【日本百名山 No.93】聖岳 聖沢登山口からクロックワイズで椹島まで
長野県
静岡県
犬丸42
体力度について
- GPS
- 22:55
- 距離
- 34.0km
- 登り
- 3,890m
- 下り
- 3,906m
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- 山行
- 4:53
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 5:04
- 山行
- 7:18
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 8:51
- 山行
- 5:06
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 6:20
- 山行
- 2:19
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 2:35
| 天候 | 1日目 晴れのち曇り 2日目 晴れのち曇り 3日目 晴れのち曇り 4日目 曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
復路 予約してた椹島発10:30バスで畑薙第一ダムへ |
| コース状況／ 危険箇所等 |
そりゃもう急峻な箇所がいくつもありますが、基本とても整備いただいてます。安心して歩けました。感謝！ |
| その他周辺情報 | 赤石温泉白樺荘。大人600円。多分同じバスに乗った人が大量に押し寄せると思って急いでクルマで駆け付けましたが，それほど混まなかった。昼食もいただきました。 |
写真
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ラスボス大沢岳。山頂までピストンしてトラバースルートで百�瞭兇帽圓�人が多いようだが，めんどっちいのでそのまま行くことにする。
感想
日本アルプスの百名山で唯一残していた聖岳にチャレンジ。当初は，3日目の赤石小屋しか予約が取れず，テント担いでいくつもりだったが，出発一週間くらい前にサイト見たら，聖平も百�瞭兇眈�屋泊まりで予約取れたので，全行程小屋に変更。これなら楽勝チョチョイのチョイよと舐めてかかり返り討ちに遭う。
前日，シゴオワから高速を東進。東名高速が火災で通行止めになっており，ワシは新東名通るから問題ないわと思ってたら，トラック関係が全部新東名に来て，休憩スポットはどこも大変な様相だった。20時頃，島田金谷ICで降りて北上。苦労するかと思ったけど，2回目なのと夜は対向車がほとんどないので思ったより楽だった。22時過ぎに着き車中泊。
一日目は5時30分起床。整えて6時30にバス乗り場にザック置きに行ったら一番乗りだった。で，あっという間に埋まっていく。聖沢登山口で降車するためには，運転手さんに揉み手をしなくてはいけない決まりだと聞いていたのでも見ての練習をしていたんだが，バスが付いて運転手さん降りてきて開口一番「聖沢で降りる人何人くらいいますか？」だった，よかった。ワタクシ以外に5人くらいが降りる予定だった。が，運転手さん，聖沢登山口で止まるのを忘れて椹島まで直行してしまう。その後戻っていただき，8時45分くらいにスタート。
出だしが急登なのは調べていたので覚悟はしていたが，どうも身体が馴染まず苦労する。急登の後は平坦かと思ったけど，細かいアップダウンはあり，楽ではない。吊橋を渡ってまた急登。これ登ったらあとは平坦なはずだと思ってたが，この後も登ったり下ったりで体力削られる。8月はあまりに熱くて朝のランニングをサボりがちだったのがアカンかった。フラフラになって14時前小屋到着。今日は人多いといわれる。そういえばツアーのお客さん2組ほど抜いたな。食堂利用は16時から。ちょっと待って17時くらいからパスタを茹でる。19時就寝。スペースが広く快適に眠れた。
二日目，4時起床，ラーメン喰って5時前にヘッデンスタート。小屋から薊畑に向かって歩くと，すぐに木道が出てくる。聖平と言えばよく出てくるあの道である。真っ暗で写真撮れなかった。寒かったのでフーディニジャケットを羽織って出発したが，薊畑で脱ぐ。あとはゴリゴリ登る。ここも過酷と聞いていたがマジで過酷。途中，富士山が見えて何とかテンションを上げて進む。7時過ぎ無事登頂。誰も居なくてしばらく独り占め。すぐ後にテン泊のソロ男性が登ってきて，これで百名山達成されたとのこと。おめでたいなあ。ワタクシは草津白根が残っているのでまだまだである。
ザックデポして奥聖までピストンし，戻ってきたらツアーの方も上がってて賑わっていた。喧騒を背に兎岳を目指す。こっちに縦走する人はあまりいなかったようで，一気に静かになる。スライドも結局四人だけだった。ちなみに全員女性でテン泊装備。ミナサン素晴らしい。兎岳への登り辺りから日差しがきつくなり，汗がダラダラ流れる。水，念のため2.5ℓ持って行ったんだが正解だった。ゴリゴリ進み，中盛丸山への登りの辺りは，もうマジで心がバキバキに折れて，だが進むしかないので泣きながら歩む。
最後の大沢岳は，分岐にザック置いてピストンされる方も多いようだが，どうせならとそのまま進む。ピーク踏んでしばらく進むまではよかったが，百�瞭胸海硫箸悗硫爾蠅�ずーっとゴーロ帯で非常に歩きにくい。もう足はボロボロで泣きながら進み，13時30分頃小屋到着。先着は1名だけで（千枚小屋から来られた健脚の方！）静かなのかと思ったが，あとからゾロゾロ人が来て結局満員になった。この日もパスタを茹で，19時就寝。泥のように眠る。
三日目は赤石小屋までなので楽だと舐めてかかり返り討ちに遭う。百�諒燭泙任療个蠅任泙沙爐漫�上を見ると黒い影が高速移動してて，うわ熊だろうかとビビったら，若いオニーサンだった。あんな風に山の中を移動出来たら楽しいだろうなあ。一時間ほどで百�諒薪�着。誰もいない平原をしばし楽しむ。その後は赤石への登り。ガレ場のトラバースルートがずっと見えてて辛そうだと思ったんだが，ここは比較的楽で，その後が大変だった。何度もニセピークに騙され，心グダグダになる。で，はっと気が付くと聖岳の上の方にガスが掛かり始めている。こりゃ急がなきゃと思っても足は前に進まない。9時頃登り切ったが，真っ白ではないけど，相応にガスが出てて，富士山見えなかった。
避難小屋でジュースと手ぬぐい購入。そういえば，百�瞭胸海硫箸砲眄崟仂�屋にもオリジナルグッズは置いてなかった。一番不便そうなココだけTシャツとか売ってるのは何故なんだろう。Tシャツは・・・なかなか主張が素晴らしすぎて着る度胸がなかったのでごめんなさい。しばらく山頂付近でゆっくりして下山開始。でも，この稜線から離れるのが辛くて，大倉尾根への分岐でザック降ろしてしばし別れを惜しむ。
その後はひたすらの下り。ザレ場を慎重に下りる。ガスが上がって来て気温がそれほど上がらなかったのは幸いだった。11時過ぎ富士見平到着。ここから富士山，本当に見えるんだろうか。もう一回来るべきかなあ。12時に小屋到着。このまま椹島まで降りてもなんとかなりそうだったけど，標高差2000メートルを一気に降りる度胸がなかったのと，予約関係を修正するのが邪魔くさくて，そのままお世話になる。この日も満員。名物の生姜焼きをいただき，明日は下るだけだと気を緩めたらなかなか寝付けず困った。
四日目。5時起床。昨日もらった弁当を食堂で食し，6時スタート。この日は雨予報で夜明け前は降っていたが，何とか上がり，カッパを出さずに済んだ。森の中をゴリゴリ降りる。休んだおかげで足は軽く，やっぱ泊まってよかったと痛感。椹島まで1400mの下り。いい雰囲気の森を進みながら名残を惜しむ。2時間30分ほどで無事下山。あとはまあ，コーラ飲んだりソフトクリーム喰ったりして予約してた10時30分のバスを2時間待つ。その後無事バスに乗り，白樺荘で風呂に入り井川定食をいただき，高速の手前で豪雨に遭って泣き，ひたすら西を目指して運転し，京都の手前で故障車両による10�劼僚詑擇亡�き込まれ，結局帰宅は20時前。
聖岳から百�瞭兇悗僚珍�は，マイ登山人生の中でも屈指の苦行だった。でも，終わってみれば全てが楽しかった。本当に楽しかった。ワタクシは，南アルプスの深南部が好きなんだと改めて再確認。今度はいつ行くかなあ。どのルートにするかなあ。一度くらいはテン泊もしたいよなあ。できますかねえ。
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いやー聖〜百間洞山の家の縦走は、思い出すだけでも震え上がるほど涙目体験でした。私も自分の登山してきた中で、トップ5に入るハードロードです。お疲れ様でした！
聖沢登山口はまだ揉み手下車なんですね笑
公式な停車場になってほしいなーもう行かないけど。私も南ア大好きですが、体力的に限界っぽいです🥺
コメントありがとうございます。オネエサマが同じルートを歩かれたレコを拝見しましたが，3日目に椹島まで降りられてるんですね。流石変態中高年（誉め言葉）。軟弱高年ジジイのワタクシには不可能でございます。
ホント，きつかった。でも楽しかったまた行きたくなってるワタクシはアホなの？
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