黒部源流縦走(薬師岳〜雲の平〜水晶岳〜鷲羽岳〜三俣蓮華岳〜双六岳〜黒部五郎岳)


- GPS
- 45:25
- 距離
- 68.6km
- 登り
- 5,429m
- 下り
- 5,456m
コースタイム
- 山行
- 8:13
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 9:27
- 山行
- 7:17
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 8:21
- 山行
- 7:12
- 休憩
- 1:52
- 合計
- 9:04
- 山行
- 6:09
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 7:36
- 山行
- 7:18
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 7:40
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
薬師沢小屋を過ぎて雲の平までは、大石がゴロゴロある急登でかなり大変です。 水晶岳山頂手前は高度感のある岩場です。 |
写真
感想
今回の目標は、雲の平散策、黒部五郎岳カールの紅葉、双六岳から槍ヶ岳へ続く道、そして薬師・水晶・鷲羽・黒部五郎の4座登頂――と、少し欲張りな計画でした。結果としてすべては達成できなかったものの、長期縦走らしい充実した山行となりました。今度は季節を変えて、別ルートでまたこのエリアを歩いてみたいと思います。
■1日目 折立〜薬師岳〜太郎平小屋
初日は太郎平小屋にリュックを置いて薬師岳へ。重荷を背負わずに登れたおかげで余裕を持って登ることができました。太郎平からは薬師岳の姿はあまりよく見えず、薬師岳の雄姿はよくわからないというのが正直なところでした。
■2日目 太郎平小屋〜薬師沢〜雲の平山荘
薬師沢小屋の手前で雨が強まり、軒先で雨宿りをしていると「中で休んでいっていいですよ」と声をかけていただき、とてもありがたかったです。そこで昼食をとって十分に休んだつもりでしたが、そこから雲の平までの巨石がゴロゴロとある急登は想像以上で、何度休んだことか。
雲の平では散策を楽しむつもりが、小雨とガスで視界が悪く、早々に山荘へ。ところが、昨年北海道で会った方と偶然再会。山の話で盛り上がり、楽しい時間を過ごせました。
■3日目 雲の平山荘〜水晶岳〜ワリモ岳〜鷲羽岳〜三俣山荘
朝、昨日見られなかったアルプス庭園をその方と一緒に散策。高層湿原に赤や緑が点在していて美しいのですが、天気がいまひとつで少し控えめな印象。それでも、近くにそびえる水晶岳や鷲羽岳、そして大きく見える薬師岳が印象的でした。
水晶岳への登りは岩場が続き、高度感があって楽しいルート。山頂に立つと視界がに開け、雄大な景色が広がります。ここからの景色が一番すごいと言う人が何人もいましたが、それも納得です。続いてワリモ岳経由で鷲羽岳へ。ガスがかかっていて鷲羽池は見えなかったものの、反対側の展望は良く、満足の一日でした。
■4日目 三俣山荘〜黒部川水源地〜三俣蓮華岳〜双六岳〜黒部五郎小舎
黒部川水源地は想像していた場所と違って少し肩透かしでしたが、それもまた一興。
三俣蓮華岳と双六岳の間でライチョウに遭遇、すぐ近くで見ることができてラッキーでした。
双六岳から槍へ続く道は、前回見られなかったので今回はリベンジ成功、なんとも言えないいい感じの道です。
三俣蓮華岳から黒部五郎小舎への途中にはチングルマの果穂が一面に広がっていて、花の時期にまた来たいと思わせるところでした。
■5日目 黒部五郎小舎〜黒部五郎岳〜北ノ俣岳〜太郎平小屋
この日は朝から雨模様の予報。楽しみにしていた黒部五郎カールの紅葉はまったく見えず残念。その代わりにライチョウを何羽も見ることができ、ガスの日ならではの出会いに癒されました。
稜線上は風が強く大変でしたが、雨は時折小雨程度だったこととアップダウンが少なかったのが救いでした。
■6日目 太郎平小屋〜折立
最後は折立へ下山。登りでは気づかなかった有峰湖が姿を見せ、下山の疲れを和らげてくれました。
長い縦走を終えて振り返ると、雨もガスも含めてすべてがこの旅の一部。次は花の時期にまたこの黒部源流を歩いてみたいと思います。
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