仙塩尾根チャレンジ…無念の途中撤退


- GPS
- 23:31
- 距離
- 51.5km
- 登り
- 5,241m
- 下り
- 4,930m
コースタイム
- 山行
- 10:05
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 11:55
- 山行
- 2:06
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 2:12
- 山行
- 7:48
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 8:20
熊ノ平小屋は電波なし
井川越 docomoあり
三峰岳山頂 微妙にdocomoあり
野呂川越 電波なし
両股小屋 電波なし
北沢峠 電波なし
天候 | 曇り一時晴れ のち雨、雨、雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
復路 北沢峠⇒南アルプス林道バス⇒戸台口(仙流荘) 仙流荘⇒タクシー⇒JR伊那北駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所は特になし |
その他周辺情報 | 仙流荘で温泉(800円) |
予約できる山小屋 |
塩見小屋
|
写真
感想
今年のメインイベントは、しばらく前から温めていた仙塩尾根縦走。
7月ごろには思い切ってアルペン号を予約してしまったので、ドキドキしながら準備していたのですが、どうやら天気が怪しくなってきた…だが予定通り下山すれば、最後は雨にしても、初日は行けるだろう、という安易な判断のもと、アルペン号に乗り込んだ私。
鳥倉に到着して元気よく歩き出したまではよかったものの、ほとけの清水を越え、三伏峠小屋を越えて塩見岳を目指すと、何やら調子が悪い。どこがどうという事ではないが、スピードが上がらない。足が前に出ない…
塩見小屋についた時点で、すでにヘトヘトな風情。これはちょっと、どうしたことなのか。去年から何となく身体に力が無い感じだが…男の更年期障害なのか。
それはともかく、塩見岳の山頂で奇跡の晴れ間に遭遇した私はすっかり気をよくして、いそいそと仙塩尾根へ。元気だった私の姿を見るのは、これが最後なのであった…。北俣岳分岐から、ハイマツの中に新しくつけられた道を歩くと、滑ったりフカフカしたりでなんだか歩きにくい。そのうちどんどん天気も悪くなる足はますます上がらない…。北荒川岳を越えてしばらく行くと、もう今日中に宿泊予定地の熊ノ平小屋までたどり着けそうにないことに気づく。時刻は17:00時、しかたないので暗くなる前に登山道脇にテントを張れそうな下草のない平らな場所を見つけて、早々に潜り込む。
翌朝は、ともかく熊ノ平まで。雨の中、小屋の前のベンチでパンを食べていると、小屋番のお姉さんが「どちらから?」と。正直に昨夜たどり着けずにビバークした旨を申告すると、「鳥倉から入ってここにたどり着けない(鈍足)状態だと、安心して出せないですね…」と。そりゃそうだ。小屋で声かけた人間が、途中で遭難しても寝覚めが悪かろう。私は素直に熊ノ平でまる一日滞留することを決め、テントの申し込み。この日は8:00頃からずっとテントでゴロゴロしてた。ずーっと雨・風。
翌朝は3:00にテント場を出発、井川越?でdocomoの電波が入ったので、家族に心配しないようLINE。三国平のあたりは広い尾根で、暗闇とガスの中、ちょっと迷いそうになったが注意深く周りを見回すと、良い場所にペンキマークがある。三峰岳の登りは強風にあおられてちょっぴり怖いが、仙丈をあきらめて両俣から林道にエスケープすることを決めていたから、この登りさえクリアすれば後は下りだけ。
最後に、両俣から北沢峠までの林道?治山道路?途中に一か所、沢が路上を横切って流れている場所がある(砂防堰堤みたいな場所)。熊ノ平のお姉さんにも「雨が続くと通れなくなるかも」と警告されていたし、野呂川越の近くであったツアー連れのガイドさんにも「路上を沢が流れているところが…」と聞いていたけれども、私は油断していて、ちょっと上流で飛び石で渡れないことが確認できたあと、道路上に戻って普通に流れを突っ切った……水流が強くて、立っているのに下流方向に押し流される。下流はもちろん堰堤から2〜3mの高さの滝?落ちたらまずい。命の危険を感じた私は足を踏ん張りながら残り3、4歩を走って、なんとか渡り終えた。危なかった…洪水の時、深さ20〜30cmでも水流が強ければ押し流されるという感じが、初めて分かった。死ななくてよかった。
雨の中滝谷出会を渡渉したときも泣きそうになったが、今回のほうが泣きそうだった。今回の教訓、気を付けよう、体力不足と雨の渡渉。
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