表妙義縦走(妙義神社→白雲山[天狗岳・相馬岳]・金洞山[東岳・中之岳]→妙義神社)

- GPS
- 05:55
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 1,180m
- 下り
- 1,199m
コースタイム
- 山行
- 4:44
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 5:59
| 天候 | 晴天風あり→晴天無風 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
池袋駅東口→高崎駅東口:高速バス 高崎→道の駅みょうぎ:レンタカー <帰り> 道の駅みょうぎ→高崎:レンタカー 高崎駅→小川町駅:JR八高線 小川町駅→池袋駅:東武東上線 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
【概況】 ・基本的に樹林帯。 ・植物が無いところは岩場。 ・落ち葉が多く道がわかりにくく、さらに滑りやすくなっている。 ・稜線付近は痩せ尾根または巻道で細い。道のような見た目をしている箇所もところどころあって迷いやすい。 ・登山道を示す矢印や案内板も要所にあるが、路面状況は決して良くない。 ・細かな石も多く、落石の心配がある。 ・三点支持を要する場面で浮石は無かった。 ・多くの箇所で鎖を頼らずに進むのは難しいと感じた。雨などで滑りやすい場合、自分は通過できないと思う。 ・水場、売店、お手洗いは無い。 【区間ごと】 妙義神社→奥之院:樹林帯の急な登り。コースの脇道に大の字へ続く鎖場があり、ここで難しさや恐怖を感じるなら引き返した方がいい。 奥之院→白雲山:奥之院の上り、ビビリ岩、背ビレ岩、大のぞきの下りなど斜度のある鎖場が多い。雨など滑りやすい状況なら恐ろしそう。 途中に樹林帯を挟みつつ上り下りを繰り返すと最高峰の相馬岳へ辿り着く。 難しく感じた場合はタルワキ沢のコル・堀切のコルで中間道へ迂回することもできる。 白雲山→金洞山:下って上ってを繰り返す。道の状況は良くないので歩きにくい。 核心部とされる鷹戻しは上りなので、ここまで楽しんで来られる人なら難しくはない。 鷹戻しの頭から下る二段ルンゼでは足場が見えず、こちらの方が難しく感じた。 金洞山→妙義神社:東岳山頂・中之岳山頂から下る鎖場が急で足場が見えにくい。中之岳を下ると樹林帯に入って石門コースと合流し、車道や樹林帯を通って駐車場へ戻ることになる。 |
写真
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
着替え
靴
ザック
行動食
飲料
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ヘルメット
|
|---|---|
| 備考 | 水分消費量600ml |
感想
この夏は三点支持を要するような山へ行けませんでした。
計画までは立てたものの、天候を理由に断念して行けずじまいです。
(強いていえば6月上旬に剱岳の長次郎のコル-山頂-平蔵のコルへ行ったものの、雪山のつもりで行ってるので数えたくないです。)
三連休というのに中日の都合が悪く日帰りでしか行けず、夏の挑戦の代替ということで妙義山へ行くことにしました。
ジャンダルムより難しいという話も聞くので、ちょうど挑戦したい難易度でもあります。
紅葉のピークは過ぎてしまったようですが上州は快晴で眺めもよく、気温も暑くないので歩きやすいです。
今回登る白雲山には天狗岳・相馬岳、金洞山には東岳・中之岳と山頂の標識もありますが、あまり目的地という意識は無く、メインは険しい鎖場の通過です。
なるべく鎖に頼らず上り下りするつもりでしたが、ビビリ岩の時点でそういうわけにはいかなくなりました。
特に大のぞきからの下りは斜度も長さもあるし、足場も小さく鎖無しで下りられる気がしません。
行程全体を通じて滑ることこそ無かったものの、腕の力が途切れたら危ないと思います。
核心部と聞いていた鷹戻しは上りとはいえ難しさは思っていたほどではなく、下りでもそこまでではなさそうな印象を受けました。
ここまでの道のりを難なく通過し、楽しむ余裕があるなら恐れ過ぎることもない気がします。
ちょうど鷹戻しの手前の堀切で中間道に移ることができるし、もし怖さや難しさを感じたなら堀切の時点で判断するのがちょうどよさそうです。
最も難しさを感じたのは、鷹戻しの頭から東岳へ向かう下りの二段ルンゼです。
垂直に近く、足場の置き場が見えない箇所があります。
見えなくはないものの中之岳からの下りの鎖場も腕に頼らざるを得ず、雨などで滑りやすかったらどうだったかと思うと恐ろしいです。
進路がわかりにくい箇所がいくつかあった点も簡単ではないと思いました。
もし違和感を無視して突き進んでいたら、シンプルに滑落していると思います。
整備された登山道と比べれば荒れている箇所もあるし、あまり歩きやすくはありません。
ただし、ジャンダルムより難しいかと考えると、なんとも言えません。
鎖や岩の状態だけでいうなら八海山の方がイメージ近いのかなと思いました。
今回挑戦できて大満足です。
無事に楽しく縦走を果たすことができました。
<反省>
・急なアップダウンの多さから暑くなることが多く、涼しい時期にしたのは正解だった。
・この時期の自分の飲む量で考えると水分消費量も多く、水場が無いことを考えても涼しい気候でよかった。
・落ち葉が多いため道がわかりにくく、やや滑りやすい箇所もあった。紅葉を楽しむという観点からも、もう少し早い時期の方が適していそう。
・暑くなることは想定していたが、朝のうちは風が強く保温着はしっかり着ることになった。
・進路に違和感を感じたら立ち止まって引き返すというところまではできたが、そもそも誤った方向に足を進めてしまう場面が複数回あった。
・二段ルンゼの下りでは足場が見えない箇所があり、既に降りていた方から助言をいただくことがあった。自力ではもう少し手こずっていたかもしれない。
・落下事故直接後の現場を通った。幸い、本職の遭難対策協議会の方がいらっしゃって手際よく救助されていたし、周りに人も多く自分の出る幕は無かったが、仮にも求められたとして自分にできることは限られる。怪我や急病の対応について知らな過ぎることを思い知った。
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K.TAIRA












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