白峰三山縦走(テント泊)

- GPS
- 17:22
- 距離
- 25.6km
- 登り
- 2,437m
- 下り
- 2,714m
コースタイム
- 山行
- 6:02
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 7:36
| 天候 | 1日目:晴れ時々曇り 2日目:晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
午前2:30頃に到着時には7割ぐらいは埋まっていた感じ バス(奈良田→広河原)5:30 片道1300円+協力金300円 この日はバス3台で後ろの方に並んでいた何人かは立ち乗り 自分は5時頃に並び、一人だったということもあって1台目に座れた |
| コース状況/ 危険箇所等 |
ログが途中で一度途切れています。 登り、下りは各所それぞれしっかり斜度もある。 足への負担軽減の為にトレッキングポールを使用することはオススメ。しかし、たまに岩場があり邪魔になる場合は収納するべき。 踏み跡、マーク、リボン等がしっかりあるので、落ち着いていれば迷う箇所なし。 (疲れて足元ばかり見ているとリボンを見落としやすくなるので注意) |
| その他周辺情報 | 下山後温泉:奈良田温泉 女帝の湯 大人:700円 |
写真
感想
白峰三山をテント泊で縦走しました。
奈良田のバス停の列には5時ごろに並びました。一応平日なので人は少なめなのかなと思っていましたが、その後も続々と列は伸びて結局バス3台に立ち乗りも居る状態に。人気の山だということを実感しました。
バスが広河原に着くとすぐにトイレに長蛇の列が。この行列については事前リサーチでも分かっていましたが、甘く見ていたので私はのんびり列に並ぶことに。しかし想像以上に進まない。諦めてもいいかなとも思いましたが、お腹を下しやすい私としては行ける時に行っておきたい。結局トイレを済ませて出発する頃にはほぼ最後尾になっていました。ここでトイレに並ぶなら迷わず並ぶべきです。
ここ数年はよく登山中に膝を痛めて泣きそうになりながら下山することが多く、今回の山行は下山が長いことが不安だったので、スタートからダブルストックで足への負担をなるべく和らげることに専念しました。スピードは落ちますが、急登の連続だったので自分的には良かったと思います。でも草すべりは特にキツかった…
山頂に近づくとガスも迫ってきて、周囲の山が見えたり見えなかったり。まあでも天気は良かったのでこれで良しとします。
北岳山荘でテントを設営しましたが、選んだ場所は少し傾斜がついていました。もう少し探せばもっと平らな場所も確保できたかもしれませんが、「早く横になりたい」という気持ちが勝り妥協。でも夜は結構よく眠れたと思います。北岳山荘は無料で水が汲めるので非常に助かります。
2日目はキレイに富士山が見えていて最高の天気。朝の稜線上は風が強く寒いくらいで、防寒着としてレインウエアを着て出発しました。間ノ岳からは北アルプスまで見えて、気持ちのいい景色を眺めることができました。
山々を見ながら感じたのは南アルプスは一つ一つの山がどっしりと大きいなという印象です。そしてその分、縦走と言いながらアップダウンがしっかりキツイです。「天空の縦走路」って言葉からアップダウンの少ない3000m級の縦走路が続いているのかなって勝手に思い込んでいました。間ノ岳山頂から見た農鳥岳は、「なんであの山が百名山に入ってないんや」と感じたぐらい立派な山だな思ったと同時に、「あんなに下ってからあんなに登るのか」と思いました。実際に農鳥岳への上り返しはキツカったです。
農鳥岳からは南アルプス南部の山々もよく見えて、いつかそれらにも登ることを誓い下山を開始しました。
ここからが今回の山行の一番の不安でした。大門沢降下点からはすぐに樹林帯に入るのでほとんど景色が変わらず、ひたすら急な下りが延々と続きます。また、2時間ぐらい過ぎたころから段々気分が悪くなってきて、大門沢小屋の屋根が見えたところで少し嘔吐してしまいました。これはいくつかの要因があったと思います。思い返せばこの日はほとんど塩分を摂取できていなかったです。水を飲んでいるのに汗の量が少ない気がするなとは感じていたので、上手く体が水分を吸収出来ていなくて軽度の熱中症のような状態だったのではないかと思います。それに加えて空腹によるシャリバテでしょう。大門沢小屋で昼食を食べる予定ではいましたが、ちょっと足りませんでした。結果的に大門沢小屋でざるうどんを食べて、めんつゆも少し飲んだら回復して進むことが出来ました。今後は栄養補給にもっと注意していかなければならないと感じました。
大門沢降下点あたりからほとんど同じペースで、抜きつ抜かれつしていた方がいましたが、その方から「大門沢ゲートに車を停めているから奈良田の駐車場まで送っていきますよ」と声を掛けて頂きました。ほぼ同じタイミングでゲートまで下山したのでお言葉に甘えて送って貰いました。私以外にもご夫婦にも声を掛けておられて、3人で楽をさせて貰いました。「自分も今まで同じように助けてもらったことが何度もあるから」と言われていて、本当に優しい人に出会えて良かったです。この場を借りて改めてお礼を言わせてください。ありがとうございました。
年に1回ペースでテント泊登山をしていますが、ここ数年は天気が微妙で山頂の写真は真っ白のガスの中のものばかりで、妻からは「去年と同じ写真やん」と言われていました。今回は天気が良くキレイと言ってもらえて良かったです。
他の方のレコを見ていて、2日目に農鳥岳で救助ヘリを呼ぶ事故があったようです。しかもよく読ませてもらうと、私がその方(そのグループ)を追い抜かせてもらった直後に事故が起こっていたようです。思い返せばその先の見通しのいい場所で振り返ってもそのグループの姿がなかなか見えず不思議に感じていました。命に別状が無かったようで良かったです。
fdash















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