お花と爆風と灼熱の北岳〜農取岳〜大門沢ルート。長かった〜〜!


- GPS
- 22:50
- 距離
- 26.6km
- 登り
- 2,827m
- 下り
- 3,514m
コースタイム
- 山行
- 6:25
- 休憩
- 2:37
- 合計
- 9:02
- 山行
- 12:09
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 13:40
時間はあっているけれど、距離は不確かです。
天候 | 1日目:晴れのちガス。 2日目:快晴。ただし恐ろしく強風。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
広河原〜白根御池小屋:歩きやすい道です。この日は日曜日で上りも下りも多数の登山客がいるため、写真撮影するのに苦労しました。小屋にある無料のお水は冷たくておいしいのでここでの給水がお勧め。ただしその後の登りに影響しますが…。 白根御池小屋〜草すべり〜小太郎山分岐:とにかく急登。お花もいっぱいです。グンナイフウロ、ハクサンフウロ、マルバタケブキ、コゴメグサ等が多数。 北岳山頂周辺:ハハコヨモギ、タカネマンテマ、ミヤマミミナグサ、ヨツバシオガマ、シコタンソウ、ミヤマオダマキetc...お花好きにはたまりません。踏み跡多数なので、稜線から外れないように。ナイトハイクでは少し混乱しました。 間ノ岳〜農鳥小屋︰ザレた急坂を下り一気に標高さげます。農鳥小屋の有名なトイレは紙がないので持参を。 西農鳥〜農鳥〜大門沢下降点︰多少のアップダウンがありますが、稜線歩きを存分に楽しめる道。南ア、中ア、北ア、八ヶ岳、富士山を見ながらサイコーの気分で歩けます。チングルマが丁度見頃な状態で沢山咲いていてビックリでした。 大門沢下降点〜大門沢小屋︰今回のルートで最も難所。下降点に入った途端、風が回らなくなり灼熱地獄。崩落地・ロープの危険箇所を過ぎると樹林帯に入り、幾分涼しくなります。段差が大きい足場となり、上りはもちろん辛いでしょうが、下りも疲れた足にはキツイ。そして長い。浮石も多く転倒注意(ワタクシ見事に転倒)大門沢小屋手前に水場があり、休憩と給水ができます。(水がゼロになっていたので助かりました)小屋まであと少し。 大門沢小屋〜駐車場︰渡渉あり、丸太橋あり、吊橋あり、迂回ありの障がい物だらけ。吊橋苦手なワタクシは腰が抜けそうでした。約3時間半で駐車場到着。 |
その他周辺情報 | 早川町立 ヘルシー美里:旧中学校を改装したらしい温泉宿泊施設。日帰り温泉の営業は18時まで。大人700円。玄関入って裏口から出て、サンダルはいて離れの浴場まで坂を上っていくのには参った。もう一歩も登りたくなかったのに〜。硫黄のにおいがするワタクシ好みの泉質でした。19.8度の源泉がたまらなく気持ちよかった〜!脱衣所は扇風機のみ、エアコンなしです。 |
写真
感想
今回も直前まで好天地を探し悩んだ。
予報では北岳の辺りが一番安定しそう。
以前奈良田に車を停めて北岳に行ったとき、ちらりと「北岳から奈良田まで縦走してみたいな」と思った。
それを実現するときが来たのだ。
最初は農取小屋か大門沢小屋に一泊することを考えたけれど、他のレコを読むと、北岳山荘から一気に奈良田まで歩いている。
でもワタクシが取った宿は肩の小屋。
2日目の距離が長くなる。
もしもの時のために、大門沢小屋の電話番号を保存して、その分の宿泊費も持参した。
今回は小屋泊なので、去年より荷物が軽い。
北岳までのしんどさも去年のテン泊時とは雲泥の差。
「これなら行けるな」と思った。
たまたま小屋でお隣になった方に、翌日の予定を聞いたら同じルートじゃないの!
彼女の方から「ご一緒に」と誘っていただいたので快諾した。
風が強い予報だったので「出発時の風の状況で判断しましょう」と約束して早めに就寝(いつでも早めに就寝だけれど、笑)
日没時、辺りはガスまみれだったけれど23時頃に目が覚めた時は薄雲がところどころにある程度。星も見えている。半月だけれど、まぶしいくらいの月明り。これならナイトハイクも少しは楽になる。
もう一度寝なおして2時起床、3時前に出発した。
結構風があったけれど、ゆっくり足場とルートを確かめながら歩く。
何度も歩いている北岳までの道。
それなのに暗いとルートがわからなくなる。
北岳山頂から北岳山荘までのザレ道も慎重に通過。
北岳山荘のあたりで空が赤く燃えだし、その先で日の出を見た。
まぶしい、美しい…。何度見ても山で見る朝焼けは格別に素晴らしい。
「明るくなったので、それぞれのペースで歩きましょう」とお隣さんとは離れたのだけれど、結局はつかず離れず。
西農取ではツーショット撮影、大門沢小屋からはずっとおしゃべりしながら歩いた。
大門沢からの3時間半を独りで歩いたら、それはそれはつまらなかっただろうな。
何より渡渉・丸太橋・吊橋を独りで渡ることはできなかった。
吊橋を渡っている間「転落死」という文字が頭の中をよぎる(そんなことを考えるから更に怖いのだろうけれど…)
でも、吊橋の先に待っている人がいるだけで心強かった。
お隣さん、本当にありがとう!
北岳までの道はいつも通り百花繚乱。
急登の草すべりもお花があるからこそゆっくり歩いて楽しめる。
肩の小屋テン場も穴場で、色とりどりワサワサ咲いてるのだ。
小屋泊だからと言って見逃してはなりませぬ。
今回の最大目的タカネマンテマを見ることもできて、一人で大興奮。
何度来ても北岳はいいなぁ。
間ノ岳や農取岳も同じようなお花が咲いていたけれど、タカネマンテマだけは北岳でしか見つけられなかった。
残雪の影響なのか、農取岳の辺りはチングルマが旬な状態で咲いてくれていて、これも嬉しかった。
稜線歩きの最後までお花、お花で最高だった。
強風でぶれた写真が多かったけれど(笑)
間ノ岳で一度ガスにまみれたけれど、少し待機している間に強風が吹き飛ばしてくれて、スコーンと抜ける景色が広がった。
強風でも食いしばって歩いてきてよかった〜!
ガスの中、山頂踏むだけで引き返した人たちいたけれど、もう少し粘れば晴れたのにな。。。
西農取〜農取岳が日差し的にも構図的にも素晴らしい眺め。
北アルプスも中央アルプスも、八ヶ岳も、もちろん南アルプスも富士ちゃんもすべて見渡せて、この山行を選んでよかったと思った。この時は…。
稜線歩きが終わり、大門沢に下降し始めたら灼熱地獄と足場の悪い道に体力を持っていかれた。
膝が笑って何度か転倒。
やっぱり間に一泊した方がよかったのかな。
もうう少し休憩入れても良かったのかもね。
反省点は多々あるけれど、結果的には大満足な2日間だった。
今回の経験を今後にに生かそう。。。
あぁ、3日経った今も大腿部の筋肉痛が著しい…。
北岳に登ってきたと聞いてましたが縦走してたんですね( ̄◇ ̄;)
全然体力落ちてないですね。
逆に更にアップしてません?(笑)
朝焼けもお花も最高ですね。羨ましいです。
山小屋でのビール🍺美味しそう。
無事に下山してよかったわ。
いえいえ、しっかり身体痛めてしまったので体力落ちてます。
というか、身体がガチガチに硬くなっているので転倒したみたいです。
メンテ必要です😭
もう二度とこの道は通らない!と思っていたけど、こうして振り返るとまた行きたいな、と思います。
でもあの吊橋がね〜💦
ハーネス着けて行こうかしら(笑)
やっぱ北岳はお花の宝庫だよね♡
一泊二日なら北岳山荘に泊まったのだと思ってた。
肩の小屋からの二日目はきつかったでしょう?
最後の吊り橋がコワかったのは疲れたたせいじゃない?
肩の小屋のテンバはキタダケソウの時期だとそんなに花は咲いていないけど、
この時期はすごいんだね。
いろんな時期に行ってみたくなるねえ♪
でもさ、ここって大門沢下降点から笹山までのルートが最高にイイんだよ(笑)
結局最後はあの吊り橋だけどね!!
疲れているのにコメントありがとう。
肩の小屋からの奈良田まではマジ長かった。
でも吊橋が怖いのは疲れているからではない(笑)
このルート決めた時、もちろんあなたの笹山レコ読み返したよ😎
でもソロだしね、無難な道にしたのよ。
笹山行くなら農鳥小屋か大門沢小屋に一泊追加しなきゃワタクシには無理だ。
もう二度とあの吊橋を渡りたくないと思っていたけど、再訪したい気持ちが沸々と込み上げてきたわ(笑)
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