新穂高から大喰岳・中岳・南岳 標高3000メートルの稜線縦走 大キレットは雨で撤退



- GPS
- 26:01
- 距離
- 39.2km
- 登り
- 2,464m
- 下り
- 2,046m
コースタイム
- 山行
- 5:15
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 5:37
- 山行
- 8:03
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 9:21
- 山行
- 7:44
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 8:42
- 山行
- 1:51
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 2:05
天候 | 8/8 晴れ 8/9曇り後晴れ後曇り 風が強く寒い 8/10雨強風から次第に強雨強風 8/11雨時々曇り(時々明るくなったりザーッと降る変わりやすいお天気) |
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過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
新穂高登山指導センターまでタクシー利用 約9,000円 上高地ーあかんだな駐車場 バス1,500円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
槍平小屋まではなだらか。 途中、渡渉点が4箇所程。 滝谷以外は、普段は涸れ沢で石がゴロゴロ。 う量が多くなれば一気に水が出る。 千丈分岐から飛騨乗越までは、森林限界を越え展望が開ける。 ザレ気味ではあるものの、危険箇所は無い。 中岳山頂直下には2連梯子や岩場があるので注意。 中岳からの下りは大きめの岩がゴロゴロしている所があるので足元注意。 南岳までの稜線は、急な所はありませんが、多少岩場のトラバースなどもあります。 天狗原への分岐は、中岳側からは立派な標識が立っていますが、南岳小屋側からは、小さめの木の目印があるので、こちら側から行く場合は見落とし注意。 天狗原への下降点から割とすぐ急な鎖場が続きます。 その後、梯子があります。 梯子を降り終わったら、梯子を背に左へ。 右へ行ってしまう間違いが多いらしく、目立つ×印が付いているので見落とし中雨。 天狗原、氷河公園、天狗池付近は、大きな岩がゴロゴロしています。 目印が見づらいところもあり、広いので、慎重に目印を追う。 槍沢ルートに合流してからはお馴染みの道で、わかりやすく整備されていますが、雨量が増えると、道が沢のようになり、複数ある渡渉点も水量が増すので危険度が上がります。 明神からの左岸は通行止め。 右岸の岳沢湿原付近の木道横に熊が。 少し前を歩かれていた方が急に立ち止まって戻ってこられ、熊がいると。 茂みを見ると熊が一頭いました。 静かにその場を離れ、後続の方にも知らせて皆で車両用の道へ迂回。 熊はこちらに気付いておらず、事なきを得ました。 河童橋手前で、遊歩道へ向かう方々にも熊目撃を知らせて、上高地のセンターの方にも知らせました。 先行の方が知らせて下さっており、係員の方が対応に向かわれたとのこと。 事故がおきませんように。 |
予約できる山小屋 |
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写真
感想
2泊3日で、大喰岳から南岳の標高3000メートル峰の縦走と、大キレット挑戦の計画でした。
出発直前では、大キレットアタック日のお天気は曇り後、昼頃から雨の予報だったので、南岳小屋まで行き、当日を待ちましたが、早朝から雨。
大キレットは断念しました。
槍沢ルートへエスケープ。
西側からの風が強く、体が押されて進めない程の風と雨では稜線を進むのは危険と判断して、天狗原へ下降して槍沢ルートへ合流することに。
このルートも鎖場や梯子などの危険箇所があるため、慎重に進みました。
槍沢ルートも雨の影響で様相が一変し、登山道には沢のように水が出て、渡渉点も水量と勢いが増していました。
仲間と協力し合い、無事に下山できたことに感謝します。
予報の想定以上の雨が降り、県道上高地線が閉鎖という事態となり、先行きが不透明でしたが、徳沢園の方が詳しい情報を下さりました。
上高地に居る約2000人の観光客を輸送するためのバスが準備され、県と交渉中とのことで、まだ決定は出ていませんが、上高地バスターミナルに向かうようにとのことでした。
山の日の連休で多くの方が上高地に滞在しており、どうなることかと思いました。
バスターミナルに近づくと、雨が小降りになり、11時から13時の2時間限定でバスを動かす許可がおりたというアナウンスがあり、大きな混乱も無く、無事にバスに乗ることができました。
ご尽力下さった皆様、バスターミナルでも、わかりやすく誘導くださった皆様に感謝します。
暴風雨や熊との遭遇など、自然の脅威に接して、登山という形で自然の中に深く入る者として、一層の注意と備えをしなければならないと、身の引き締まる山行となりました。
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