リベンジ達成?白峰2.5山縦走!!【広河原〜左俣〜北岳山頂ちょっと下〜間ノ岳〜農鳥岳〜奈良田P】


- GPS
- 56:00
- 距離
- 23.1km
- 登り
- 2,410m
- 下り
- 3,082m
コースタイム
奈良田バス停5:30-6:20広河原6:58-8:44二俣-11:04八本歯のコル-11:55吊尾根分岐-巻道分岐-12:13北岳山荘近道分岐-12:48北岳山荘(泊)
【2日目】
北岳山荘6:18-6:41中白根山-7:35間ノ岳-8:39農鳥小屋-9:43西農鳥岳-10:46農鳥岳-11:38大門沢下降点-14:05大門沢小屋(泊)
【3日目】
大門沢小屋6:20-8:27休憩小屋-8:49奈良田第一発電所-9:07奈良田駐車場
天候 | 1日目&2日目 晴れ!稜線爆風 3日目 晴れ!麓は雲少し多め |
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過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
奈良田駐車場〜広河原:バス(1100円) http://www.minamialps-net.jp/ACCESS/bustime_6.htm |
コース状況/ 危険箇所等 |
★今回なんで「白峰2.5山」かというと、風が怖くて北岳の山頂をとらなかったからです。。。風速20m以上の予報だったので、一か八か、危なかったらやめようと思って出かけたのだけど、やっぱりちょっと残念。完全リベンジとはならなかったけど、それでも1年3ヶ月前のリベンジ9割達成です★ 【アプローチ】 早川町からのアプローチ。 奈良田に向かう南アルプス街道は、途中草塩温泉付近で山肌が崩れて道路に土砂が出ているため迂回。 迂回路は、県道のすぐ下の河原にある工事車両用の砂利道。 11日の夜中も14日も、警備員さんが誘導してくれました。 交互通行のため、車が多いと少し待ちます。 【奈良田ー広河原】 今回は、5:30発のバス3台出ました。 3台とも通路にまでぎっしり入ってなんとか乗り切れたというところです。 甲府側からも3〜4台。そのほかに、ツアーのバスもあった様子でした。 6:30の広河原インフォメーションは、人だらけでした。 【広河原−二俣】 特に危険な箇所はありません。 【二俣ー八本歯のコル】 しばらく草付きの急な岩場を登ると、丸太のハシゴが現れます。 降りて来る方もいるので、すれ違いもあり、細い箇所では少し緊張しました。 雨の日は怖そうです。 【八本歯のコルー吊り尾根分岐】 岩場が多くなります。ハシゴもありました。 吊り尾根分岐の下は、階段になっていました。 【北岳山荘近道】 吊り尾根分岐の少し下から尾根の東を巻いて北岳山荘に向かうルートです。 ハシゴや鎖もあります。稜線を歩いた人は飛ばされそうだったとのことですが、こちらのルートは、比較的おだやかでした。 山荘の手前で稜線に出ると、とたんに風に煽られ、よろけました。 西風が強い日にはおすすめルートなのかなと思います。 【北岳山荘−農鳥岳−下降点】 それぞれのピークに向けてアップダウンはあるが、それほどきつくはないです。 危険と感じる場所はありませんでした。 【下降点−大門沢小屋】 稜線からしばらくは、急な下りが続きます。 木の根や滑りやすい石、浮き石などもあるので注意して進みました。 途中、集中力が途切れる前に休憩を入れるようにしました。 【大門沢小屋−奈良田】 はじめ気持ちのよい森の中を進むが、途中急な下りや谷側が切れ落ちたトラバースなどもあるので、気が抜けません。 2日で一気に歩いてしまえない時間ではなかったが、前日に無理して歩いていたらと思うと心配になりました。 最後の吊り橋を渡った後は、林道と舗装路を歩いて駐車場までもどりました。 |
写真
(でも、行った方の話では、この場所が一番風が強くて山頂はそうでもなかったんだそうです)
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 1
予備電池 1 単3、ヘッドランプ用
1/25,000地形図 1
ガイド地図
コンパス 1
筆記具 1
ライター 1
ナイフ 1
保険証 1
飲料 1
ティッシュ 2
タオル 3
携帯電話 1
計画書 1
雨具 1
防寒着 1
スパッツ 1
手袋 1 防寒用も
ビニール袋 4
替え衣類 1
入浴道具 1
シュラフ
シュラフカバー
ザックカバー 1
クマよけ鈴 1
ファーストエイドキット 1
プラティパス&ノズル 1
時計 1
日焼け止め 1
非常食 1
コンロ 1
ガスカートリッジ 1
コッヘル(鍋) 1
ツェルト 1
ランタン・マントル 1
カメラ 1
マップラップ 1
常備薬 1
帽子orビーニー 1
眼鏡、コンタクトレンズ 1
サングラス 1
サンダル 1
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感想
★出発前のあれこれ★
前回チャレンジしたのが、2012年7月の海の日連休。
あのときは、悪天候のため「北岳行ってきただけ・・・」になってしまったのでした。
1年3ヶ月ぶりのリベンジで、3000m級の稜線歩きをすべく計画決行!
8月に肩を痛めてから高い山には登っていないし、相方は仕事で一緒に行けないし、もうちょっと軽めのコースにしようかな〜って迷う。。。
でも、やっぱり歩いてみたい!!
小屋泊で荷物を軽くしてのんびり歩けばなんとかなるら〜。
よし行こう。
直前まで台風の動きにずいぶんと悩まされ、風が強いのは承知で出発。
12日のお天気予報、北岳山頂付近は風速24m。13日はだんだん風が弱まる様子。
出発前にちょいと調べたところによると
http://weather-gpv.info/gw.php
風速24m/sは「しっかりと身体を確保しないと転倒する」レベルらしい。
地図とにらめっこして、巻き道ルートが確保できる「左俣コース」で北岳山荘を目指すことにしよ。
安全に帰るのを第一目標にしよ。
相方も「生きて帰ってこそ冒険」って言ってたしww
★北岳登る(途中まで)★
3連休の朝、心配していた奈良田からのバス。
立ち席だったけど、一番のバスで出発することができて一安心。
んーでも、寝不足をここで補おうとおもってたので、50分立ちっぱなしがきつかった。
広河原インフォメーションで朝食を食べ、登山計画を提出、準備運動をして身体を慣らし出発。
最初の20分、すごくゆっくり歩いてみる。
うん、なんとか行けそう。
登山道は人がずっとつながっていたので、ずっとゆっくりペース。
あまり汗をかいたと感じなかったので、ほとんど水分補給しないで歩く。
もしかしたら、これがよくなかったのかも?
二俣から上は、水分補給も気をつけて、おやつも捕りながら歩いたけど、八本歯のコルを過ぎて風が強くなってきたあたりから、なんだか足が重い。
風よけの上着もちゃんと着たけど、おなかが冷えてシクシクする。
そんなこんなで、なんだか不安になってしまい、結果、吊り尾根分岐点で風の強さにひよって山頂までの20分を残して退散(:_;)
8月からの2月で、ちょっと気持ち弱くなってるなー。
体力も落ちてるなー。
守りに入ってるなー。
あー、いかんいかん!!
ちゃんと筋肉取り戻すべく、肩のリハビリ&足の筋トレしよ。
★山小屋の夜★
3連休だから覚悟はしてたけど、初体験の「布団1つに2人」ってのは緊張したな。
夜中に肩が痛くなって起きても、寝返りうつのに気を遣うし、やっぱりテントが気楽だな。
ただ、山荘の自炊場でご一緒するみなさんや同室のみなさんと話をするのは面白くて、単独山行も寂しくないのはいいところ。
今回も、北岳山荘・大門沢小屋ともご一緒した方々に恵まれて、たくさん山のお話もできて楽しかった♪
★高山病?★
もしかしたら、高山病だったのかも?
北岳山荘のお夕飯が食べきれなかった・・・
朝食も、無理してお腹に詰めたかんじ。
量が多かったわけでも、嫌いな味だったわけでもないのに食がすすまなかった。
頭痛くも、気持ち悪くもなかったけど、久しぶりの3000m級で空気薄かったせいなのかな???
★稜線からの景色に大興奮★
北岳の山頂は逃したけど、稜線歩きは気持ちよかった!!
富士山がずっと見えてるし、鳳凰三山・八ヶ岳・中央アルプス・北アルプス・南アルプスを青い空の下にずーっと眺められて、ほんとに幸せ♪♪
終始ニヤニヤしちゃいました。
山を眺めるルートとしては、表銀座よりいいかも。
★紅葉★
去年の柏原新道や針ノ木、4年前の涸沢と比べちゃうとちょっと寂しい色合いだったけど、2000m台の紅葉はなかなか。
稜線ではウラシマツツジとハイマツの縞々が、青い空に映えてました。
★まとめ★
トレーニング不足の身体で行くには、やっぱりちょっときついルートだったな。
不安が先に立ってもう一踏ん張りできなかったし、帰ってきてからの筋肉痛がヒドイ(泣)
稜線から見た北アルプスは雪化粧。
もうすぐ半年ぶりのスキーシーズンがやってくる!
あと1月ちょっとで身体を作り直さないと。
なんて反省点もたくさん出てきたけど、久しぶりの一人旅&稜線歩き、よい山行だったなぁ♪♪
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