白馬大池〜白馬岳


- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.9km
- 登り
- 1,495m
- 下り
- 1,497m
コースタイム
天候 | 9/13 晴れのち曇り 夕方雨 夜晴れ 9/14 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
白馬乗鞍岳下の雪渓は小さくステップもあるのでアイゼン不要。 朝は気温低いので白馬岳山頂付近では岩に霜が付着して滑りやすかったです。 |
写真
感想
先週は大雪渓からだったので今週は大池から入る^^
去年の山行で大池から栂池までの区間でゴミを回収出来なかったやり残しの意味もあ
るが大池で星を見ると言う目的もあった。
索道が7:00からじゃないと動き出さないのでいつもよりゆっくり明るくなってか
ら自宅を出た(笑)ゴンドラは下に車を置くと駐車料金(500円/日)かかるので
私は中間駅へ行く^^;; 連休でどこの登山口もいっぱいの様であるが栂池はまだ余裕
があった。今日は大池までの楽々コースなので始発に乗らなくてもいいと8時乗車。
久々のソロテン泊で70Lザックはパンパン。それでも結構いいペースで上がれるの
は先週も歩いたからだろうか。
天狗原まで来るとガスガスであった。木道を外れて休憩されている人が二組いたので
指導させていただく。荷物やお尻の下には紅葉が始まったチングルマが・・・ 今回
は素直に聞いていただけた。知らないだけで悪気はないとは思うが受入側でもっと知
ってもらう工夫が必要かもしれない。
ナナカマドが見事に色づいていた。今年は天候不順で紅葉が期待されていない様だが
意外といいかも?
さてこの上の乗鞍岳までのゴーロでは岩の隙間に落ちているゴミを拾うのに手間取る.
見えていても手が届かないものは仕方ないがペットボトルが相変わらず多い。
雪渓はまだ残っていてその周辺にはまだ花が健在だった。珍しい紫のハクサンフウロ
もあった!いつものちびうさも制作。さすがに今回が最後か?(笑)氷化しているので雪渓と同じくだんだん小型化して形も歪に・・・^^;;
大池には昼前に着。受付にて本日の回収のゴミを引き取っていただく。どこの山小屋
でも快く引き受けてくださるのでありがたい。
まだテン場は余裕があり、端のいい場所に張らせていただく。出入り口は小蓮華山方
向。テントの中から射手座の天の川が見られる様にした。結果、この方向で大正解だ
った。
午後はテントに寝っ転がって時折広がる青空を見上げたり雷鳥坂の方に散策に行った
りでのんびり過ごす。雷鳥坂の下のハイマツ帯ではホシガラスがその実を加えて行っ
たり来たり。どうやら冬を前に一カ所に集めて食べている様である。この時期ならで
はの光景だ。
夕方は前線の通過で雨が降ったが日没過ぎに晴れてきた。新潟上越は天気悪そうで北
の方角はずっと雷が光っている気配がしていたが大池の上空は快晴!
さっきの雨が辺り一面に広がるチングルマの穂に雫となってついていてとても美しい!
夜には目論見通りの満天の星空だった。テントの位置といい方角といい全く思い描い
ていた通りである。テントの中から星空だけを見ていると自分が宇宙空間に放り出さ
れたポッドにいて浮いている感覚になってちょっと不思議な気持ちになった。まあ周
りのテントの賑やかな話し声が聞こえるのだけど耳を塞いでみればほら!(笑)
天の川と池を一緒に写したくて池の北側へ行ってみるとある山岳写真家の方が撮られ
ていたので私はもう少し奥へ行く。と、乗鞍方面からヘッドランプの明かりが近づい
て来た。時刻は19:30頃。最終のロープウェイで上がって来たのであろうか。
かなりお疲れな様子であった。すれ違いざまに「こんにちは」と言われたがそんな時
間でもないだろう。こんばんはと返した。山小屋に入ったら注意されただろうね。
さて気を取り直して、池と天の川!!
風が弱まって池は鏡の様に星空を映している。写真でもそれなりに綺麗だが実際現場
で見ているとゆらゆら揺れている水面に星が瞬いている様子は伝えきれない。これは
是非みんなにも見てもらいたいと思った光景である。来年企画しようかな・・・^^
テントに戻り、出入り口を開けっ放しにして寝るちょうど真上にはくちょう座やこと
座と天の川が見えていた。そのままシュラフに潜り込んで星を見ていていつの間にか
寝入ってしまった。星が少ない!と思ったら月が頭上高く昇ってきていたので本日の
星見は終了(笑)
朝は3時起き(笑)日が短くなったので4:30出発でもまだ暗い。日の出まで一瞬
だけナイトハイク。今日は白馬岳まで往復して来る。船越ノ頭と小蓮華の中間で日の
出。気温は2℃。ウラシマツツジには霜が降りている。5月に滑った白馬沢を覗いて
みるがほとんど崖にしか見えない(笑)
標高上がると気温も下がり登山道の石や岩にも霜が付着して滑りやすい。黄葉したウ
ルップソウも寒そうである。日本海の方は雲が多かったがそのおかげで虹が見えた。
その向こうには能登半島も。
荷物は軽いので7時には白馬岳着。白馬山荘を出た人たちがどんどん来て山頂はすご
い賑わいであった。私は10分もしない内に下山開始。
帰りは念入りにゴミを拾いながら行く。雉打ちの跡もあったが紙はしっかり回収した
。何故かロールの芯まで捨ててあったのには呆れる。山小屋のトイレのを拝借?携帯
トイレの普及を強く望む。この辺は雷鳥坂の地名通り彼らの縄張りがひしめき合って
いる生息密度が濃い所。人間の大腸菌が及ぼす影響が心配である。
大池に戻ってテントを撤収して下山。たった一日なのにもうゴミが落ちていた。
天狗原ではビールの空き缶。またまたありましたトレッキングポール(笑)
天狗原の一段下の小さい湿原ではここから先に行くべきか戻るか揉めている団体がい
たのであと10分も歩けばナナカマドの紅葉や湿原の広がる天狗原ですよ!と一言(
笑)まだ昼ちょい過ぎだし行った方がいいに決まっていたので^^ ここまで来て戻る
のは勿体ないからね。
帰りのゴミは栂池自然園ビジターセンターにお願いしてきた。紅葉祭り後半にはまた巡回に来るかなあ・・・
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