上高地〜中房温泉 表銀座をブラブラと


- GPS
- 15:53
- 距離
- 36.3km
- 登り
- 2,352m
- 下り
- 2,405m
コースタイム
- 山行
- 19:34
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 20:48
- 山行
- 6:15
- 休憩
- 1:59
- 合計
- 8:14
天候 | 23日 晴れ 24日 晴れ 両日ともに天気は良かった。 高山の天気らしく午後には雲がかかってきた。 夜中は霧。 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
120台 早朝6時頃であと少しで満車になりそうな感じでした。 駐車場に自分の車デポし、そこから妻に沢渡まで送ってもらう。 <行き> 沢渡バスターミナル〜上高地 バス片道 1500円 往復 2800円 バス待ち行列はこの時期必ずあるので時間に余裕を持った計画が必要。 7時頃バスターミナルに着いたがバスに乗れたのは8時過ぎ。 結局上高地出発が9時近くなってしまった。 <帰り> 中房温泉〜穂高駅 送迎バス1500円 ソロでマイカー利用の場合いろいろと方法を考える必要があるが、複数名なら普通に車を登山口と下山口に置けばよいし、北アルプスのように利便性の良いところは公共であればそれほど問題ない。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<上高地〜ヒュッテ西岳> 上高地から槍沢ロッジまではひたすら平行移動。 小梨平、明神、徳沢、横尾、と立派な小屋やキャンプ場が順番に現れるのでポイントポイントで休憩や補給はできる。 ただ、この区間が単純に長い。 横尾から少しずつ登山道っぽい雰囲気になるがまだまだ水平移動に近い。 少しだけ登り始めたと思った頃に槍沢ロッジ。 槍沢大曲から水俣乗越へ上がるものだと思っていたが、乗越沢から登り感じになっている。ちょうど休憩している方が取り付きをふさぐような形で休んでいたため標識を見ていたにも関わらず気づかず通過してしまった。取り付きは草も生えており、入り口が細いので間違わないように。 水俣乗越までは急登。 水俣乗越から先は岩場や梯子、鎖場などが出てくるが危険個所というようなところは無く問題なく歩ける。 <ヒュッテ西岳〜赤沢山> テント場の一番奥からハイマツの藪の中をコルまで下って赤沢山の尾根を登り返す。 足元は道があるが、ハイマツに覆われているのでこういうところに慣れていない方にはわかりにくいかもしれないが、ちゃんと見ればルートは分かると思う。 テープやお助けロープが付いている。 個人的にルーファイで注意するところはテン場から下って行って木の根にピンクテープがいっぱいついてるところで進路を変えるところと、赤沢山から戻る際、急な下っりで岩にぶつかるところ。 そのまま左下に向かうような踏み跡があるが×岩を巻くように進んでから下るのが〇 登りでここは間違えそうだと目星をつけておいたので間違えずに済んだ。 稜線に出たら足元のハイマツはうるさいがルートはよくわかると思う。 <ヒュッテ西岳〜燕山荘〜中房温泉> 言わずと知れた表銀座縦走路。 総じてよく整備されており歩きやすい。 西岳から大天荘までは稜線歩きと小ピークを巻くようにつけられた道。 途中赤岩岳へ寄る場合の登りが距離こそ短いが激登り。 取り付きがわかりにくく、道は細く、足元は滑る土、手掛かりも少ない。 西岳側からだと赤岩岳山頂→の道標まで行ったら行き過ぎ。 案内は無いのでこの辺かな?と目星をつけて取り付きを探すしかない。 大天荘までは巻き道を進むのでビックリ平から少し下るように折れて巻き道を進んでゆく。 大天ヒュッテからは大天井岳へ登るなら常念方面に進んで大天荘経由で進むか、大天井岳を巻いて槍、大天井、常念分岐から戻るような形で登る。 大天井は標高も高く、登りがそこそこ急で息が切れる。自分は初めてじゃないので今回は山頂には寄らず巻いた。 喜作レリーフから先は燕岳への稜線歩き。 アップダウンは多少息が切れるが晴れていれば気持ちいい稜線歩き。 燕山荘からは合戦尾根で中房温泉まで。 三大急登と言われているがよく整備されていて非常に歩きやすいバイパス道路。 ただし人が多い為、離合不可のところでは渋滞が発生しやすい。 途中、合戦小屋、第一、二、三ベンチ等休憩ポイントもいくつかある。 |
その他周辺情報 | 中房登山口に温泉、少し歩いて有明荘。 今回はバス出発の時間まであまり余裕が無かったので温泉には寄れず。 帰り道で適当な温浴施設に寄って汗を流した。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
テント
テントマット
シェラフ
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備考 | 今回は補給できるところがたくさんあったので水は少なめ。 手持ちのペットボトル600mlを飲み切ったら水場、小屋等どこかで補充。 ザックの中には1Lの水とゼリーを一日一つ+予備。 |
感想
少し前に歩こうと思っていたけど天候不良で頓挫したルートを妻の協力が得られたので歩きに行ってきました。
車二台で自宅を出発。
下山口の中房温泉(前日の夜の時点で満車だったので穂高駅の登山者Pに変更)に車を停めて、そこから妻に沢渡まで送ってもらい上高地〜中房温泉へ。
北アルプス南部の主要なピークのうち登っていないのが赤沢山、西岳、赤岩岳、樅沢岳(あと硫黄山かな)。新穂高Inで全部一気に歩きたかったけど土日だと自分の足では小屋泊とかにしないとちょっと厳しい。
樅沢岳はいつでも日帰りできるので残りの三つのピークと表銀座を通して歩いていないのでこのルートに決めました。
テントを担いでのんびり一泊コースです。
<DAY1>
まず穂高のPが朝6時でギリギリ。
そして沢渡から上高地行きのバスが一時間半近く待ったかな?
予定よりもだいぶ遅い出発。
ヒュッテ西岳までなので時間的には問題ないけど9時スタートだとほぼ涼しい時間が無いのが痛い。
退屈な槍沢までの水平移動を終え、小屋で昼食。
夏山では暑くて食が細くなるので食えるうちに美味しいものを食っておこうという算段。カレーとっても美味しくいただきました。
で、ここからが山登りの始まり。
水俣乗越までの道が思ってたとこと違ってちょっと引き返す感じになっちゃったけどまぁそこはご愛敬。
これまで多くの方が歩いていた登山道とはうって変わって静かな登山道。
よく整備はされているけど明らかに歩いてる人が少ない雰囲気。
実際、水俣乗越で後続の方に会ったのと西岳直下で一名スライドしたのみ。
猿が崖の上を移動して石をバンバン落としてきたのでちょっと怖かった。
ヒュッテ西岳に到着
受付を済ませテントを設営。
テン場のロケーションは良く槍穂と常念山脈の中間なので360°素晴らしい眺め。
予約なしでも問題ないのはありがたいですね。
遅い昼食のおかげでお腹があまり空いてないので一息ついたら赤沢山へ。
ハイマツの藪が割とうるさく面倒だったので翌日に残さずこの日に行っておいて良かったかな。
テン場に戻って食事とって、小屋で買ったビール飲んで暗くなったらすぐ就寝
<DAY2>
夜中の2時頃に目が覚める。
普段ならもうひと眠りというところだけどテントの結露が酷い。
幕に触れようものなら水が垂れてくるぐらいなので内側から全体を拭いて換気して・・・なんてやってるうちに眠気が飛んでしまったので早いけど荷造り開始。
霧が立ち込めてたけど次第に晴れてきて満天の星空。
濡れたテントも片付け、荷物を纏め、出発の準備。そうこうしてるうちに早起きの方が少しずつ動き始めたのでもう煮炊きしても迷惑じゃないかなと朝食を作ってコーヒータイム。
四時前には小屋脇に荷物をデポして西岳へ。
山頂は貸し切り。
槍穂やお隣常念、これから向かう大天井、奥には北アルプス最深部の眺めが綺麗。
明るくなり始めるころまで楽しんで後続の方が登ってくると同時に下山。
小屋の方も朝の支度を始めたようなので水を分けてもらい、トイレを済ませて出発。
大天井まで向かう間にまずは赤岩岳へ。
取り付きがわかりにくく少し行きすぎちゃったけどだいたいのポイントがわかったので荷物をデポして取り付く。
ほんのちょっとの距離だけどメッチャ急。
足元もズルズル滑る。
ちょうど同じタイミングで登った方と軽くご挨拶を交わし山頂で景色を堪能。
再び縦走路へ。
大天井ヒュッテでザックのカバーを外し、足元も半スボンにチェンジ。準備万端。
大天井岳は登りがきついし、初めてではないのでスルー。
喜作さんのレリーフを拝み、気持ちいい縦走路を進みます。しかし、久々のテント装備が思った以上に負担でちょっとの登り返しがキツイ。
以前はヘビー&ファストなんて言いながら歩いてたけど怪我以来軟弱になっちゃった。
鍛え直さなきゃだな。
燕山荘でビール飲んで、のんびり下った後温泉入ってからバスに乗って帰る予定だったけど今なら12時台のバスに乗れるじゃん。
一息ついてすぐに下山開始。
合戦尾根は言わずと知れた快適尾根。
良く整備されたバイパス。
あっという間に合戦小屋に到着。
バスの時間もこのペースで行けば余裕がありそうだから名物のスイカ🍉を堪能。
さぁ後は一気に下るぞ…
と、思いきや渋滞にハマる。
元々離合が難しいところが多いんだけど、団体さんが何組みも登ってくるし、大人数のグループが詰まって一向に進まなかったり…,。
自分と同じようにバスの時間を気にしてた方達は焦ってる様子。
しばらくは仕方なく渋滞にハマってる方々とバスの時間ヤバそうですねなんて言いながら停まってたけどいよいよ本気でヤバそうになったのでベンチのところでダッシュで追い抜いて一気に下りました。
お風呂に入って汗を流す時間はなかったけど、汚れを落としてソフトクリーム食うぐらいの余裕はありました。
バスに揺られて穂高駅まで。
駐車場に戻って寝袋やテントを乾かして終了。
2日間良いお天気で気持ち良く歩けました。
昔程とは言わないけど、もうちょっと重荷にも耐えられる身体を作らないとだな。
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