楽しい😁キツイ😅苦しい🥵が入り混じった北鎌尾根初挑戦‼️


- GPS
- 24:37
- 距離
- 42.0km
- 登り
- 2,551m
- 下り
- 2,306m
コースタイム
- 山行
- 8:22
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 9:36
- 山行
- 9:05
- 休憩
- 2:02
- 合計
- 11:07
天候 | 3日間とも晴れ☀️ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
アルピコ交通 上高地往復2,800円 |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
気持ちとしては山荘まで行きたいが昨日の行程から自分の体力とザックの重量を考えると稜線上でビバークするかも。そうなると余計に水を担がないといけないから余計に重くなる😅
途中でビバークしても上高地からの最終バスに間に合えば良いやと腹をくくり4L給水。
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
笛
計画書
ヘッドランプ
モバイルバッテリー
筆記用具
ファーストエイドキット
靴紐予備
ペンチ
日焼け止め
保険証
携帯電話
サングラス
ストック
ナイフ
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
補助ロープ8mm:30m
ハーネス
ビレイデバイス
安全環付カラビナ
カラビナ
スリング
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感想
少し長いけどその時に自分がどう感じてどう行動したのかを来年の為に残しておきます。
北鎌尾根からの槍ヶ岳登頂をやってみたいと思い始めたのは2017年だった。それから8年も経過してやっと想いが叶った‼️
多くの人の山行記録を拝見しては果たして自分がソロで行けるのか迷った。
登山スタイルは人それぞれ。体力も技術も人それぞれ。
先ずは装備から。
テントにするかツェルトにするか?
もちろんツェルトの方が軽量化出来るけど北鎌尾根の稜線でビバークする時に風に煽られると嫌だなと思いテントを選択。
出合でビバークして翌日に山荘まで行くならツェルトを選択していただろう。
ロープを使用せずに通過している方も多々いる様だがソロでの初挑戦なので8mm30mを持って行った。
ストックはツェルトでは無いので省いた。
他に削れる物も無くザック重量は15kgとなった。
計画では北鎌のコルでテン泊する予定だったが沢渡駐車場で寝坊して3時間遅れてスタートする事になってしまった。
先ずは北鎌沢出合まで行かないと始まらないので元気に歩き出した。槍沢ロッヂまではほとんど止まらずに歩いて此処でコーヒータイム☕️。
30分ほど休憩して時間は13時。この時点ではコルまで行けるかもなと考えていたがその考えは甘かった😅
15:50に水俣乗越に到着して此処から出合までの長い下が始まる。出だしはザレザレの激下り⤵️こんなとこをどうやって降りるんだよー!なんて思いながら右に目を向けると踏み跡があるではないか。
そういえば右側に少しは歩きやすいトレースが付いていると書いてあったのを思い出した。
激下り地帯を抜けて大小様々な岩がゴロゴロしている河原に出て更に下る。時折振り返ってはこんなとこ降りんのかよと呟いてた😁トレランシューズだったら靴に石が入りまくってたかも。
この時点でコルまでの登り返しは諦めて出合でビバークを決定。その出合までがまた長い。。。
脚が疲れているのもあるが異常に長く感じた。何度もアプリを見てはまだかまだかと歩いていた。
2時間近くかかって出合に到着。時刻は18時を過ぎていた。付近に水場はなく250mほど下流に水場を見つけて一安心😮💨これで飯が食える。
寝坊してなかったとしても出合からコルに登る体力は自分には無かったから結果オーライだ!
なかなか寝付けずに朝を迎えて5:30過ぎにスタート。水場は2,000m〜2,100m辺りにあったので給水するのだがどの程度担ぐかを迷った。今日のうちに山荘まで行くなら2〜2.5L有れば問題ないが果たして今の自分に行けるかな?山行記録ではほとんどの方が出合でビバークしても翌日には4時位に出発して山荘にたどり着いている。でも自分は1時間半遅く5:30にスタートした。着く着かないとは別にあえて独標以降の適地で槍ヶ岳を眺めながらビバークするのも良いかも!なんて考えたりもした。要は明日の上高地の最終バスに間に合えば良いのだから。出した結論は4L給水して尾根上でもう一泊しよう‼️だった。この結論がコルにつく頃には後悔になっていた😓
コルに向かって順調に登り始めた。常にコルが視界にあるので迷う事はない。危険に感じる場所も無くどんどん登って行く。いやどんどんではなくて亀の様にゆっくりとしか登れなかった💦だって重いんだもん🏋🏻♀️
コルの手前で後ろを見ると少し離れた位置に登山者発見👀トレランスタイルの人だった。脚が上がらないくせに道を譲りますよーみたいな顔して先に行ってもらった😏自分とは対照的な軽装で羨ましく思えたが、イヤイヤ俺トレランやるほど体力も持久力も無いでしょって‼️
コルで小休止されていたので少しお話をさせてもらったがコチラはゼーゼーヒーヒーしていてなかなか言葉を発する事が出来ない😂後にヤマレコを確認したら新穂高から入山した日帰りの方でした❗️凄いなぁ、バケモノなのか?
まだまだ先は長いのに出合からコルに登っただけでこの有様かよって情け無くなって一瞬だけ来た道戻ろうかなと思った。絶対引き返さないけどそんな事を考えてしまう程辛かった。
コルを出発して天狗の腰掛けまで来ると目の前に独標が現れた。トラバースと直登のルートがあるが直登を選択。基部に立ち右に行けばトラバース、左に回り込めば直登。
ネットで調べていたら取り付きにお助け紐やロープがあるらしくすぐに目に付いた。お助け紐を掴んで最初の一歩を踏み出した。フンガー😤と気合いを入れないと登れなかった。最初のだけ登ってしまえば後は道なりというか困難と思える箇所もなく独標の上に立ったがもちろんゼーゼーヒーヒー言いながらだ。
独標に立つと目の前に槍ヶ岳がドーンと現れる⛰️独標から見る槍ヶ岳は何とも言えぬ存在感だ。最高だ‼️ゼーゼーヒーヒー言ってるが最高だ‼️
周囲の山々を写してから独標のすぐ下にあった平な草地で昼寝をした💤なんて贅沢なんだ❗️今日中に山荘まで行かなくて良いやと決断したから出来る余裕。重い荷物を背負う事は地獄だけでなく天国の様な気分も味合わせてくれるのか❗️一長一短だな😎しばし最高な時間を過ごした後は再びザックを担いで地獄の時間が始まるのだ。
目安として15時までは行けるとこまで行こうと歩き出した。独標から先は歩くと言うより岩をよじ登り降りて行くの繰り返しとなる。独標から先が北鎌尾根の本番だろうな。
下調べでトラバースするより尾根通しに進んだ方が良いと書いてあったのでそれを意識して進むが何度かルートファインディングに悩む時があった。
懸垂下降の支点や残置ロープもあるが全てクライムダウンで通過する事が出来たが、動かないと思っている岩も体重を乗せる程の力を加えると動く事が多く、この点は奥穂高岳〜西穂高岳とは違うとこの時感じた。
慌てずに落ち着いて掴む岩を選別し3点支持を行えば問題なく通過できる。
まだまだ先に見えていた穂先が目の前に近づき目印の蟹爪を目指すが蟹爪の位置は祠の裏側よりも左側にあるので登りながら右寄りにルートを取った。
チムニーが2ヶ所あるらしいがどれが該当するのか正直わからなかった。只々登れそうなルートを見出して登って行くと祠の右斜め後ろから山頂に出た❗️登頂の瞬間だ‼️
山頂には2人の登山者がいて拍手👏で迎えてくれた😊感極まるものがあるのかと思っていたが意外とあっさりとした登頂の瞬間だった😯
感極まる事はなかったが、やったんだー‼️という満足感、充実感は大いに感じる事が出来た👍
山荘まで降りて休憩している時に両手の指先がヒリヒリしてきた。必死に岩にしがみついて登り降りを繰り返していたので全ての指の皮が薄くなっていたのだ。
槍ヶ岳から上高地への下山は2度目だったが、長い。。ひたすらに長く感じた😂
下山中には既に来年の事を考えていた。来年はババ平をベースとして軽装で北鎌をやろう❗️
2日目の行動時間が長くなるが確実にスピードが上がるので問題ないと思う。
帰宅した翌日はしばらく山はいいやと思ってしまう程の充実感と満足感を与えてくれた山行でした。
北鎌尾根の貸切宿泊!
羨ましい限りです。
”長い。。ひたすらに長く感じた😂”
いったい、どれぐらいなんだろうと思ったら、
8時間Σ(⊙ω⊙)、そりゃ、長いわ
来年もお互い安全に行きましょうね💪
はい!今回は辛すぎたので来年は楽しい北鎌尾根にしますよ!
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