槍ヶ岳~西鎌尾根~双六岳~黒部五郎岳(新穂高 周回)


- GPS
- 24:53
- 距離
- 50.9km
- 登り
- 4,169m
- 下り
- 4,162m
コースタイム
- 山行
- 10:33
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 11:22
- 山行
- 8:42
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 9:22
- 山行
- 3:34
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 3:58
天候 | Day1:晴れ(朝は少し雨) Day2:晴れ Day3:雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
新穂高ロープウェイ7:55→高山濃飛バスセンター9:31→(乗り継ぎ)10:00→名古屋駅12:40 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
槍ヶ岳に行こうかな。という、なんとなくの思いつきから始まり、泊数、天候、などの要素からどのルート取りで行こうか、体力的に厳しくないか❓あれこれ悩みながら、ワクワク登山計画ができた^_^
◼️Day1:
高速バスで名古屋から新穂高温泉ロープウェイへ直行。到着が4時過ぎなのでとても都合が良い。
左俣を進む。今日は終日晴れのはずなのだが、雨がぱらつく。8/7の集中豪雨では、滝谷渡渉点が増水していたが大丈夫だろうか。事前に減水は確認しているものの気にはなる。
今日は槍ヶ岳を経由して双六小屋に行くのだが、槍平小屋でも給水ができるし、なんせ営業小屋があるというのはとても大きな安心感だ。
飛騨乗越へ
槍平小屋で給水をし、飛騨沢を登る。千丈沢分岐から千丈乗越に上がる方が最短コースなのだが、実は飛騨乗越に上がりたい理由がある。以前同じルートで登った時に最後の急登で足が出ず難儀したことがあり、あれは一体なんだったのか、もう一度登って確認したかったのだ。
そして、今回もやっぱりキツイwww
当時考えていた要因は「シャリバテ」だったのだが、そこを対策して挑んだもののやはりキツイ。
標高かな、、、タイム的には悪くないけど、自分のイメージと乖離があるんだよな、、、標高が高くなると酸素欠乏による影響が出ると解釈しておこうか^_^
ただキツイけど、見上げる先の景色が元気をくれる。やっぱり青空が最高‼️槍平小屋を過ぎても雨はパラパラ降っていたが、徐々に上がり始め、青空が覗き始める。
待ってました青空‼️飛騨乗越の岩峰にかかるガスも抜けてきたぞ。あの奥に日本最高の鋭鋒が待っているのだな。重い脚を持ち上げながら踏ん張る。
飛騨乗越から降ってきた方が「飛騨乗越から槍がドーンですよ^_^」と元気をくれた。
槍ヶ岳
まさに「ドーン」だ^_^ 青空に槍の穂先がくっきりと鮮やかに突き出ている。
槍岳山荘に到着し、間髪入れずに穂先に取り付く。下から見上げると渋滞しているようにも見えたがスムーズに山頂に到着できた。
山頂からの景色は、月並みではあるが疲れが吹き飛ぶほどの景色と達成感。何度登っても格別だ^_^
ひとしきり景色を味わい、写真に収め、下山する。表銀座を背景に素敵な写真を撮ってくれた「写真屋さん」に感謝^_^
このお姉さんにスマホを渡して定位置に座ると素敵な角度で写真を撮ってくれました^_^
「次の方、どうぞー」って次々撮っておられましたwww
今日はこのアングルの写真が沢山アップされることでしょう^_^
西鎌尾根
槍岳山荘まで下ってあらためて槍の穂先を眺めて堪能。
この槍を眺めながらビールを飲むのが最高なのだが、まだ先があるのが残念なところ。
また重い荷物を背負って西鎌尾根へ。
西鎌は鎖場はあるけど、なくても問題ないレベル。基本的には気持ちの良い稜線歩き。そして、振り返り槍ヶ岳を眺める。ずっとこの繰り返し^_^
午後の西鎌は、陽射しを受けた稜線の緑と、槍の険しい岩肌とがとても素晴らしい景観を作っている。
東鎌、北鎌は行ったことがないけれど、この景色は屈指の美しさではないだろうか。
樅沢岳
西鎌振返り槍堪能コースは最高なのだが、樅沢岳が遠い、、、そこに至るまでも右俣岳をはじめ幾つものUP/DOWNがある。上手に巻道を作ってはくれているのだが、、、
途中、硫黄乗越と樅沢岳の間で北に伸びる尾根があったがその先に小さな池ができており素敵な景色だった。いつか行ってみたいなあ
最後に樅沢岳で最高の「振返り槍」を堪能して1日を終了。
樅沢岳から双六小屋までは重力に任せてダダって下って終了。
今日は頑張ったからビールで乾杯‼️
◼️Day2:
昨日がハードだったからか、寝坊した。
今日の予定は、今回山行の主目的、黒部五郎小屋でのお買い物だ。
黒部五郎岳は、飛越トンネルから登ってはいるが営業小屋を経由しないルートなので登山バッジが購入できていない。
ということで、黒部五郎小屋で登山バッジを購入し、ついでに黒部五郎岳にも登っておこうかと^_^
お買い物ルートの途中には、双六岳、三俣蓮華岳もある。
双六岳
双六岳はお馴染みの嫋やかな山容で、今日は笠ヶ岳も槍ヶ岳も綺麗に見えている。あまりにも快晴すぎてライチョウさんにはお会いできないかな^_^
南方にある南双六岳、いつか行ってみたいのだが登山道がない。行ってみたいなあ。
三俣蓮華岳
双六岳を下り、三俣蓮華岳へ向かう途中でイワヒバリに遭遇。別に珍しいわけではないのだが、「お目当てのライチョウさんが隠れているのなら代わりに私が、、、」と代理出演してくれたようで^_^
いつもはさっさと飛んでいくのだがこの日は2mの至近距離での撮影会にお付き合いいただけました^_^
三俣蓮華岳からの景色は最高でした^_^(昨日、今日と最高の景色が盛り沢山で、何が最高なのやらwww)
黒部五郎小屋へ
三俣蓮華岳から黒部五郎小屋へぐっと下る。遠いね。お店がそこにあるから仕方ないんだけど、こんなに下る❓^_^
帰りはまたこれを登らなくちゃいけないんだけどwww
黒部五郎小屋、とても静かな小屋。素敵だなあ。
さてと、ついでに黒部五郎岳も登っとくか^_^
黒部五郎岳
カールコースを歩く。黒部五郎岳とその肩とでぐるりと囲まれたカール内にはいく筋もの美しい沢が流れている。水と緑と巨岩。
黒部五郎岳からは笠ヶ岳がすごく近くに見えたのが印象的。
そして、いつの日か新穂高から双六、黒部五郎を通って太郎平への稜線を歩き、五色ヶ原、立山まで歩けたら最高だなと、また新たな「最高のルート」を思いついた^_^
黒部五郎岳からの下山時に福岡から来られたというソロハイカーさんとお話をした。折立から入り、今日は黒部五郎小屋、明日は雲の平、明々後日は双六。素敵な山行ですね^_^天気がちょっと残念ですが、天候なりに楽しめたら良いですね^_^
黒部五郎小屋からの登り返し、三俣分岐で日本語の上手な外国人ソロハイカーさんとお話をした。これから水晶小屋を目指すとのこと。時間的にあまり余裕がないと思われたので、ルートの確認、所要時間の確認、水の確認をなどをした。無事に到着できていると良いけど。
双六小屋に帰着。明日は2時くらいから雨で、徐々に雨足は強くなる予報なので早出を覚悟して早々に寝床へ。
Day3:
予想に反して22時あたりから雨が降り出した。
だが、テントを打ちつける雨音は実際のそれよりも激しく聞こえることを知っている。だから大丈夫。豪雨で秩父沢が再び橋流出という事態にはならない。と、言い聞かせて今は寝ることに集中だ。
浅い眠りの中、雨中で効率よくテントを撤収方法を考えたり、何時に始動して、何時に予定ポイントを通過するかおさらいしたり、、、
寝ているのか?寝てないのか?そうこうしている間に2時、、、
予定では3時起床4時始動のつもりだったのだが、、、
雨音は急かせてくるし、居ても立ってもいられず、朝ごはんを喉に押し込み、パッキングして、テント撤収。
効率の良いテント撤収方法は全く役に立たず、余計に時間がかかったwww
普段通りが良いねwww
下山
3時過ぎに下山開始。写真は秩父沢だけと決めて、黙々と下る。
秩父沢は以前とはずいぶん景観が変わったようにも見えたが、崩れた影響なのだろうか。あとで過去の写真と見比べてみよう。
3時間でわさび平に到着。ミネラル補給のためトマトにかぶりつく。沈んでいるトマトと浮いているトマト、どちらが旨いのか悩みながら沈んでいる方をチョイス。これが正解だったのかどうかは次回までのお楽しみ^_^
2泊3日テント泊登山。雨の影響で計画を短縮してしまったがとても楽しい山行だった。
そして、テント装備での累積標高2500m/日は限界オーバーだと痛感。2度とやらないwww
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