蝶ヶ岳-北穂高岳-涸沢岳-奥穂高岳-前穂高岳（IN穂高駅 OUT上高地）
長野県
岐阜県
ysyuki
- GPS
- 14:31
- 距離
- 44.7km
- 登り
- 4,275m
- 下り
- 3,303m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 13:13
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 14:36
| 天候 | 晴れ ※但し、山頂付近は10時30分頃からガスが出始め(涸沢岳から下ったあたり)、12時頃から真っ白(前穂高岳到着直後)。 ※涸沢小屋から北穂高岳までの登りで丁度背後から直射日光を受ける状態となり非常に辛かった。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
中央本線あずさ53号&大糸線の終電で穂高駅に23時33分着。 ■帰り 上高地から平湯温泉まで濃飛バス(15時頃発) 平湯温泉からバスタ新宿まで16時5分発の濃飛バス |
| コース状況／ 危険箇所等 |
▪三股〜蝶ヶ岳 全体を通じてとても歩きやすい。序盤は緩やかな登りと整備された階段が交互に現れるイメージ。 ▪蝶ヶ岳〜横尾 こちらも比較的歩きやすい。地面は土の箇所が多く足にも優しかった印象 ▪横尾〜北穂高岳 涸沢小屋までは順調。しかし涸沢小屋から先は岩場の急登で体力を消耗。日差しを遮るものが無いので日光からもダメージを受ける。風は大して吹いておらず、たまに涼しく感じる程度。また、今回は登りのみだったが下りも難儀しそう。 ▪北穂高岳〜涸沢岳〜奥穂高岳〜前穂高岳 北穂高岳から涸沢岳までは波線ルートなので慎重に通行。幸い白ペンキの目印は豊富に有り、今回は快晴である程度先まで目印を視認することができたのでどこを通れば良いか把握しやすく、結果としてはほぼ危険を感じることなく通行できた。時間に余裕が有り急ぐ必要がなかったこともある。 涸沢岳から奥穂高岳までは下りはスリップに注意、登りは岩場梯子の登りだが難易度は高くないと思う。 奥穂高岳から前穂高岳までの下りが個人的には要注意ポイント。岩の段差が高くかつ滑りやすくて手を使いながら下った。 ▪前穂高岳〜上高地 重太郎新道は余り下りでは使いたくないと感じた。手を使いながら下らないと滑落しそうなところが多かった印象。ストックを持っていればまた違うのかも知れないが。 岳沢小屋以降の下りは緩やかでまあまあ快適。 |
| その他周辺情報 | バスの乗り継ぎ時間でアルプス街道平湯温泉に寄り食料購入 |
| 予約できる山小屋 |
|
写真
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装備
| 個人装備 |
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
雨具
着替え
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
笛
ヘッドランプ
予備電池
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ヘルメット
|
|---|---|
| 備考 | ■飲料 ボトル800ml2本&ペースボトル1本持参 ペットボトルは蝶ヶ岳ヒュッテで空になった。 ボトルは水場や山小屋で何度か補充(確か、三股登山口出発直後の水場、蝶ヶ岳ヒュッテ、横尾、涸沢小屋、北穂高岳山荘の5回)。最後に北穂高岳山荘で2本とも満杯の状態でその後は補充せず。上高地下山時に2本ともほぼ空。 ■食料 コンビニおにぎり６個、コンビニパン約700kcal分、カルパス1個 パンは涸沢小屋時点で全て消費 おにぎりは北穂高岳山頂から消費し始め、下山時に1個残 ■服装 基本的に半袖&ハーフタイツ 三股登山口スタート直後と北穂高岳山頂から下る時は上の防寒具とズボンを着用 蝶ヶ岳山頂で待機している時は寒かったので手袋・アームウォーマー・防寒具上下着用 |
感想
8月は結局体調不良や仕事の都合で三週間前に槍ヶ岳に行ったきりでその後遠征できていなかったので、最後の週末こそはということで今回は奥穂高岳の登頂を目指す。起点と終点は3週前と同じで穂高駅スタート、上高地ゴールとし奥穂高岳の他に蝶ヶ岳、北穂高岳、涸沢岳、前穂高岳にも寄るコースを設定。標準コースタイムが23時間半位なので、0.5で行ければ最終バスの時間にはかなり余裕がある。そこで今回はある程度のんびり進んでも良いかなとだいぶ精神面には余裕が有った。
▪穂高駅〜三股登山口
一度走った事があるだけで精神衛生的にはかなり良い。道を間違えそうな場所も把握できており結局地図を一度も見ずに登山口まで到着。一方で時間に余裕があるからという事で前回よりも歩いた距離が長かったと思う。しかし前回と違って道誤りのロスが無かったので三股登山口には前回よりも少し早く2時5分頃に到着。
▪三股登山口〜蝶ヶ岳
歩き始めてすぐに感じたのは常念岳への道と比較してとても歩きやすいこと。だからといって飛ばしすぎて日の出前に蝶ヶ岳に到着してしまうのは避けたいのだが、まだ疲れていないので普通に歩いてもハイペースで進んでしまい結局4時15分くらいには蝶ヶ岳ヒュッテのテント場に到着。明るくなる前に下りたくなかったので日の出までここで待つことにする。ただ寒いので寒さを紛らわすためにテント場と山頂の間で坂ダッシュを数回繰り返していた。
明るくなるにつれ穂高連峰がしっかり見えてきて、有難いことに今日も天気が良くなりそう。
▪蝶ヶ岳〜横尾
せっかく朝イチで標高を稼いだのに一度1000mも下るのは勿体無いが奥穂高岳に行くにはこうするのが最短ルート。なるべく早く下って混雑する前に横尾を出発したいということばかり考えていた。正面に槍ヶ岳や穂高連峰があるはずだが下り始めてすぐに樹林帯なので景色はそれほど見えない。
▪横尾〜北穂高岳
有難いことにまだあまり人はいない模様。水分だけ補充して6時30分前にはスタート。9時には北穂高岳に到着したいという何となくの目標を念頭に置きつつ、序盤はそれほど急な箇所はなく日陰も多いので順調に進む。しかし涸沢小屋から先の登りが日差しも相まってとても辛い。歩き続けるのも辛くて小刻みに何度も休憩。10分で標高100m位しか稼げていないことに悲しくなりながら何とか登頂。ただ登頂してみると360度の絶景が広がっており、苦労したことなどどうでも良くなってしまった。
▪北穂高岳〜涸沢岳〜奥穂高岳〜前穂高岳
北穂高岳を後にするといよいよ本日のルートで唯一の波線ルートの箇所。何人か先行している人が見えてホッとしつつ私も慎重に進んでいく。遅くてもタイムは気にしないことと目印を見失わないことを意識し、特に下り部分に注意する。好天ということもあり幸いあまり危険を感じることなく涸沢岳に到着することができた。
次の奥穂高岳も岩場鎖場梯子が登場するルートではあるが、難易度の高い箇所はそれほど無い印象で、小屋からの登り返しの標高差が200m位なので20分位で登られるだろうと思いながら進む。すでにかなり疲労感が有ったが20分位で登頂できたはず。
この時点で北の方にはガスがかかりつつあったが南側はまだマシでジャンダルムもよく見えた。難易度高いので今のところ行く気ないけれども。
奥穂高岳の次は前穂高岳。吊尾根の下りは個人的には歩きづらく全然スピードが出ない。そして紀美子平と前穂高岳の往復もなかなか辛い。この後の重太郎新道もそうだがとにかく岩場の下りが苦手。
前穂高岳に到着すると意外とガスはかかっておらず景色がよく見えた。しかし少しするとガスが上がってきて完全に真っ白になってしまったので本当に数分差だが頑張って登ってきて良かった。
▪前穂高岳〜上高地
ガスに覆われてしまい山頂でのんびりするという気分でもないので、ゴールに向けて下り始める。長くても2時間位で下りたい、流石に3時間は掛けたくないと思っていたが、重太郎新道の下りではスピードを出せていない感覚がありどうなることやら。
有難いことに岳沢小屋をすぎると走れる箇所も出で来てある程度挽回することができたので、15時前にはゴール。この時間に戻って来たら暑いのではとも思ったが日陰なら意外と涼しい。
▪総括
今シーズン2度目の北アルプス。前回槍ヶ岳に行ったので次は奥穂高岳と思っており無事当初予定を完遂することができて良かった。景色についても後半はガスに覆われてしまったが十分満足。
また、今回は時間的な余裕が有ったのでたまには山小屋で食事をしようかとも思っていたのだが、下りで予想以上に時間を取られるかも知れないと思ってしまい結局寄らず。
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