【夜行日帰り】甲斐駒ヶ岳-早川尾根-鳳凰三山


- GPS
- 15:19
- 距離
- 51.0km
- 登り
- 4,825m
- 下り
- 4,164m
コースタイム
- 山行
- 11:35
- 休憩
- 3:11
- 合計
- 14:46
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ゴール 夜叉神登山口 |
コース状況/ 危険箇所等 |
長坂駅〜竹宇駒ヶ岳神社 ロード。夜間はライト必須。 【甲斐駒ヶ岳】 竹宇駒ヶ岳神社〜刃渡り 危険箇所なし 刃渡り〜五合目 刃渡りのみ転落注意 五合目〜山頂 ハシゴ、鎖場 転落注意 【早川尾根】 急登、急傾斜の下り多数、転倒注意。 【鳳凰山〜夜叉神峠登山口】 危険個所はないものの、苺平以降、浮石多め、転倒注意。 |
その他周辺情報 | 夜叉神ヒュッテ 日帰り入浴700円 (入浴後に冷たいお茶、プラム(貴陽)のサービス!) |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
写真と動画は改めてアップします。
仕事終わりからの夜行日帰り企画。
3連休の日・月は悪天候予報のため、土曜を1日使うコースに設定。
2年前断念した甲斐駒から夜叉神に抜けるコースに。
ということで、金曜の仕事終わりで一旦帰宅し、電車を乗り継ぎ長坂駅へ。
2年前の山行と同じく満月で明るく、幸先の良いスタートとなりました。
登山口まで11km。まずは6km先のコンビニで補給。
さらに道の駅はくしゅうで南アルプスの天然水を補給。
尾白川渓谷駐車場はキャンプ利用者もいるため、そこそこ埋まっていました。
【竹宇駒ヶ岳神社〜黒戸尾根〜甲斐駒ヶ岳】
神社脇の吊り橋を渡り、登山開始。標高770m。
最初は緩やかに登る。
3合目の標高1940mを過ぎると刃渡り。
この先の階段・ハシゴ・岩場に比べると普通の岩場。これくらいだと楽しい。
またすれ違った方もレベルが高く、FUJI100完走された方だったり、静岡の畑薙まで行くという猛者も。
4合目〜5合目は黒戸山のトラバースとほぼ下り。
5合目からは本格的な登り。いよいよ日本三大急登の本領発揮。
七丈小屋前の水場(100円)で水を補給し、トイレ(200円)を利用。
七丈小屋以降、垂直の鎖場あり。
途中から猛烈な眠気に襲われ続け、ペースダウンしたものの
9合目で燃えるような朝焼け、山頂で御来光を迎えた。
恐ろしく風が冷たいものの、見事な眺望。
冷えないようにウィンドシェルを羽織り、小休憩。
【甲斐駒ヶ岳〜早川尾根〜赤抜沢ノ頭】
まずは駒津峰へ向けて急傾斜のザレ場を標高200mほど下る。
六方石からのルートと合流した後は岩場の通過で標高50mの登り返し。
駒津峰から仙水峠は標高差500mの下り。
かなりの急傾斜のため、足の疲労も大きい。
仙水峠に近づくとすれ違いも増える。仙水峠で一息ついて、栗沢山へ。
ここからはほとんど人とすれ違わない、静かな山行。
ただ、標高差500m下ったあと、強烈な標高差450mの登り返し。
ところどころ振り返ると、稼いだ高度を感じられるのがよかった。
山に対峙している時間を味わいながら、進めるのが楽しい。
ただ、午後から天気が崩れる恐れもあり、全然ピークに着かないので、若干焦る。
栗沢山からは甲斐駒ヶ岳の堂々たる山容を拝むとともに、
これから向かうアサヨ峰越しに鳳凰三山を見ると、まだまだ先が長いことを実感。
アサヨ峰は栗沢山から900mしかない割に、歩きにくい岩場が連続し、
予定以上に時間を要した。また、岩でひざをぶつけたり、少しずつ傷だらけに。
アサヨ峰からの鳳凰三山方面の尾根筋の山容はなかなか素晴らしかった。
残念ながら甲斐駒ヶ岳、北岳方面は雲に覆われてきており、この先が案じられた。
アサヨ峰から広河原峠までは樹林帯に。
相変わらず傾斜はきつく、歩きにくい箇所が連続。なかなか距離も進まず。
早川尾根小屋の水場で水を補給し、休憩。
早川尾根小屋前後から歩きやすい箇所が増え、広河原峠まで快適な下り。
広河原から赤薙沢ノ頭まで標高差200mの登りだが、そんなに苦に感じず。
赤薙沢ノ頭から白鳳峠はすぐだった。
ただ、白鳳峠から高嶺までの標高差300mの登りはしつこく、
後半岩場の急登でかなり消耗。
また、高嶺からの下りで足首を負傷した方が救助要請をされていた。
(ほかの方も付き添っていらっしゃったので挨拶だけして失礼しました)
自分も疲労した状態であり、人のことは言えないので、気を引き締めて進む。
高嶺で休憩。だいぶ雲が出てきてしまい、北岳・甲斐駒ヶ岳は早くも営業終了。
目の前には地蔵ヶ岳のオベリスク。
いよいよ鳳凰三山まで来た、と実感。
高嶺から赤抜沢ノ頭まで目の前に見えつつも
登り返しがしつこく、意外と時間かかった。
【赤抜沢ノ頭〜鳳凰三山〜夜叉神峠登山口】
赤抜沢ノ頭からの地蔵ヶ岳もいい。せっかくなので、地蔵ヶ岳の標識まで行く。
甲斐駒ヶ岳と鳳凰三山は花崗岩から成り、特異な景観を織りなしている。
地蔵ヶ岳から観音岳(鳳凰山)は登り返しが200m。
岩場の通過は、段差が大きい箇所もあり、息が切れる。
山頂に到着する頃にはガスでおおわれてしまい、景色も荒涼としたものに。
標識だけ撮って、薬師岳へ。若干の登り返しがあるものの、ほぼ下りで歩きやすい。
薬師岳もガスで覆われていたので、通過。
水分が心配だったので、薬師岳小屋で麦茶を購入し、砂払岳へ。
ここが一番砂がひときわ青く、美しい。
ここから夜叉神峠登山口まで10km弱、標高差1300mの樹林帯の長い下り。
これまでのルートからすると易しい。
走れる箇所多めだけど、疲労が強く、歩きメイン。
南御室南小屋前の水場で水を補給させていただき、
無事に夜叉神峠登山口に下りてきました。
バスの時間までしばらくあったので、
目の前の夜叉神ヒュッテさんの日帰り入浴で汗を流し、バスで甲府まで。
(バスもギリギリ座れた)
個人的には体調は悪くはなかったものの、眠気が取れず、
心拍数が上げられず苦しい展開でしたが、
山にどっぷり浸かるいい一日になりました。
ありがとうございました。
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