夜叉壁（懸垂下降・編）
福井県
岐阜県
ritandesu
- GPS
- 07:45
- 距離
- 5.8km
- 登り
- 805m
- 下り
- 805m
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| 天候 | 晴（夜叉壁側は強風） |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
写真
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トップロープ状態で
登攀したが
なかなか怖かった。
ニッコウキスゲかな？？
いたるところに咲いていた。
水が流れている上、草付きも有り。
両側に岩稜があり、そちらを登攀。
感想
8時。
もう気温は高くなってるけど、
谷風がひんやりしていて気持ち良い。
新緑が日の光に透かされて綺麗だ。
急斜面から尾根に入り、木のトンネルを通る。
次第に緩やかになっていき、夜叉ケ池に着く。
山の上の小さな池。
静謐で落ち着く不思議な感じな池だ。
9時。
尾根筋から夜叉壁頂上でると
こちら側は風がかなり強く吹いていた。
ウインドブレーカーを着て
すぐに懸垂支点の作成に取りかかる。
寒くて指がかじかんできた。
大きな岩に
20mハーフザイルをかけて懸垂支点としたが
ごそっと抜けたら終わりだなと思った。
10時20分、ようやく懸垂開始。
初めのうちは問題なさそうだったけど
そのうちに薄かぶりの壁になってくる。
なんだかヤバそうな雰囲気。
それでも降りなくては始まらないので
懸垂下降を続ける。
基部に着いてから少しうろついて
もう少し簡単に登攀できそうな箇所を探す。
北側に回ると傾斜が少し緩やかになっていた。
しかし、安易に行くと行き詰まる可能性もある。
まずは降りてきた壁を再登攀して
元の懸垂開始支点まで戻ることにした。
薄かぶりの壁を登攀する。
懸垂支点の崩壊が脳裏をよぎるので
テンションがかけられない。
それでいてホールドは脆そうで、
中間支点やカムが使えそうな所もない。
トップロープとはいえ、なかなかの恐怖。
なんとか登攀を終えた時は喜びよりも安堵。
冬期のドライどころか夏でもかなり怖いな。
リードの場合は10メートル以上ランナウトするぞ。
懸垂支点まで戻ると、疲れていることに気づく。
風は相変わらず強く、肌寒かったが
少し気が楽になったのかパンが喉を通っていった。
向かいの壁にはニッコウキスゲが
たくさん咲いていてとても綺麗だった。
奥にも壁が見えた。
やはり奥美濃は奥深いなと思った。
気が抜けないうちに
先程、検討をつけた迂回壁の懸垂下降をする。
下降していくと斜度はそこまで強くなかった。
冬でも登攀可能だ。
更に下降していくと初めの登攀基部と合流した。
よかった、これなら行ける。
更に、懸垂支点を再構築して、
ここから中央ルンゼの下見に行くことにする。
ザイル一杯のばして到着すると、
ルンゼ自体は水が流れており、
草も着いていて登攀しにくかった。
けど、先程の登攀よりはかなりいい。
冬期も氷や雪が着けば
すこし被るかもだが、行けるのではと予想できた。
今回、一発目の壁がかなり困難だったので
それのみで終了しようかとも思った。
それでも
頑張って懸垂して目的のルートを全て登攀した。
トップロープとは言え、
僕にとってはなかなか意義がある山行だった。
風は相変わらす吹いていたが
壁頂上から見返した奥美濃の山々は
やはり静かで奥深く、魅了される姿であった。
戻ってからは
温泉からのソフトクリームからの味噌ラーメンだ。
楽しみだな。
Ps.次の日、なにやら体がバキバキだったけど、
豊田の岩場でクライミングをした。
お気に入りの視線欲5.12bをやったけど、
今回は初めの1本しかできず。
やっぱりクライミングで使う筋肉は同じだな。
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【コースタイム】
自宅4:00➡広野ダム➡7:00夜叉ケ池登山口7:30
➡9:00夜叉ケ壁（懸垂下降にて壁調査）14:00
➡15:15夜叉ケ池登山口
【コース状況】
◎登山口駐車場
広野ダムから4km程度進む。15台程度駐車可。
朝7時で先行車は4台だったが、続々と車が来る。
トイレ有り。水も出る。
◎夜叉壁上部
直登可能だが、薄被り。支点もとれない。
雪や氷がつくとかなり難しいと思う。
北側から迂回可能で
雪や氷が着いた場合はこちらから。
◎夜叉壁下部（中央ルンゼ）
水が流れており、草が着いている。
両側の岩稜から登攀可能だが、
草付きに入る場合も。
冬期は凍るので少しハングするが登攀可能か。
◎夜叉ケ池から岐阜県側へ下山される方もいた。
岐阜県側の林道は通行不可なはずだけど、
開通したのかな？？
【ソロ対策】
計画書：ココヘリ、車のダッシュボード上、会社デスクの中
【懸垂下降】
1回目支点 大岩×2＋中間支点×1
2回目支点 灌木2本+中間支点×2
�〇拇席�壊懸念の為、必ず支点は2点で作成。
�△泙薪喘罎涙�木にも中間支点を作成、
懸垂支点が崩壊してもこちらで止まるよう、
途中で結び目を作成。
��30cmシュリンゲでバックアップして
手を離せるようにする。
今回、ザイル目一杯になっても気づかず、
ザイルが手からすり抜けた。
しかし、バックアップがあった為、止まった。
バックアップの重要性を再認識。
【装備】
アセンジョニストザック45L、ストック、
登山靴（リベレ/スカルパ；サイズ40）
クライミングシューズ(スポルティバ/TCプロ/サイズ39.5)
ドライライヤー(上)、薄手シャツ
コアプレシェルフーディー(マウンテンハードウェア/サイズS)
カルサイトジャケット（パタゴニア；サイズS）
ハーフパンツ、靴下、 オーバーグローブ（イスカ）、薄手手袋
ヘルメット、ハーネス（BD）＋管付カラビナ×2、クロール(ペツル)
30cmシュリンゲ＋管付カラビナ＋自作アブミ
60cmアルパインヌンチャク×4
120cmシュリンゲ＋管付カラビナ×2
180センチシュリンゲ+管付カラビナ
捨シュリンゲ+カラビナ(60cm、120cm)、ATC＋管付カラビナ
自作チェストハーネス、「ロールンロック＋カラビナ」×2
10.2mm×60mザイル（ベアール）、8.2mm×20m（ハーフザイル）
コンパス、地図、携帯電話、携帯充電器、ココヘリ、
ヘッドランプ、電池、細引、ティッシュ、ウェットティッシュ
リップ、コンタクトレンズ、メガネ
【食料/水分（携行分）】
400kcalパン×2、ソーセージ×1、チーズ×1、アーモンド小魚
2.0Lのお茶
摂取量：400kcalパン×2、1.0Lのお茶
【温泉】
花はす温泉そまやま
福井県南条郡南越前町中小屋60-1 0778-47-3368
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