南アルプス 大井川東俣池ノ沢〜本流〜乗越沢〜熊の平小屋〜西農鳥岳


- GPS
- 25:59
- 距離
- 39.5km
- 登り
- 3,643m
- 下り
- 3,648m
コースタイム
- 山行
- 9:39
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 10:27
- 山行
- 9:11
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 9:33
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 奈良田温泉女帝の湯 |
写真
感想
【8/23】
奈良田を5時半に出発。朝から調子が上がらなくて吐きそうだ。しかしながら、宇都宮から南アまで遠征してきて帰りたくはないので、調子が悪いなりにコツコツ標高を稼いでいく。1時間に300mずつ標高を上げる作戦で何とか13時半に大門沢下降点まで到達。さすがにしんどいが、積雲がもくもく湧いているので先を急ぐ。広河内岳では雷鳥の親子がお出迎えしてくれた。
さて、広河内岳から池ノ沢に下ろうとするも、100m先にデカい熊さんがのそのそ歩いていて困る。幸運なことにこちらに気づいて逃げていったが、怖いのでホイッスルを吹きまくりながら沢を下った。水は2450mくらいから出てくる。
広河内岳から400mほど下り池ノ沢池が広がった時は、その美しさに素直に感動してしまった。「南アルプスの真珠」の名に間違いは無い。池の畔にテントを張って独り占め。結局この日は雨は降らなかった。
【8/24】
熊の平小屋を目指す。7年前、大学1年生の頃に1ヶ月だけアルバイトで働かせてもらった小屋だ。
暗いうちから池ノ沢を下る。倒木で旧道が荒れ放題、みたいな記録もチラッと見たが、登山道ではなく沢下降だと思えば普通に快適だ。基本的に沢沿いを下れば問題ない。池ノ沢の向こうに見える塩見岳が近くなってくると東俣の出合は近い。飛び出した東俣の出合は広い河原になっていた。
悠然と泳ぐ尺イワナを何匹も見ながら遡行していく。午後から雷雨予報なので急ぎ気味に進む。基本的には容易な河原歩きで、時たま渡渉を交える。滝ノ沢の出合で小休止とする。ここは東俣源流部で唯一登攀的な支流だ。轟々と音を立てる魚止の滝は右岸から巻く。最後は乗越沢をよじ登って熊の平小屋へ。
連絡もしないでひょっこり現れたというのに、小屋番さんがとても歓迎してくれた。「大人になったね〜」との事だ。7年も経てばそりゃそうか。昼食と夕飯の賄いまで一緒にいただいてしまった。思い出話に話が弾んだ。僕も少しばかり小屋のお仕事をお手伝いさせていただいた。夜は雷雨になった。
【8/25】
3時に熊の平小屋を出る。三国平から農鳥小屋までの農鳥水平道はお気に入りの道だ。大井川源流のカールのど真ん中を横切っていく。農鳥水平道を進んで白峰三山の稜線に立つと、西に虹が架かった。
大門沢下降点で熊の平の小屋番さんが持たせてくれたおにぎりを頬張って一気に下る。途中、大学のワンゲルのレジェンドOBであるF氏に出会い、挨拶を交わした。大門沢小屋で水を補給し、無心で下って奈良田へ。相変わらず最後の林道がキツかった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する