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Yamareco

記録ID: 1902378
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

雨天ナイトハイク山行!赤岳鎖場フルコース(県界尾根→真教寺尾根)

2019年06月22日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
Jinbei その他1人
GPS
10:59
距離
12.4km
登り
1,342m
下り
1,340m

コースタイム

日帰り
山行
9:52
休憩
1:03
合計
10:55
距離 12.4km 登り 1,342m 下り 1,342m
3:49
3:51
5
5:25
5:27
122
7:29
7:40
6
7:46
8:08
4
8:12
3
8:15
8:29
134
10:43
13
10:56
10:57
56
12:11
12:14
4
12:18
20
天候 雨のち曇り
過去天気図(気象庁) 2019年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
●サンメドウズスキー場近くのチェーン脱着スペース
(深夜2時車なし。戻ってきた時に他1台)

●トイレ:真教寺尾根・県界尾根を登ると一番近いのは赤岳頂上山荘
(美し森駐車場には24H使えるトイレ有)
コース状況/
危険箇所等
●県界尾根登山口〜小天狗
前半約1時間はなだらかな登りのち小天狗まではは急登。

●小天狗〜大天狗
比較的なだらかな道が続いた後、大天狗に向けまた急登。

●大天狗〜赤岳山頂
大天狗からしばらく進むとハシゴ・クサリの連続。三点支持で落ち着いて登れば問題ないと思います。但し雨など天候不良の時は要注意。

●赤岳山頂〜真教寺尾根核心部
 樹林帯にはいる直前までクサリ・ハシゴの連続。岩のホールドもしっかりしていますが、悪天候時は岩が滑るだけでなく、落石の危険も大きくなるので細心の注意を!

●扇山〜牛首山〜賽の河原
 ゆるやかなアップダウンを繰り返しながら樹林帯の中を進みます。
その他周辺情報 ●下山後の食事
サンメドウズ清里スキー場のバイキング
http://www.sunmeadows.co.jp/
雨降りです。深夜の森へ入ります。これからの夏山縦走を想定してナイトハイク&雨天山行のトレーニングと割り切り入山します。
雨降りです。深夜の森へ入ります。これからの夏山縦走を想定してナイトハイク&雨天山行のトレーニングと割り切り入山します。
今回は月明りもなく完全な暗闇です。ライトがないと何も見えません。
今回は月明りもなく完全な暗闇です。ライトがないと何も見えません。
出発して4分。登山道に沢水が流れており水深2cm幅5mくらいの渡渉です。
出発して4分。登山道に沢水が流れており水深2cm幅5mくらいの渡渉です。
真夜中のシロバナヘビイチゴ
真夜中のシロバナヘビイチゴ
真夜中のマムシグサ
真夜中のマムシグサ
真教寺尾根との分岐点です。
真教寺尾根との分岐点です。
真夜中のシロバナヘビイチゴ
真夜中のシロバナヘビイチゴ
登山道入り口に到着!
登山道入り口に到着!
ごつごつした岩が転がる急斜面を登ります
ごつごつした岩が転がる急斜面を登ります
真夜中のキバナノコマノツメ
真夜中のキバナノコマノツメ
急斜面を登り小天狗に到着しました!
急斜面を登り小天狗に到着しました!
雨降りで明るくなるのが遅いですが空が白んできました。
雨降りで明るくなるのが遅いですが空が白んできました。
新芽が明るい黄緑色に輝いています。
新芽が明るい黄緑色に輝いています。
ミツバオウレン
V字に削れた登山道を登ります。
V字に削れた登山道を登ります。
雨と風で体感温度がとても低いです。天候悪化により撤退もふまえて検討。
雨と風で体感温度がとても低いです。天候悪化により撤退もふまえて検討。
雨が小雨になり、体を温めるために無理やり栄養補給。ダウンをカッパの下に着こみます。
雨が小雨になり、体を温めるために無理やり栄養補給。ダウンをカッパの下に着こみます。
イワカガミ
ミツバオウレン
ミツバオウレン
ガスで視界が悪いですが霧の森は神秘的で美しいです(その1)。
ガスで視界が悪いですが霧の森は神秘的で美しいです(その1)。
大天狗に到着!
残雪があります。踏むと氷のように固くなってました。
残雪があります。踏むと氷のように固くなってました。
残雪。念のためアイゼンは持ってきましたが、コース全体を通じて使用するところはありませんでした。
残雪。念のためアイゼンは持ってきましたが、コース全体を通じて使用するところはありませんでした。
霧の森は神秘的で美しいです(その2)。
霧の森は神秘的で美しいです(その2)。
霧の森は神秘的で美しいです(その3)。森ってガスが出ている時の方が趣があるような気がする。
霧の森は神秘的で美しいです(その3)。森ってガスが出ている時の方が趣があるような気がする。
ヒメイチゲのつぼみ
ヒメイチゲのつぼみ
県界尾根の核心部に到着。ここからずっと岩壁、鎖の連続です。まずは鎖の横ばいです。
県界尾根の核心部に到着。ここからずっと岩壁、鎖の連続です。まずは鎖の横ばいです。
鎖を頼りに岩壁を登ります。
鎖を頼りに岩壁を登ります。
ヤツガタケキスミレ
ヤツガタケキスミレ
稜線は風も強く気温も低いです。この写真の後、6℃まで冷え込みました。
稜線は風も強く気温も低いです。この写真の後、6℃まで冷え込みました。
ガンコウランのつぼみ
ガンコウランのつぼみ
鎖を頼りに岩壁を登ります。鎖が濡れて冷たいです。
鎖を頼りに岩壁を登ります。鎖が濡れて冷たいです。
コケモモのつぼみ
コケモモのつぼみ
県界尾根はとても長いはしごがあります。
県界尾根はとても長いはしごがあります。
まだまだ鎖でよじ登ります。
まだまだ鎖でよじ登ります。
イワウメ。コースを通じて今が見ごろでした。
イワウメ。コースを通じて今が見ごろでした。
ミヤマタネツケバナ。水滴のついた花が美しいです。
ミヤマタネツケバナ。水滴のついた花が美しいです。
キバナシャクナゲ。今年は鈴鹿方面がダメだったので、ここで見られて嬉しかった〜。
キバナシャクナゲ。今年は鈴鹿方面がダメだったので、ここで見られて嬉しかった〜。
狛犬かスフィンクスのような岩です。
1
狛犬かスフィンクスのような岩です。
コメバツガザクラ
コメバツガザクラ
キバナシャクナゲ
キバナシャクナゲ
イワヒゲ
キバナシャクナゲ
キバナシャクナゲ
イワヒゲ
頂上直下の鎖場
見えました!赤岳頂上山荘!
見えました!赤岳頂上山荘!
赤岳頂上山荘に到着!
赤岳頂上山荘に到着!
ミヤマキンバイ
赤岳北峰に到着!
赤岳北峰に到着!
赤岳頂上に移動します。
赤岳頂上に移動します。
ミヤマキンバイ
ミヤマキンバイ。今が真っ盛り。
ミヤマキンバイ。今が真っ盛り。
赤岳頂上に到着!風も強くとても寒いです!
赤岳頂上に到着!風も強くとても寒いです!
ミネズオウ
ミネズオウ
はしごを下ります。
はしごを下ります。
まずは竜頭峰に向かい頂上の岩稜帯を移動します。
まずは竜頭峰に向かい頂上の岩稜帯を移動します。
イワベンケイ
チョウノスケソウ。少しいたんでいるけど咲いています。今回、毎年八ヶ岳にこの時期見に来ていたホテイラン、ツクモグサの代わりの目標でした。目標達成!
チョウノスケソウ。少しいたんでいるけど咲いています。今回、毎年八ヶ岳にこの時期見に来ていたホテイラン、ツクモグサの代わりの目標でした。目標達成!
チョウノスケソウ。見ごろはまだまだこれから。
チョウノスケソウ。見ごろはまだまだこれから。
イワベンケイのつぼみ
イワベンケイのつぼみ
振り返るとガスの向こうに赤岳。
振り返るとガスの向こうに赤岳。
イワウメとミヤマキンバイ
イワウメとミヤマキンバイ
竜頭峰に到着!
ミヤマキンバイ
文三郎尾根への鎖場
文三郎尾根への鎖場
鎖場の横ばい
ガスの先の赤岳シルエット
ガスの先の赤岳シルエット
真教寺尾根への入口に到着!
真教寺尾根への入口に到着!
いきなり鎖で急斜面を降下します。
いきなり鎖で急斜面を降下します。
コイワカガミ
ハクサンイチゲ。真教寺尾根で咲き始めています。
ハクサンイチゲ。真教寺尾根で咲き始めています。
イワヒバリ。お久しぶり〜!
イワヒバリ。お久しぶり〜!
ハイマツの松ぼっくり
ハイマツの松ぼっくり
コイワカガミ。赤みが強くキレイに咲いています。
コイワカガミ。赤みが強くキレイに咲いています。
ハクサンイチゲ
ハクサンイチゲ。純白の花が美しい。
ハクサンイチゲ。純白の花が美しい。
ツガザクラ
鎖で急斜面を降下します。県界尾根より鎖場の核心部が長く続きます。
鎖で急斜面を降下します。県界尾根より鎖場の核心部が長く続きます。
ミネザクラ。この時期にお花見できました。
ミネザクラ。この時期にお花見できました。
キバナノコマノツメ
キバナノコマノツメ
少し栄養補給
タネツケバナ
イワカガミ
キバナノコマノツメ
キバナノコマノツメ
霧の森は神秘的で美しいです(その4)。
霧の森は神秘的で美しいです(その4)。
霧の森は神秘的で美しいです(その5)。
霧の森は神秘的で美しいです(その5)。
霧の森は神秘的で美しいです(その6)。
霧の森は神秘的で美しいです(その6)。
(その7)。霧の森がきれいで何枚も森の写真を撮ってしまいました。
(その7)。霧の森がきれいで何枚も森の写真を撮ってしまいました。
牛首山に到着!
オオカメノキ。花はほとんど散っていますが、地面に落ちた花がまた美しい。
オオカメノキ。花はほとんど散っていますが、地面に落ちた花がまた美しい。
マイヅルソウ。元気に咲いています。
マイヅルソウ。元気に咲いています。
ミツバツツジ。ほとんど終わりです。
ミツバツツジ。ほとんど終わりです。
タチツボスミレ
笹藪をこえるともうすぐ。
笹藪をこえるともうすぐ。
賽の河原に到着!
賽の河原に到着!
ウマノアシガタ
サンメドウズ清里スキー場に到着!いつも冬にお世話になってます。
サンメドウズ清里スキー場に到着!いつも冬にお世話になってます。
ヤマガラシ
前回はスキー場を下って歩くことができましたが、この時期は養生のため?立ち入り禁止。仕方なく賽の河原まで戻り登山道で県界尾根登山口をめざします。
前回はスキー場を下って歩くことができましたが、この時期は養生のため?立ち入り禁止。仕方なく賽の河原まで戻り登山道で県界尾根登山口をめざします。
草刈がしっかりとしてあり道は広いです。
草刈がしっかりとしてあり道は広いです。
平地になると緑眩しい森になりました。
平地になると緑眩しい森になりました。
最後渡渉すると県界尾根の登山コースに合流します。
最後渡渉すると県界尾根の登山コースに合流します。
県界尾根と真教寺尾根との登山コース合流ポイント
県界尾根と真教寺尾根との登山コース合流ポイント
エゾノコリンゴかな?
エゾノコリンゴかな?
クリンソウ
クリンソウ
登山道に流れ込んでいる沢の水で登山靴を洗います。
登山道に流れ込んでいる沢の水で登山靴を洗います。
県界尾根登山口に戻ってきました。11時間かかりました。
県界尾根登山口に戻ってきました。11時間かかりました。
登山後はサンメドウズ清里スキー場のバイキングで消費したエネルギー以上の栄養補給(笑)
登山後はサンメドウズ清里スキー場のバイキングで消費したエネルギー以上の栄養補給(笑)
美しの森で高原ソフトクリーム@350円
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美しの森で高原ソフトクリーム@350円

感想

♪雨天ナイトハイク山行!赤岳鎖場フルコース♪

 このところ週末になると雨予報で、もう2週間も山に行けない週末を過ごしている。今週の天気予報も芳しくないが、どうやら天気が崩れるのは昼頃からのようだ。この週末も山に行けないと身体がなまって今後の山行が苦しくなってきてしまうので、ここは多少の雨を覚悟し、昼頃に戻ってくる計画で、毎年恒例の「赤岳」に登ることにした。

 ここ数年、「ホテイランとツクモグサ」を目当てに、美濃戸からの入山だったが、今年は久しぶりに県界尾根を登り真教寺尾根を下ることにした。5年前の9月にも同じルートで登っているが、コースタイムも長めなので今回もナイトハイクで。

 事前の天気予報では夜中は曇りのはずだったのだが、現地に近づくと小雨が降り出す。雨天歩行訓練と割り切り、カッパを着てのスタートとなるが、そういえばナイトハイクで雨って今までほとんどなかったような?それにしてもガスも出て道も分かりづらいし、時折雨脚も強くなったりする。早く薄明が始まらないかな〜。

 本日は夏至なので、4時少し前から明るくなってきたが、ガスのおかげで気持ちの良い夜明けにはならなかったが、それでもナイトハイクをしていて、この薄明からだんだん明るくなってくる時間は実にホッとするひと時。
 なんてホッとしているのもつかの間。県界尾根の核心部クサリ&ハシゴがついに現れた。

 手袋をしているものの雨に濡れたクサリヤハシゴは驚くほど冷たく、手がかじかんでくる。稜線に出てからは風も強くなってきたからなおさらだ。気温は10℃に満たず、下界からは想像もつかないこの冷たさが、夏山といえど標高の高い山の怖さなんだということを実感。ガスの中から赤岳頂上小屋の姿がぼんやり見えた時はホント安心した。

 そして13回目の赤岳山頂は、景色こそ望めなかったが、大好きな赤岳に今年もまた登ることができたという達成感があった。しかし、ここで安心しきってはいけない。下りも手ごわい真教寺尾根が待っている。

 その真教寺尾根、今まで何度も歩いているが、小雨ととガスの今日はいつもより難易度が高かった。岩は滑るし、落石も起こりやすい・・・。
 何とか難所をクリアして樹林帯に入り、少し広くなった場所で長めの休憩。ヘルメットやザックカバーを外したり腹ごしらえをしたり。ここまでほとんど飲まず食わずだったのでさすがにお腹が空いた。
 
 再始動の後、いくつかのアップダウンを経て牛首山を通過し、賽の河原へ出て、サンメドウズのゲレンデを下れば本日終了、のはずだったのだが、サンメドウズのリフト降り場に行ってみると、何と今の時期ゲレンデは通行不可になっていた・・・。
 しかたない、もう一度賽の河原に戻って「大門沢」から戻ることにしよう。実はこの道まだ通ったことがないので楽しんでしまおう。

 歩きやすい道を下って県界尾根との合流点に出て、もと来た道を引き返し、本日の登山無事に終了!今シーズン初めてのナイトハイク&雨ガス&クサリ・ハシゴの連続で、思いのほか身体に疲れが出ている。

 こんな時は美味しいご飯を食べて元気になろう!ということでサンメドウズスキー場のバイキングに行くことにした。

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