鹿島槍・爺ヶ岳 雨に耐えたご褒美は絶景とライチョウ!

- GPS
- 56:00
- 距離
- 22.6km
- 登り
- 2,478m
- 下り
- 2,478m
コースタイム
- 山行
- 7:29
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 7:41
- 山行
- 7:56
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 9:35
| 天候 | 1日目 曇、雨 2日目 晴、曇 3日目 晴、曇 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
| アクセス | |
| コース状況/ 危険箇所等 |
鹿島槍南峰から北峰は道が狭く、足場もよくないところを通るので注意 種池山荘、冷池山荘に貼られているコースタイムでは25分となっているが、まずそのタイムでは無理 |
| その他周辺情報 | 薬師の湯 冷池山荘に割引券あり 種池山荘にもあるらしいけど見当たらなかった |
写真
感想
1日目は生憎の空模様。
扇沢に到着した頃は雨はほとんどやんでいたのに、登り始めて30分くらいで降りだし、それから降ったりやんだりを繰り返す。
時折強く降るので、途中でカッパ着用。
暑い〜
お昼も立ったまま食べるしかなく、全く美味しくない。
もう途中で食べたくないと思ったけど、先は長く、食べないと持たないので無理やり食べ、すぐに歩き出す。
カッパが暑くてたまらないし、足元も気にしながら歩くので、思うように進めず、すごく疲れる。
何の修行だ〜
そんな中、自転車を押している人とすれ違う。
聞くと、五竜方面から縦走してきたとか。
わざわざ使うことができない大きな荷物を持つなんて・・・
途中で雨はやんで、種池山荘につくころには青空も。
ここがゴールならいいけど、まだ先があるので、少し休憩して再び歩き出す。
しばらく歩くとまた雲が広がり、先の道はあまり見えない状態。
左側ばかりが濡れて、髪の毛からはしずくがボタポタ落ちて気持ち悪い。
爺ヶ岳を過ぎてからも歩いても歩いてもまだ山荘が見えず、また雨も降りだし、テンション下がりまくり・・・
それでも足を前に進めている限りはいつか目的地に。
やっとの思いで冷池山荘に到着。
受付を済ませると、山荘のスタッフにまだ到着しない人が数人いて、見かけなかったか聞かれた。
かなり遅いから最後だと思ったし、見える範囲では自分より後ろを歩く人はいなかったけど、見えないくらい離れていたのかもしれない。
汗で濡れてるのか雨で濡れてるのかとにかくベタベタ状態で気持ち悪いので、着替える。
広い更衣室があってありがたいけど、喫煙室が近くて煙草のニオイが気になった。
着替えてさっぱりし、やっと落ち着く。
ベンチで本を見ていたら、眠気が・・・
ひと寝入りする時間もなく夕食時間となり、夕食後は談話室で過ごし、就寝。
2日目の朝、食事の開始時間と日の出の時間が重なっていたので、日の出後に朝食をとるつもりで外にいると、数回、朝食時間は始まっているという放送が入る。
日の出は泊まりの登山では大事なイベントだし、ゆっくり楽しみたかったので、朝食は頼まなければよかったと思った。
朝食後、荷物の多くを小屋にデポして鹿島槍へと向かう。
出発は6時過ぎだったけど、もうすでにほとんどの人が出かけていた。
みんなすごく早いと思ったけど、私が遅いのか・・・?
荷物もなく、天気も良いので私にしてはサクサク登り、ほぼコースタイム通りで鹿島槍南峰に到着。
首から一眼レフ下げて写真撮りまくりながらはいつも通り。
鹿島槍は双耳峰。
南峰の向こうには北峰がある。
でもあまり北峰へ向かう人は多くないようで、それもそのはず、どう見ても険しそうな道のり。
カメラはウインドブレーカーの中に入れ、手袋を装着し、出発。
足場とつかむことのできる岩をさがしつつ、慎重に下る。
山荘には南峰から北峰まで25分とあったけど、この道のりで25分で行ける人はほとんどいないだろう・・・
平坦な道であればそれで行けるだろうけど、私は倍くらいかかった・・・
南峰に戻ると、雲がかなり増え、遠くの山は見えなくなった。
少しおなかがすいたのでパンをかじりながら休憩し、下山開始。
登山道を境に東側は雲だらけ。
気流の関係か、東側でどんどん湧いてくる雲は、ほとんどが折り返すように東側にたまる。
見ていると面白いくらい。
下山を続けていると、さすがに疲れが出てくる。
振り返ると結構な道のりで、よく登ったな〜と思える。
だんだん足も痛くなってきて、歩みが遅くなる・・・
冷池山荘に戻ると荷物をピックアップし、30分ほどランチ休憩。
受付の方から、種池山荘をキャンセルし、冷池山荘に泊まるという話をしている声が聞こえてきて、一瞬、同じようにすれば楽になる・・・と思ったけど、翌日の行程が長くなる方がキツイし、まだ限界ではなかったので、種池山荘へ向けて出発。
登りは息が切れるものの、下りほど足に負担がかからず、痛くならないので、息を整えるために立ち止りはするけど、思ったよりも進んでいくことができる。
爺ヶ岳まで来ると、いかにもライチョウがいそうな雰囲気なので、歩きながらも時々周りを見渡す。
すると、爺ヶ岳南峰の分岐近くで、ライチョウらしき姿を発見。
もう少し近い場所で発見した人が立ち止ってみているので、間違いない。
しばらくそのライチョウの行方を追ってみていると、もう少し先の方で、クゥクゥと鳴く声が聞こえてきた。
親が子を呼ぶ声のようなので、親子が見れるかもと声のする方へ歩いていくと、ライチョウらしき姿を発見。
ほとんど動かないので、違うかもと思ったけど、じっと見ていたら首だけが動いた。
さっき鳴いたのがこのライチョウかどうかはわからないけど、周囲に子供の姿は見られなかった。
ライチョウに少し元気をもらい、爺ヶ岳南峰に登る。
その先はもうほとんど下りになる。
でも、疲れた時に下りが続くと、登りよりこたえる。
それでも種池山荘近くのお花畑で写真を撮るくらいの気持ちの余裕は残っていた。
小屋に到着し、受付を済ませ、部屋へ入ると、人がほとんどいない。
到着は遅い方だと思うので、もうこのまま誰も
来ないかもと思っていたら、食事も終わった17時半くらいになって団体が入ってきて埋め尽くされた。
ずいぶん遅い到着だけど、どこから歩いて来たんだろ???
夕食後は談話室で飲みながら本を見ていたけど、眠気が襲ってくる。
19時前くらいだったか、ロビーにあるテレビで天気予報をやるという放送が入り、見に行く。
ストーブがつけられていた。
下界ではあり得ないな・・・
最終日はさっさと朝食を済ませてから日の出を見に出るが、たぶん方向的には爺ヶ岳の方になるので、登らないと見えないようなので、早々に諦め、出発準備。
9時前に登山口に到着、薬師の湯で汗を流してさっぱり。
初日の天気が悪かったこともあるのか、この時期にしては小屋も人が少なくて余裕があり、まったりした雰囲気で良かった。
















こんばんは。
白馬も良いけど此処もイイネ。(*^^)v
扇沢なら立山とか黒部を想像するけど、こんな良い所が有るなんて知らなかった。
地元の強みだね。
写真の枚数も多くて参考になります。
文章も長いけど何かメモしているのですか。?
私にはこんな長文とても書けない。(^_^;)
最後に看板はアルファベットで「Brocken」です。
談話室の名前みたいですね。?
扇沢付近に登山口がある山は爺ヶ岳、鹿島槍の他にも針ノ木、蓮華なんかがあります。
雪渓が有名ですね。
私は立山だと富山側からしか入ったことがないので、扇沢からのイメージは薄いです。
文章は思い出すまま書くので、だらだらと長くなってしまって・・・見づらいですよね。
メモは一切取ってないです。
看板、Brockenでしたか・・・ハングル???と思ってしまいました(笑)
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