大日岳(丸森尾根→梶川尾根)


- GPS
- 18:42
- 距離
- 41.4km
- 登り
- 3,623m
- 下り
- 3,619m
コースタイム
- 山行
- 9:18
- 休憩
- 2:38
- 合計
- 11:56
天候 | 1日目:ガス→15時から晴れ 入山時20°C 2日目:快晴→9時からガス 下山時30°C |
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過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
入山時は7-8台、下山時は4-5台 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山道 ・丸森尾根:急斜面が多い。下りには向かない。 ・稜線:梅花皮岳ー御西岳はところどころザレている ・梶川尾根:斜度が緩い。脚に優しい。 ■水場 ・門内小屋:有り ・梅花皮小屋:大量 ・御西小屋:有り ■宿泊:御西小屋 3000円 非常に清潔で快適。大日岳と主稜線がよく見える立地。備え付けのマットや毛布は無いので注意。 ■クマ ・御西小屋の水場付近の雪渓で発見。1時間ほどその場から動かず、大声や熊鈴にも動じなかった。 ・梅花皮岳ー御西小屋の区間はクマの気配が濃厚。糞が7-8個、新鮮なものもいくつか。帰路は何個か増えていた。 |
その他周辺情報 | ■温泉:梅花皮荘 500円 ★3.8 (汗を流すには十分) 飯豊山麓の由緒ある国民宿舎。源泉付近で土砂崩れがあったので、露天風呂は休業中、かつ日によっては湯船が35°Cとぬるい。この日はぬるい日だったので、料金を300円にまけてくれた。ぬるいと言っても、猛暑の日にはちょうど良い程度。泉質は源泉かけ流しの中性Na・Ca系。内装もキレイで快適に過ごせた。 ■食事:龍上海 米沢店 赤湯辛味噌ラーメン大盛り 1100円 ★4.4 (さすがの名店) 山形で一番有名と言っても過言ではないラーメン屋の支店。本店ほどは混まないようだ。プリプリの麺、エビ風味の濃厚だがあっさりしたスープ、にんにくと唐辛子が効いた辛味噌が高次元に調和していた。クセになる味わい。 |
写真
装備
個人装備 |
45Lザック
3シーズンブーツ
クローズドセルマット
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感想
■0日目
月曜に決め打ち有給を取得したので、日月で山へ。天候が良い八ヶ岳や南アと迷ったが、前日の予定と移動距離を鑑みて近場の飯豊山を選択。未踏の主脈から大日岳に至る稜線を歩きにやってきた。ダイグラ尾根→梶川尾根の周回としたかったが、ダイグラ尾根が通行止めなので、やむを得ずピストンとした。日本海側に前線があるが、天気はどうなるか。ピストンなので往路か復路のどちらかで晴れれば良いな。前日は22時半に自宅発、途中で3時間仮眠し、3.5時間運転して登山口へ。
■1日目
入山時は既に20°Cと高温、かつ下界は晴天。丸森尾根の急登を滝汗かきながら登る。大木に刻まれたマタギの落書き?伝言?に東北らしさを感じた。稜線は予報通りガス。風が吹いており、涼しい。さらに天気予報がイマイチなので人入りはまばらで、快適に歩けた。
1人で山を歩いていると、ふと昔のどうでもいいことが頭に浮かぶ。この日は高校の英語教師が「fog (霧) は不可算名詞だが、dense fog (濃霧) は可算名詞になる」と言っていたのを思い出した。当時は「そんな知識は受験に使うのか?」と思って聞いていたが、一度も使わなかった。が、この山行中にふと思い出した。きっとその教師は、普段は体系的な英語を教えているが、生きた言葉にはこういう不合理なところもある、と伝えたかったのではないか、と今になって思う。
今回の山行は人が少なそうだったので、小屋泊とした。装備は軽量化を意識して11kgに納めた。前回の大きな山行がテント装備19kgだったので、不安になるほど軽く感じた。おかげで脚がスイスイ前に出た。これからは宿泊時の不快さを多少は許容しつつ、装備の軽量化に努めよう。
小屋の利用者は4PT6人。静かで快適だった。夕方から少し晴れたので、本山まで散歩へ。飯豊山は夕方から晴れる率が高い気がする。往復6km近くあるので結構疲れたが、晴れた主稜線は爽快だった。夕日に染まる大日岳にギリギリ間に合い、バームクーヘンを食べて19時には就寝。長い一日だった。
■2日目
4時起床。満点の星空だ。今日は晴れる。日の出とともに大日岳を目指す。この道にクマの気配はなかったが、朝露で下半身がずぶ濡れになった。まあ涼しくてちょうどよい。1時間ほどで山頂に到着。大日岳の頂きからの眺めは、飯豊山の広さと深さを教えてくれる。山深い位置にあるので、達成感もひとしお。直登コースのオンベ松尾根は復旧しないだろうから、それなりの高低差を歩かなければ辿り着けない。西大日岳も気になったが、クマの巣窟らしいので、またいつの日か。
小屋に戻って装備を整えていると、早くもガスってきた。一番歩きたかった大日岳への道を快晴の下で楽しめたのだから、悔いはない。帰路は新鮮なクマ糞がいくつか増えていて、笛を吹きながら歩いた。装備が軽いのと悪天で写真を撮らないのとで、体力的にも余裕を持って進めた。下りは脚に優しい梶川尾根を利用。大好きです。ただし、ゲート前の渡渉は要注意。最近の豪雨で例年になく増水しているとか。入山時に確認した際は膝下くらいの水位だったが、1日でスネくらいまで下がっていた。流速はそれほどでもないので、靴を脱げば問題なく渡れた。
下山後は温泉とラーメンをキメて、21時半には帰宅。デカい稜線をたくさん歩けて、良い休日だった。
■消費
1日目:3200kcal
2日目:2160kcal
■摂取
おにぎり2, 無印バウム2, バランスパワー1, カレーメシ, スープ2, トレイルミックス
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