飛龍山〜笠取山(ソロテント)


- GPS
- 17:40
- 距離
- 34.0km
- 登り
- 2,790m
- 下り
- 2,274m
コースタイム
0748親川登山口…1019丹波天平…1101サオラ峠1117…1301三条の湯
【2日目】
0606三条の湯…0826北天のタル…0907飛龍権現…0921飛龍山…0939飛龍権現0958…
1145将監峠1158…1220山ノ神土…1318唐松尾山…1507笠取山1525…1547分水嶺…
1558笠取小屋
【3日目】
0635笠取小屋…0645雁峠分岐…0655雁峠…0757林道終点…0904雁峠登山口
天候 | 【1日目】晴れ 【2日目】雨 夕方 曇り 【3日目】雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
6:50 JR青梅線「奥多摩駅」下車 7:00 西東京バス「丹波」行き乗車、「親川」バス停下車(所要約40分) 【復路】 9:38 山梨貸切自動車バス「新地平」バス停乗車、「塩山駅」下車(所要約1時間) |
コース状況/ 危険箇所等 |
親川の登山口は、奥多摩方面から来たバスを降りたあと少し戻るとあります。 「廃屋跡」から先、道が分かりにくくなっています。 特に保之瀬天平の尾根に乗る手前は平原になっていてトレースがよく分かりません。 その保之瀬天平の尾根上で、猿の軍団がエサを取り合ってギャーギャー言っていました。ちょっと怖かったです。 三条の湯の親父さんに、今年は熊の目撃情報が多いと教わりました。 三条の湯から下の斜面で、2〜3件目撃されてるそうです。 山ノ神土〜笠取山の間は、北斜面に延びるトレースが時折見られますが、「鹿道」だそうです。 ピンクテープがあまりなくて、ボーっと歩いてると吸い込まれそうです(私だけ?・笑) 基本は尾根沿いの道です。 雁峠から新地平に出る道は、林道までの登山道は川を何度か渉ります。 ピンクテープあり、ペンキマークあり、道標も出ていて分かりやすいです。 雨が降っているとき(降ったあと)は落ち葉と石が相当滑ります。 新地平手間の林道ゲートに「9月10日熊出没」のポスターが出ていました。 笠取小屋の親父さんの情報によると、小屋から柳沢峠の間でも熊が出るそうです。 |
写真
感想
飛龍山と笠取山の間を繋ぐと、奥多摩駅から瑞牆山までの縦走路が繋がるので、
それを完成させる為に行ってきました。
(金峰山から瑞牆山までのルートはヤマレコには載せていません)
1日目は、かねてから行ってみたかった三条の湯にテントを張る事にしました。
平日は丹波行きのバスが朝早いのがあるので、行動時間に余裕があったので、
親川までバスで行ってそこからサオラ峠経由で。
途中、猿の軍団がギャーギャー騒いでいたり、笹の斜面を動物が逃げてゆく
足音がしたりして、本当に怖かったです…。
この日は平日ということもあってか、サオラ峠で単独のおじさんに会ったのみ、
あとは誰にも会いませんでした。
三条の湯のテント場は、小屋から少し下った渓流沿いにあります。
標高がそんなにないからか、夜は意外に寒くありませんでした。
朝、小屋前の温度計を見ると、確か7度か8度くらいだったと思います。
個人差があるでしょうが、私は渓流の音が気になってなかなか寝付けませんでした。
これでは、沢登りでビバークなんて無理だろうなぁ(苦笑)。
2日目は、5時出発予定でいたのですが、なんと寝坊しまして(笑)、
結局6時出発になりました。でも、日の出1時間前は意外と真っ暗で、
知らない道をあの暗闇の中歩くのはちょっとマズかったなぁと思うので
結果オーライだと勝手に思っています。
笠取まで10時間の予定なので、到着予定が16時。日暮れまで1時間半ほどしか
余裕がないので、急げるところは急ぎました。
飛龍権現から将監峠まではアップダウンが全然なくて歩きやすく、
少し小走り気味に進む場所もありました。
唐松尾山から笠取までは、アップダウンが時々あって、岩っぽい場所もあります。
あまり得意な道ではないので、時間も余分にかかりました。
鹿が歩いて作ったトーレス、「鹿道」が多く、ピンクテープもないので時々悩みました。
正規のトレースに出会うには岩を乗り越えなくてはいけなかったりして、
鹿道の方がよっぽど歩きやすそうに見える場所もあって、
地図を持ったまま立ち尽くしてしまうこともありました。
14時を過ぎた頃から雨が止み、笠取山に着いた頃にはお日さまも見えたりしました。
岩に腰掛けて、雲が流れて山々が現れるのを観ていたら、ちょっと泣けました。
ところで、標高を上げるにつれて、奇妙なゲジゲジ虫を大量に見かけました…。
小屋のおじさんに名前聞いたんだけど忘れちゃった。
5年に1度くらい大量発生するらしく、今年は当たり年ですって。
すっごく気持ち悪いです。
笠取小屋のテント場には、私一人しかいませんでした。
この日の夜はなかなか冷えました。
熱燗を飲んでも全然酔わないし、22時頃目が覚めてから0時まで全然寝れなかった…。
寒さもありますが、疲労の為体中が痛くて、何度寝返りを打っても体が落ち着かないのです。
この日はホッカイロが役立ちました。ただ、張るタイプにすればよかった…。
寝袋の中で行方不明になります(笑)。
あと、女性特有の悩みかもしれませんが、腰とお尻がすごく冷えます。
私は体が大きくて、背中が広くお尻も大きいので、丸まって寝ると必ず背中が出ちゃうのです。
ここが寒い。腹巻か何か、対策を取らねばなりません。
3日目は、本当は柳沢峠を通って大菩薩登山口まで歩く予定でした。
ここもまた10時間くらいの道のりです。
天気が良ければ頑張って歩いたのですが、3日目も生憎の空模様。
しかも、低気圧が2つもやってきていて、午後は雨足が強まるとの予想。
気分が乗らないので、とっとと諦めて(笑)エスケすることにしました。
小屋の親父さんに、新地平に出る道が一番早くてバスの便がいいと教わりました。
日が上がって出発するまでの時間、小屋のストーブに当ててもらいながら、
温かいお茶をいただいて小1時間ほどおしゃべりさせていただきました。
10時に新地平を通る山梨市営バスに乗るため、少し余裕を見て6時半に出発。
雁峠から林道終点までの山道は落ち葉と沢の岩が雨に濡れてすごくよく滑りました。
林道に入ってしばらく行くと、悪天にも関わらず3人のおじさんが工事をしていました。
「ひとり?頑張るね〜」と声をかけてくれました。
新地平についたのは9時ちょっと過ぎで、10時のバスまではだいぶ時間がありそう。
と思ってよく探したら、バス停がもう1つ。山梨貸切自動車という会社のバスです。
そちらは9時半にバスがあったので、そっちに乗る事にしました。
バス停のベンチで待っていると、裏手に住んでいるらしい地元のおばさんが声をかけてくれて、
「紅葉の時期は、ここの道路も車が動けなくなるくらい大渋滞するんだよ」なんて話をしました。
帰りは塩山から贅沢にもあずさに乗って帰りました。
八王子まで1時間。はやーい!!
でも、荷物がデカいし靴が汚いので、デッキでザックに座って過ごしました。
今年はもう寒いのでテントはやれなさそうですが、
笠取から大菩薩への道はまたぜひリベンジしたいです。
コメント
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chunkichiさん、こんばんは〜。
コメントからやってきました。
こちら方面を歩かれていたのですね。
飛龍山〜笠取山は未踏なので、次回は歩いてみたいと
思っていたルートです。
丹波天平も気になっていたんです〜。
写真を見ると、とっても穏やかな感じで良さそうですね。
小屋泊でも寒く思ったので、テントはもっと寒かったでしょう。
女性は足も冷えやすいので、足裏ホッカイロを張って、
ザックに足を突っ込んで寝ると、
いい感じ蒸れて、温まりますよ。
こんにちは!コメントありがとうございます♪
丹波天平はとっても気持ちい道ですよ〜。
広々としていて、明るく開けた道です。
飛龍〜笠取の道は、晴れていたらきっと楽しいんだろうなぁ…
今回はすっと天気が悪くて、景色は何にも見えませんでした(T_T)
テント寒かったです…ちゃんと防寒していったんだけど…
こればっかりは仕方ないですね…。
ザックに足を入れてみようと思ったのですが、
なんだか私…足が太いみたいでうまく入らない…(爆笑)
足裏ホッカイロ!!売ってるの見たことないのですが、普通にスーパーで買えるのでしょか?
ぜひ欲しい!!!普段使いにもよさそう♪
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