白馬岳、雪倉岳、朝日岳、栂海新道 百花繚乱!



- GPS
- 33:40
- 距離
- 38.9km
- 登り
- 3,583m
- 下り
- 4,177m
コースタイム
- 山行
- 6:09
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 7:16
- 山行
- 10:10
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 10:31
- 山行
- 8:17
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 9:21
天候 | 27日 小雨、ガス、上部強風 28日 晴れ 29日 晴れ 30日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大雪渓 白馬尻から雪の上。ベンガラ等による標識はまだなし。小雪渓部分を越えると夏道が現れる。杓子方向からの落石(小さい規模のものが数回)を警戒し、基本ずっと右寄りで進む。 白馬岳ー雪倉岳ー朝日岳 最初はほぼ夏道が出ているが、雪倉岳手前から残雪箇所がででくる。ツボかアイゼンを出すか、判断が微妙な箇所多し。赤男岳付近の残雪部分で一箇所雪の上への乗り上げがやや難しく、ピッケルのお世話に。ピッケルのシャフトを雪面に打ち込んで支点として、ロープも出して登りやすくし、ザックも引き上げた。 朝日岳へは水平道ではなく、稜線を辿るが、そこそこの傾斜の雪面も多く、ツボ足だと神経戦に。結構時間も要する。 朝日岳ー栂海山荘 基本夏道を辿れる。残雪部分が何箇所も出てくるが、アイゼンを出すのは数箇所。 栂山ー犬ヶ岳あたりは結構東斜面が切れている非対称斜面(灌木のため高度感は感じない)。 北又の水場は登山道からの入口は雪が残るが、水場は美味しい水が豊富に流れていた。 栂海山荘ー坂田峠 夏道。ただし、残雪箇所も残る。長白鳥山以降はアップダウンがそこそこ激しく、ロープ設置個所も多数。 |
その他周辺情報 | 26日午前中に長野駅経由で八方バスターミナルまで入るが、天候不順が予想されたため、八方尾根を上るのを諦め、白馬村に前泊。 30日坂田峠からタクシーで親不知観光ホテルに移動し入浴。 |
写真
感想
1. 残雪と花を求めて、白馬から栂海新道に。
期待を大幅に超える印象深い山行となった。
2. 当初は八方尾根から唐松、不帰経由で白馬岳に入る予定だったが、26日午後の天候不順(雨と雷)で、白馬村に前泊し、27日に大雪渓を登ることに現地で計画変更した。しかし27日も小雨とガスだった。
3. 三国境を越えてからは貸切。雪倉岳、朝日岳、栂海新道に入り、白鳥小屋を経るまでは全く他の登山者を見かけず。
結果的に朝日小屋の今夏シーズン最初の宿泊客となった。
なお朝日小屋からは白馬ー朝日岳ー栂海新道間は山岳警備隊はおろか今夏シーズンはまだ誰も入っておらず、くれぐれも注意するよう事前に的確なアドバイスを受けた。
4. 個人的には白馬ー朝日岳間は過去一度(蓮華温泉に降りる)のみで、栂海新道は初めてだったが、やはり栂海新道は長い。
栂海山荘、白鳥避難小屋とも略山頂にあり、たおやかな朝日岳が大きく見え、その右に劔岳が遠望出来る絶好な位置に設置されており、開拓者の美学を感じた。
5. 今年は残雪が多いことが予想されたが、具体的な記録、情報がほとんどなく、各自10-12本アイゼン、ハーネス、ヘルメットを持参し、ピッケルはパーティーで2本用意した。チェーンスパは任意としたが、あった方が便利だったと感じる。
6. 白馬を越えて、雪倉岳ー朝日岳ー黒岩山辺りまではまさに百花繚乱。初夏の素晴らしさを痛感。
7. 犬ヶ岳の手前で、メンバー1人に軽い熱中症の症状が出たため、応急処置を施し、以降も注意して歩いた。
8. 栂海新道の面白さは海抜2,400mから海抜0mまでの植生の分布・変化を見れて・感じられるところにあろう。
9. 今回は男女各3人。平均年齢67歳であったが、各人がモチベーションは当然として、安定した体力、技術を有することで可能となった山行。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する