針ノ木サーキット+蓮華岳


- GPS
- 13:05
- 距離
- 25.6km
- 登り
- 2,397m
- 下り
- 2,402m
コースタイム
- 山行
- 10:40
- 休憩
- 2:26
- 合計
- 13:06
天候 | 14時頃まで快晴、その後晴れ時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
柏原新道近くの無料駐車スペースも下山時16時でも7割ほど駐車していた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
扇沢〜針ノ木雪渓:雪渓までは傾斜の緩い、割とゆったりとした樹林帯歩き。一部道が沢状に水が流れているので防水靴の方が良い。 針ノ木雪渓〜針ノ木峠:針ノ木雪渓は崩壊して通行不可なのでアイゼン不要。高巻き道が整備されているのでこちらを歩きます。高巻きコースは一気に傾斜がきつくなり体力を奪われる。一部鎖場在り、ザレ、ガレの急登、飛び石伝いに渡れる程度の渡渉が数回 針ノ木峠〜蓮華岳:灌木の樹林帯の急登を抜けると、ザレ場ながら傾斜は緩い天国の稜線歩き。コマクサはまだ咲き残っていました。 針ノ木峠〜針ノ木岳:雪渓と同程度の急登を乗り越えると、またしても素晴らしい景色の山頂。 針ノ木岳〜スバリ岳:針ノ木岳の下りは岩稜帯と言ってもいいくらいの岩だらけの急傾斜。ガレ場も多くスリップには注意が必要。登り返しがまた急登で足に応える。 スバリ岳〜新越山荘:傾斜は少し緩くなるが、アップダウンを繰り返す縦走路。赤沢岳〜鳴沢岳の区間はハイマツの藪が深く道を覆い隠している部分もあるが背丈を越える藪ではないので注意して歩けば道はしっかり分かる程度。 部分的に崩壊地のすぐそばを歩く狭い稜線も有るのですれ違いには注意が必要。基本的に東側は切れ落ちているので落ちるなら西側へ。 鳴沢岳山頂直下の岩場は登りでも下りでもペンキマーク、踏み跡が薄くコースが分かりにくいので慎重に進まないとガレ場の岩とともに滑落するかも? 新越山荘〜種池山荘:近くに見えるのになかなか近づかない種池山荘に向けて緩いアップダウンを繰り返す。種池山荘直前は樹林帯に入り、ずっと森林限界超えの爽快稜線のサーキットコースの終わりを感じる。 柏原新道:よく整備された傾斜の緩い歩きやすいコース。ほとんどの区間で石畳状になっており、しかもその石がしっかり固定されているため歩きやすい。登山道から市営駐車場までは車道を歩くので車の通行に注意。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ダウンジャケット薄手
ズボン
靴下
手袋
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
笛
ファーストエイドキット
エマージェンシーシート
コンパス
ナイフ
保険証
携帯
モバイルバッテリー
タオル
カメラ
ヘッドライト
予備電池
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感想
お盆シーズンも終わって駐車場争奪戦も解消。
天気予報は夏山なのに夕方まで雷雨の恐れがない最高の天気。何処の山に行こうか悩ましい。
笠ヶ岳リベンジ?鹿島槍?ワンデイ槍ヶ岳?、どれも行きたいが、針ノ木雪渓が秋道に切り替わったのでアイゼンピッケルを持って行かなくても良い今こそ、長丁場の針ノ木サーキットにチャレンジすることに決定!
3時過ぎに着いた無料市営駐車場は予想外に結構な数の駐車量で驚いた。皆お盆が終わるのを待ち構えていたのだろうか?
まだ真っ暗な中を体力温存のダブルストック+ヘッデンスタートで針ノ木雪渓へ向かうと、標高はそれほど高くないのに、結構涼しい風が吹き下ろしてきて、動いていないと肌寒いほどの気温。フリースを忘れてきたので稜線は寒いだろうかと心配になるくらいだった。
急登も滝汗を流すことも無く快適に針ノ木峠に上り詰めると、目の前に広がるのは北アルプスの全てどころか、どこまでも見渡せる最高の景色。
稜線の風は弱く、快適そのもの。時間も少し巻いていたので行くかどうか迷っていた針ノ木サーキットのオプション蓮華岳もアタックする。
針ノ木峠から蓮華岳は思っていたより遠かったが、そんなことが気にならないほどの早朝の絶景稜線を堪能。少し時季外れだが噂の山頂付近の砂礫地帯のコマクサは結構咲き残っており、これまた大満喫。
予定より大幅に長く滞在してしまった。
針ノ木小屋でバッジをゲットして、ここからが本番のサーキット周回へ向かうも針ノ木岳ではまたしても絶景を堪能して長居してしまった。
スバリ岳の先からの、目の前に延びるめくるめく素晴らしい稜線は見ると歩くでは大違い。稜線歩きあるあるで思った以上にアップダウンが激しく、ところどころ危険個所もあり、ガッツリ脚力を削られながらも360°に大展望に囲まれたままの稜線歩きは、大満足の縦走だった。
やっとたどり着いた種池山荘のピザは魅力的だったが、残念ながらこの時点で予定時間から1時間以上大きく遅れており、食べ損ねたのは少し心残り。
柏原新道の下りは歩きやすくスピードが稼げるものの、樹林帯を標高を下げていくのはさすがに暑く、今回の山行でここだけが汗だくになり、疲れも相まって一番つらかった。
それでも何とか日帰りで針ノ木サーキットを回り切りきつかったが充実した夏休みの前哨戦となった。
来週の夏休みはどこに行こうか、欲望と悩みは尽きない。。。
P.S.
針ノ木サーキットの上から黒四ダムの観光放水が見られるかも?と期待していた私はアホでした。縦走路からはロープウェイと黒部ダムの堤体の一部は見えるものの立派なアーチの全体は見えませんでした。残念
今週末に針ノ木サーキットを検討しているのですが、針ノ木雪渓上の「最終水場」について教えて頂きたいです。
水場の水量は、どの様な感じだったでしょうか?
また、針ノ木小屋では水を補給することは出来ない状況でしたでしょうか?
お手数ですが、ご回答して頂けたら嬉しいです。
宜しくお願い致します!
水量は豊富でした。
今週も雨が降っているので、枯れてはいないと思います。
最上流なので綺麗ではありますが、気になる方は浄水フィルターなどで濾過してもいいですが、小屋では同じ水をそのまま提供しているので大丈夫だと思います。
針ノ木山荘ではポンプ故障により水の提供ができないと張り紙が有りましたが、もう修理してあるかもしれないので電話で確認してみてください。
先週は小屋の水は最終水場からポリタンクで担ぎ上げていたそうです。
仰る通り、小屋に確認してみます。
早速のご回答ありがとうございました!
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