大雪山系 (黒岳〜十勝岳)

チャーノ・ケン
その他2人 - GPS
- 41:54
- 距離
- 63.3km
- 登り
- 4,464m
- 下り
- 4,200m
コースタイム
- 山行
- 8:17
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 9:45
- 山行
- 10:37
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 11:53
- 山行
- 7:47
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 8:15
- 山行
- 9:23
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 10:15
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
黒岳5合目までかなり急登 トムラウシ〜オプタテシケの縦走路は藪漕ぎありクマフンありぬかるみもあり |
| その他周辺情報 | 層雲峡の飲食店は激混み 層雲峡のセコマは21時まで営業(時期によって変更あり) |
写真
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
携帯トイレ
|
|---|
感想
本格的な縦走をやりたいと思い、黒岳〜十勝岳の縦走を3泊4日で行った⛰️
〈1日目〉5:30 黒岳登山口→9:10 七合目リフト付近→11:00 黒岳山頂→11:45 黒岳石室→13:45 北海岳→15:20 白雲岳避難小屋
1日目は5時半に入山しロープウェイを使わずに黒岳山頂を目指した。黒岳登山口は少しわかりずらく通り過ぎそうになった笑。想定ではサクサク登るつもりだったが20kg越えの荷物と急登に苦しめられなかなか進まず先が不安になった。途中、往復ロープウェイを拝み、使いたいと思いながら登った。5合目に着くと突然現れたアスファルトの道に驚きながら歩き7合目を目指す。7合目からは霧が出てきて視界が悪くなり、景色を堪能しながらの登山はできなくなった。苦しみながら歩きようやく黒岳山頂⛰️。山頂ではマシュマロが配られており、もらってすぐに食べた。今まで食べたマシュマロで1番美味しかった。マシュマロをみんなで食べ、黒岳山頂から黒岳石室を目指した。途中、ナキウサギの撮影会があったが自分らはニペソツで呆れるほど見たので無視して石室へ向かった。可愛らしい黒岳石室で昼飯を食べて北海岳へ。その頃には霧がなくなり、晴れてきたので景色を楽しめながら歩くことが出来た。北海岳からは白雲岳には行かずに避難小屋へメンバー全員ゾンビのような顔で歩いていた。
白雲岳避難小屋は予想以上に整っており、とても清潔だった。小屋の中にゴル〇厶全巻あったのはびっくりした。小屋の管理人はめちゃくちゃいい人だった。その日の夜はセコマの夕張メロンサワーを回し飲み🍻してすぐに寝た😴
〈2日目〉5:15 白雲岳避難小屋→8:10 忠別沼→8:50 忠別岳→10:50 五色岳→12:25 化雲岳→15:40 トムラウシ山→16:20 南沼テン場
朝3時半に起床し、ゆっくり準備して5時過ぎに出発。今回の縦走で1番長い距離を歩くので昨日よりも緊張していた。この日は天気が安定しており化雲岳まで快適に進むことができた。化雲岳からは時間がおしていたので少しペースアップ💦。日本庭園からトムラウシ山にかけてがこの日で1番きつかったが長い間憧れていたトムラウシには行きたいという執念で目指した。
15時半を過ぎ予定よりかなり遅れてトムラウシ山に登頂⛰️。トムラウシ山からの景色は最高だったがオプタテシケ山のラスボス感は凄かった。
メンバー全員で明日の予定について話し合い、明その日の夜は予定を変更してオプタテシケ山を乗り越えず双子池テン場までにすることにした。
〈3日目〉7:00 南沼テン場→8:50 三川台→10:45 ツリガネの肩→13:30 美真岳→14:00 カブト岩→14:40 双子池→15:00 双子池テン場
ぐっすり寝て5時に起床☀️。グダグダしながら準備して7時に出発。しっかり寝たおかげか疲れはかなりとれていた。双子池テン場まではすぐに行けると意気揚々としていたがこの先の長い藪漕ぎ地獄に心折られることになる。南沼過ぎてすぐに背の低いハイマツを漕ぎながら三川台を目指した。三川台付近にはかなりの数のクマフンがあり、日頃から使用しているのだなと感じた。三川台出発してすぐに反対側から来た登山者と会った。その登山者は双子池から南沼に目指したが辿り着けず薮の中で1晩ビバークした強者だった。
三川台以降はずっと藪漕ぎだった。最初はなんのこれしきと進んでいたが30後にはメンバー全員再びゾンビのような顔になった。ハイマツが終わったと思えば笹薮が始まり、笹薮が終わったと思えばハイマツ…の無限ループ。それに足場がかなり悪く、ぬかるんでいたり急に段差が現れたりと無駄にアグレッシブだった。途中、開けた場所で他の登山者と会った時は癒しに感じた。途中会った登山者の中に石狩岳から入山し、化雲岳から天人峡に下山、そこから再び入山し旭岳からここまで来たという鉄人がいた…。やってみたいけど…いやだな…。
藪を漕いで漕ぎまくって6時間双子池テン場に到着した。天気図を書きながら飯を作り、ゾンビ顔で飯をほうばり、食い終わったのは夕方17時半。しっかり寝て明日はとっと十勝岳まで行って下山しようということになり早めに寝た。
〈4日目〉3:40 双子池テン場→5:30 オプタテシケ山→6:50 ベベツ岳→7:20 石垣山→8:10 美瑛富士分岐→9:10 美瑛岳→11:00 鋸岳→11:15 平ヶ岳→11:30 十勝岳→13:00 十勝岳避難小屋→13:50 望岳台
朝2時に起きて眠い目を擦りながら準備して太陽が上がる前にテン場を出発。ヘッテンつけながらオプタテシケ山を目指した。途中、昨日会った鉄人と再開。鉄人は上ホロ避難小屋を目指して前に進んで行った。また会いたい…。雲海を拝みながらオプタテシケ山登頂⛰️。今まで見た景色の中で最も美しい雲海だった。山頂で休んで十勝岳を目指して再出発。途中の雲の中は涼しく、快適だった。前日しっかり休んだことで体力に余裕があり、美瑛岳に寄って十勝岳へ向かった。美瑛岳から十勝岳の縦走路はハイマツや笹が無く、かなり快適…だと思っていたが鋸岳の急登はかなりキツくその日1番苦しんだ。足場砂のせいでズリズリ落ちる…。
出発からおよそ8時間。十勝岳にようやく登頂⛰️
天気は曇っていて景色は良くなかったが1番達成感のある景色だった気がする。そこからは脳死で下山した。
夏休みにどデカい縦走をやろうということで大雪縦走を行った。今まで1番内容が濃い山行で記憶に残る楽しい山行だった。北海道にはまだまだたくさん山脈があるのでまた縦走をやりたい⛰️
〈余談〉
白雲岳避難小屋管理人さんの大雪に対する熱き思いに心打たれたので書いていく。
実は白雲岳避難小屋の宿泊費はあくまで協力金なので払う義務はない。一応金額としてはテントで1500円、小屋泊で3000円となっている。この宿泊費のうち1000円は登山道を補修するための協力金となっている。最初、登山道補修について聴いた時、自分は「おかげでとても歩きやすかったです。」っと軽くお礼を言った。しかし管理人さんからはこう返ってきた。
「登山道の補修は登山者のためでは無い。」
どういうことだと思い、話をもっと聴くことにした👂管理人曰くこうだ。
「荒れた登山道を補修せず放置すると登山者は歩きやすい道を選びます。しかしそこには高山植物や希少な植物が生えています。それに気づかず踏み続けれれていまします。また、それに伴い荒れた登山道が広がり土壌流出が発生してしまい、登山者によって大雪の貴重な自然が減ってしまう。それを止めるために登山道を補修し、大雪の自然を守っている。」
協力金は決して義務ではない…。ただその協力金というのは何のためにあり何のために使われるのかそう考えさせられた。
白雲岳避難小屋はインスタなどのSNSを頻繁活用しているので機会があれば是非。


















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