薬師岳・黒部五郎岳・赤木岳・北ノ俣岳


- GPS
- 39:41
- 距離
- 49.7km
- 登り
- 3,839m
- 下り
- 3,842m
コースタイム
- 山行
- 7:07
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 8:21
- 山行
- 6:05
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 7:25
- 山行
- 9:45
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 10:03
- 山行
- 8:52
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 9:25
天候 | 前日晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
写真
装備
個人装備 |
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
ヘッドランプ
携帯
時計
ストック
カメラ
着替え
充電器
|
---|
感想
この山行は元々友人と二人で薬師岳に登り、高天原温泉に浸かって帰るという行程で計画されていた。ところが、友人が急に行けなくなってしまい、どうしようかと考えた末に計画されたものです。
自分は、百名山を踏破を目指しており、すでに91座までは登頂している。ところが、黒部五郎岳は何故か去年ぐらいまで登っていないのに登ったつもりなっていた山だった一方、高天原温泉には随分若い頃に行ったことがあった。そこで調べてみると黒部五郎小舎がたまたまこの日だけ空いていたので急遽、高天原山荘をキャンセルして黒部五郎小舎に変更し、百名山2座を登頂する山行になった。
1日目
随分前に計画された山行だったが、お誂え向きに18日に梅雨が明け、天気はとても良さそうだった。登山バスで折立に向かったがやはり3連休で折立に通じるゲートが渋滞していて到着が1時間ほど遅れた。さらに悪いことは重なるもので最初に休憩した「アラレちゃん」標識のところで、吸水しよう少し残っていたスポーツドリンクを飲みほし、さらに水を飲もうとしてリュックを探ったところ入れたはずのペットボトルがない。この天候で、これはかなり致命的な忘れ物だ。最初の太郎平小屋まではまだかなりの距離がある。稜線に出れば照りつける強い日差しが待っている。しかし、なんとか熱中症にならないようにそこまでは辿り着かねばならない。しかも、夜行バスで寝不足なのか妙に重く感じるリュックが不安を大きくする。それでも、なんとか重い足取りで一歩一歩、休み休み攣りそうな足をかばいながら、太郎平小屋まで辿り着き、ペットボトル1リットルを即座に購入した。
しかし、今日の宿泊地は、薬師岳山荘だ。まだ、行程で2時間以上登らなければならない。しばらく休んでから薬師岳山荘に向けて出発したが、薬師峠から薬師平に出るまでの急な沢筋を登る岩だらけの急登がもうとても辛くて心が折れそうだった。それでもなんとか迷惑をかけずに山荘まで辿りつくことができ、この上なく美しい夕日を見ながら最高のビールを味合うことができた。
2日目
1日目にやっとの事で山荘まで辿り着いて疲れたので、朝早く起きて山頂でご来光を見ることは諦めて山荘で朝を迎え、朝食を食べてから空荷で山頂を目指した。登るにつれて視界がどんどん開けてくる。山頂からは360度全て見渡せる。槍の左側には遠く富士山も見ることができる。稜線に出ると薬師岳の山様は、昨日見ていたどっしりした景観と全く違う。東側は、お椀状に大きくえぐれてカールの縁が切り立ち、険しい山様だ。カール越しにみる槍・穂高の山並みは壮観だ。
ゆっくり景観を楽しんだ後、山荘に戻り今日の宿泊地、薬師沢小屋を目指した。太郎平までは昨日と違って景色を楽しみながら下山できる。昨日長く辛かった谷筋も下りで通って見るとそれほど長くない。太郎平から少し行くと薬師沢に通じる登山道は急降下する。開けた斜面を降りていくので、日差しがきつく体力を消耗する。すれ違いに登ってくる登山者はさらにキツそうだ。
急坂を下り切ると今度は長い木道歩きが待っている。ここも強烈な日差しが照り付け風もなくただただ長い。小屋近くの崖を降り切ったところに薬師沢小屋があった。小屋の前には雲ノ平に通じる吊橋がかかり、崖の上の狭いスペースによく山小屋を建てたものだと思う。今日は、ほぼ予定通りについたので、午後は、ゆっくりとビールを飲みながら過ごすことができた。
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