記録ID: 696765
全員に公開
ハイキング
白馬・鹿島槍・五竜
北アルプス花鳥風（水）月 蓮華温泉~朝日岳
2015年08月10日(月) 〜
2015年08月11日(火)
新潟県
富山県
Machapuchare
その他1人
体力度
6
1〜2泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 16:14
- 距離
- 28.4km
- 登り
- 2,194m
- 下り
- 2,205m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 8:11
距離 13.7km
登り 1,437m
下り 766m
2日目
- 山行
- 6:14
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 7:31
距離 14.6km
登り 792m
下り 1,450m
11:10
11:18
3分
兵馬の平手前
12:02
ゴール地点（駐車場）
8月中旬の北アルプス最北部の自然を純粋に楽しむコース
標準タイム片道8時間、片道約12km
標準タイム片道8時間、片道約12km
| 天候 | 晴れ時々曇り時々霧 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
7月中旬〜10月中旬まではJR平岩駅（糸魚川駅出発便もあり）からバスが出ており、大人一人1,210円（子供半額）+荷物代310円で利用できます。ただし、8月末のウイークエンドより1日4本運行が2本に減りますので、紅葉の時期等の利用には注意が必要です。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
全体的に急登や湿地には木道や階段上のステップが施されるなど、登山道は非常に整備されており、登山歴が浅い人でも歩きやすいルートでした。五輪高原から吹上のコルにかけてのぬかるみ、朝日岳までのガレ場もたいしたことはありません。ただし、木道は照葉の池の畔など、一部で斜めに傾いている所もあり、泥が付着している箇所などは雨の日や雨上がりの山行では要注意です。分岐には必ず道標がついており、地図が無くても朝日岳や朝日小屋に着くことは可能です。 アップダウンが多く、出発点の蓮華温泉からしばらく下りが続き、瀬戸川との出合まで高度差300m下がり、そこから五輪高原まで高度差600m上がり、最後の方の朝日岳吹上のコルから朝日岳頂上まで高度差200m上がって、頂上から朝日小屋まで300m近く下るといった感じです。したがって往路と復路で同じコースだと時間はそんなに変わりません。特に帰りの最後の高度差300mの登りは精神的にきついです。 コース上、10�劼砲錣燭辰堂屬�咲いており勝手に朝日岳フラワーロードと命名させていただきました。しかも低山の花から高山の花まで多種多様です。あまり花に見とれていると、朝日小屋まで10時間以上かかってしまいますので、要注意です(*_*; 朝日岳頂上直下をはじめ、沢がたくさんあり、晴れた日の登山では喉・顔・手に潤いを与えてくれます。特に五輪高原のピーク1,753.7m西方の冷たい湧き水は感動的なおいしさです。疲れが吹っ飛びます!(^^)! 雪渓がたくさん残っていましたが、コース上にある雪渓は踏み跡を辿っていけば軽アイゼンが無くても大丈夫です。ただし、雪渓と土の境目は濡れた植物で滑りやすく、最後まで気を抜かず、踵から着地するようなステップを踏んで慎重に雪渓道を通過する必要があります。 |
| その他周辺情報 | 「蓮華温泉ロッジ」は宿泊（個室あり）もできる他、温泉入浴料800円で館内および露天風呂（蓮華七湯のうち四湯）で疲れた体を休めることもできます。ただし、露天風呂は混浴で、脱衣所すらない湯船だけこしらえた自然のままの温泉です。大自然の中で裸になる開放感に浸りたい人にはお薦めです。入浴時間は午前10時から午後4時まで（受付は午後3時30分に締め切り）です。 電車の拠点となるJR平岩駅（新潟県糸魚川市）近辺にはいくつかの温泉施設があり、その中に「瘡（くさ）の湯」（長野県北安曇郡小谷村）という日帰り温泉があります＜写真120＞。2014年1月11日にオープンしたそうです。一日平均乗降客10人未満の平岩駅ですので、施設をほぼ占有でき、他の人を気にせずゆっくりと入浴を楽しめます。しかも、他の施設では見られない家族的なおもてなしを受けます。ちなみに、この日は風呂上りに温泉の湯で作ったゆで卵（温泉卵ではない固ゆで）とお茶をいただきました。入浴料は600円で定休日や営業時間は不明です。入口にある青い照明が点灯していれば入れます。 |
| 予約できる山小屋 |
蓮華温泉ロッジ
|
写真
01「今は昔」の親不知越後国と越中国の間を往来する旅人は、この断崖を海岸線に沿って進まねばならず、古くから北陸道最大の難所として知られてきました。私の35年前の山行は親不知（おやしらず）が出発点でした。
01「今は昔」の親不知
越後国と越中国の間を往来する旅人は、この断崖を海岸線に沿って進まねばならず、古くから北陸道最大の難所として知られてきました。私の35年前の山行は親不知（おやしらず）が出発点でした。
越後国と越中国の間を往来する旅人は、この断崖を海岸線に沿って進まねばならず、古くから北陸道最大の難所として知られてきました。私の35年前の山行は親不知（おやしらず）が出発点でした。
02ニホンザル蓮華温泉に向かう途上でニホンザルの群れに遭遇しました。こちらが車から出なかったのであまり警戒されませんでした。少し開いた車の窓からウシアブ2匹が侵入しましたが、刺されずにすみました。周辺はアブが多かったです。
02ニホンザル
蓮華温泉に向かう途上でニホンザルの群れに遭遇しました。こちらが車から出なかったのであまり警戒されませんでした。少し開いた車の窓からウシアブ2匹が侵入しましたが、刺されずにすみました。周辺はアブが多かったです。
蓮華温泉に向かう途上でニホンザルの群れに遭遇しました。こちらが車から出なかったのであまり警戒されませんでした。少し開いた車の窓からウシアブ2匹が侵入しましたが、刺されずにすみました。周辺はアブが多かったです。
03蓮華温泉駐車場背後に雪倉岳と朝日岳が見えていました。満車の時は来た道を戻りながら空きスペースに停めているようです。9日の18時半頃、10日の5時15分頃、11日の12時頃は2、3台空きがありました。
03蓮華温泉駐車場
背後に雪倉岳と朝日岳が見えていました。満車の時は来た道を戻りながら空きスペースに停めているようです。9日の18時半頃、10日の5時15分頃、11日の12時頃は2、3台空きがありました。
背後に雪倉岳と朝日岳が見えていました。満車の時は来た道を戻りながら空きスペースに停めているようです。9日の18時半頃、10日の5時15分頃、11日の12時頃は2、3台空きがありました。
04蓮華温泉ロッジ駐車場（バス停あり）からは徒歩1分ぐらいです。到着日の4日前に個室の予約が取れました。もちろん温泉は内湯、外湯問わず全て入浴可能です。
04蓮華温泉ロッジ
駐車場（バス停あり）からは徒歩1分ぐらいです。到着日の4日前に個室の予約が取れました。もちろん温泉は内湯、外湯問わず全て入浴可能です。
駐車場（バス停あり）からは徒歩1分ぐらいです。到着日の4日前に個室の予約が取れました。もちろん温泉は内湯、外湯問わず全て入浴可能です。
05蓮華温泉宿泊部屋部屋の窓から露天風呂（蓮華七湯）および白馬大池に続く山道が目の前に見えました。トイレは水洗式です。個室の広さは6畳一間でコンセントはあるのに使用不可でした。
05蓮華温泉宿泊部屋
部屋の窓から露天風呂（蓮華七湯）および白馬大池に続く山道が目の前に見えました。トイレは水洗式です。個室の広さは6畳一間でコンセントはあるのに使用不可でした。
部屋の窓から露天風呂（蓮華七湯）および白馬大池に続く山道が目の前に見えました。トイレは水洗式です。個室の広さは6畳一間でコンセントはあるのに使用不可でした。
06パンがパンパン！？高い所に来るとパン袋の周りの気圧が低くなるために、袋の中の空気が膨張していました。標高1,500m付近でも断熱膨張現象を目の当たりにできました。
06パンがパンパン！？
高い所に来るとパン袋の周りの気圧が低くなるために、袋の中の空気が膨張していました。標高1,500m付近でも断熱膨張現象を目の当たりにできました。
高い所に来るとパン袋の周りの気圧が低くなるために、袋の中の空気が膨張していました。標高1,500m付近でも断熱膨張現象を目の当たりにできました。
07蓮華温泉キャンプ場キャンプ場からスタートする蓮華の森自然遊歩道は1周約2時間のコースで屈指の紅葉名所としても知られています。この日は利用者が少なかったですが温泉＆紅葉ツアー時は賑わうでしょう。
07蓮華温泉キャンプ場
キャンプ場からスタートする蓮華の森自然遊歩道は1周約2時間のコースで屈指の紅葉名所としても知られています。この日は利用者が少なかったですが温泉＆紅葉ツアー時は賑わうでしょう。
キャンプ場からスタートする蓮華の森自然遊歩道は1周約2時間のコースで屈指の紅葉名所としても知られています。この日は利用者が少なかったですが温泉＆紅葉ツアー時は賑わうでしょう。
08朝日岳登山口右側はこの木道を経て朝日岳方面へ、左側はキャンプ場へと続いています。「さあ、これから登りが始まるぞ！」と思ったのですが、しばらく長い下りが続きました。
08朝日岳登山口
右側はこの木道を経て朝日岳方面へ、左側はキャンプ場へと続いています。「さあ、これから登りが始まるぞ！」と思ったのですが、しばらく長い下りが続きました。
右側はこの木道を経て朝日岳方面へ、左側はキャンプ場へと続いています。「さあ、これから登りが始まるぞ！」と思ったのですが、しばらく長い下りが続きました。
09雪倉岳稜線「雪」の字がつく日本の山のうちでは最も標高の高い山です。また、標高2,600m以上の山としては国内で最も北に位置しています。雪倉岳より北にそれより高い所はありません。
1
09雪倉岳稜線
「雪」の字がつく日本の山のうちでは最も標高の高い山です。また、標高2,600m以上の山としては国内で最も北に位置しています。雪倉岳より北にそれより高い所はありません。
「雪」の字がつく日本の山のうちでは最も標高の高い山です。また、標高2,600m以上の山としては国内で最も北に位置しています。雪倉岳より北にそれより高い所はありません。
10兵馬ノ平
木道の両脇はオオバギボウシ、シモツケソウなどの花畑です。コース上にこうした平らな湿地帯がよく出てきます。
木道の両脇はオオバギボウシ、シモツケソウなどの花畑です。コース上にこうした平らな湿地帯がよく出てきます。
11トリカブトの仲間
葉の切れ込みが浅いので、ミヤマトリカブト系ではないかと思います。
葉の切れ込みが浅いので、ミヤマトリカブト系ではないかと思います。
12シモツケソウ
名前の由来は下野（しもつけ）の国、現在の栃木県に多く生えていたからとのことです。周辺の花畑の中で特に目立ちました。
名前の由来は下野（しもつけ）の国、現在の栃木県に多く生えていたからとのことです。周辺の花畑の中で特に目立ちました。
13兵馬ノ平から雪倉岳
一瞬、尾瀬ヶ原から見た燧ケ岳（ひうちがたけ）かと思いました。
一瞬、尾瀬ヶ原から見た燧ケ岳（ひうちがたけ）かと思いました。
14ソバナ
葉の形や標高からソバナと判断しました。下から見るとかなり雰囲気が変わります。
葉の形や標高からソバナと判断しました。下から見るとかなり雰囲気が変わります。
15瀬戸川出合
金属製の瀬戸川橋を渡り切ったところです。河原には下りられません。ここが今回のコース上の最低ポイント（標高1,160m）です。
金属製の瀬戸川橋を渡り切ったところです。河原には下りられません。ここが今回のコース上の最低ポイント（標高1,160m）です。
16ヒョウタン池写真ではわかりにくいですが、確かにヒョウタンのような形をしていました。標識は池と反対側にあるので、特に往路では気づきにくいかもしれません。
16ヒョウタン池
写真ではわかりにくいですが、確かにヒョウタンのような形をしていました。標識は池と反対側にあるので、特に往路では気づきにくいかもしれません。
写真ではわかりにくいですが、確かにヒョウタンのような形をしていました。標識は池と反対側にあるので、特に往路では気づきにくいかもしれません。
17白高地沢出合2012年に完成した永久橋のおかげで増水時に渡渉することもなく、安全な登山ができるようになりました。白高地沢橋を渡ると石のベンチやテーブルが複数あります。
17白高地沢出合
2012年に完成した永久橋のおかげで増水時に渡渉することもなく、安全な登山ができるようになりました。白高地沢橋を渡ると石のベンチやテーブルが複数あります。
2012年に完成した永久橋のおかげで増水時に渡渉することもなく、安全な登山ができるようになりました。白高地沢橋を渡ると石のベンチやテーブルが複数あります。
18白高地沢
河原に下りてみました。水はおいしかったです。標高1,340mの沢にしては水量が豊富でした。格好の休憩スポットです。
河原に下りてみました。水はおいしかったです。標高1,340mの沢にしては水量が豊富でした。格好の休憩スポットです。
19サンカヨウの実見た目はブルーベリーのような感じで甘酸っぱく食べることができます。朝露の水分を吸うと、花びらがガラス細工のように透明になり、神秘的な美しい花となります。
19サンカヨウの実
見た目はブルーベリーのような感じで甘酸っぱく食べることができます。朝露の水分を吸うと、花びらがガラス細工のように透明になり、神秘的な美しい花となります。
見た目はブルーベリーのような感じで甘酸っぱく食べることができます。朝露の水分を吸うと、花びらがガラス細工のように透明になり、神秘的な美しい花となります。
20オオレイジンソウかぶと状の花の形が舞楽の奏者である伶人（れいじん）が被る冠に似ていること、また同属のレイジンソウより全体に大きいことが名前の由来のようです。
20オオレイジンソウ
かぶと状の花の形が舞楽の奏者である伶人（れいじん）が被る冠に似ていること、また同属のレイジンソウより全体に大きいことが名前の由来のようです。
かぶと状の花の形が舞楽の奏者である伶人（れいじん）が被る冠に似ていること、また同属のレイジンソウより全体に大きいことが名前の由来のようです。
21オニシモツケ白いシモツケソウかと思いましたが、オニとつくだけあって大型でした。柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになっています。
21オニシモツケ
白いシモツケソウかと思いましたが、オニとつくだけあって大型でした。柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになっています。
白いシモツケソウかと思いましたが、オニとつくだけあって大型でした。柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになっています。
22メタカラコウ
花弁のように見える舌状花は3つ程と、5つ以上あるオタカラコウよりも少ないので、華奢な感じがします。
花弁のように見える舌状花は3つ程と、5つ以上あるオタカラコウよりも少ないので、華奢な感じがします。
23カライトソウ日向の木道を上っていくと、周辺にたくさんありました。尻尾のように垂れ下がった花序が特徴です。花びらはなく、雄しべ（花糸）がガク片より長く突き出でいます。
23カライトソウ
日向の木道を上っていくと、周辺にたくさんありました。尻尾のように垂れ下がった花序が特徴です。花びらはなく、雄しべ（花糸）がガク片より長く突き出でいます。
日向の木道を上っていくと、周辺にたくさんありました。尻尾のように垂れ下がった花序が特徴です。花びらはなく、雄しべ（花糸）がガク片より長く突き出でいます。
24花園三角点木道の脇に標識があるので、見落とすことはないと思います。花園三角点という名が気に入りました。ここがおよそ10�劼砲盖擇峅岷爛魁璽垢涼羶瓦砲覆辰討い覽い�します。
24花園三角点
木道の脇に標識があるので、見落とすことはないと思います。花園三角点という名が気に入りました。ここがおよそ10�劼砲盖擇峅岷爛魁璽垢涼羶瓦砲覆辰討い覽い�します。
木道の脇に標識があるので、見落とすことはないと思います。花園三角点という名が気に入りました。ここがおよそ10�劼砲盖擇峅岷爛魁璽垢涼羶瓦砲覆辰討い覽い�します。
25トモエシオガマ
個人的にはピンク＜写真118＞よりもこのような白色を見かけることが多いです。上から見ると巴の形（スクリュー）に見えます。
個人的にはピンク＜写真118＞よりもこのような白色を見かけることが多いです。上から見ると巴の形（スクリュー）に見えます。
26ワタスゲ
別名は雀の毛槍（スズメノケヤリ）とも言います。周辺にいくつかこのようなワタスゲの群生がありました。数が多く見事です。
別名は雀の毛槍（スズメノケヤリ）とも言います。周辺にいくつかこのようなワタスゲの群生がありました。数が多く見事です。
27湧き水木道の脇に木製の台があり、ザックを置いて休憩できます。そこから2m程の脇道の突き当たりに冷たい湧き水がありました。とかして飲む粉末飲料必携です。感動するおいしさです!(^^)!
1
27湧き水
木道の脇に木製の台があり、ザックを置いて休憩できます。そこから2m程の脇道の突き当たりに冷たい湧き水がありました。とかして飲む粉末飲料必携です。感動するおいしさです!(^^)!
木道の脇に木製の台があり、ザックを置いて休憩できます。そこから2m程の脇道の突き当たりに冷たい湧き水がありました。とかして飲む粉末飲料必携です。感動するおいしさです!(^^)!
28モミジカラマツ
小さな花ですが、白いのでよく目立ちます。近縁種のカラマツソウによく似ていますが、葉の形がモミジに似ていることから区別ができます。
小さな花ですが、白いのでよく目立ちます。近縁種のカラマツソウによく似ていますが、葉の形がモミジに似ていることから区別ができます。
29ハクサンコザクラ
葉の形ですぐわかります。この山域にはオオサクラソウがあるそうですが、見つけられませんでした。西限は白山（ハクサン）です。
葉の形ですぐわかります。この山域にはオオサクラソウがあるそうですが、見つけられませんでした。西限は白山（ハクサン）です。
30コバイケイソウ
1株だけぽつんとありました。群生しているイメージが強かったので意外でした。花は毎年咲かず、3〜4年に1回程度しか咲きません。
1株だけぽつんとありました。群生しているイメージが強かったので意外でした。花は毎年咲かず、3〜4年に1回程度しか咲きません。
31ニッコウキスゲ
朝開いて夕方にはしぼむ一日花です。もう少し手前からちょくちょく見られましたが、これが一番きれいでした。
朝開いて夕方にはしぼむ一日花です。もう少し手前からちょくちょく見られましたが、これが一番きれいでした。
32ヒオウギアヤメ
この後も何度か群生しているのを見かけました。アヤメ科の高山植物は珍しいのでわかりやすいです。花の中心部が黄色く見えます。
この後も何度か群生しているのを見かけました。アヤメ科の高山植物は珍しいのでわかりやすいです。花の中心部が黄色く見えます。
33シロバナクモマニガナ茎や葉を切ると苦味のある乳液を出すことからニガナの名があります。砂地のような登山道でたびたび見られました。黄色いクモマニガナはほとんど見かけませんでした。
33シロバナクモマニガナ
茎や葉を切ると苦味のある乳液を出すことからニガナの名があります。砂地のような登山道でたびたび見られました。黄色いクモマニガナはほとんど見かけませんでした。
茎や葉を切ると苦味のある乳液を出すことからニガナの名があります。砂地のような登山道でたびたび見られました。黄色いクモマニガナはほとんど見かけませんでした。
34クチバシシオガマヨツバシオガマの変種で、上唇は紅紫色で半ばから急に細くなり長さ7〜9�个里�ちばし状になります。花の色からヨツバシオガマではないと判断しました。初めて見ました。
34クチバシシオガマ
ヨツバシオガマの変種で、上唇は紅紫色で半ばから急に細くなり長さ7〜9�个里�ちばし状になります。花の色からヨツバシオガマではないと判断しました。初めて見ました。
ヨツバシオガマの変種で、上唇は紅紫色で半ばから急に細くなり長さ7〜9�个里�ちばし状になります。花の色からヨツバシオガマではないと判断しました。初めて見ました。
35ミヤマアズマギク
高山に生えるアズマギクの高山亜種です。この周辺にかたまって咲いていました。
高山に生えるアズマギクの高山亜種です。この周辺にかたまって咲いていました。
36ダイニチアザミ主に 白馬岳周辺に植生し、大きな頭花を下向きに咲かせるアザミです。うつむいて咲いているのを見上げて撮りました。花の直径は3cm程と大型で葉もいかつい感じがします。
36ダイニチアザミ
主に 白馬岳周辺に植生し、大きな頭花を下向きに咲かせるアザミです。うつむいて咲いているのを見上げて撮りました。花の直径は3cm程と大型で葉もいかつい感じがします。
主に 白馬岳周辺に植生し、大きな頭花を下向きに咲かせるアザミです。うつむいて咲いているのを見上げて撮りました。花の直径は3cm程と大型で葉もいかつい感じがします。
37オトギリソウの仲間花は一日花で最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつきます。花の直径は2.5cm、草丈は20cm程でした。花の大きさからするとシナノオトギリではなくイワオトギリでしょうか。
37オトギリソウの仲間
花は一日花で最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつきます。花の直径は2.5cm、草丈は20cm程でした。花の大きさからするとシナノオトギリではなくイワオトギリでしょうか。
花は一日花で最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつきます。花の直径は2.5cm、草丈は20cm程でした。花の大きさからするとシナノオトギリではなくイワオトギリでしょうか。
38トリカブトとセリ科の花トリカブトのほうは葉の切れ込みが浅く、この山域でよく見かけるタイプでした。セリ科のほうはよく見ていなかったので、はっきりわかりません。
38トリカブトとセリ科の花
トリカブトのほうは葉の切れ込みが浅く、この山域でよく見かけるタイプでした。セリ科のほうはよく見ていなかったので、はっきりわかりません。
トリカブトのほうは葉の切れ込みが浅く、この山域でよく見かけるタイプでした。セリ科のほうはよく見ていなかったので、はっきりわかりません。
39ミヤマキンポウゲ茎先で枝分かれして、鮮やかなつやのある黄色い5弁花を咲かせています。1株だけありました。側の雪解け水の沢で20分程休憩しましたが、翌日には沢が涸れていたのでショックでした。
39ミヤマキンポウゲ
茎先で枝分かれして、鮮やかなつやのある黄色い5弁花を咲かせています。1株だけありました。側の雪解け水の沢で20分程休憩しましたが、翌日には沢が涸れていたのでショックでした。
茎先で枝分かれして、鮮やかなつやのある黄色い5弁花を咲かせています。1株だけありました。側の雪解け水の沢で20分程休憩しましたが、翌日には沢が涸れていたのでショックでした。
40ミヤマコウゾリナ花は日中に開花し、夜は閉じています。 また、日中でも陽が当たらないと開かないデリケートな花です。数が少なく、見つけられたのはこの1株だけでした。
40ミヤマコウゾリナ
花は日中に開花し、夜は閉じています。 また、日中でも陽が当たらないと開かないデリケートな花です。数が少なく、見つけられたのはこの1株だけでした。
花は日中に開花し、夜は閉じています。 また、日中でも陽が当たらないと開かないデリケートな花です。数が少なく、見つけられたのはこの1株だけでした。
41オニシオガマ数は少ないのですが、湿地で何度か見ました。他のシオガマギクの仲間に比べてかなり大きいので目立ちます。初めて見たのでうれしかったです。
41オニシオガマ
数は少ないのですが、湿地で何度か見ました。他のシオガマギクの仲間に比べてかなり大きいので目立ちます。初めて見たのでうれしかったです。
数は少ないのですが、湿地で何度か見ました。他のシオガマギクの仲間に比べてかなり大きいので目立ちます。初めて見たのでうれしかったです。
42オヤマリンドウ亜高山から高山に生えるリンドウなので、オヤマリンドウと呼ばれています。 つぼみばかりでした。開花時期には秋の風情が楽しめるでしょう。
42オヤマリンドウ
亜高山から高山に生えるリンドウなので、オヤマリンドウと呼ばれています。 つぼみばかりでした。開花時期には秋の風情が楽しめるでしょう。
亜高山から高山に生えるリンドウなので、オヤマリンドウと呼ばれています。 つぼみばかりでした。開花時期には秋の風情が楽しめるでしょう。
43ミヤマキンポウゲと雪渓ミヤマキンポウゲと似ているシナノキンバイ、ミヤマキンバイとは、花の大きさが直径2cm程と小さいことと、花弁内面に光沢があることで区別できます。イワイチョウ＜写真60＞も交じってきれいでした。
43ミヤマキンポウゲと雪渓
ミヤマキンポウゲと似ているシナノキンバイ、ミヤマキンバイとは、花の大きさが直径2cm程と小さいことと、花弁内面に光沢があることで区別できます。イワイチョウ＜写真60＞も交じってきれいでした。
ミヤマキンポウゲと似ているシナノキンバイ、ミヤマキンバイとは、花の大きさが直径2cm程と小さいことと、花弁内面に光沢があることで区別できます。イワイチョウ＜写真60＞も交じってきれいでした。
44アオノツガザクラツガに似た針形の常緑葉で、この形の葉をもち釣鐘形の花を咲かせるものは、ツガザクラ属の仲間です。本種はその中でうっすら緑がかった白い花です。
44アオノツガザクラ
ツガに似た針形の常緑葉で、この形の葉をもち釣鐘形の花を咲かせるものは、ツガザクラ属の仲間です。本種はその中でうっすら緑がかった白い花です。
ツガに似た針形の常緑葉で、この形の葉をもち釣鐘形の花を咲かせるものは、ツガザクラ属の仲間です。本種はその中でうっすら緑がかった白い花です。
45チングルマとコイワカガミ
コイワカガミの花冠は鐘状で先が5つに裂け、その先が更に細かく裂けています。数が少なく、花が終わりかけていたようです。
コイワカガミの花冠は鐘状で先が5つに裂け、その先が更に細かく裂けています。数が少なく、花が終わりかけていたようです。
46シナノキンバイ
直径5cm程と花が大きいので見応えがあります。ミヤマキンポウゲほどではありませんが、あちらこちらで群生していました。
直径5cm程と花が大きいので見応えがあります。ミヤマキンポウゲほどではありませんが、あちらこちらで群生していました。
47チングルマの実この風車のような形が、稚児車という子どものおもちゃに似ているところから、チゴグルマ→チングルマとなったそうです。この辺りはもう花が終わって実になっていました。
47チングルマの実
この風車のような形が、稚児車という子どものおもちゃに似ているところから、チゴグルマ→チングルマとなったそうです。この辺りはもう花が終わって実になっていました。
この風車のような形が、稚児車という子どものおもちゃに似ているところから、チゴグルマ→チングルマとなったそうです。この辺りはもう花が終わって実になっていました。
48オタカラコウ
メタカラコウ＜写真22＞よりも舌状花が多いです。周辺にはヒオウギアヤメ＜写真32＞も咲いていました。
メタカラコウ＜写真22＞よりも舌状花が多いです。周辺にはヒオウギアヤメ＜写真32＞も咲いていました。
49五輪山南西の沢標高2,060m
渡渉点ですが、沢の幅は狭く、水深も浅く2,3歩で渡れます。疲れたら恵みの水となります。
渡渉点ですが、沢の幅は狭く、水深も浅く2,3歩で渡れます。疲れたら恵みの水となります。
50渡渉点2（49のすぐ近く）
沢を渡ってすぐに岩場が見えました。雪解けの水なのか、手や顔を浸すと冷たく暑さや疲れを癒してくれます。
沢を渡ってすぐに岩場が見えました。雪解けの水なのか、手や顔を浸すと冷たく暑さや疲れを癒してくれます。
51ミズバショウ
1株だけまだ花が残っていました。兵馬ノ平周辺の沢沿いで葉だけになっているのはたくさんあったので、花が見られるとは思いませんでした。
1株だけまだ花が残っていました。兵馬ノ平周辺の沢沿いで葉だけになっているのはたくさんあったので、花が見られるとは思いませんでした。
52ゆかり岩
この岩だけが聳えているので目立ちます。磐座（いわくら）だったりして・・・
この岩だけが聳えているので目立ちます。磐座（いわくら）だったりして・・・
53シロウマアサツキ和名の由来は、長野県の白馬岳に多く産するアサツキという意味からきています。数は少ないのですが、何度か見かけました。見たいとずっと思っていたのでうれしかったです。
53シロウマアサツキ
和名の由来は、長野県の白馬岳に多く産するアサツキという意味からきています。数は少ないのですが、何度か見かけました。見たいとずっと思っていたのでうれしかったです。
和名の由来は、長野県の白馬岳に多く産するアサツキという意味からきています。数は少ないのですが、何度か見かけました。見たいとずっと思っていたのでうれしかったです。
54タテヤマウツボグサ茎先に短い花穂をつくり、鮮やかな紫色の唇状をした花を数段に輪生させています。他の山域に比べると少ないように思いました。これから花数が増えるのでしょうか。
54タテヤマウツボグサ
茎先に短い花穂をつくり、鮮やかな紫色の唇状をした花を数段に輪生させています。他の山域に比べると少ないように思いました。これから花数が増えるのでしょうか。
茎先に短い花穂をつくり、鮮やかな紫色の唇状をした花を数段に輪生させています。他の山域に比べると少ないように思いました。これから花数が増えるのでしょうか。
55ハクサンコザクラと雪渓雪解け後の湿り気のある草地に生え、雪解けとともに咲き進んでいきます。雪田をバックに咲き乱れる光景は岳人ならずともあこがれの風景ではないでしょうか！？
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55ハクサンコザクラと雪渓
雪解け後の湿り気のある草地に生え、雪解けとともに咲き進んでいきます。雪田をバックに咲き乱れる光景は岳人ならずともあこがれの風景ではないでしょうか！？
雪解け後の湿り気のある草地に生え、雪解けとともに咲き進んでいきます。雪田をバックに咲き乱れる光景は岳人ならずともあこがれの風景ではないでしょうか！？
56クルマユリ
花弁が後ろで触れ合うほど花の反り返りが強く、葉が茎を取り囲むようにつくのが特徴です。この周辺にかたまって咲いていました。
花弁が後ろで触れ合うほど花の反り返りが強く、葉が茎を取り囲むようにつくのが特徴です。この周辺にかたまって咲いていました。
57コバイケイソウ
茎先に枝分かれして全体が円錐状に見える花序を出し、白い花をたくさんつけます。 真ん中の長い花穂には両性花がつくのが特徴です。
茎先に枝分かれして全体が円錐状に見える花序を出し、白い花をたくさんつけます。 真ん中の長い花穂には両性花がつくのが特徴です。
58標高2,150mの沢（滝）
ミヤマキンポウゲの群生の向こうに小さな滝が見えました。木道がここだけ少し広くなっており、ゆっくり見られました。
ミヤマキンポウゲの群生の向こうに小さな滝が見えました。木道がここだけ少し広くなっており、ゆっくり見られました。
59ツガザクラ
日本固有種の高山植物です。細い葉で他のツツジ科の似た花と見分けがつきます。びっしり咲いていました。
日本固有種の高山植物です。細い葉で他のツツジ科の似た花と見分けがつきます。びっしり咲いていました。
60イワイチョウ
葉が秋に黄葉してイチョウに似ていることからその名がきているようです。ちょうど見頃のようで、湿地には必ずといっていいほどありました。
葉が秋に黄葉してイチョウに似ていることからその名がきているようです。ちょうど見頃のようで、湿地には必ずといっていいほどありました。
61チングルマと雪渓ここはまだ花がたくさん残って見事でした。ハクサンコザクラ＜写真29＞も見られました。またバックの雪渓がお花畑を綺麗に引き立てていました。
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61チングルマと雪渓
ここはまだ花がたくさん残って見事でした。ハクサンコザクラ＜写真29＞も見られました。またバックの雪渓がお花畑を綺麗に引き立てていました。
ここはまだ花がたくさん残って見事でした。ハクサンコザクラ＜写真29＞も見られました。またバックの雪渓がお花畑を綺麗に引き立てていました。
62イワヒバリ1
森林限界以上の高い山に棲み、雪渓の上を自由気ままに歩き回っていました。餌を食べているのかと思いましたが、違ったようです。
森林限界以上の高い山に棲み、雪渓の上を自由気ままに歩き回っていました。餌を食べているのかと思いましたが、違ったようです。
63イワヒバリ2
飛び立つ前にちょうどこちらを向いてくれました。口いっぱいに何かくわえています。雛の餌？巣の材料？
飛び立つ前にちょうどこちらを向いてくれました。口いっぱいに何かくわえています。雛の餌？巣の材料？
64雪渓と雪解け水の沢周辺にはシナノキンバイ＜写真46＞やハクサンコザクラ＜写真29＞が見られました。水がとても冷たく、飲むと体がクールダウンします。
64雪渓と雪解け水の沢
周辺にはシナノキンバイ＜写真46＞やハクサンコザクラ＜写真29＞が見られました。水がとても冷たく、飲むと体がクールダウンします。
周辺にはシナノキンバイ＜写真46＞やハクサンコザクラ＜写真29＞が見られました。水がとても冷たく、飲むと体がクールダウンします。
65吹上のコル
やっと稜線上に出てきました。栂海新道からの合流点でもあります。北側に長栂（ながつが）山の稜線が見えます。
やっと稜線上に出てきました。栂海新道からの合流点でもあります。北側に長栂（ながつが）山の稜線が見えます。
66タカネマツムシソウマツムシソウより大きく花は直径5cm程もあり、その名の通り高い所にだけ見られます。ここから朝日小屋までの間にたくさん見られました。
66タカネマツムシソウ
マツムシソウより大きく花は直径5cm程もあり、その名の通り高い所にだけ見られます。ここから朝日小屋までの間にたくさん見られました。
マツムシソウより大きく花は直径5cm程もあり、その名の通り高い所にだけ見られます。ここから朝日小屋までの間にたくさん見られました。
67ハクサンフウロとミヤマダイコンソウハクサンフウロのほうは色が飛んで白っぽく写っています。ミヤマダイコンソウの葉は一見切れ込んだ円形の葉のように見えますが、これは正確には複葉の頂小葉で、柄を見ると小さな側小葉がついています。こちらはほとんど見かけませんでした。
67ハクサンフウロとミヤマダイコンソウ
ハクサンフウロのほうは色が飛んで白っぽく写っています。ミヤマダイコンソウの葉は一見切れ込んだ円形の葉のように見えますが、これは正確には複葉の頂小葉で、柄を見ると小さな側小葉がついています。こちらはほとんど見かけませんでした。
ハクサンフウロのほうは色が飛んで白っぽく写っています。ミヤマダイコンソウの葉は一見切れ込んだ円形の葉のように見えますが、これは正確には複葉の頂小葉で、柄を見ると小さな側小葉がついています。こちらはほとんど見かけませんでした。
68ウサギギク
高山植物の中でも、花が大きく目を引く存在です。ただし、数は少なく、かたまって咲いていました。この辺りからガレ場がありました。
高山植物の中でも、花が大きく目を引く存在です。ただし、数は少なく、かたまって咲いていました。この辺りからガレ場がありました。
69朝日岳から朝日小屋下山道このときはガスって景色がよく見えなかったので、昼食をとってすぐに出発しました。小さなヒラタアブの仲間が指についた汗を一生懸命なめていました。
69朝日岳から朝日小屋下山道
このときはガスって景色がよく見えなかったので、昼食をとってすぐに出発しました。小さなヒラタアブの仲間が指についた汗を一生懸命なめていました。
このときはガスって景色がよく見えなかったので、昼食をとってすぐに出発しました。小さなヒラタアブの仲間が指についた汗を一生懸命なめていました。
70ハクサンイチゲ茎の途中にえりまきのような柄のない葉がつき，そこから数本の花柄が伸びて花をつけています。数は少なく、ここから朝日小屋までの間でしか見られませんでした。
70ハクサンイチゲ
茎の途中にえりまきのような柄のない葉がつき，そこから数本の花柄が伸びて花をつけています。数は少なく、ここから朝日小屋までの間でしか見られませんでした。
茎の途中にえりまきのような柄のない葉がつき，そこから数本の花柄が伸びて花をつけています。数は少なく、ここから朝日小屋までの間でしか見られませんでした。
71ミヤマタンポポ北陸・飛騨・頚城（くびき）に分布し、この方面特産のタンポポだそうです。葉の切れ込みが浅いので、シロウマタンポポではないと思います。
71ミヤマタンポポ
北陸・飛騨・頚城（くびき）に分布し、この方面特産のタンポポだそうです。葉の切れ込みが浅いので、シロウマタンポポではないと思います。
北陸・飛騨・頚城（くびき）に分布し、この方面特産のタンポポだそうです。葉の切れ込みが浅いので、シロウマタンポポではないと思います。
72セリ科の花
葉や花の形をよく見ていなかったのでわかりません。草丈は30〜40cm程だったように思います。
葉や花の形をよく見ていなかったのでわかりません。草丈は30〜40cm程だったように思います。
73朝日神社朝日平にあり、朝日小屋の隣に設置されていました。朝日小屋とともに標高2,150m地点にあります。背後の小さな岩にしめ縄が張ってありました。
73朝日神社
朝日平にあり、朝日小屋の隣に設置されていました。朝日小屋とともに標高2,150m地点にあります。背後の小さな岩にしめ縄が張ってありました。
朝日平にあり、朝日小屋の隣に設置されていました。朝日小屋とともに標高2,150m地点にあります。背後の小さな岩にしめ縄が張ってありました。
74朝日小屋蓮華温泉から休憩含め約8時間かけてやっと着きました。事前に予約が要りますが、電話がなかなかつながりません。20時以降は比較的つながりやすいそうです。
74朝日小屋
蓮華温泉から休憩含め約8時間かけてやっと着きました。事前に予約が要りますが、電話がなかなかつながりません。20時以降は比較的つながりやすいそうです。
蓮華温泉から休憩含め約8時間かけてやっと着きました。事前に予約が要りますが、電話がなかなかつながりません。20時以降は比較的つながりやすいそうです。
75山では豪華な朝日小屋夕食左上から右下に、鶏唐揚げの甘酢かけとオクラ、ホタルイカの沖漬け、おでん（餅入り巾着、ウズラの卵、ごぼ天、蒟蒻、大根、たけのこ、とろろ昆布）、とろろ、カジキの昆布〆め、ごはん、茶そば、栂海新道（抹茶きんつば）です。写ってはいませんが、食前酒（赤ワイン）がふるまわれ、ほぼ全員で乾杯しました。
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75山では豪華な朝日小屋夕食
左上から右下に、鶏唐揚げの甘酢かけとオクラ、ホタルイカの沖漬け、おでん（餅入り巾着、ウズラの卵、ごぼ天、蒟蒻、大根、たけのこ、とろろ昆布）、とろろ、カジキの昆布〆め、ごはん、茶そば、栂海新道（抹茶きんつば）です。写ってはいませんが、食前酒（赤ワイン）がふるまわれ、ほぼ全員で乾杯しました。
左上から右下に、鶏唐揚げの甘酢かけとオクラ、ホタルイカの沖漬け、おでん（餅入り巾着、ウズラの卵、ごぼ天、蒟蒻、大根、たけのこ、とろろ昆布）、とろろ、カジキの昆布〆め、ごはん、茶そば、栂海新道（抹茶きんつば）です。写ってはいませんが、食前酒（赤ワイン）がふるまわれ、ほぼ全員で乾杯しました。
76朝日小屋キャンプ場
朝日小屋の向かいにあります。周辺は蚊やブユのような虫が多く、払いのけるのが大変でした。
朝日小屋の向かいにあります。周辺は蚊やブユのような虫が多く、払いのけるのが大変でした。
77朝日岳上空の三日月クリックして拡大すると、右上に三日月が見えます。三日月の出は日の出のすぐ後であるため、通常は見ることは非常に難しいですが、今回はっきりと見えました。
77朝日岳上空の三日月
クリックして拡大すると、右上に三日月が見えます。三日月の出は日の出のすぐ後であるため、通常は見ることは非常に難しいですが、今回はっきりと見えました。
クリックして拡大すると、右上に三日月が見えます。三日月の出は日の出のすぐ後であるため、通常は見ることは非常に難しいですが、今回はっきりと見えました。
78朝日岳頂上より白馬方面朝5時過ぎの白馬岳（中央）方面の稜線です。白馬岳を中心に右側に旭岳から清水（しょうず）岳への稜線、左側に小蓮華（これんげ）山への稜線がはっきりと映っていました。
78朝日岳頂上より白馬方面
朝5時過ぎの白馬岳（中央）方面の稜線です。白馬岳を中心に右側に旭岳から清水（しょうず）岳への稜線、左側に小蓮華（これんげ）山への稜線がはっきりと映っていました。
朝5時過ぎの白馬岳（中央）方面の稜線です。白馬岳を中心に右側に旭岳から清水（しょうず）岳への稜線、左側に小蓮華（これんげ）山への稜線がはっきりと映っていました。
79朝日岳頂上より白馬岳
北から映る白馬岳（標高2,932.3m）の姿は優雅で美しいフォルムです。
北から映る白馬岳（標高2,932.3m）の姿は優雅で美しいフォルムです。
80朝日岳頂上より旭岳白馬岳の西側（向かって右側）にこの山域でもっとも雄々しい旭岳（標高2,867m）が見えました。地形図に登山道がありませんが南西の尾根から登れそうな気がします。
80朝日岳頂上より旭岳
白馬岳の西側（向かって右側）にこの山域でもっとも雄々しい旭岳（標高2,867m）が見えました。地形図に登山道がありませんが南西の尾根から登れそうな気がします。
白馬岳の西側（向かって右側）にこの山域でもっとも雄々しい旭岳（標高2,867m）が見えました。地形図に登山道がありませんが南西の尾根から登れそうな気がします。
81朝日岳頂上で朝食朝日小屋で作っていただいたお弁当です。のりたまふりかけ混ぜご飯の上にとろろ昆布をまぶしたおにぎり、梅干し入り海苔巻きおにぎり、魚の干物、肉団子、魚肉ソーセージ、昆布巻き、たくわん、オレンジゼリーと豪華でした。じっくり味わっていると、背後から何かの実をくわえたホシガラスが飛び去っていきました。
81朝日岳頂上で朝食
朝日小屋で作っていただいたお弁当です。のりたまふりかけ混ぜご飯の上にとろろ昆布をまぶしたおにぎり、梅干し入り海苔巻きおにぎり、魚の干物、肉団子、魚肉ソーセージ、昆布巻き、たくわん、オレンジゼリーと豪華でした。じっくり味わっていると、背後から何かの実をくわえたホシガラスが飛び去っていきました。
朝日小屋で作っていただいたお弁当です。のりたまふりかけ混ぜご飯の上にとろろ昆布をまぶしたおにぎり、梅干し入り海苔巻きおにぎり、魚の干物、肉団子、魚肉ソーセージ、昆布巻き、たくわん、オレンジゼリーと豪華でした。じっくり味わっていると、背後から何かの実をくわえたホシガラスが飛び去っていきました。
82朝日岳頂上より五輪山方面真ん中のピラミッドのような山が五輪山です。朝日岳ピークのハイマツ帯と五輪山のコラボがまるで絵画を見ているような美しさでした。
82朝日岳頂上より五輪山方面
真ん中のピラミッドのような山が五輪山です。朝日岳ピークのハイマツ帯と五輪山のコラボがまるで絵画を見ているような美しさでした。
真ん中のピラミッドのような山が五輪山です。朝日岳ピークのハイマツ帯と五輪山のコラボがまるで絵画を見ているような美しさでした。
83朝日岳頂上富山県と新潟県の境にあります。標高2,417.9mで北アルプスでは決して高い山ではありませんが、日本国内では朝日岳より北にこれより高い山はありません。
83朝日岳頂上
富山県と新潟県の境にあります。標高2,417.9mで北アルプスでは決して高い山ではありませんが、日本国内では朝日岳より北にこれより高い山はありません。
富山県と新潟県の境にあります。標高2,417.9mで北アルプスでは決して高い山ではありませんが、日本国内では朝日岳より北にこれより高い山はありません。
84朝日岳頂上より頸城方面雲海朝日岳の東側の頸城（くびき）山塊方面では雲海が広がっていました。同山塊は2015年3月27日に上信越高原国立公園から分離して妙高戸隠連山国立公園となりました。山は見えず・・・
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84朝日岳頂上より頸城方面雲海
朝日岳の東側の頸城（くびき）山塊方面では雲海が広がっていました。同山塊は2015年3月27日に上信越高原国立公園から分離して妙高戸隠連山国立公園となりました。山は見えず・・・
朝日岳の東側の頸城（くびき）山塊方面では雲海が広がっていました。同山塊は2015年3月27日に上信越高原国立公園から分離して妙高戸隠連山国立公園となりました。山は見えず・・・
85朝日岳頂上より剣岳＆立山その昔、新田次郎の『劒岳 点の記』を読んで、剱岳（標高2,999m）は登れるような山とは思っていませんでした。弘法大師が草鞋三千足を費やしても登頂できなかったという伝説の山は今や一般登山者が登れる山に？(*_*)
85朝日岳頂上より剣岳＆立山
その昔、新田次郎の『劒岳 点の記』を読んで、剱岳（標高2,999m）は登れるような山とは思っていませんでした。弘法大師が草鞋三千足を費やしても登頂できなかったという伝説の山は今や一般登山者が登れる山に？(*_*)
その昔、新田次郎の『劒岳 点の記』を読んで、剱岳（標高2,999m）は登れるような山とは思っていませんでした。弘法大師が草鞋三千足を費やしても登頂できなかったという伝説の山は今や一般登山者が登れる山に？(*_*)
86朝日岳頂上より雪倉岳雪倉岳（2,610.3m）はなだらかそうな稜線に見えますが、朝日岳を400m下って、雪倉岳まで600mの登り返しがあります。35年前でしたので記憶は薄れていますが。
86朝日岳頂上より雪倉岳
雪倉岳（2,610.3m）はなだらかそうな稜線に見えますが、朝日岳を400m下って、雪倉岳まで600mの登り返しがあります。35年前でしたので記憶は薄れていますが。
雪倉岳（2,610.3m）はなだらかそうな稜線に見えますが、朝日岳を400m下って、雪倉岳まで600mの登り返しがあります。35年前でしたので記憶は薄れていますが。
87オヤマソバ花がソバに似ていて、白山（御山）に産することから、その名がつきました。茎は赤みを帯び、稲妻のようにジグザグに曲がって伸びます。周辺にたくさん生えていました。
87オヤマソバ
花がソバに似ていて、白山（御山）に産することから、その名がつきました。茎は赤みを帯び、稲妻のようにジグザグに曲がって伸びます。周辺にたくさん生えていました。
花がソバに似ていて、白山（御山）に産することから、その名がつきました。茎は赤みを帯び、稲妻のようにジグザグに曲がって伸びます。周辺にたくさん生えていました。
88タカネナデシコタカネナデシコは，カワラナデシコの高山型で、花の色が濃く花弁が細かく裂けています。枯れかけた花が多く、マシなのをなんとか探し出しました。
88タカネナデシコ
タカネナデシコは，カワラナデシコの高山型で、花の色が濃く花弁が細かく裂けています。枯れかけた花が多く、マシなのをなんとか探し出しました。
タカネナデシコは，カワラナデシコの高山型で、花の色が濃く花弁が細かく裂けています。枯れかけた花が多く、マシなのをなんとか探し出しました。
89イワオウギ
茎の上部の葉の脇に10〜20輪くらいの黄白色をした蝶形の長さ約2cm程度の花をつけます。シロウマオウギではなかったのが少し残念です。
茎の上部の葉の脇に10〜20輪くらいの黄白色をした蝶形の長さ約2cm程度の花をつけます。シロウマオウギではなかったのが少し残念です。
90イワショウブ
茎先に花径5〜10mmくらいの白い花が1か所に3つずつたくさん集まってついています。1株だけありました。
茎先に花径5〜10mmくらいの白い花が1か所に3つずつたくさん集まってついています。1株だけありました。
91チシマギキョウ花茎の先に、青紫色をした釣鐘状の花を1輪横向きに咲かせますが、なぜかこの花は上向きでした。 花の長さは3〜4cmぐらいあります。この1株だけでしたが、全く見られなかったイワギキョウ共々、これから咲くのでしょうか。
91チシマギキョウ
花茎の先に、青紫色をした釣鐘状の花を1輪横向きに咲かせますが、なぜかこの花は上向きでした。 花の長さは3〜4cmぐらいあります。この1株だけでしたが、全く見られなかったイワギキョウ共々、これから咲くのでしょうか。
花茎の先に、青紫色をした釣鐘状の花を1輪横向きに咲かせますが、なぜかこの花は上向きでした。 花の長さは3〜4cmぐらいあります。この1株だけでしたが、全く見られなかったイワギキョウ共々、これから咲くのでしょうか。
92照葉の池から白馬方面時間に余裕があったため、吹上のコルから長栂（ながつが）山方面に向かうと、長栂山の東に照葉の池がありました。ここから見える雪倉岳（手前）や白馬岳（中央奥）や旭岳（右奥）も絶景です。周辺はイワイチョウ＜写真60＞とキンコウカの花畑で、コバイケイソウ＜写真30、57＞とチングルマ＜写真45＞の大群落は咲き終わっていました。
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92照葉の池から白馬方面
時間に余裕があったため、吹上のコルから長栂（ながつが）山方面に向かうと、長栂山の東に照葉の池がありました。ここから見える雪倉岳（手前）や白馬岳（中央奥）や旭岳（右奥）も絶景です。周辺はイワイチョウ＜写真60＞とキンコウカの花畑で、コバイケイソウ＜写真30、57＞とチングルマ＜写真45＞の大群落は咲き終わっていました。
時間に余裕があったため、吹上のコルから長栂（ながつが）山方面に向かうと、長栂山の東に照葉の池がありました。ここから見える雪倉岳（手前）や白馬岳（中央奥）や旭岳（右奥）も絶景です。周辺はイワイチョウ＜写真60＞とキンコウカの花畑で、コバイケイソウ＜写真30、57＞とチングルマ＜写真45＞の大群落は咲き終わっていました。
93照葉の池の北の池から五輪山
雪渓と池と五輪山のコントラストが絶妙でした。池を見下ろす道沿いにはハクサンフウロ＜写真67＞などが咲いていました。
雪渓と池と五輪山のコントラストが絶妙でした。池を見下ろす道沿いにはハクサンフウロ＜写真67＞などが咲いていました。
94照葉の池から雪倉岳の尾根
このアングルから見る雪倉岳は非常に柔和なやさしい表情をしています。
このアングルから見る雪倉岳は非常に柔和なやさしい表情をしています。
95ミヤマリンドウ日が当たると開き、曇ったときは閉じているのですが、開いているものも閉じているものも混在していました。もしかして、閉じているものは開いているものの日陰だから？
95ミヤマリンドウ
日が当たると開き、曇ったときは閉じているのですが、開いているものも閉じているものも混在していました。もしかして、閉じているものは開いているものの日陰だから？
日が当たると開き、曇ったときは閉じているのですが、開いているものも閉じているものも混在していました。もしかして、閉じているものは開いているものの日陰だから？
96ミヤマホツツジ
枝先に淡いピンクを帯びた白色の花をまばらにつけています。花柱（雌しべ）は緑色で長く、上に反り返っています。
枝先に淡いピンクを帯びた白色の花をまばらにつけています。花柱（雌しべ）は緑色で長く、上に反り返っています。
97クロトウヒレン
上部の葉の脇に淡い紅紫色の花（頭花）を3輪つけていました。 花序全体を包む葉の変形したものは球形で、暗い紫色をしています。
上部の葉の脇に淡い紅紫色の花（頭花）を3輪つけていました。 花序全体を包む葉の変形したものは球形で、暗い紫色をしています。
98照葉の池傾いた木道木道が交互に傾いていました。マイナーなコースなのか修復されていません。上側の縁を歩けば大丈夫でしたが、雨が降っていたらアウトでしょう！？
98照葉の池傾いた木道
木道が交互に傾いていました。マイナーなコースなのか修復されていません。上側の縁を歩けば大丈夫でしたが、雨が降っていたらアウトでしょう！？
木道が交互に傾いていました。マイナーなコースなのか修復されていません。上側の縁を歩けば大丈夫でしたが、雨が降っていたらアウトでしょう！？
99雪渓トラバース写真の位置は推測です。このような短いトラバースが2か所ありました。完全に水平、解けかけて靴底に刺さる雪、しっかりした踏み跡とくればアイゼンは不要です。しかし、往路、復路とも雪解け直後の濡れた草地に出る所で滑って転んでいました(*_*;誰も笑ってくれなかったので本人はがっかりしていました。
99雪渓トラバース
写真の位置は推測です。このような短いトラバースが2か所ありました。完全に水平、解けかけて靴底に刺さる雪、しっかりした踏み跡とくればアイゼンは不要です。しかし、往路、復路とも雪解け直後の濡れた草地に出る所で滑って転んでいました(*_*;誰も笑ってくれなかったので本人はがっかりしていました。
写真の位置は推測です。このような短いトラバースが2か所ありました。完全に水平、解けかけて靴底に刺さる雪、しっかりした踏み跡とくればアイゼンは不要です。しかし、往路、復路とも雪解け直後の濡れた草地に出る所で滑って転んでいました(*_*;誰も笑ってくれなかったので本人はがっかりしていました。
100ゆかり岩から朝日岳
吹上のコルを下って程なく振り返ると、右にゆかり岩（？）、左に朝日岳の尾根が見えました。名残惜しいです。
吹上のコルを下って程なく振り返ると、右にゆかり岩（？）、左に朝日岳の尾根が見えました。名残惜しいです。
101ゴゼンタチバナ4枚の花びらのように見える白い部分は総苞片と呼ばれるもので、これはハナミズキと同様です。 中心には小さな花が10個程度集まってついていました。
101ゴゼンタチバナ
4枚の花びらのように見える白い部分は総苞片と呼ばれるもので、これはハナミズキと同様です。 中心には小さな花が10個程度集まってついていました。
4枚の花びらのように見える白い部分は総苞片と呼ばれるもので、これはハナミズキと同様です。 中心には小さな花が10個程度集まってついていました。
102ワレモコウ＆赤男山ワレモコウの漢字表記には吾亦紅の他に我吾紅、吾木香、我毛紅などがあります。一説によると、「われもこうありたい」とはかない思いをこめて名づけられたとも言われています。
102ワレモコウ＆赤男山
ワレモコウの漢字表記には吾亦紅の他に我吾紅、吾木香、我毛紅などがあります。一説によると、「われもこうありたい」とはかない思いをこめて名づけられたとも言われています。
ワレモコウの漢字表記には吾亦紅の他に我吾紅、吾木香、我毛紅などがあります。一説によると、「われもこうありたい」とはかない思いをこめて名づけられたとも言われています。
103朝日岳から雪倉岳尾根
次にこの山域に来るときは、朝日岳〜雪倉〜白馬岳の稜線を歩いてみたいと思います。
次にこの山域に来るときは、朝日岳〜雪倉〜白馬岳の稜線を歩いてみたいと思います。
104朝日岳稜線
このアングルから見た朝日岳は雪渓の多い植物に満ちた山に見えます。
このアングルから見た朝日岳は雪渓の多い植物に満ちた山に見えます。
105ミソガワソウ花冠は25ミリから30ミリくらいあり上下2つに分かれ、上唇はふくらみ、下唇は白っぽく先が3つに裂け、真ん中の裂片に紫色の斑点があります。周辺に群生していました。
105ミソガワソウ
花冠は25ミリから30ミリくらいあり上下2つに分かれ、上唇はふくらみ、下唇は白っぽく先が3つに裂け、真ん中の裂片に紫色の斑点があります。周辺に群生していました。
花冠は25ミリから30ミリくらいあり上下2つに分かれ、上唇はふくらみ、下唇は白っぽく先が3つに裂け、真ん中の裂片に紫色の斑点があります。周辺に群生していました。
106イブキジャコウソウ
名前の由来は、伊吹山に多く自生し、葉が麝香（ジャコウ）のような香りがするところからきています。
名前の由来は、伊吹山に多く自生し、葉が麝香（ジャコウ）のような香りがするところからきています。
107五輪高原
標高1,850m辺りから高原らしいなだらかな地形となります。鹿や小動物が出てくるのを期待しましたが残念ながら現れませんでした。
標高1,850m辺りから高原らしいなだらかな地形となります。鹿や小動物が出てくるのを期待しましたが残念ながら現れませんでした。
108ママコナ
和名は飯子菜であり、下唇の白斑をご飯粒に見立てたもの、あるいは若い種子がご飯粒に似ているからと言われています。
和名は飯子菜であり、下唇の白斑をご飯粒に見立てたもの、あるいは若い種子がご飯粒に似ているからと言われています。
109エゾアジサイ中央には5枚の花びらからなるたくさんの両性花をつけ、周辺に数個の装飾花をつけています。蓮華温泉から兵馬ノ平にかけて沢沿いでたびたび見かけました。
109エゾアジサイ
中央には5枚の花びらからなるたくさんの両性花をつけ、周辺に数個の装飾花をつけています。蓮華温泉から兵馬ノ平にかけて沢沿いでたびたび見かけました。
中央には5枚の花びらからなるたくさんの両性花をつけ、周辺に数個の装飾花をつけています。蓮華温泉から兵馬ノ平にかけて沢沿いでたびたび見かけました。
110アサギマダラ♂渡り鳥のように季節によって長距離（約2,000�辧砲魄榮阿垢觸�性を持ち、定期的に国境と海を渡ることが標識調査で証明された蝶は、世界にアサギマダラ1種しかいないと言われています。
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110アサギマダラ♂
渡り鳥のように季節によって長距離（約2,000�辧砲魄榮阿垢觸�性を持ち、定期的に国境と海を渡ることが標識調査で証明された蝶は、世界にアサギマダラ1種しかいないと言われています。
渡り鳥のように季節によって長距離（約2,000�辧砲魄榮阿垢觸�性を持ち、定期的に国境と海を渡ることが標識調査で証明された蝶は、世界にアサギマダラ1種しかいないと言われています。
111タマガワホトトギス花の色は黄色で、内部に暗い赤色の小さな斑点があります。 花被片は6枚で上向きに花をつけ、二日間だけ咲きます。 周辺に群生していましたが、往路では気付きませんでした。
111タマガワホトトギス
花の色は黄色で、内部に暗い赤色の小さな斑点があります。 花被片は6枚で上向きに花をつけ、二日間だけ咲きます。 周辺に群生していましたが、往路では気付きませんでした。
花の色は黄色で、内部に暗い赤色の小さな斑点があります。 花被片は6枚で上向きに花をつけ、二日間だけ咲きます。 周辺に群生していましたが、往路では気付きませんでした。
112ソバナ茎先に円錐花序（下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる）を出し、淡い紫色をした鐘形の花をまばらにつけています。＜写真14＞の株よりも花色が淡くきれいでした。
112ソバナ
茎先に円錐花序（下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる）を出し、淡い紫色をした鐘形の花をまばらにつけています。＜写真14＞の株よりも花色が淡くきれいでした。
茎先に円錐花序（下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる）を出し、淡い紫色をした鐘形の花をまばらにつけています。＜写真14＞の株よりも花色が淡くきれいでした。
113岩を割って生えた木
木根石を穿つとでもいいましょうか、ものすごい生命力です。
木根石を穿つとでもいいましょうか、ものすごい生命力です。
114サルノコシカケの仲間
カイガラタケのように見えます。木が枯れると、サルノコシカケも枯れていきます。直径は20cm程はあったでしょうか。
カイガラタケのように見えます。木が枯れると、サルノコシカケも枯れていきます。直径は20cm程はあったでしょうか。
115ヤマブキショウマ雄株
花が咲いた状態では、雄株の方が派手で、雄株には20本くらいの雄しべが付いてフワフワな感じになっています。
花が咲いた状態では、雄株の方が派手で、雄株には20本くらいの雄しべが付いてフワフワな感じになっています。
116オオバギボウシ花は下から順に開花します。花の色は白ないし淡い紫色で、やや下向きに咲きます。 一日花で、朝咲いて午後にはしぼみます。五輪高原ではしぼんだ花が多かったのですが、ここは比較的きれいでした。
116オオバギボウシ
花は下から順に開花します。花の色は白ないし淡い紫色で、やや下向きに咲きます。 一日花で、朝咲いて午後にはしぼみます。五輪高原ではしぼんだ花が多かったのですが、ここは比較的きれいでした。
花は下から順に開花します。花の色は白ないし淡い紫色で、やや下向きに咲きます。 一日花で、朝咲いて午後にはしぼみます。五輪高原ではしぼんだ花が多かったのですが、ここは比較的きれいでした。
117オオバクサフジ
花は青紫色で葉腋から出て、花序の軸に花柄をもった花が並んでつきます。花冠は蝶形で長さ約1.5 cm程です。
花は青紫色で葉腋から出て、花序の軸に花柄をもった花が並んでつきます。花冠は蝶形で長さ約1.5 cm程です。
118トモエシオガマ茎先の苞（花のつけ根につく葉の変形したもの）の脇に紅紫色をした唇形の花をつけます。 花はねじれてつくので、上から見るとスクリューのように見えます。葉は通常、＜写真25＞のような緑色ですが、たまにこのように赤みを帯びたのもあるようです。
118トモエシオガマ
茎先の苞（花のつけ根につく葉の変形したもの）の脇に紅紫色をした唇形の花をつけます。 花はねじれてつくので、上から見るとスクリューのように見えます。葉は通常、＜写真25＞のような緑色ですが、たまにこのように赤みを帯びたのもあるようです。
茎先の苞（花のつけ根につく葉の変形したもの）の脇に紅紫色をした唇形の花をつけます。 花はねじれてつくので、上から見るとスクリューのように見えます。葉は通常、＜写真25＞のような緑色ですが、たまにこのように赤みを帯びたのもあるようです。
119ヤマブキショウマ雌株
雌雄異株の多年草です。雄株＜写真115＞よりも地味な感じがします。
雌雄異株の多年草です。雄株＜写真115＞よりも地味な感じがします。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下（厚手）
下着着替え
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子とフード
雨用帽子
登山靴（防水加工）
靴ひも予備
アタックザック
ザックカバー
地形図
コンパス
ファスナー付クリアーファイル
筆記用具
携帯
時計（防水）
タオル
カメラ
三脚
ヘッドランプ
眼鏡用曇り止めクリーナー
飲料粉（スポドリ・茶・野菜＆果物）
保温水筒1人1ℓ2本（保温）
非常食（栄養補助食品）
蓋付マグカップ
スマホ
eTrex30（GPSナビゲーター）
|
|---|---|
| 備考 | 朝日小屋内外でブユのような吸血虫が大量に群がります。虫よけ対策（防虫スプレー等）が必要です。 上空からの日差しだけでなく、雪渓や岩場などの地面からの日差しの照り返しも強いので、たまにしか登山をしない人は特に後頭部を護るためのフードのようなものをつけておいたほうがいいかもしれません。目がデリケートな人はサングラスも必要です。ガスっていても紫外線は通過して体に浴びることになります。 |
感想
個人的には35年ぶりに朝日岳のピークを踏みました。その当時は道も荒れている所が多く、親不知（おやしらず）という日本海の海岸から栂海（つがみ）新道を経てのルートはずっと雨に祟られ、ただでさえワイルドな山道の多くがにわか沢状態となり、行く手を何度も阻まれて自然を楽しむ余裕すらありませんでした。やっとの思いで立った朝日岳の頂上も視界が半径10mほどしかなく、頂上から北アルプスの名峰を垣間見ることすらできませんでした。あれから35年の歳月を経てその山容と奥深さは昔の朝日岳の印象を大きく変えることとなりました。
“北アルプス北部の名峰が見渡せる！”
朝日岳（300名山）は事実上、北アルプスの名峰の中で最北に位置します。したがって頂上から北アルプスの南方を望むと、中央に白馬岳（100名山）を筆頭に、近くに雪倉岳、少し遠くに剣岳、立山などの名峰を見渡すことができます。これらの名峰よりも朝日岳と同じ音でひと際尖った山容をした旭岳（あさひだけ）が印象に残りました。35年前には叶わなかったパノラマ展望がまるで山水画を観ているかのように美しく広がっていました＜写真78~86参照＞。
“こんなに花の多いコースは初めて！”
もともと、この山域では白馬岳の大雪渓コースを登る途上にあるお花畑が有名です。しかしながら、今回のような朝日岳に直接向かうコースが整備され、人が容易に訪れることができるようになると、花の魅力に憑りつかれる人も今後増えていくでしょう。今回の行程上およそ10�劼砲錣燭辰堂屬�途切れることがほとんどありませんでした。野生の花がこれだけたくさん広域に植生している所は初めて見ました。その数や種類において白馬岳近辺を凌駕していました。今回、ほぼ同じコースを往復したおかげで往路では見落としていた花も復路で発見することができました。残念ながら日本アルプスではこの山域にしか見られないウルップソウなどの希少種をはじめいくつかの花は開花時期を過ぎていました。機会があれば7月下旬にも訪問してみたいものです。
“北アルプスでは珍しい水が豊富なコース！”
コース上、もっとも低い所（＝瀬戸川の出合）＜写真15＞で標高が1,160m程度です。高い所でも朝日岳の2,418mと北アルプスの中では比較的低い山域です。したがって大きな沢から小さな沢までたくさんの沢が流れています。雪渓が多いので水源が雪渓だったり、湧き水だったりします。有難いことに水場がたくさんあるので、夏の晴れの日の登山では、給水が何回もでき非常に恵みの水となります。特にコース上の標高1,770m地点の湧き水＜写真27＞は飲むのに最高でした。持参した水筒に粉状のスポーツドリンクを入れて、この湧き水を混ぜて飲むと至福の気分に浸れます。市販のスポーツドリンクよりはるかにおいしく感じました。朝日小屋では取水制限がないどころか、トイレがなんと水洗でした。標高2,000m以上の山小屋で初めての水洗トイレでした。
“鳥や昆虫も元気いっぱい！”
高山ではウグイス、イワヒバリ、ホシガラスなど野鳥の鳴き声、低山ではコエゾゼミらしき鳴き声が途絶えることがありませんでした。ふだん目立たない小さな体と地味な黒褐色をしたイワヒバリも雪渓に出てくると、よく目立ちます。動きがユーモラスなので思わず10分ほどバードウオッチングに興じたほどです＜写真62~63＞。また初夏に日本にやってきて、秋に南西諸島や台湾に移動するアサギマダラ（タテハチョウの仲間）がヒヨドリバナ？の蜜を吸っているのも見られました＜写真110＞。季節により長距離（1,000km以上）移動をする日本で唯一の蝶として知られています。今回見た蝶はマーキングはされていませんでした。
“温泉に始まり、温泉で終わる！”
登山開始日前夜に「蓮華温泉」で入浴しました。ここは新潟県内で最も高い位置にある温泉です。到着したのが18時半でしたので、名物の露天風呂はクローズしていましたが、内湯はまだ利用できました。大浴槽が一つあるのみですが大きなガラス窓からの展望が効きます。またこんな山奥ながら、シャワー、ボディソープ、シャンプーまで準備されています。これで登山前の禊は十分です！？
下山後は蓮華温泉ではなく、麓の平岩まで下りて、四つほどある姫川温泉の一角にある「瘡（くさ）の湯」＜写真120＞で入浴しました。平岩駅は新潟県なのですが、駅から徒歩5分ほどにある温泉街は長野県側にあります。温泉街で唯一の日帰り温泉施設ですので、純粋に温泉だけを楽しみました。戦国武将の武田信玄の隠し湯として、傷、火傷、できものを治す効果があるとされています。試しに先週負った火傷や登山で傷ついた手足を20分ほど浸していました。それからは気のせいか回復速度が上がったように思います(^^)/印象としては民家を訪問し、まるで家族風呂のようにほぼ湯船を占有し、風呂上りに家族的なおもてなしを受けて、のんびりと登山後の余韻に浸ったという感じでした。最後の締めくくりとしては個人的にはベストな施設だと思いました。
“四方山話（よもやまばなし）”
今まで「沢」と「谷」の区別など意識したことがありませんでした。定義は同じだと思うのですが、西日本（富山県以西）では谷が使われ、東日本（新潟県以東）では沢が使われています。今回訪問した地域は西と東の境にあり、どちらの呼称も用いられている珍しい地域です。例えば、朝日岳の西の富山県側や南西の上ノ廊下や中ノ廊下の支流はほぼ全て谷となっています。ところが、朝日岳の東の新潟県側ではほぼ全て沢となっています。今回水の恩恵を受けたのは、コース上もちろん「沢」でした。
今まで北アルプスの北部山域は岡山市民の自分にとって非常に遠い存在でした。昨年夏から舞鶴自動車道が敦賀まで全線開通してから、車で糸魚川まで東海北陸道経由で7時間足らずでアプローチが可能となりました。名神と中央自動車道経由で行くのと4~5時間の差があります。兵庫県以西に住む方にとっては渋滞ストレスのほぼないこのコースは利用価値の高いルートとなるでしょう。これで北アルプスのみならず頸城（くびき）山塊など北陸からアプローチしやすい山域への計画を立てやすくなりました。来年は妙高辺りか！？・・・
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