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Yamareco

記録ID: 2711473
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

槍ヶ岳から立山

1991年08月10日(土) 〜 1991年08月14日(水)
情報量の目安: B
都道府県 富山県 長野県 岐阜県
 - 拍手
GPS
104:00
距離
65.9km
登り
5,899m
下り
4,950m

コースタイム

1日目
山行
11:10
休憩
0:30
合計
11:40
7:08
37
8:35
35
9:10
25
9:35
115
11:30
130
槍沢雪渓付近
13:40
11:30
170
殺生ヒュッテ
14:20
40
15:00
15:30
30
2日目
山行
8:00
休憩
1:10
合計
9:10
5:40
26
6:06
144
8:30
9:00
80
10:20
70
11:30
40
12:10
12:50
25
13:15
75
14:30
20
3日目
山行
6:35
休憩
1:10
合計
7:45
5:45
155
8:20
8:50
150
11:20
12:00
90
4日目
山行
7:40
休憩
0:50
合計
8:30
5:10
50
6:00
6:15
115
8:10
8:25
85
9:50
80
11:10
11:30
100
13:10
30
5日目
山行
4:30
休憩
1:00
合計
5:30
5:30
90
7:00
90
8:30
30
9:00
10:00
20
10:20
40
11:00
ゴール地点
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
予約できる山小屋
立山室堂山荘
横尾山荘

感想

北ア 槍ヶ岳から立山
08月10日:◎
・松本から電車、バスを乗り継いで早朝に上高地に着いた。
・これまでの中で最大の大縦走が始まる。
・天気はそれほど良くないので槍ヶ岳までは横尾経由のド楽勝コースを選んだ。
・最初は普通の人の倍ぐらいの速度で歩いていたが、槍沢を登る頃になるとばててしまい、休憩時間が長くなった。
・それでも当日中になんとしても槍ヶ岳までたどりつきたかった。
・苦労して14:30頃槍ヶ岳山荘に到着。
・指定された箇所にテントを張って、穂先へ向かう。ガ
・スっていて何も見えなかったが、看板とともに証拠写真を撮ってもらい下りた。
・一日で3,200mもの標高差を登ったせいか、その晩はひどく高山病(頭痛)に悩まされた。
〈コースタイム〉
上高地(06:30)?(07:08)明神館?(07:45)徳沢?(08:35)横尾?(09:10)一ノ又?(09:35)槍沢ロッジ?(11:30)槍沢雪渓付近?(13:40)殺生ヒュッテ?(14:20)槍の肩?穂先往復

08月11日:◎時々●
・朝はガスっていた。6時頃槍の肩を出発し西鎌尾根を下る。
・ある1人のお兄さんと抜きつ抜かれつして双六小屋にたどり着いた。
・雨は降っていなかったが、ガスで周囲の景色はよく見えなかった。
・ここでは小屋の前でおでんが販売されており、ついつい腰を下ろしてビールでも飲みたい雰囲気だった。
・双六岳に登る途中に登山道を見失った。おそらく山頂を踏まずに三又蓮華に進んだのだろう。
・三俣蓮華を経て13時前に蓮華小屋に到着。
・ここは目の前に立ちはだかる大きな鷲羽岳が印象的であった。
・ここから雨が降る中ずぶ濡れになりながら、祖父岳を越えてなんとか雲の平にたどりついた。
・テン場は多くのテントが張られていてカラフルであった。
・しかし、夜中は雷がひどかかった。テントが多いから安全ということはないので、とても心細かった。
〈コースタイム〉
槍の肩(05:40)?(06:06)千丈沢乗越?(08:30)双六小屋(09:00)?(10:20)双六岳?(11:30)三俣蓮華?(12:10)三俣山荘(12:50)?(13:15)沢渡る?(14:30)祖父岳?(14:50)雲の平

08月12日:◎後○
・どんよりした雲の平を出発。しばらく庭園風の平坦地を歩く。
・その後、薬師沢への急坂が待っていた。
・岩がゴロゴロして道が滑り安く、湿気が高いためとても苦痛な下りであった。
・薬師沢にて休憩後、緩やかに登りはじめて太郎平が見えだした。
・太郎平でくつろいだ後は、今回の特に注目した山の1つである薬師岳にむかった。
・雨の中を歩き続けていると、前から声をかけてくる人がいた。
・なんと高校時代の友人K君であった。そういえば彼も大学でワンゲルをやっていたと聞いたことがある。
・この日は薬師岳山荘にて素泊まりした。そのうち天気がよくなって、遠く西の空に白山が見えていた。
・夕食時に小屋の前で富山県の一教師のおにいちゃんと話をしていると、小屋の叔母ちゃんが夕飯のおかずの残りをくれて、山荘の温かみを感じた。
・この3日間で足がボロボロになり、歩ける状態ではなかった。翌日の回復に期待した。
〈コースタイム〉
雲の平(05:45)?(08:20)薬師沢小屋(08:50)?(11:20)太郎平小屋(12:00)?(13:30)薬師岳山荘(泊)

08月13日:○  
・北アルプスでもっとも美しい山といわれている薬師岳山頂を目指して、朝日輝く坂道を登った。
・足の状態はよくなかったが、なんとかなりそうであった。
・期待をはずして、山頂はガスの中でなんにも見えない状態であった。
・しばらく待ったがガスが晴れそうにないためあきらめて去ることにした。
・薬師岳を下るとガスは晴れてきて、目の前の立山が昨日より近づいて見えた。
・途中何人かのおじさんと話ながらスゴ乗越まで下りた。ここからまた登りだった。
・越中沢岳までの登りは、疲労のせいかひどく長く感じられた。
・五色が原に近づくにしたがい、草原のような風景に変わりつつあった。
・道ばたに雷鳥を発見した。あわてて写真を撮ろうとした。
・おそらく北アルプスで雷鳥を見たのはこれが初めてだったろう。
・五色が原では早い時間からテントを張り、昨日まで雨に塗れていたものを乾かしながらのんびり昼寝した。
・そのせいかここは妙にいい印象がある。
〈コースタイム〉
薬師岳山荘(05:10)?(06:00)薬師岳山頂(06:15)?(08:10)スゴ乗越小屋(08:25)?(09:50)スゴの頭?(11:10)越中沢岳(11:30)?(13:10)鳥山?(13:40)五色が原(泊)

08月14日:○  
・ようやく最終日を迎える。到着地に立山を選んだのは、この山が日本3名山という風格を持った山で、少なくとも他のどんな山にも名前負けしていないと思われたから。
・しかも、小学生の時に最初に登った高山であり、思い出深い地でもあった。
・五色が原から一歩一歩踏みしめながら、ゴールが近いことを実感して登ってゆく。
・途中、雪渓があったり、雷鳥が現れたり、これまでの歩きを集約しているようにも思えた。
・一乗越に荷物をおいて15年ぶりぐらいの雄山への急坂を多くの人々の行列に付いて登る。
・大勢の人々がいて賑やかなのも終着地であることを物語っている。
・午前9:00山頂到着。ついにやった。槍から立山まで歩いた! 
・とても気分がよかった。電話があったのでその頃仲のよかった会社のアルバイトの方に電話して達成したことを知らせた。
・家にも電話した。妹が出て場所を聞いて驚いたようだ。
・一乗越からふりかえると槍が岳が遥か彼方に見え、よくもまあこんなに歩いたものだと我ながら思った。
・この縦走を単独で行ったところに大きな意味がある。
・仲間とともに歩いたならば、同じルートでも気分的にもっと楽に歩けたと思う。
・そういう点ではこの縦走を今でも人生最大の大縦走であったと思っている。
〈コースタイム〉
五色が原(05:30)?(07:00)獅子岳?(08:30)一乗越?(09:00)雄山?一乗越(10:20)?(11:00)室堂

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