記録ID: 2711522
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜
栂池自然園と白馬岳
2020年09月26日(土) 〜
2020年09月28日(月)

体力度
6
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 47:41
- 距離
- 25.7km
- 登り
- 1,828m
- 下り
- 1,814m
コースタイム
1日目
- 山行
- 2:26
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 2:36
距離 5.5km
登り 173m
下り 159m
2日目
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 6:58
距離 10.0km
登り 1,308m
下り 319m
| 天候 | 1日目曇り、2日目雨、3日目雨のち晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
バス 白馬駅12:10→栂池高原12:30 栂池ゴンドラ&栂池ロープウェイ(往復) 自然園入園料込 3700円 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
栂池自然園 危険個所無し。木道のスリップも尾瀬ほどではない。 栂池→天狗原 雨だったので山道は川でした。危険個所無し。岩でスリップ注意。 天狗原→白馬大池 大きな岩で足場は良くなく、急登。歩きにくいが危険個所無し。 白馬大池→白馬岳→白馬山荘 滑落のような危険個所はないが、尾根で雨風に吹き付けられて(9月末)体力少な目の時・人は低体温・凍傷注意。悪天候時はいかないほうが良いです。(当たり前ですが、危険です) |
| その他周辺情報 | 白馬駅から徒歩10分ぐらいの「みみずくの湯」に入ってから帰宅しました。 露天風呂からは白馬岳が良く見えた! (あの上を歩いているときは低体温一歩手前のガスガスで生きた心地しなかったのに・・・) |
写真
白馬大池で引き返すか、白馬山荘まで進むか
判断どころだったのですが、
下山者の情報では
この上は稜線が風が強く激寒との情報でした。
耐空姿勢をとるほどではないが。。。
とのことでした。
行けるとの判断で前進します。
判断どころだったのですが、
下山者の情報では
この上は稜線が風が強く激寒との情報でした。
耐空姿勢をとるほどではないが。。。
とのことでした。
行けるとの判断で前進します。
両手の指先がしびれはじめます。
手袋の外側に防水のミトンをしていたのですが
5時間以上、雨に吹き付けられっぱなしで
袖から手袋の中に水が浸入しています。
途中、何度か手袋を脱いで中の水を捨てました。
レイン仕様の上下を着ていますが
ゴアテックスの生地は水をはじくのは
はじける量の水がかかったときだけで
ずっと水が絶え間なく吹き付ける状態では
はじきようもなく。。。
ズボンの中にも水が染み込んできて
特に稜線歩きの1、2時間では
雨風に吹き付けられ続けて、
体温を一気に奪われました。
白馬山荘までの距離と傾斜は地図で計算しているので
体力が持つと踏んでいますが
もう2、3時間この状況の中を歩くことになったら
たぶん、低体温で歩けなくなっていたと思います。
例えば、剱岳のような岩登りが待ち構えていたり
稜線や岩場から滑落して骨折したり
転んで足首に重い捻挫をしてしまったり
吹雪かれて視界が取れず立ち往生した場合など
今の自分の体は活動停止する(=死ぬ)数時間前
の状態だ・・・と真剣に思いました。
自分のライフゲージが危険ゾーンにいると
本能で感じました。
3000mの山の天候変化、体温の消失。
2018年10月に、仙丈ケ岳で突然吹雪かれて
手袋の防雨対策をしたつもりでしたが
もっとしないとだめでした。
いろいろ反省です。
天気悪い雨風、吹雪の日に
登れると思っても、
登ってはだめですね。反省。
手袋の外側に防水のミトンをしていたのですが
5時間以上、雨に吹き付けられっぱなしで
袖から手袋の中に水が浸入しています。
途中、何度か手袋を脱いで中の水を捨てました。
レイン仕様の上下を着ていますが
ゴアテックスの生地は水をはじくのは
はじける量の水がかかったときだけで
ずっと水が絶え間なく吹き付ける状態では
はじきようもなく。。。
ズボンの中にも水が染み込んできて
特に稜線歩きの1、2時間では
雨風に吹き付けられ続けて、
体温を一気に奪われました。
白馬山荘までの距離と傾斜は地図で計算しているので
体力が持つと踏んでいますが
もう2、3時間この状況の中を歩くことになったら
たぶん、低体温で歩けなくなっていたと思います。
例えば、剱岳のような岩登りが待ち構えていたり
稜線や岩場から滑落して骨折したり
転んで足首に重い捻挫をしてしまったり
吹雪かれて視界が取れず立ち往生した場合など
今の自分の体は活動停止する(=死ぬ)数時間前
の状態だ・・・と真剣に思いました。
自分のライフゲージが危険ゾーンにいると
本能で感じました。
3000mの山の天候変化、体温の消失。
2018年10月に、仙丈ケ岳で突然吹雪かれて
手袋の防雨対策をしたつもりでしたが
もっとしないとだめでした。
いろいろ反省です。
天気悪い雨風、吹雪の日に
登れると思っても、
登ってはだめですね。反省。
白馬岳の山頂が見えてきました。
GPSが無ければどこを歩いているか
まったくわからない状況です。
道筋は明確なので道迷いはないのですが
稜線も、先の道も山も見えないです。
ただ、距離と傾斜は山地図を見ていたので
どんな感じかは予想ができ
また捻挫とかして
コースタイムをオーバーするようなことになって
稜線で熱を奪われる時間が予定より長くなったら
絶対、やばいと思って慎重に歩いたので
ほぼ予定タイム通りで大丈夫でしたが
結構、寒さがやばくて、きつかったです。
GPSが無ければどこを歩いているか
まったくわからない状況です。
道筋は明確なので道迷いはないのですが
稜線も、先の道も山も見えないです。
ただ、距離と傾斜は山地図を見ていたので
どんな感じかは予想ができ
また捻挫とかして
コースタイムをオーバーするようなことになって
稜線で熱を奪われる時間が予定より長くなったら
絶対、やばいと思って慎重に歩いたので
ほぼ予定タイム通りで大丈夫でしたが
結構、寒さがやばくて、きつかったです。
14:20 白馬岳登頂です。
苦行でしかない。。。なんも見えへん。
もう山小屋があるのがわかっているので
写真を撮る間、数分の間、手袋を外しましたが
やばかったです。
ちなみにここに至るまでに出会った雷鳥さんは
11羽ですが、激寒くて、雨降ってるし
写真などを撮る余裕は皆無でした。
僕が死にそうな気分になってるのに
雷鳥さんは、街の公園の鳩のように
ハイマツの中で普通に食事をしていました。。。
苦行でしかない。。。なんも見えへん。
もう山小屋があるのがわかっているので
写真を撮る間、数分の間、手袋を外しましたが
やばかったです。
ちなみにここに至るまでに出会った雷鳥さんは
11羽ですが、激寒くて、雨降ってるし
写真などを撮る余裕は皆無でした。
僕が死にそうな気分になってるのに
雷鳥さんは、街の公園の鳩のように
ハイマツの中で普通に食事をしていました。。。
15:00 白馬山荘に到着。
8:00前ぐらいに栂池から歩き始めたので
7時間 CTぴったりかな?
ストーブで冷えた指先と体を
温めさせてもらいましたが
震えが20分ぐらい止まらなかったです。
僕の体力で、あの中を歩くのは
あと2、3時間(9〜10時間)が限界だったなーと思います。
先日の西穂高岳のような三点支持で登るような
岩場があったら
もう手がかじかんで登れなかったと思いますし
立ち往生したり、戻るにしても
落ちる危険があるなと真剣に思いました。
幸い、このコースにはそんな場所はないので
来ちゃいましたが
いろいろ反省です。
8:00前ぐらいに栂池から歩き始めたので
7時間 CTぴったりかな?
ストーブで冷えた指先と体を
温めさせてもらいましたが
震えが20分ぐらい止まらなかったです。
僕の体力で、あの中を歩くのは
あと2、3時間(9〜10時間)が限界だったなーと思います。
先日の西穂高岳のような三点支持で登るような
岩場があったら
もう手がかじかんで登れなかったと思いますし
立ち往生したり、戻るにしても
落ちる危険があるなと真剣に思いました。
幸い、このコースにはそんな場所はないので
来ちゃいましたが
いろいろ反省です。
7:40 下山です。
昨日の激寒い怖い思いをするのは嫌なので
なるべく出発を遅くしました。
早朝は道が凍っているかもと
小屋の方に言われていたので。
とは言ってもCTが長いので注意が必要で
自分の体力で
ロープウェイの最終時刻16:40までに
余裕をもって栂池まで着く計算が必要です。
昨日の激寒い怖い思いをするのは嫌なので
なるべく出発を遅くしました。
早朝は道が凍っているかもと
小屋の方に言われていたので。
とは言ってもCTが長いので注意が必要で
自分の体力で
ロープウェイの最終時刻16:40までに
余裕をもって栂池まで着く計算が必要です。
天候でぜんぜん変わるのが山ですよね。
こんなところで死ぬわけないと思いますが
天気が違えば凍死しちゃうんですよね。
木曽駒ケ岳の将棋の駒で碑を見たときを思い出します。
天気が悪くなりそうな可能性があるときに
3000m付近は登ったらだめですね。
こんなところで死ぬわけないと思いますが
天気が違えば凍死しちゃうんですよね。
木曽駒ケ岳の将棋の駒で碑を見たときを思い出します。
天気が悪くなりそうな可能性があるときに
3000m付近は登ったらだめですね。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
ポール
ソーラーバッテリー
|
|---|---|
| 備考 | グローブの防水対策強化を痛感。ゴム手袋買います。ゴアテックスでも数時間雨にさらされると濡れます。冷えます。低体温&凍傷になりそうです。 |
感想
稜線での雨風対策、撤退判断、自分の寒さ体力
いろいろ反省や気づきがありました。
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Tarkun












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