白根三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)


- GPS
- 18:08
- 距離
- 27.0km
- 登り
- 2,692m
- 下り
- 3,392m
コースタイム
- 山行
- 3:49
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 4:48
- 山行
- 11:29
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 12:30
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
白根三山、広河原スタート、奈良田湖ゴールのルートを一泊二日で縦走してきました。
北岳山頂でのご来光がどうしても見たかったので肩の小屋テント場泊まり、二日目がかなりのロングルートとなります。
一日目
奈良田湖駐車場に前泊、深夜2時ごろ着いたのだが既にほぼ満車、僅かなスペースに何とか駐車する。
5:30広河原行きのバスに乗車、満員のバスに立ち乗りで、睡眠時間2時間の眠い目をこすりながら50分ほどで広河原到着。
6:30過ぎ広河原出発。
登山道は思っていたよりもたくさんの登山客でにぎわっている。
最初は比較的緩やかな登山道を歩くが、尾根を登るあたりから斜度がきつくなる。
きつい斜度を600m程の標高差を延々と登り、その後は白根御池小屋までしばらく水平なトラバースを歩く。
白根御池小屋で一服して、ここから更に600m程の急登を延々と登る。
ばてて歩が全く進まない登山客多数。
稜線に出るとあとは緩やかな登山道を肩の小屋まで登る。
稜線の北側、仙丈ケ岳や甲斐駒ヶ岳側はきれいに望めるが、稜線の反対側はガスで視界ゼロ。
11:30肩の小屋到着。
テント場は3張りほど、テント場の宿泊客は少ないのかと思っていたらあとから続々と張りはじめ、16:00頃にはサイトがほぼ埋まる。
昼過ぎからは北岳一帯ガスの中。
ビールとウィスキーを飲みながらだらだらと過ごし、夕刻にはガスが切れはじめ、生まれて初めてきれいなブロッケンも拝むことができる。
あとは毎回のごとく、いつの間にか就寝。
二日目
3:00起。
トイレに向かうと満天の星空、天気は悪くなさそうだ。
1時間半ほどで朝食とテント撤収を済ませ、4:40肩の小屋出発。
まずはご来光を拝むべく、北岳山頂を目指す。
前日の急登登りの疲労が足に残っており、本日のロングルートを歩き切る体力を温存するためにゆっくり登る。
途中小さなピークに数人の登山客がおり山頂かと思ってそこまで登る。
登山客は少し離れたところにある大きなピークを指さして「あれが間ノ岳じゃないか?」と言っているがどうもおかしい。
地図を精査すると少し離れたところにある大きなピークが北岳山頂らしい。
大分タイムロス、ご来光に間に合うか。
ここから10分ほどで北岳山頂到着、何とかご来光に間に合う。
10分ほど待機してほどなく日の出の頭が見え始める。
日の出の右手には割と近くに富士山の山影、今までいろいろな幻想的な日の出を拝んできたが、それらに匹敵するすばらしさ。
ご来光の余韻に浸りながら5:30北岳山頂を出発。
北岳山荘まで下るころには日もだいぶ登り、きれいな青空が広がる。
ここからまた300mほど登り返し、8:00間ノ岳登頂。
ここまでは登山客も多く、北岳・間ノ岳山頂はお祭り騒ぎだったが、ここから農鳥岳に向けてのルートは登山客が一気に減る。
ゆっくり景色を見ることができるが、少し寂しい気もする。
この辺から稜線の東側だけガスが立ちこめ始める。
青空と雲海の中に浮かぶ富士山を期待していたのだが、残念ながら見ることができなかった。
農取小屋まで下り、再び250mほど急登を登り返し10:00西農鳥岳登頂。
目の前には一カ月前に登った塩見岳が悠然とそびえる。
ここから細かいアップダウンを繰り返しながら農鳥岳山頂を目指す。
今回のルートは難所らしい難所はなかったが、この区間が唯一多少の登攀要素がある箇所がある。
10:30農鳥岳登頂、30分ほど大休止して奈良田に向けて下山開始する頃には辺り一帯もガスり始める。
ここから長い長い下り、登山口まで標高差2000mほどを延々と下る。
2時間半ほどで大門沢小屋到着。
コーラでエネルギーチャージして再び奈良田に向けて下り始める。
この辺からは標高もだいぶ低くなってきており、足の疲労に加えて気温の高さが相当体に堪える。
沢の渡渉の度に沢の水でじゃぶじゃぶ腕や顔を洗わずにいられない。
16:00登山口到着。
あまりの暑さに、近くの沢で15分ほど水浴び、ようやく生きた心地がする。
しかしまだゴールは大分先、林道と舗装道路を標高差200m、距離にして5km程を延々と歩く。
17:00過ぎ奈良田湖駐車場到着。
奈良田の里の温泉で汗を流す。
温泉は古くて質素だが、ヒノキの浴槽と田舎の雰囲気が非常に心地よい。
風呂上がりに同じ施設で食べれる冷やしほうとう定食を楽しみにしていたのだが残念ながら時間切れで食べれなかった。
当初の予定では翌日一日長野界隈をぶらぶらして翌々日に乗鞍岳に日帰りで登る予定だったが、体力の消耗とあまりの暑さに辟易して断念、翌日に安曇野で三軒の蕎麦屋をはしごしてそのまま帰路に就く。(安曇野のそばはさすが、三軒ともびっくりするくらいうまかった)
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