笠取山〜雁坂嶺1日目（作場平〜一休坂〜笠取山〜水干〜笠取小屋テン泊）
埼玉県
山梨県
imonee
体力度について
- GPS
- 17:26
- 距離
- 25.7km
- 登り
- 1,867m
- 下り
- 2,086m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 4:48
- 休憩
- 1:44
- 合計
- 6:32
- 山行
- 4:44
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 5:12
- 山行
- 5:43
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 6:37
| 天候 | 11/1 雲の多い晴れ 11/2 雲の多い晴れ 11/3 風強く曇り多い晴れ、ときどき霰 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス タクシー
塩山駅〜作場平 タクシー11,900円(T_T) 西沢渓谷入口〜山梨市 山梨市民バス900円 山梨市〜立川〜最寄駅 普通列車2,000円弱 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
★作場平から林道経由だと楽だが一休坂でも別に辛くなかった。一休坂は急登と書いてあったが一部だけで、沢沿いの気持ちいい道、なだらかな巻道だったりで紅葉も見れてあっという間に小屋に着きました ★笠取山は急登で下りは怖いかも。奥の、標高点のある山頂へは若干険しい岩の痩せ尾根を5分ほど進む。そこからさらに唐松尾山方面へ進むと分岐があり水干経由で小屋に戻れる。白い手書きの道標から下る近道は急坂 ★雁峠〜燕山は序盤急登、その後は古礼山まで展望のよい尾根歩きが続く ★古礼山〜水晶山は展望はないが距離は短い ★水晶山〜雁坂峠は圧巻の展望 ★雁坂峠〜雁坂嶺は歩きやすいなだらかな大展望の尾根道 ★雁坂峠〜沓切沢橋は歩きやすいなだらかな巻道がほとんど。周囲の紅葉が綺麗。沢沿いになると部分的に道が狭くなるので注意。渡渉は慎重に行けば問題ないレベル ★沓切沢橋から舗装された林道歩きとなるが道標の見逃しに注意。雁坂トンネル料金所の上を通りさらにしばらく歩くと右手に山道を下る道標がある。少し下ると登山口の標識。その後も橋を渡ってしばらく林道歩き ★車道に出たら目の前が道の駅みとみだが西沢渓谷入り口バス停まで歩いても大した距離ではない。バスは途中から乗ると多分座れない |
| その他周辺情報 | ★作場平橋 トイレ男女別洋式２個室（紙あり・綺麗です） ★笠取小屋 テント泊1,000円 トイレ男女別洋式２個室（紙あり・綺麗です） 水場は少し下ったところ。一休坂から登ってくれば通ります 小屋番さんは陽気で声が大きい（笑） 鹿の餌付けをしてるので鹿をたくさん見れます ★雁坂小屋 テント泊1,500円 トイレ男女兼用和式４個室＋男性用朝顔２器（紙なし・綺麗です） 水場は小屋前に飲み物が冷やしてあるところ シシ鍋の日だったのでラッキー♪野菜たっぷり入って700円 缶ビールとセットだと100円割引で1,200円 スタッフさんは皆親切で丁寧でした ★西沢渓谷入口ドライブイン不動小屋 山菜そば700円（山菜の天ぷらが入ってる。美味い） よもぎ餅200円（１個から買えます） バス停のすぐ横なのでバス待ちの間に食べられる トイレは車道沿いの駐車場の奥。洋式あり |
写真
塩山駅からタクシーに乗り作場平へ。10年前はギリ1万だったけど、今回は11,900円（泣）でも、それだけの価値ある山行となりました！おかげで写真を撮りすぎてしまったため（毎度）、2泊3日のレコを1日ごとに分けて公開します。初日は笠取山です
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一休坂分岐に到着。前回（10年前）はヤブ沢峠〜林道経由を歩いたので、ここは頑張って一休坂（急登）へ挑戦！（←というほどのものではナイ）
前回もこちらに張ったので今回は小屋裏がいいなぁと思ったのですが、すでにそこそこテントが張られてたので、小屋番さんに「こっち」って指示されたので（希望言えば承知してくれたと思うケド）
奥の建物がトイレ。10年前は和式だったはずだけど、洋式になってて助かりました。手前の水場は手洗い用（前回はここから水汲んだ気が…まさか間違えてた…？汗）
誰もいないうちに小屋を撮影。ちなみに、さっき通った水場っぽいところはやっぱり水場でした（←バカ）だってもうすぐ小屋だなんて思わなかったから…
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笠取山に登らないといけないので戻ります。なんか時間のロスしちゃったなぁ、どうせ明日通るのに（思ったより遠かった。いや近いンだけど）
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新宿駅で買ったそば屋の天むす。昨日寝る前にフランスパン一本食べたせいかお腹がすかず、あずさの中では食べなかったので今頃いただきます
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装備
| 備考 | 長袖ドライレイヤー、長袖シャツ、半袖Tシャツ、秋冬用トレッキングパンツ、靴下は３シーズン用が行動着。山頂に向かう時は風が強くレインジャケットを着用。テントでは防寒タイツ、フリースとダウン上下、#0の寝袋で温かかった |
|---|
感想
(￣∀￣)
この三連休は氷ノ山に行く計画を立てていましたが
遠いので高速バスを乗り継ぐのが面倒になり、クマ出没もあって中止に。
ここは堅実に、費用も安く、近場で安心、クマの話も意外と聞かない、
10年前にガスガスで縦走を断念した雁坂峠に行ってみよう！
※10年前のレコ↓笠取山（2015年11月21日〜22日）
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-767301.html
本当は甲武信ヶ岳〜雁坂峠〜笠取山〜唐松尾山〜将監峠の縦走をしたかったけど
自分の体力のなさやテン場制覇したいことを考えると4泊5日必要だし
ならば雁坂峠1泊で！と思うも、バスのない豆焼橋から登ってみたいから
前泊・タクシーで…となるとお金もかかるのでなかなか実行できず。
でも埼玉側はクマ出そうだし高望み（？）はやめようと諦め、
けっきょく10年前の計画とまったく同じに戻りました。
本当は新地平から登ればバスがあるから安くすむのだけど
腰を痛めた中での久々の縦走だからと言い訳をし
クマも怖いから！ということで一番距離の短い作場平スタートで
タクシーを使うことに。
朝、何とか寝坊せず家を出発し（アタリマエ）
今日は塩山までですが贅沢に特急あずさを利用。
寝る前にフランスパン一本食べたせいかお腹が空いておらず、
駅弁は一番安いそば屋の天むす（2個入り）を購入したものの
車内では食べず、とにかく眠くてずっと寝てました。
塩山に着いたらタクシーで作場平へ。
運転手さんの話によると、麓に特別クマ出没はないようで
大菩薩の方で何度か出てるね、ってぐらいでした。
ホッとしたけど、来週再来週あたり牛ノ寝通り行きたいンだけどな…
作場平はけっこう遠く、最後はやっぱりくねくね林道。
柳沢峠を越えるのを知らなくて、ここまでバスで来てタクシー呼べば
少しでも安くすんだかな？ まぁ面倒くさいけど。
とにかくメーターがどんどん上がってくので気が気じゃない。
10年前はギリギリ1万弱ですんだけど、さすがに今は超えるだろう。
わかっちゃいたけど、11,900円は痛かったです…orz
登山口までのタクシーでは最高金額を更新しました。
でも富士山や、山々の渋い紅葉がゆっくり見れてよかったです。
さて、作場平の駐車場には車がたくさん止まっていたので安心。
前回はトイレがキャパオーバーしてるってレコに書いてあったけど
和式だったかどうかは覚えてないが、今は洋式で紙もあり綺麗でした。
まだあんまり晴れておらず、曇って薄暗い中、クマ鈴を鳴らしながら出発。
沢沿いで気持ちよく、紅葉もなかなか綺麗。
一休坂分岐までは平坦に近い楽ちんな道です。
最初は重くて不安だったザックもすぐに慣れ、快適に歩きます。
ゆっくり撮影しながら歩き35分ほどで一休坂分岐に到着。
前回はヤブ沢峠経由で歩いたので、今回は一休坂に行こうかな？
でも腰ヤバいし、どうしよう？と躊躇したけど、
最初がフツーに平坦だったので、やっぱり歩いたことのない一休坂にしよう！
標識にわざわざ「急登」と書いてあるけど、距離短いし大丈夫デショ！
それに、こっちの方が紅葉の中を歩けそう♪
思った通り、紅葉が綺麗でした。
撮影してばっかいたせいか、どこが急登なの？
これ登ってる？って感じで、腰も問題なく絶好調！
そのうち空が晴れて明るくなり、水平道のような楽々道が続き
再び沢に下るとこれまた爽やかで素敵な散歩道！
何これ一休坂経由の方が全然いいジャン！(・∀・)♪
しばらくスキップしたいような道でしたが、
沢から離れるとまたゆるやかに登ってゆき、
木道が整備された水場のような所に出ました。
コップはないけど飲めるのかなぁ？
そういえば多摩川の最初の一滴の道だもんね！
そーして、そろそろマジの急登かな？なんて思いながら
数分登ったらなんと！目の前に笠取小屋が！
��(゜Д゜)ええっ？もう着いたの？急登は一体どこに？
まぁ、もともと大した距離じゃないからね。
というわけで、小屋番さんに受付してもらい、
小屋裏のテント場はもうけっこう張られてるからって、
前回と同じ、道を挟んだ隣のスペースを指示されました。
こちらはまだ1張もなく、私が一番乗り！
以前と違って現在はラインが引かれ区画サイトになっており
ベンチもいくつか設置されていました。
小屋裏の方がよかったかなーとも思ったけど、なんかクマ出そうだし（笑）
テントを設営する時、目の前の空き地にシカの群れが現れたので、
この場所でよかった！と満足しました。
後でわかったが小屋番さんが餌付けしていました。
…でも、大丈夫なの？ クマも来ちゃわない？
テントを張ったら笠取山山頂に向かいます。
10年前（←遠いって！）に登ってるから地図も確認せずに出発。
なぁに、すぐズラよ。
最初に現れる小さな分水嶺には人がいるのが見えたので
明日も通るけどよい所だから雁峠に行ってこようかな？
確か雁峠から直接笠取山に行けなかったっけ？（※行けませン）
何人かとすれ違いながら少し下り、
あれ？こんな道だったっけ？ こんな遠かったっけ？（※遠くはありませン）
無人の雁峠小屋を横目に見たら、もう雁峠です。
いやぁ、10年ぶり！(・∀・)あいかわらずよいところだなぁ！
写真だけ撮ったら満足して、分岐に戻ります。
ちょっとだけだけど登りだし、早くしないと夕方になっちゃう。
途中、小さな分水嶺に登る踏み跡があったのでちょっと近道。
分水嶺は、荒川・富士川・そして多摩川のわかれみち。
少しかすんでますが富士山も見え、これから登る笠取山も望めます。
ここを下ってもう一つ丘を越えるのがショックだったけど（←ヘタレ）
そして下りたらいよいよラスボス（？）、笠取山の急登です！
前回登った時はにっこり笑ってるように見えた岩は、
草が生えて見えにくくなってた。
ゆっくり登りながら何度も振り返り、写真を撮りつつ登ります。
やたら急だし、登っても登っても先がある感じがしますが
息切れしながらなんとか山頂に到着。
というか、ヤマレコでは「笠取山展望地」となってますね。
登りながら振り返りつつずっと景色を見てたけど、
改めて大絶景！d(＾∀＾)bサイコゥーな景色！
風が強くてけっこう寒く、他にも2組いたので長居せず
さらに奥にある本当の山頂に行くことにします。
すぐそこだし、絶対そっちの方が空いてるだろうしね！
…と、思ったが、いきなり岩の道でなんちゅーか登りにくい。
え？(゜Д゜)え？こんな道だったっけ？
こんな険しかったっけ？
いや、険しいって言っても別に難しくはないが。
あとで前回のレコを見返したらやっぱり険しかったけど（そりゃそうだ）
なまじ登ったことある山だと記憶に残ってない部分が怖く感じるのよね。
なんだよ、平坦な稜線歩きだと思ってたのにぃ！（←バカ）
不安に思いながらも何とか山頂に到着。
狭いけど景色も見えるし、ひらけすぎてないから風も少ししのげる。
せっかくなので岩に座って朝買った天むすを食べました。
なんかちょっと、ごはん凍り気味だけど…（冷えてる）
時間ないしすぐ夕食の時間なので1個だけ食べて下山開始。
このまま唐松尾山方面に進み、分岐から水干経由で帰ります。
…しかし、分岐が思ったより遠かった（←そればっか）
途中で不安になり地図を確認したほど（←焦りすぎ）
いや、もう3時過ぎちゃったから、ちょっと怖くなってきて。
だって誰もこっち来ないし（いや狭いから来ないでくれて嬉しいンだけどさ）
分岐まだかな？まだかな？と思いつつ最後の展望地を通り過ぎると、
小さな白い手書きの看板がぶら下がってました。
あった！水干の道標！
すぐ脇の狭い道に入ってゆきますが、これが異常に急！
木や草に囲まれてるから別に怖くはないけど、前回こんなとこ通ったっけ？
おそらくは前回歩いた正式（？）ルートではなく近道だろうと思ったけど
思ってたわりには「こんな道だったっけ？」とか混乱してて
方向は合ってるし踏み跡もハッキリしてるから問題ないはずと思いつつ
不安になったのでいったんさっきの看板とこに戻り、
唐松尾山方面にもう少し進んでみることにしました。
でもちょっと下ってもなかなか分岐（道標があるはず）が見当たらなかったので
結局また戻り、さっきの近道を下りました。
不安だったけど下って行ったら5分ほどで下の道が見えてきました。
正式（？）ルートに合流し、あとは水干を通って帰るだけ！
やっと安心しました。
しばらく歩いて水干に到着。多摩川の最初の一滴を確認します。
前回レコを見たらこの上に水神社があったのだが、今回気付きませんでした。
このあと、多摩川の最初の流れが見られる所まで下りれるンだけど
前回見たし今日はもういいかなって思ってました。
でも道標に書いてあるとやっぱり見に行きたくなって、
ちょうどその時上の方からクマ鈴の音が聞こえ、まだ誰かいる！怖くない！と思い、急ぎ足で数分下って流れを見に行きました。
まぁ、見たからどうってわけじゃないンすけど、満足。
バイバイ(＾ー＾)ノシ多摩川で会いましょう！
満足したら道に戻り、景色を楽しみながらテント場まで帰りました。
そのまま水場に行き、水を汲んでやっとテントへ。
すぐにお米を水につけ、明るいうちに炊かなくては。
テン場にはテントが2張増えてましたが、どちらも単独の人で静かでした。
シカの鳴くピィという声を聞きながら、空はどんどん暗くなり
いつもの猫まんまを食べて一日が終わりました。
場所のせいか風はなく、防寒タイツとダウン上下で温かかったせいか
珍しくあまりトイレはもよおさず、夜も楽でした。
ちなみにトイレは、前回レコによると和式だったはずだけど
洋式になっていたので本当助かりました。
ちなみに小屋番さんの声がちとデカくて（苦笑）
「天の川が見える」って声が聞こえたけど
めんどくさいのでテントから出なかった。
星だのご来光だのより至福のうたた寝を優先する私なのだったw
というわけで、出発するまではクマも怖いし不安だったけど、
来てみたらそこそこ紅葉もあって天気もよく空は真っ青だし
怖くない程度に登山者もいて、かといって混んでるわけでもないし
本当に来てよかったなぁ！(〃∀〃)♪
明日はとうとう待望の縦走、稜線歩きだがんばろう！
念願の雁坂峠を目指します！（←というほど遠くはないが…）
2日目のレコに続く↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/step4_imp.php?did=8908392
こっそり拍手
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