五竜岳、鹿島槍ヶ岳幕営縦走


- GPS
- 26:48
- 距離
- 28.0km
- 登り
- 2,923m
- 下り
- 3,047m
コースタイム
- 山行
- 5:04
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 5:45
- 山行
- 5:18
- 休憩
- 2:32
- 合計
- 7:50
- 山行
- 6:49
- 休憩
- 2:28
- 合計
- 9:17
天候 | 8/29(金)晴れ 8/30(土)曇霧後晴れ 8/31(日)快晴後晴れ 9/1(月)快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
9/1(月)帰りは扇沢からバスと電車、シャトルバスを乗り継いでエスカルプラザの駐車場へもどり車を回収。 扇沢駅/アルピコ交通長野 ↓ 09:55〜10:24 ↓ アルピコ交通長野・扇沢線(信濃大町駅−扇沢駅) 信濃大町駅行 ■北大町/アルピコ交通長野 ↓ 10:25〜10:30 ↓ 徒歩 ■北大町 ↓ 10:36〜11:06 ↓ JR大糸線 南小谷行 ■神城 ↓11:20〜11:23 ↓エスカルプラザの無料シャトルバス ■エスカルプラザ --- (運賃内訳) 扇沢駅/アルピコ交通長野〜北大町/アルピコ交通長野 1,530円 北大町〜神城 330円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
▼五竜山荘〜鹿島槍南峰(写真参照) ほぼずっと岩稜歩き、鎖場多数。踏み外したら転落必至な場所多数あるが、そういう場所には鎖やハシゴがあり、バランスよくしっかり捕まれば問題なし、岩場に鳴れていれば鎖に触れずに歩けるところがほとんど。ただ、万一バランスを崩したときのためにすぐに鎖が捕まれる状態で歩く必要はあり。 岩にはペンキ印があり、これをチェックしながら歩けばルートミスは防げるが、五竜岳⇒鹿島槍南峰間はわかり難いところが数カ所あり、要注意。 全体にアップダウン(急登、急降下)が多く平坦部が少ないので、体力と時間を要す。 |
写真
ここは天場一人2,000円×2人で水(沢の水で煮沸不要)一人1Lサービス付き。お湯は1L300円で良心的。
五竜山荘が煮沸必要な天水でコンロを結構使ってガスが足りなそうだったので、お湯は助かりました。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
飲料
コンパス
笛
ヘッドランプ
GPS
予備電池
筆記用具
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
スマホ
時計
サングラス
ストック1本
カメラ
シェラフ
ヘルメット
エアマット
|
---|---|
共同装備 |
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
ファーストエイドキット
針金
2人用テント1式
テントマット
充電用バッテリー
ラジオ
水ポリ
虫除け
|
感想
2800m以上の山稜まで2人用テントを担ぎ上げて妻と連れての本格縦走は、2018年九月の木曽駒ー空木岳縦走以来。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1587323.html
でもこれは2600mm超の千畳敷までロープウェイで登っているので、登りもがっつり登る3000m峰登山としては調べてみたらなんと2017年秋の北穂高以来8年ぶり。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1285993.html
その他の本格テント山行としては
2018年夏の幌尻岳
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1554056.html
そして直近でも昨年夏のトムラウシ以来1年ぶりとなります。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7108295.html
その間、ウルトラライトなソロ&ツェルト泊では何度かハードな北アのロング縦走をやりましたが⇒
2019/8月;剱岳;長次郎谷↑平蔵谷↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1926423.html
2017/8月;早月尾根⇒剱岳⇒立山⇒赤牛岳⇒槍⇒奥丸山⇒新穂高
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1226154.html
2016/8月;"穂高岳外輪山”クリヤ谷→笠ヶ岳→双六岳→槍ヶ岳→西岳→大天井岳→常念岳→蝶ヶ岳→大滝山→霞沢岳→大正池→中尾峠→中尾温泉
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-941799.html
そして、この八峰キレットを通る鹿島槍五竜縦走は13年夏のツエルト山行以来3回目となります。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-334724.html
前回は蓮華岳から親不知までをわずか4日、鹿島槍ヶ岳(南峰)から五竜山荘までは今回が2日で合計11時間かかりましたが、その時はツエルト泊装備&4日分の食料を背負ってたったの4時間で駆け抜けており、この時の記録を見返して自分でびっくりしています。鎖場等の難所もあまり記憶がなく、ただ黙々と何も考えずに歩いていたのかもしれません。
今回は妻のペースでじっくりゆっくり歩いたので、五竜岳付近を除いて絶えず大展望の好天に恵まれて、最高の岩稜漫歩となりました。
難所も難所としてしっかり認識しながら歩いたので、高速で足元だけ見て歩くのと違って帰って緊張感を持って岩場歩きを楽しめました。
この時期は秋雨前線や台風、周期的に来る低気圧等の影響で、天気が長続きすることは珍しいですが、今回もちょうどこの4日間が奇跡的に好天に恵まれました。
今年は遠出するときは必ずと言っていいほど登山予定日が好天に恵まれて今のところ最高の年となっています。調べたら登山中に雨に降られたのは上述の昨年8月のトムラウシが最後で、この時も下山直前の2時間程度が通り雨にやられただけで、その前な昨年7月の大雪高原から緑岳を目指したときになります。この間120日以上歩いていますが、ほとんどが晴天でした。以前の私は曇りや霧が多くて雲男だったのですが、すっかり晴れ男になりました。
今年は熊被害が全国的に広がっていますが、この鹿島槍付近も例外ではなく、山頂で登山者が弁当を取られるという前代未聞の事件が起こったばかりらしく、冷池や種池の天場も幕営自粛になる異常事態でした。対策として、北海道ではいつも持ち歩く熊撃退スプレーを持っていきましたが、特に熊に遭遇することはありませんでした。種池の天場にも出没したらしいですが、特に幕営禁止ではなく、注意するようにというアドバイスだけで幕営は可能でした。枕元に熊撃退スプレーを置いて寝ましたが、特に何事もなく、おそらく普段よりも静かな夜を快適に過ごすことができました。
熊という点では、先日行った北海道のマイナーな山々の方がよっぽど緊張感がありました。
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