記録ID: 5903517
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
槍・穂高・乗鞍
薬師岳〜水晶〜双六〜黒部五郎 源流周辺周回
2023年09月01日(金) 〜
2023年09月04日(月)
富山県
長野県
岐阜県
yamkoi
体力度
10
2〜3泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 34:11
- 距離
- 75.5km
- 登り
- 5,896m
- 下り
- 5,936m
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1日目
- 山行
- 5:49
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 7:08
距離 15.3km
登り 1,764m
下り 785m
15:04
2日目
- 山行
- 8:33
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 9:52
距離 22.4km
登り 1,426m
下り 1,712m
15:46
3日目
- 山行
- 8:21
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 9:51
距離 19.1km
登り 1,775m
下り 1,556m
15:44
4日目
- 山行
- 7:09
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 7:27
距離 18.7km
登り 938m
下り 1,929m
12:55
ゴール地点
| 天候 | 3日間はほぼ好天、四日目は曇り、下り坂ながらももつ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
復路：その逆ながらも，車トラブルでゆっくり 4：40 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
人気コースだと思うが，どこもかしこも整備が行き届いている |
写真
バス停前駐車スペースが2台分空いていて，臨時駐車場まで行かずに済む。有峰ゲートのおとっつあんは「平日でも来る人多いねえ」とのこと。
拍手9/1 7:56
バス停前駐車スペースが2台分空いていて，臨時駐車場まで行かずに済む。有峰ゲートのおとっつあんは「平日でも来る人多いねえ」とのこと。
はるばるやってきて，こんなところまでバス運行あるのが不思議だが，駐車している車の多さをみれば納得
小一時間で樹林を抜けると第一ベンチで，もう展望の道になる，なんとおいしい
さらに右に黒部五郎，北ノ俣と今回周回する山々が一望，おいしすぎる
たっぷり時間があるので，小屋番さんに確認した上でザックをデポして薬師岳に向かいます。まずはテン場に眼下に
やや平らな湿原を抜けて薬師岳への登りにかかります。花期すぎましたが一か月前ならお花畑
東側，カールの背景は水晶〜赤牛の稜線。さらに奥は烏帽子〜野口五郎の裏銀座，槍もみえてる，幾層幾重にもみえている
薬師岳山頂，お地蔵さんに囲まれています，これを持って重いとかいってた方，バチあたりますよお
遠望は，きっと不帰キレット，唐松，五竜，鹿島槍。そっから先よくわからん
薬師岳山頂から下方は黒部上ノ廊下，奥は烏帽子から続くので針ノ木か
薬師岳山頂から 明日泊まる高天原山荘に水晶岳から温泉沢ノ頭からダイレクトに降りる尾根はかなり急降下だなあ
薬師岳山頂から 雲の平と三俣蓮華，その奥に槍から連なる穂高。薬師岳山頂で一時間飽きることなくまったり満喫。そばにいた方と降りたくないと一致
9/1 12:59
薬師岳山頂から 雲の平と三俣蓮華，その奥に槍から連なる穂高。薬師岳山頂で一時間飽きることなくまったり満喫。そばにいた方と降りたくないと一致
とはいえ，さすがに下り始め。黒部五郎から北ノ俣，太郎山へのたおやかな稜線，4日目に歩きます。遠望はなんだろう
雲の平の台地・小屋，こんもり祖父岳，三俣蓮華の向こうには槍大キレット〜穂高がくっきり
薬師岳の途中の肩からの黒部五郎から北ノ俣，いいですわ〜
間に見えるのは？乗鞍？御岳？
間に見えるのは？乗鞍？御岳？
縦走中，いたるところにチングルマの実生。これが咲いている時期はスゴイことなってるなあ
そんな中に，リンドウはリンドウだが，ここではタテヤマリンドウなのだろうか
テン場の水場。小屋前のポンプアップ引水よりも冷たく豊富。ビールも出張販売してました。この上部の沢で冷たい水を補給
テン場。窪地になっており風の影響少なそう，水もビールもあり適地かなあ
この蚕の寝床は狭い。ザックももちこむが縦が短く身長分しかない。ザックに足をのせたり，上半身をのせたりと人それぞれ
500ml1000円でお疲れ様です。雄大な景色が最高のつまみです
担ぎ上げたワインでほよろいになったところで夕食。とんかつです。この後は狭い蚕寝床で至近からのいびき攻撃を受ける。
二日目。水晶，三俣蓮華の朝やけ。すぐ隣のいびき攻撃には閉口。夜半明けにやんだのが幸い
朝ごはん前にザックと靴をベンチに出しておいて，食事後はトイレと歯磨きだけにして出発
沢沿いの歩きにくいコースかと思ったが，意外と山腹の道。随所に流れ込みあり，ベンチも
最後は黒部にめがけてくだり，薬師沢小屋。当然のことながら飲み物冷えてます
雲の平への登りは「苔むし滑りやすい，梯子も多い難路」の書きぶりで警戒したが，よくある登山道かなあ。アラスカ庭園
小屋を振り返る。周辺の沢は涸れていて，テン場水場も涸れているとの掲示
スイス庭園にそれると台地を眼下に，そしてその中央の湿原には。。。
本日のお宿の高天原山荘がみえるんですね，はるか下方，明日の登り返しが心配になる位
本日は水晶岳までいくことにしたが，そこから，高天原山荘にどういくか？昨日薬師岳からみるとかなりの急降下で「点線」，最後は温泉沢とあり，急な沢の下り？？ここで改めて悩む
9/2 9:52
本日は水晶岳までいくことにしたが，そこから，高天原山荘にどういくか？昨日薬師岳からみるとかなりの急降下で「点線」，最後は温泉沢とあり，急な沢の下り？？ここで改めて悩む
祖父岳山頂手前から雲の平山荘を振り返る，薬師岳をバックに。ほんと絵になる
祖父岳山頂からの鷲羽岳と三俣蓮華。その鞍部の三俣山荘の下部が黒部源流で，奥が槍〜穂高。とんでもない景色だなあ
祖父岳山頂からの三俣蓮華，奥に笠ヶ岳が秀麗。ここで頂き物というドライイチジクを頂戴する，甘酸っぱくって登山に合います
ここでお湯沸して，カップ飯inZIPLOCの昼食。もろカレー。ザックはここにデポして水晶岳往復の選択。背景は祖父岳。あまり期待してませんでしたが好展望でした
9/2 11:15
ここでお湯沸して，カップ飯inZIPLOCの昼食。もろカレー。ザックはここにデポして水晶岳往復の選択。背景は祖父岳。あまり期待してませんでしたが好展望でした
水晶岳の登りから休憩した岩苔乗越，祖父岳を振り返る。奥に三俣蓮華〜黒部五郎岳
その燕につらなる表銀座の峰々，どれがどれなんだか，大き目が大天井と常念か
水晶岳三角点から薬師岳と赤牛岳。ここを下りのをやめたのは正解なのか不正解か？後から辿ったという女性二人から聞いたら，急なザレは続くが，そんなに警戒しなくてもよかった模様。
9/2 12:39
水晶岳三角点から薬師岳と赤牛岳。ここを下りのをやめたのは正解なのか不正解か？後から辿ったという女性二人から聞いたら，急なザレは続くが，そんなに警戒しなくてもよかった模様。
何度見てもスゴイ。水晶岳下りから。左が水晶小屋あたり，右がワリモ，鷲羽。奥に槍・穂高
岩苔乗越から小屋に向かって降下開始，水場が嬉しい。乗越を振り返る
さっきまでいた水晶岳をはるかに仰ぎ見るまで降下，水晶池はスルー。
チェックインして，まずは温泉に。同じタイミングでチェックインした方と一緒に。この方は小屋でビールを購入，泡立たないよう慎重に運搬。着くと温泉でなく「沢」に浸かっている方から作法を教えてもらう
9/2 15:45
チェックインして，まずは温泉に。同じタイミングでチェックインした方と一緒に。この方は小屋でビールを購入，泡立たないよう慎重に運搬。着くと温泉でなく「沢」に浸かっている方から作法を教えてもらう
この組合せが実によく，ほてったところで，沢で頭も含めてオール洗浄。硫黄泉が体に残ると後から結構粘つく＋汗ばむので，今回はこの沢洗浄ー冷却でサッパリ
9/2 16:29
この組合せが実によく，ほてったところで，沢で頭も含めてオール洗浄。硫黄泉が体に残ると後から結構粘つく＋汗ばむので，今回はこの沢洗浄ー冷却でサッパリ
前泊の太郎平小屋に比べて客も少なく広々で快適，2階にはバルコニーもあり。ここで至福のビール1000円
夕食にはおそばやかき揚げもあり，手が込んでます。ご主人は腕を吊って大変そうでしたが，なんでこんな山奥に，と誰もが思うお若い美人の多分アルバイトさんが仕切ってました
9/2 17:33
夕食にはおそばやかき揚げもあり，手が込んでます。ご主人は腕を吊って大変そうでしたが，なんでこんな山奥に，と誰もが思うお若い美人の多分アルバイトさんが仕切ってました
食後は夕焼けの水晶岳がみえるバルコニーでキンミヤ水割りで同宿の方と雑談
昨日は岩苔乗越から小屋にきたので，登り返しは高天原峠から。雲の平からは水が怪しいなので，小屋で2.5L確保。
祖父岳の下方は台地状に切れ落ちて黒部源流になっています。奥は黒部五郎
鷲羽山頂手前からの黒部源流部。ここから回り込んで薬師沢小屋までつながってる 三俣蓮華とく黒部五郎も背景に，圧倒感あるなあ
暑っついなか三俣蓮華に向かいます。テン場も水管の栓を閉じて節水要請でした
黒部五郎小舎に降りるにはちと早く，加えて標高差もあまりなさそうなので，ザックデポして双六方向に向かいます
高低差は大したことないが，意外に長い。双六山頂，相変わらず槍はガスの中
三俣蓮華への戻りから。今日お宿，黒部五郎小舎はどの辺なのだろう？ばててきました
三俣蓮華から下ってきて，巻道分岐すぎて，大分ばて気味の中高年のソロの方とスライド，無理せずに巻道をお勧めして，そちらに行かれました
9/3 15:02
三俣蓮華から下ってきて，巻道分岐すぎて，大分ばて気味の中高年のソロの方とスライド，無理せずに巻道をお勧めして，そちらに行かれました
やっと着きました。バックヤードでアルバイトのお嬢さんたちが休憩中に出くわし，少しドギマギ。ひげ面おやじなのに
ザック置くスペースも含め十分なスペースがあり間仕切りもあり快適。しかしいびきばかりはブロックできない
マスク着用，体温測定としており，それ従って受付したが，客は皆ノーマスク
キンミヤの残りは十分だが，沢水の水割りはやや味気ないかなあ。酔っぱらうには十分。
14000円なので11000円の太郎平，12000円の高天原山荘よりは手が込んでいる。経営も違うし。納得ですが。
ただし，おやじらのいびきには困った。耳栓ではしのげず，イヤホンで音楽をきいてわずかに眠ったかな。軽量プレイヤーは小屋泊では必須。朝食も価格差に納得。
9/4 4:57
ただし，おやじらのいびきには困った。耳栓ではしのげず，イヤホンで音楽をきいてわずかに眠ったかな。軽量プレイヤーは小屋泊では必須。朝食も価格差に納得。
朝食5時なので5：30には行動開始。天気は下り坂で捕まらないうちに降りたいところ。それにしても高齢の方もかなり多い。お達者です。
よい風情です，期待していた気持ちのよいコースです。四日目でやや疲れ気味ですが
太郎平方面，すぐかなと思っていたが結構長い。たおやかですが。風あり，やや小雨混じりになってくる。
とはいえ，太郎山，薬師岳はまだまだ。ずっと見えてはいるが中々長い
ガスはせわしない，途中，小雨が強くなってきてしばらく辛抱したが雨具着用，そういう時に限って10分もせずまた脱ぐ羽目に
感想
第1次新潟単身赴任の時から行きたかったが行けなかった高天原温泉。意図せず，還暦過ぎながらも第二次新潟単身となれば万難を排していくしかない。9月になると折立行きのバスが平日運行しなくなるので，仙台から車を持ってきたり，4日の行程，特に今夏の酷暑に耐えられるよう，酷暑・重荷トレーニングも意識的に行い，仕事を入れられないよう予防線を張り，ついにこの日がやってくる。これまで2泊3日が最長なので，体力や腰に不安もあり，遠足を前にした小学生のような期待と不安の日々であった。テント泊は食材も含め重荷になるのが懸案だったので，小屋泊に割り切り楽しむことを優先したおかげもあり，また，新潟の山に比べておしなべて緩やかで登山道もかなり行き届いていて，そこそこのペースで4日間を歩き切ることができ，天気にも恵まれ，終始，想像を遙かに越える雄大な風景を満喫し，これまでの人生へのご褒美をたんまり頂いた気分。このような雄大でかつ小屋など整備の行き届いた山域にサクセスしやすい地域の方は羨ましい。
小屋泊りの上，山小屋のビールも1日一本までといえ，毎晩，お酒も頂き，いびき攻撃には閉口も，こんな楽・贅沢してよいのだろうかと後が怖い位，充実した4日間になりました。新潟に戻って，ギョーザと冷蔵庫にキンキンに冷やしておいたビールもまた旨いんだなあ。
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利用交通機関：
車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
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体力レベル
5/5
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