霧ヶ峰から八ヶ岳北南縦走


- GPS
- 33:45
- 距離
- 62.8km
- 登り
- 4,620m
- 下り
- 5,358m
コースタイム
- 山行
- 8:15
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 8:56
- 山行
- 10:12
- 休憩
- 2:12
- 合計
- 12:24
- 山行
- 10:19
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 11:56
天候 | 7日 雨の曇り 8日 曇りのち晴れ 9日 ほぼ晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
200台くらい停めれる大きな駐車場、24Hのトイレあり https://maps.app.goo.gl/AdhHMUFNMTrYNQbX9 【帰り】 小淵沢駅 ー 上諏訪駅 JR 510円 上諏訪駅西口 ー 霧ヶ峰インターチェンジ 諏訪バス 1700円 ※霧ヶ峰線・八島湿原線は期間限定 https://www.alpico.co.jp/traffic/local/suwa/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
■ビーナスライン駐車場〜車山〜車山登山口 ・車山頂から車山登山口までは分岐が多い、下の方は草刈り全くされていない ・大門峠側への信濃路自然歩道は通行止め看板があり諦めた ■車山登山口〜蓼科牧場〜蓼科山〜双子池ヒュッテ ・蓼科牧場までは舗装路歩き、白樺湖沿いの国道にコンビニとトレイが併設された建物あり ・蓼科牧場からはスキー場の脇を登る、案内板あり ・ゲレンデトップ少し歩けば七合目登山口と合流 ■双子池ヒュッテ〜大岳〜北横岳〜三ツ岳〜麦草峠〜天狗岳〜オーレン小屋 ・大岳付近は岩石帯で歩きずらい、ピークにこだわらないなら亀甲池側からが無難 ・三ツ岳も同上、ピークにこだわらないなら縞枯山荘側から行った方が良い ■オーレン小屋〜硫黄岳〜赤岳〜権現岳〜縫笠山〜小淵沢駅 ・赤岳からの下降はルンゼのようなことろを下りる、北アルプスの難所と同等に感じた ◆テント場 双子池ヒュッテ:1500円 ※平日でも予約必要、注意を受けた 水は雄池の水を消毒したものらしい、無料(個人的には普通に飲めた) トイレは小屋の外でテンバからは5分程度歩く 電波は全くつながらない オーレン小屋:2000円 予約必要なし 沢沿いにて水はジャバジャバ、洗濯も出来るレベル 電波は小屋周辺はバッチリつながる トイレは小屋内、凄く綺麗。テント泊でもお風呂入れる(1000円で17時半から) ほぼ下界のキャンプ場と変わらないレベル、なんでもある |
予約できる山小屋 |
オーレン小屋
|
写真
感想
会社の景気が悪く夏休みが8連休も貰えた!、喜んではいけないのは分かっている。でもやっぱり休みは嬉しい。
とりあえず前半4日間で北アルプスが第一本命も予報悪く撃沈。前々からチャレンジしてみたい場所であったのもありギリギリまで粘ってしまいプランBを考えてない。
困った、凄く困った。んっ?、困ったときの八ヶ岳‼︎
アクセスも良く山小屋も充実、そして何より晴天率が高いからこの言葉が生まれたのだと思うが、山を知れば知るほど「言い得て妙」だな思う。最初に言った人を尊敬する。話を戻すとフォーローさせて頂いているomatsuさんが先月やっておられハッとさせられた。自分も前々から「いつかやろう!」と思っていたが、まあ逆に言うといつでも出来るというか…、そんなに慌てていく場所でもないかな?というのがあった。そもそも私は八ヶ岳を「冬に行くところ」だと思っている。複数回足を運んでいるが殆ど冬。しかし縦走は当然夏時期しか出来ない(出来る人もいるだろうが)、omatsuさんの記録を見ていたのであっさり決まった。ありがとうございました。
私は少しキツめが好きなので1泊2日or2泊3日で迷ったが、今回は休みもあるので2泊3日。しかしなんか持て余しそうというか…、もうひとつなんか欲しい!と思っていたところ、翌日会社の山友さんにこの話をしたら「霧ヶ峰から縦走する人もいるらしいよ〜」とアドバイスを頂いた。「that s a good idea!」、この人はちなみにnakkiさん。偶にイイこと言う、本当に偶にだが(笑)
omatsuさんも書かれていたが八ヶ岳縦走は何故か南から入る方が多いので天邪鬼な私は北から(笑)。初日の予報は悪かったが霧ヶ峰から入る分には大丈夫だろう。ドタバタと決めた割には結果的に上手くいった。
初日
深夜に霧ヶ峰に入り仮眠してビーナスライン駐車場からスタートした。初日の午前中は雨予報、よって先に下山口へ車を回して時間調整したかったが霧ヶ峰へのバスの始発が遅く断念。スタート時点は降ってなかったが車山頂上手前で雨、お陰で貸切。
こういう山はどう登れば良いのか迷うので逆に良かったかも?、妻との百名山踏破で再訪する予定なので下見も出来た。白樺湖側への下山道は通行止めなどもあり適当に降りたが誰も歩かないせいか荒れた道も多かった。霧ヶ峰でも人の入らない場所は草刈りされてないようだ。車山登山口から蓼科牧場までは舗装路歩き、ミニレマン湖の畔で雨宿り出来たしこの区間を歩く間に雨も止んでくれ助かった。
そして蓼科牧場から八ヶ岳縦走へ改めてスタート!。こちらのコースは初めてだったがとても登りやすい、七合目まで車が入れるので便利も良いようだ。将軍平から蓼科山をピストン、真っ白は分かっていたが八ヶ岳縦走で蓼科山を外すことは出来ない。それでも山頂で偶々居合わせた青年と写真撮り合いっこして戻った、流石百名山。その後は大河原峠を経由して双子池へ、ほぼ予定通りの15時ごろ到着。
平日なので確認すらして来なかったがテントは平日でも予約制で軽く注意された。もちろん受付してもらえたが人気ある場所のよう。ここは十年くらい前にもテン泊経験あるがそんなイメージは無かった。しかし今回泊まってみるとテン場が池の畔で雰囲気良い。結局私含めテン泊3組で残り2組はいずれも女性(ソロと二人)なのも頷けた。池の畔で食事しながら雲を眺めたりして19時には寝たと思う。
2日目
2時半ごろ出発、まず亀甲池側へ行くか大岳側へ行くかでなり悩んだ。CTで40分の違いは大きいが、ピーク外すのも癪だし行ったことも無かったでこちらをチョイス。山と高原地図に書かている通り岩石地帯でナイトハイクだと神経使う。山頂到着は4時で残念ながら真っ暗のまま後にし、北横岳あたりでご来光もガスガスで残念賞。この日は晴れ予報(実際晴れた)だったのにこんな日もあるのか。そこからまた未踏の三ッ岳方面へ向かったらこちらも結構な岩石地帯。このダブルパンチでかなり体力削られたせいかこの日はCTで歩くのがやっと。時間に追われても楽しくないし良くも悪くも八ヶ岳なのでどうにかなる。麦草峠の小屋でビール飲んだり高見石小屋で名物揚げパン(相変わらず美味い)を食べたりしてそれなりに進んだ。
この日の幕営予定地は行者小屋であったが予定より2時間ほど遅れて夏沢峠になんとか到着。目の前にそびえ立つ硫黄岳を越えることは出来ても、さらに横岳を通過して地蔵尾根を降りるのは無理&危険だと判断してオーレン小屋へ。縦走路復帰への往復も行者小屋が約2時間半なのに対しオーレン小屋は35分なのもこの判断に至った大きな理由。
オーレン小屋は初めて訪れた小屋で、夏沢鉱泉登山口から1時間足らずで来れることもあり下界のキャンプ場に並みの雰囲気で大賑わい。寝れない不安あったがテント指定地へ行くとちょっと離れた場所に2区間ほどのスペースがあり助かった。沢沿いで水も使い放題、小屋にはお風呂もありテント泊でも入れるよう(有料)。おつまみに枝豆や砂肝まであり凄い小屋だった。
3日目(最終日)
この日は小淵沢駅まで歩いたのち電車&バスで霧ヶ峰へ戻る予定。乗り継ぎの都合上小淵沢駅発12時38分の電車が最終で、それを逃すと上諏訪駅からタクシーでしか戻れない。逆算して最低でも1時には出ないと間に合わないと思いなが前日寝たのだが22時前に目が覚めた。睡眠の質も良く寝ざめスッキリ!、もう行くしかない。
話は少し変わるが昨年くらいから仕事で夜勤が無くなったのもあり0時スタートのナイトハイクはすっかりご無沙汰。もちろん何も見えないのだけど結構好きだ。
この日は月も出ていて稜線上に出るとぼんやり山並みも見えた、完全貸切⁉のなか硫黄岳、横岳、赤岳を通過かと思ったら途中お一方とだけスライド。もはや「おはようございます」ではなく「こんばんは」の時間帯。ちょっと驚いた。
時間調整も兼ね天望山荘で休憩&朝食、それでも赤岳山頂4時に到着。1時間は待てないし上記のとおり12時小淵沢駅着ならさほど余裕もないのであっさり後にした。
八ヶ岳はこれ以前に5、6回来ているが赤岳以南は全く未踏区間、先ずはキレット小屋(休業中)のへ縦走路を降りたのだが、想像以上の危険ルート。ルンゼのようなところを下りるコースでそんなに整備されてない。だれも居ない時間帯である意味良かった。下りきったくらいでご来光の時間となり、目に前にそびえる権現岳と右手の阿弥陀岳が少し染まる。これが中々良かった。
赤岳以南では縫笠山は人気あるのでのどんな山だろう?という期待はあったが、権現岳は名前も良く聞く山だし全く期待していなかった。しかし北側から見るその山容は鹿島槍を彷彿させる見事な山。登り応えもあり凄く気に入った。ギボシに登頂してここが山頂かと確認したら既に通り過ぎていて唖然。時間も差し迫っていたが上記の通り凄く好きになってしまい未登頂はあり得ない、カメラとGPSだけ持ってダッシュで戻ってピークハント。相変わらずおバカさんだったけど、早めに気づいて良かった。
いっぽう元から期待していた縫笠山も期待通りというかそれ以上。この日は見れなかったが富士山をはじめ、南アルプスの眺望が良い。遠くに北アルプス、近くには八ヶ岳でほぼ360度の大展望。山頂も広いし人気あるのも納得。山に興味無い人でもここに連れて来ればハマること間違いなし。ただし山頂直下だけ急登。
最後は時間に追われたが下の方は歩きやすく足も余していたので、少し早く歩いて観観音平に10時過ぎに下山でき一安心。自然歩道ハイキングコースはトレランスタイルの方3名とスライド、人気コースなのかな?。
丁度正午ごろ小淵沢駅にゴール、この日は予報より天気良かったのでちょっと勿体なかったが間に合って良かった。電車&バスを乗り継いて15時過ぎ霧ヶ峰のビーナスライン駐車場に戻ったらスタート時は殺風景だった場所が観光客だらけになっており今回一番驚いた。偶々土曜日で天気良かったからだと思うがとても同じ場所とは思えなかった。
と言うことで八ヶ岳縦走プラス霧ヶ峰は無事終了、私の足が衰えたせいもあるのだろうけど予想よりキツかった。霧ヶ峰なしでも1泊2日は無理だったかもしれない。
あと主要なピークはほぼ登っていた八ヶ岳であったが改めてこうやって縦走してみると、全然しらなかった一面が随所に見れた。日頃「八ヶ岳はねー、」って分かったように喋っているが実はほんの一部しか知らない。
あと当たり前だが八ヶ岳連峰のど真ん中に赤線がどーんと入った、しかも霧ヶ峰から。実はこれが一番嬉しかったりするのでした(^.^)
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