爺ヶ岳〜八峰キレット〜五竜岳(誰とも合わなかったキレット歩き)


- GPS
- 15:30
- 距離
- 26.1km
- 登り
- 3,256m
- 下り
- 3,262m
コースタイム
- 山行
- 4:35
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 4:52
- 山行
- 9:23
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 10:32
天候 | どっちも晴れ時々曇りの良い天気でした |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
6:17発の信濃大町行きに乗車して終点下車。 7:05発の扇沢行きのバスにて登山口へ。 我ながら良い計画だなと。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
扇沢〜五竜山荘までは、登山道ならではのそれなりの道ではあるがそんなに気にするところは無かった。 私の核心は五竜山荘から西遠見 冷池山荘にて、テン場〜鹿島槍ヶ岳南峰で熊目撃情報有りと伺いました。 また、小遠見〜アルプス平駅下山中にも熊らしき影を目撃しました。(向こうが先に気がついた様で、すぐに逃げて行きました) |
写真
感想
冬用のトレーニングメニューの一つに、「北アルプス3大キレット登る」が設定されてたので、第一弾の八峰キレットに行ってきました。
楽しみにしてた山行でしたが、今回は忘れ物のオンパレード。
・靴紐の無い4シーズン登山靴(結局履けずアイゼンも持てず)
・寝る用のマット(全てのものを寝袋の下に入れて過ごす)
・グローブ(手がクサリでサビだらけ)
・バッテリー(充電無くてスマホ50→70%にしかならず)
特に靴のおかげで、普通の道がかなり危険な核心に変わりましたね。
五竜スキー場に車をデポした後、電車とバスで扇沢へ。
柏原新道よりスタート。
天気は良いものの西斜面なので涼しい。いくつかの雪渓トラバース(アイゼンは不要と思う)を越えて種池山荘へ。
爺ヶ岳へ登るくらいから暑いことに気づいたがどうしようもないので歩く。というか真夏になったらどうなるのかという不安に1人で襲われながら、爺ヶ岳はクリア。
冷池山荘へ4時間半と想定外に早く着いてしまったため、「突っ込んでいって西遠見山に泊まろう」と言いましたが、疲れるとのことでおとなしく泊まる。
山荘では越冬ビールなるものがあり、500mlが500円でした。飲んでみるとほのかに冬の味がするようなしないような。
得した感じなので満足!
テン場は相当混むと想定してましたが、まさかの4張。
そして皆さん鹿島槍までの様子。
この梅雨の中日だったのでみんな来ると思ってたので拍子抜けでしたね。
小屋の方からも「鹿島槍から先はまだ誰も確認してないのでお気をつけて」と聞いてちょっと楽しみになる。
時間があまりまくったので、近くの方と話ししたり、シャツ脱いで日焼け、ビール飲む、焼酎飲む、YouTube見る。これらしても4時間しかつぶれない。テントは暑くて寝れない。
早く着くもの難しいもんだなと感じれました。
翌日は起きれず(私が)出発は4:30。
布引山までは東斜面の雪渓歩きでつなぐ。
冬に荷物重くしてたからか、夏のザックはとにかく軽く感じましたね。私は調子良かった気がしました。
鹿島槍北峰以降はもう少し厳しい感じかなと思ってましたが、キレット小屋手前の木製ハシゴ以外は整備のおかげで歩き自体は優しかった。
木製ハシゴは小石が溜まりザレたているので、落石は避けられず。小屋の方に見られながら石落としながらの下降に。
お二人に笑顔で見届けてもらいました。
感じたのは鹿島槍側より五竜側のほうがルート的には大変かなと。特に北尾根の頭と五竜岳間にあるザレザレの登りは、他に人がいるとかなり気を使わないと行けなさそうです。
相方はこのあたりからクタクタでペース落ちました。
さすがに長い距離は馴れないので大変だったでしょうね。ついてきてくれてありがとうございます。
五竜岳からの下りはあの雪渓もないので、山荘までスタスタ下山。
ただ問題はここから。例年白岳から西遠見まで雪が残ってる印象があるも、今回はアプローチシューズでノーアイゼン。
そしてやはり雪渓下りのオンパレード。こんなにアプローチシューズは雪に喰わないかと思いながら、ストック駆使して降りる。
さすがに滑落は無い(止まる方法はある)とは分かってるが、スリルはありました。ここが今回の核心でしたね。
途中熊も出たりとありましたが、無事下山となりました。
初めてののキレットということで少しドキドキしてましたが、それなりに登れるようになったなと。
冬山が役に立ってきた気もしましたので、この夏中頑張って次の冬に備えていきます。
冬の大イベントに向けた夏トレーニング第一弾で八峰キレットを選択。
やり切れるか不安でしたが、行けなきゃ今後の計画総崩れだと思い直し、気合いを入れました。
ほど良い暑さと風+いい天気で何とか乗り切れました。いつも通り汗だくですが。。
ルートもテン場も総じて人が少なく、我ながら季節的にも良い計画だったと思います。
冷池山荘で鹿島槍ヶ岳南峰~五竜岳はまだ行ってないと聞き、ちょっと心が折れそうでしたが、キレットに雪はなく、学びの多い山行となり、行って良かったとつくづく思いました。
なんだかんだで、1番怖かったのは西遠見尾根の下りでした。
コメント
この記録に関連する登山ルート

こんにちは。
慣れや経験にもよりますが、五竜の白岳〜西遠見の下りはアイゼン無いと恐いと思います。
相方はアイゼンでも恐いと言ってましたので。
扇沢〜種池山荘はトラバースのみでしたので、私は気にはなりませんでしたね。
やはりアイゼン持っていきます。
アドバイス、ありがとうございました。
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