メインルートではないため道のレベルは少し異なる。
石塚小屋に到着。18:22と遅い到着だが、明るいうちに無事辿り着けた。
本日は10人弱の宿泊で、混雑ではないがそこそこの人数だ。
本日は10人弱の宿泊で、混雑ではないがそこそこの人数だ。
5時に小屋を出発。まだ暗くてヘッドライトなしでは歩けない。
それでも小屋を出たのは自分が一番最後だった。
それでも小屋を出たのは自分が一番最後だった。
昨日歩いた道を引き返し花之江河に到着。
ようやくヘッドライトがなくても歩ける程度に明るくなってきた。
ようやくヘッドライトがなくても歩ける程度に明るくなってきた。
黒味岳への道は少々険しい。といってもロープも足場もあり、難易度は高くない。
太陽は残念ながら雲の中に隠れてしまったが、これだけの展望があれば十分だ。本日は曇り予報だったが、雲の量は多くなく比較的良い天気なのはうれしい誤算。
海を隔てて種子島が見えている。
太陽は残念ながら雲の中に隠れてしまったが、これだけの展望があれば十分だ。
本日は曇り予報だったが、雲の量は多くなく比較的良い天気なのはうれしい誤算。
海を隔てて種子島が見えている。
本日は曇り予報だったが、雲の量は多くなく比較的良い天気なのはうれしい誤算。
海を隔てて種子島が見えている。
黒味岳を下山しザックを回収したら宮之浦岳を目指す。
山道でヤクザルを発見。結構人慣れしている。
山道でヤクザルを発見。結構人慣れしている。
目の前に見えるのは投石岳。
この辺りは全てのピークを巻いていくように登山道が付けられている。
この辺りは全てのピークを巻いていくように登山道が付けられている。
この辺りは標高が高く、高い木はあまり映えていない。
中腹以下の巨木の森とは雰囲気が異なり、笹原が広がっている。
中腹以下の巨木の森とは雰囲気が異なり、笹原が広がっている。
山頂はまさに360度の大展望台。目の前にそびえるのは永田岳。
奥の方に口永良部島が見えている。
奥の方に口永良部島が見えている。
山頂はしばらく無人だったが、その後に続々と登山者がやってきて賑わっている。
宮之浦岳のすぐ隣のピークではあるが、広がる展望は異なる。
まず、こちらからは宮之浦岳を眺めることができる。
まず、こちらからは宮之浦岳を眺めることができる。
そして、海岸線と集落が見える。
屋久島中心部の山々の中で、永田岳が唯一、海岸線が見える山だ。
屋久島中心部の山々の中で、永田岳が唯一、海岸線が見える山だ。
元来た道を引き返し、下山道に入っていく。
山の斜面になんと雪渓が残っている。
山の斜面になんと雪渓が残っている。
岩の上からは素晴らしい展望が広がる。
笹原の中に、宮之浦岳に続く登山道が見える。左のピークは翁岳だ。
笹原の中に、宮之浦岳に続く登山道が見える。左のピークは翁岳だ。
杉とあわせてヒメシャラの木をよく見かける。
ヒメシャラにしてはかなりの大木だ。
ヒメシャラにしてはかなりの大木だ。
スミレを発見。アセビ以外はほとんど花を見かけなかったが、わずかに咲いている花がある。
登山道のど真ん中で子ザルが毛づくろいをしている。いくら何でも警戒心が無さすぎだ。
側を通り過ぎるとこちらの様子を伺っていたが、逃げることはなかった。
側を通り過ぎるとこちらの様子を伺っていたが、逃げることはなかった。
高塚小屋には水場がないので、ここで水を汲んでおく。
水量は少ないが、水を汲みやすいようにホースがあるのがありがたい。
水量は少ないが、水を汲みやすいようにホースがあるのがありがたい。
杉の幹の中に別の木の根がめり込んでいるのだが、中はどうなっているのだろう？
まだ時間が早いため、小屋の近くにある縄文杉を見に行く。
屋久島で一番大きな木であり、一番有名な木だ。
屋久島で一番大きな木であり、一番有名な木だ。
人との比較図。これを見れば大きさを実感できるが、
展望デッキが縄文杉から遠いのがちょっと残念だ。
展望デッキが縄文杉から遠いのがちょっと残念だ。
表面はデコボコ。風格のある姿だ。
小屋に戻って夕飯を食べたら就寝。本日の宿泊者は10名弱だった。
小屋に戻って夕飯を食べたら就寝。本日の宿泊者は10名弱だった。
本日も5時に小屋を出発。昨日の石塚小屋と比べると、みな少し行動が遅めだ。
小屋はネズミがいて、夜中に何かをかじっている音がしていた。
小屋はネズミがいて、夜中に何かをかじっている音がしていた。
中は空洞になっていて入ることができる。株の中から空を見上げる。
こんな大きな穴のあいた木材が役に立ったのだろうか？
こんな大きな穴のあいた木材が役に立ったのだろうか？
株の中の一角に祠が祀られている。
縄文杉に匹敵する巨木の切り株で、中に入ることで大きさを実感できる。
縄文杉に匹敵する巨木の切り株で、中に入ることで大きさを実感できる。
かなり綺麗に整備されているが今でもこのレールは使われているのだろうか？
脱線防止ガードまでついている。
脱線防止ガードまでついている。
次々と登山者とすれ違うようになってくる。ガイドが率いるグループ登山者も多い。
三代杉。一代目の倒木の上に二代目が育ち、
二代目の切り株の上に三代目が育っているらしい。
二代目の切り株の上に三代目が育っているらしい。
楠川分れに到着。トロッコ軌道の中間地点の辺りだ。
ここから混雑するトロッコ軌道を離れ、白谷雲水峡の方に向かう。
ここから混雑するトロッコ軌道を離れ、白谷雲水峡の方に向かう。
ようやく静かな登山道になる。宿泊したのが高塚小屋でよかった。
新高塚小屋からであればもっと人混みに揉まれていたところだった。
新高塚小屋からであればもっと人混みに揉まれていたところだった。
コケに覆われた登山道。この辺りはコケが多い。
トロッコ軌道から太鼓岩までは300mほどの登りだ。
トロッコ軌道から太鼓岩までは300mほどの登りだ。
太鼓岩に到着。本日は天気が悪いが、それでも宮之浦岳まで見えている。
広大な斜面に森が広がっている。
広大な斜面に森が広がっている。
女神杉。解説板に「しなやかな線が美しい女体をイメージできます」と書かれているが
しなやかというか、蛇のように見える。
しなやかというか、蛇のように見える。
かみなりおんじ。雷に打たれた杉と書かれているが、どの辺を打たれたのだろう？
苔むす森。以前は「もののけの森」と呼ばれていたが著作権の問題で変わったとか。
コケや新緑などの緑に包まれた美しい景色だ。
コケや新緑などの緑に包まれた美しい景色だ。
小屋の前にある「シカの宿」と名付けられた切り株。
確かに人間が入るには少し狭い。
確かに人間が入るには少し狭い。
ここから奉行杉コースに行きたかったが、閉鎖されている。
台風などの影響で登山道にいろいろ影響が出ているようだ。
台風などの影響で登山道にいろいろ影響が出ているようだ。
解説板によると、この楠川歩道は切った木を運ぶために作られた道で300〜400年前の石積みの歩道が今も残っているらしい。
確かに非常に歩きやすい道だ。ただ、すれ違いがかなり多くちょっと辛い。
解説板によると、この楠川歩道は切った木を運ぶために作られた道で
300〜400年前の石積みの歩道が今も残っているらしい。
確かに非常に歩きやすい道だ。ただ、すれ違いがかなり多くちょっと辛い。
300〜400年前の石積みの歩道が今も残っているらしい。
確かに非常に歩きやすい道だ。ただ、すれ違いがかなり多くちょっと辛い。
ここからバス停まではすぐなのだが、まだ少し時間に余裕があるため弥生杉コースに行ってみる。この先の立入禁止はもともと歩く予定だったコースで、向こう側から来るはずだった。
ここからバス停まではすぐなのだが、まだ少し時間に余裕があるため弥生杉コースに行ってみる。
この先の立入禁止はもともと歩く予定だったコースで、向こう側から来るはずだった。
この先の立入禁止はもともと歩く予定だったコースで、向こう側から来るはずだった。
弥生杉。この杉は残念ながら2024年に倒れてしまった。
推定樹齢3000年だったらしい。
推定樹齢3000年だったらしい。
感想
2泊3日のゆったりコースを歩けて屋久島を堪能できた。
黒味岳、宮之浦岳、永田岳からの展望は素晴らしく、屋久杉をはじめとする巨木の数々、白谷雲水峡の美しい風景など、見所が絶えなかった。
最後まで天気が持ってくれたのもよかった。
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