朝日連峰（泡滝−大鳥−以東−寒江−大朝日−鳥原−朝日鉱泉）
山形県
arukiya
- GPS
- 56:00
- 距離
- 34.5km
- 登り
- 2,261m
- 下り
- 2,245m
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23日 5:00狐穴小屋−5:20三方境−5:35北寒江山−6:00寒江山−7:10竜門小屋−7:40竜門山−8:35西朝日岳−9:40金玉水−10:00大朝日小屋−10:15大朝日岳−小屋で休憩10:40−（着替え等で20分休憩）−12:00小朝日岳の下の古寺鉱泉分岐−12:20小朝日岳−13:30鳥原山展望台−13:50湿原（古寺鉱泉分岐）−14:00鳥原小屋
24日 4:20鳥原小屋−5:10金山沢（水場）−6:20中ツル方面との合流−6:30朝日鉱泉
| 天候 | 22日 晴れ時々曇り（15:00以降ガス） 23日 ガス（稜線沿い）（大朝日より東側は晴れ時々曇り） 24日 晴れ時々曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス タクシー
22日 6:05鶴岡駅、ご夫婦がタクシーとのことで同乗（7:45のバスの予定であった） 鶴岡駅6:50発−泡滝ダム8:00着 24日 7:30朝日鉱泉発−左沢駅8:40 駅発8:56 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
泡滝に登山ポストがありません。 小屋の管理人さんが、「どちらに行くの？、どこに泊まる予定？」と聞いてくれます。これが、小屋の人数管理と登山者管理のようです。 道は、ほとんど鮮明です。下草刈りなど、手入れが行き届いています。 （大変ありがたく、感謝です！！） ピンクテープ等は、ほとんどありませんが、ここを歩く人であれば、多少わかりにくいところでも、自分でルートファイディングはできるでしょう。 （恥ずかしいですが、わたしは、小朝日岳への直登分岐を見逃しました。） |
写真
ここまで、タクシーで1:10で、15000円です。
りっぱな吊り橋ですから、渡るのかと思ってしまいました。
登山道は、渡らず、向かって左岸を行きます。
膝の高さと、腰の高さに、ワイヤーが通されており、安心できます。
看板は「タキタロウ山荘」、となっています。
なかなかの立地条件です。
まだまだ、ヒメサユリは見頃です。
右の雪渓が、碧玉水の元でしょうか。
まだ、クリアですね。
1階に6人、2階に7人、でした。
水は、がんがん出ています。
天気は、ガスです。
とてもきれいです。
ここも、小屋の前で、水は、がんがん出ています。
登りが、かなりありましたので、かなり、立派な山でしょう。
残念ながら、視界無し。
（別に変ではないですが、帰ってきてから読むと、気になりますね、）
唯一、ここだけは、室内で、トイレの臭いがきつくしていました。
（足に余裕があれば、他の小屋をお勧めします。）
印刷か、彫刻か、うすくなって、よく読めません。
（いわれは、書いていなかったと思います。）
大朝日岳から東方面は、ガスもなく、これから歩く稜線が全て見えます。本日は、西の風で、1800m程度の高さの雲が来ているようです。
寒さ、風、ガス、の対策で着てきた雨具を、ここで脱ぎましょう。
日焼け止めもつけていきましょう。
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本日は、西の風で、1800m程度の高さの雲が来ているようです。
寒さ、風、ガス、の対策で着てきた雨具を、ここで脱ぎましょう。
日焼け止めもつけていきましょう。
目の前が、登り返しの小朝日岳です。
東北の山らしくない、切り立った岩峰です。
小朝日岳とハナヌキ峰の分岐に来てしまいました。
直登の分岐を見落としたようです。
ちょっと一休み。
おにぎりでも食べましょう。
下に見えるように、ここからは、直の下りです。
でも、その先は、穏やかそうです。
この配慮の細やかさに、思わず、2枚も写真を撮ってしまいました。
北アルプスの朝日岳から白馬岳の間にある木道は、雨の日、ツルツルで、したたかに尻を打ちました。骨折もあると聞きます。
施工は土木業者でも、仕様と、金は、役人だろうな。
骨折もあると聞きます。
施工は土木業者でも、仕様と、金は、役人だろうな。
湿原に出ました。小寺鉱泉への分岐です。少し行くと、白滝コースへの分岐があります。
その先に、朝日鉱泉と鳥原小屋の分岐があります。
少し行くと、白滝コースへの分岐があります。
その先に、朝日鉱泉と鳥原小屋の分岐があります。
手前の水場（きれいな小川です）の横を通り抜け、朝日嶽神社の鳥居を抜けると、朝日嶽神社の横に鳥原小屋が併設されています。（注意、逆ではありません。）
（注意、逆ではありません。）
空が明るくなっています。
7:40の朝日鉱泉のバスに乗りたいと思います。
最後の川を渡る、吊り橋です。橋の踏みだしと、最後のところが、腰のあたりにワイヤーがなく、非常に怖いです。
（すこし、ビビリました。）
橋の踏みだしと、最後のところが、腰のあたりにワイヤーがなく、非常に怖いです。
（すこし、ビビリました。）
感想
東北の、女性らしい、たおやかな、朝日連邦に行って来ました。
夜行バスで、鶴岡駅まで行き、コンビニで食料を買い、バスターミナルに戻ってきました。
6：30バス案内の女性がもう出ていましたので、
「駅の近くで、なにか、食べさせてくれるところはありませんか？」
「駅前に、ミスタードーナッツがありますが、7：00からです。」
「駅のコンビニもやっていますよ。」
丁重に、礼を言い、駅に向かいます。2〜3分です。
駅に行きますと、
登山姿のご夫婦が、タクシーの方に行くではありませんか、ーーー
「どちら方面に行かれるのですか？」
「泡滝に行きます。タクシーを予約してあるので、探しているのです。」
「よかったら、わたしも、同乗させていただけませんか。」
「こっちは、費用が助かりますので、おお助かりです。」
「では、お願いします。」
ミスタードーナッツの飲茶、費用の安いバス、と魅力はありますが、1時間早く行ける誘惑には勝てません。
8:00に泡滝に到着し、急いで買った朝食用の味噌焼きおにぎりを食べ、靴下をはき、登る用意に入ります。
ご夫婦は、「私たちは、ゆっくりですから、途中で抜いていってください。」と先に行かれました。
水は途中で汲めばいいか、と用意していません。（500mlを2本はあります。）
歩き出し、途中で、ご夫婦をぬかさせていただき、さらに行きますが、水場がありません。
ま、それでも、七曲がりの急坂の前で、採れましたが、−−
（2時間近くはありますので、みなさん事前の用意を、−−）
ずっと、川添いを歩いてきて、突然、急坂に入ります。
登り詰めると、大鳥池をせき止めている堰の上です。
平らなところを少し歩いていくと、大鳥小屋に出ます。小屋の看板には、「タキタロウ山荘」とでています。
タキタロウ伝説の池のようです。
「どこへ行きますか？、今日はどこまで行きますか？」と管理人さんが聞いてきます。各小屋の管理人さんで連絡を取り合い、人数把握をしているようです。
「オツボ峰経由で、狐穴小屋まで行こうと思います。」
と話して、出発します。
歩き出して、池の端から振り返ると、タキタロウ山荘が小高いところにあり、絵になっていました。
すぐ、オツボ峰への分岐で左に、ここから一気に尾根まで登りです。
灌木林をぬけると、目の前に、オツボ峰から以東岳への稜線が見えてきます。
以東岳までが花の宝庫のようです。ヒメサユリ、キスゲ、など、いっぱい咲いています。
広い笹原の中を、緩やかなアップダウンを繰り返し、以東岳まで、ーーー
狐穴小屋までは、まだ、2時間あまり、水が500mlが1本と心配になり、碧玉水を汲みに、北側の以東小屋まで下りていきます。
小屋前に、情勢の管理人さんが出ていて、
「碧玉水は、下に下がってしまって、10分ぐらいは掛かります。」
「わかりました。500mlはありますので、それで、狐穴小屋まで行きます。」
「いま汲んできたところです。500mlぐらいなら、お分けしますよ。」
「ありがとうございます。」
以東岳から、大きく下り、ずっと下り、狐穴小屋へ、です。
15:00ぐらいから、ガスが出て来始め、狐穴小屋に着いたときは、西の風にガスが乗ってきていました。
狐穴小屋は、2階だけのマッチ箱のような作りです。
（冬の積雪のため、2階までの梯子と、出入り口があります。）
小屋前で、水は流し放題に出ています。
一階に6人ほど、二階にも6人ほどです。
管理人さんに、遅く着いたことを詫び、管理料1500円と缶ビール代800円を払います。
（どの小屋も、同じような作りでした。とてもきれいでした。）
朝、外はガスで真っ白です。風もかなり強そうです。
太陽が昇り、温度が上がれば、好転するかもしれない。と期待し、出発します。
稜線上は、西風が強く、ガスを運んできます。
体温をとられるのを防ぐため、雨具装備で出ます。
霧の付いた木や、葉で、ぐっしょり濡れます。
なだらかな稜線を、ずっと歩きます。晴れていれば、すばらしいことでしょう。
登山道は、小屋から、すぐに北寒江山への登りとなり、その後はなだらかに竜門小屋へ続きます。
竜門小屋の前にも豊富な水が出ています。
途中ですれ違った二人組が、「昨日は、竜門小屋は二人だけでした。」、と
竜門山から西朝日岳へ、ずっと登りで、結構きつい。
花も、雪渓も、たっぷりあります。
代朝日岳に向かうと、金玉水に出ます。これも、残雪の融雪水のようです。
雪渓の下まで行かないと、汲めないようです。
（手軽に水を汲めるのは、大鳥小屋、狐穴小屋、竜門小屋、鳥原小屋、です。）
大朝日小屋に着きましたので、中に入ってみると、作りはほとんど同じだと思いますが、トイレの臭いが鼻を突きます。
混み合って、入口近くに寝たら大変でしょう。
まだ、10:00ですから、大朝日岳への登頂をやめて、急げば、朝日鉱泉の14:30のバスに間に合うでしょう。
そんなに急ぐこともあるまい。と思い直し、山頂へ、−−−
山頂では、山の西側はガスでなにも見えません。しかし、東側は、ちょっと霞んではいますが、晴れ時々曇り、状況です。
雨具を脱ぎ、日焼け止めを付け、小朝日岳へ下ります。
この下りは結構きついですね。！
だんだん、目の前に、小朝日岳が見えてきますが、東北の山とはおもえない、急峻な岩峰です。
この直登はきついな、と思いながら、登り始めると、小寺鉱泉から来た人に、
「あと、どのくらい下りますか？」「小屋までどのくらいですか？」と聞かれている内に、知らず知らずに、小寺鉱泉方面の巻き道に行ってしまいました。
反対側から、小朝日岳へ登り返しです。
登ったらすぐ、鳥原側へ下ります。ここは、登りも下りも急、急、です。
高度も下がってきましたし、晴れても来ましたので、あつい、あつい！！
やがて、湿原に出てきます。
湿原の木道を見て、目を見張りました。
木道の上に金網が張ってあります。
「すばらしい！！。雨で木道が濡れている日にも、すべらない。」
この思いやりに、脱帽でした。
全国の木道設置業者、木道管理の役人、これを見習え！！！！！
湿原の先に、鳥原小屋があります。
水場の小川の横を通り、朝日嶽神社の鳥居をくぐると、神社に併設されて、鳥原小屋があります。
14:00ですが、もうお休みです。ここでゆっくりです。
宿泊は5人になりました。
朝日鉱泉 7:40のバスに乗るべく、4:30に出発です。
ひたすらの下りで、金山沢へ、50分で着いてしまいます。
水も各所で出ています。
ここからが、以外と長いんですよ。
まだかと思うほど、下りもせず、尾根筋を行きます。そして、最後に一気に川まで下りです。
朝日鉱泉の手前で、ダムの上の吊り橋を渡ります。
吊り橋のワイヤーの組み方が、粗く、横に張ってあるワイヤーが、渡り始めと終わりの所では、ふくらはぎぐらいの高さのものしかありません。
結構、怖かったですよ。
そして、朝日鉱泉です。ロッジのような、しゃれた作りです。
「乗車券をください。それと、入浴できます。とありますが、ーー」
「タクシー乗車券2500円、入浴は、昨日の看板で取り込み忘れです。」
「水でもいいですから、シャワーを貸してください。」
「待ってください。すぐボイラーをつけます。でないと、お金を取れませんから、」
ということで、通常500円の入浴代を、300円で、お湯シャワーを使わせていただきました。
これも、ありがとうございました。
そして、とっても冷えたビール中瓶600円、ゆっくり味わわせて頂きました。。
7:20に来たタクシーで、他の3人と駅へ、−−−
「朝の客は、今年初めてだよ。」
「へえ、少ないんですね。」
「客がいなきゃこないんだよ。昼は必ず来るけどね。」
「ということは、泊まりのご夫婦がいなければ、私は下りてきても、この便はなかったということですか？」
「そうだよ。事前に連絡をくれないと、−−−」
今から行かれるみなさん、携帯は、大朝日岳から鳥原では全て通じますから、事前に連絡を入れましょう。
長文で、失礼いたしました。
お読みいただき、ありがとうございました。
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