白馬岳(猿倉 → 栂池)


- GPS
- 32:00
- 距離
- 21.1km
- 登り
- 1,851m
- 下り
- 2,271m
コースタイム
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:40
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:00
1日目 : 新宿都庁BT 23:00 ≫(中央自動車道) ≫ ≫ 八方で乗換 5:15 ≫ ≫ 5:30 猿倉登山口 5:50 → 7:10 白馬尻 7:20 → 9:50 ネブカッピラ → 12:30 村営頂上宿舎 泊
2日目 : 村営頂上宿舎 6:50 → 7:10 白馬山荘 7:30 → 7:40 白馬岳 山頂 8:00 → 8:50 小蓮華山 → 10:30 白馬大池山荘 10:50 → 11:40 乗鞍岳 → 12:30 天狗原 → 9:50 栂池自然園 散策 → 13:00 栂池自然園駅 14:00 ≫ 14:50 栂池高原駅 15:30 ≫ ≫ 21:30 新宿
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
【コメント】
・ 2年ぶりの白馬岳山行。
・ 今回も花のシーズン最盛期の梅雨空け直後を予定していましたが、なかなか天候が安定せず、お盆明けになってしまいました。
・ 今回は、往復共直行バスがあったので、直行バスを利用。
・ 都庁BTから、23時に発車、がら空きの2割程の乗車率で出発。 途中SA等で3回休憩。
・ 5時30分過ぎに猿倉登山口に到着。
・ 事前に書いた登山届を、登山チェック担当者(県警)に渡し(“コンパス”でもスマホで送信済み)ユックリ目ペースで出発。
・ 林道を30分ほど進み、林道終点となり、河原の様な石がゴロゴロした歩き辛い登山道を、花や山頂風景を見ながら進み、やがて1時間で白馬尻に到着。
・ 白馬尻から10分位登ったところに白馬尻小屋があり、いよいよこのコースのポイント“大雪渓”取付に到着。 ここで、アイゼンとストックを準備し、登山開始。
・ コースはザラメ模様でしっかり踏み固められており、ステップがついた跡を選んで登りました。
・ 雪渓上のステップのある道は、一人分しかないため、追い越す場合は声をかけて登り、たまに下ってくる下山者は、少し離れて避けてくれましたが、週末等混雑ピーク時は、渋滞等登りずらくなると思われます。
・ 大雪渓登山中は、天然クーラーが強烈に利いてるような、強い冷風を身に受けながらの、気持ちの良い登山でしたが、たまに熱風が吹いてきたり、灼熱の光線を浴びながらの変化に富んだ状況でした。
・ 途中から次第に傾斜がきつくなり、最大傾斜地点では約15度くらいあり、至る所に大小様々な落石が転がっており、耳を澄ましての登山に気をつけながら、一気に高度を稼ぐ。
・ ガスってい場合は、小さな音だけを頼りに確認するしかないので、気が抜けないと思います。
・ 幸い落石もなく大雪渓を抜け、葱平(ネブカッピラ)に到着。 アイゼンを外し、小休憩。
・ 登山道の両脇は、花畑が続き、花シーズン終盤ですが、ハクサンフウロ、オタカラコウ、クルマユリ等がみれました。
・ 小雪渓ルートはジグザグの夏道を登り、避難小屋で休憩。 更にやや急登のジグザグコースを登る。
・ 杓子岳(2,912m)と白馬岳の険しい山容や高山植物を見ながら登りきると、村営頂上小屋が見えてくる。
・ 登山道が階段状になり、村営小屋直下の登りとなる。
・ 山荘の周辺はお花畑になってましたが、ウルップソウやシナノキンバイ等は終了してました。
・ 杓子岳がひときわ大きく見え、稜線に出ると北アの山並みが姿を見せ、立山連峰から剣岳、杓子、白馬鑓方面の稜線が雲の隙間から見えました。
・ 白馬岳は稜線の右と左で斜度が大きく異なり、典型的な非対称山稜の様相を呈している。
・ 予定どおりの時間に、今夜の宿の村営頂上山荘に到着。
・ 受付を済ませ、二段16人定員の誰もいない大部屋に、しばらく横になって昼寝。
・ 夕方、展望の利く場所まで、花を見ながら散策。 夕日を撮影後、小屋に戻り、17時からの夕食迄、一休み。
・ 夕食は、バイキングスタイル、 ベジタリアンの当方にとって、大いに助かりました。 20人に満たない空いていました。
・ 消灯は21時でしたが、20時前に、個室状態の4名全員、就眠。
・ 朝食が6時からなので、ユックリ起床。 位置的に、日の出は見れないので、モルゲンロード朝日の山頂方向を撮影。
・ バイキングの朝食を済ませ、出発準備をしていると、一気にガスで視界不良になってしまいました。
・ 強風で寒いので、シッカリ防寒対策をして、出発。 村営頂上小屋から20分程で、“白馬山荘”に到着、一休み。
・ 日本最大の宿泊収容数の白馬山荘は、設備も整っており、600名の日本最大のマンモス小屋。太陽光発電システムを利用、日本気象協会によるお天気相談所、昭和大学医学部による白馬診療所、山の展望レストラン「スカイプラザ白馬」等があるほか、個室も完備している。 1905年(明治38年)に開業。
・ 20分程で白馬岳山頂に到着。
・ 2,932mの山頂からは、晴れていれば、北東方面には小蓮華岳への稜線が続き、南西方面には、立山連峰の剣岳・立山、南方方面には、杓子、白馬鑓、五竜まで、見えるはずですが、ガスで見れず残念。
・ やがて三国境(越中(富山県)・越後(新潟県)・信濃(長野県)三国の境)に到着。 真っ直ぐ奥へは小蓮華岳、左下方へは雪倉岳への登山道が延々と続いて見えました。
・ 今回も、雪倉岳へは寄らずに、小蓮華方面へ進む。
・ 小蓮華山から白馬大池にかけての登山道周辺も所々お花畑が広がっており、最後のコマクサが咲いてました。
・ 雷鳥坂を下り、白馬大池へ到着する直前には、チングルマ等のお花畑が広がっており、雪渓の冷風の影響で花期が他より遅く、まだ開花状態が残っておりユックリ写真撮影。
・ 白馬大池山荘でトイレ休憩。
・ 乗鞍岳へ向けての、白馬大池わきの道は安山岩の岩塊で足場の悪い、大きな岩だらけの道で歩きにくい状況です。
・ 途中、白馬大池と小蓮華山の景色写真を撮りながら進む。
・ 乗鞍岳は広く平らな山頂でケルンがなければ分からないようです。
・ 途中一ヶ所、急斜面の雪渓がありましたが、ロープがあったので難なく下れました。
・ しばらく降りきって、池塘が点在する天狗原(標高2204mの高層湿原)を通過、天狗原〜栂池間は足場が悪い岩の下りの急坂、滑りやすい部分が多いので注意して進み、やがてゴール地点の栂池自然園に到着。
・ 時間に余裕があったので、広大な高層湿原である栂池自然園の散策をしました。
・ 320円の入園料で、広大な園内をユックリ、展望台を除く全コースを巡りました。
・ 途中、まだ満開のキヌガサソウの群生やモウセンゴケや各種の高山の花々と、白馬岳方面の山並みを見ることが出来ました。
・ 散策終了後、ロープウェイとゴンドラで栂池自然園から栂池高原「栂池高原駅」(標高839m)まで、標高差1,000m、全長5,320mの長大な空中散歩を楽しみました。
・ 栂池ロープウェイで200m・5分。 栂池ゴンドラリフト「イヴ」に乗り継ぎ、4,120m・20分で、栂池高原駅に到着。
栂池ロープウェイは、各時00、20、40分に自然園駅発(下り)。
・ 栂池高原駅前から、新宿行の直行デラックスバス(トイレ完備)に乗車。 15時30分に2割程の乗車率で出発。
・ 途中八方等を経由、途中1個所のSA休憩。
・ 大渋滞で、予定より1時間以上遅れて新宿駅前に到着。
* まずまずの天候に恵まれ、目的の花を見れ、無事有意義な山旅を終えることが出来、感謝です。
【注意箇所】
・ 大雪渓。 雪面上の落石に注意すること。 誘導路(ベンガラコース)を忠実に進む。 クレパスに注意。 落石を発見した場合は、大声で“ラク”(落石)と叫ぶこと。
落石が多発!常に落石に注意(雪の上を転がる石は音がしない)。 雪渓上ではなるべく休憩をしないこと。
・ 大雪渓ではアイゼン・ヘルメット着用のこと。ストックも必携。
・ 大雪渓登り始め前半で、夏道迂回が数ヶ所あり、雪渓際の夏道で、ザレ斜面で危険個所有。 他は全コース、特に危険箇所はありませんでした。
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